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中国山東省の”四川風火鍋の素”
先日、ドン・キホーテで買ってきた火鍋の素。
日本で売られている中国製の火鍋の素は、本場四川省製造のものが圧倒的に多いです。
しかし、この火鍋の素は違いました。
中国の山東省のメーカーが作っています。
販売者が”済南宜和食品有限公司”で、製造者が”煙台欣和企業食品有限公司”となっています。どちらも山東省の会社です。
中国の食品って、パッケージにいろんなロゴやブランド名を載せたがる傾向にあるので、一体どれがブランド名で会社名なのかわかりにくい!
この商品も、パッケージの一番上に製造者である『欣和』のロゴが書いてあるし、でも販売者は済南宜和食品となっています。
さらに、『味達美(Wei Da Mei)』というのは商品ブランドになるのかな? それともシリーズ名なのかな?
中国食品を掲載するときは、結局どれをメーカー名にすればいいのか、いつも悩みます。
山東省は四川省よりも北京や上海に近いところに位置し、あまり辛いものは食べないようなイメージがあります。
あくまでも僕個人の勝手なイメージですが、アッサリ系の海鮮料理をよく食べていそうなイメージです。
商品名は『川香麻辣火鍋底料』です。”川香”というのは”四川風味”というような意味だと思うので、「四川風麻辣火鍋スープの素」ということになります。
山東省のメーカーが作った四川料理の素。
東京のメーカーが沖縄そばを作ってるようなものでしょうかね。
「麻辣鲜香 清油不腻」というのは、「麻辣で香り高く、油っこくない」というようなニュアンスでしょうか。
パッケージ裏面には”川香麻辣火鍋”についての解説が書かれています。
「この商品は、プロのシェフと共同開発していて、伝統的な手法で作られています。
牛のセンマイ、ガチョウの腸、アヒルの砂嚢などと一緒に調理することをお勧めします。」的なことが書かれています。
そんなレアな具材は準備できないので、スタンダードな日本の鍋料理の具材で作ります。
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どこで買った? いくらだった?
ドン・キホーテ(市原店)にて購入。
購入価格は、税込みで214円でした。
楽天やamazonでも通販されているので、日本人向けにも流通されているようです。
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原材料など
油は大豆油と菜種油ベースです。 四川の火鍋の素は豆板醤ベースなことが多いですが、この商品は醤油がメインになっている?
というか、四川風火鍋の素に醤油が使われているのは珍しいかもしれません。
豆板醤(”大豆みそ”と書いてあるのがそうかな?)の含有量は少なそうです。
旨味調味料系は、酵母エキスとアミノ酸等が両方使われています。
開封
パッケージの中にはレトルトパウチが入ってました。
火鍋の素がレトルトパウチになっているのは珍しいかもしれません。
四川産の火鍋の素は、大抵は中身が見えるシースルーのプラスティックパックに入っている事が多いですから。
作り方
火鍋の素一袋を1000mlのお湯か豚骨スープで溶いて沸騰させ、お好みの具材をしゃぶしゃぶして食べます。
「しゃぶしゃぶしてお召し上がりください」って書いてありますね。
なんだか、かわいい(笑)
そう、中国の火鍋の本来の食べ方は、日本の”しゃぶしゃぶ”同様に、火鍋スープの中にその都度具材を入れて”しゃぶしゃぶして”から、別途用意した火鍋専用のつけだれに漬けて食べます。
でも、僕はめんどくさいので、火鍋スープが沸騰したら、具材をいっぺんに全部ぶち込んで、野菜が柔らかくなるまで煮込んでから食べます。
そうすると具材がやわ楽なるし、スープの味が染み込むので、タレにつける必要はなくそのまま食べても美味しいからです。
では作ってみます。
鍋に火鍋の素を開けたところ。
フラッシュを焚いているので赤く写ってますが、実際はもっと黒っぽく見えます。(鍋が黒いからというのもあるでしょうけど。)
水を分量通り(1,000cc)入れ、沸騰したら具材を入れて煮込みます。
ラー油の色がいい色です。
今回入れた具材は・・・・
キャベツ、ニラ、豚バラ肉、牛ばら肉ニラ、ニンニク、韓国餃子、餅、椎茸、エノキ、舞茸、しめじ、春雨
です。
出来上がりはこんな感じ。
画像だと、火鍋というよりも韓国のプデチゲ(部隊チゲ)みたいに見える。
食べてみると・・・・。
おっと!! 油断して食べたら、むせてしまいました!!!
なんだこれは! 意外と辛いぞ??
今まで、色々な四川の火鍋の素を食べてきましたが、 本場四川製の火鍋の素よりも辛いかもしれません。
ちゃんと麻辣です。 山東省、侮れないな!
というか、麻味(痺れ)は本来の花椒の痺れと若干違うような痺れ感な気がします。
唐辛子の辛さも、四川のものよりちょっとトゲがある感じで、シャープな辛さです。
朝天辣椒よりも普通の唐辛子(細長い鷹の爪のようなもの)をメインに使っている?
そして、視線の火鍋の素よりも確かにアッサリしている気がします。
まあ、四川の火鍋の素は、牛脂や、牛脂、ショートニングが使われたりすることが多いですからね。(植物油も使う)
もちろんこの商品も植物油はそれなりに入っているので、これはこれで脂っこいんですけどね。
最近、ずっと牛油(牛脂)ベースの火鍋ばかり食べてたので、これをアッサリと感じてしまうのが怖い。(もちろん四川にも植物油ベースの火鍋はありますが、牛脂の方が高級とされています。)
油たっぷりだからか、鍋を火にかけてなくても(保温しなくても)最後まで熱々のまま食べることができました。というのも、油がスープに蓋をするので、保温されるからなんです。
ということで、意外や意外、本場以上に辛さが感じられる火鍋の素でした。
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