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“韓国カップ麺風” のカップ麺
僕は日本に輸入されている韓国のカップ麺はほぼ全種類食べたことがあると自負しているのですが、ある日カルディ（KALDI）で、見た事がない韓国のカップ麺を発見しました。
ハングルで『해물 찌개맛 라면』と書かれています。
「シーフード鍋味ラーメン」という意味です。
맛있게맵다!（美味しくて辛い）と韓国語でセリフを言う唐辛子君のイラスト。
あまりにもハングルがメインのパッケージなので、てっきり韓国直輸入の韓国製ラーメンかと思ってましたが、太平食品（サンヨー食品の子会社）が製造する日本製でした。
このパッケージは、韓国製と錯覚させるのを狙っているのでしょうか？
最近は本場ものが売れますからねぇ。
僕が子供の頃は、韓国のインスタント麺なんて錦糸町とか新大久保とかの韓国食品店などに行かないと買えませんでした。当時は、当然ながら韓流グッズ的な店舗はなく、純粋に在日韓国人向けのお店しかありませんでした。僕はそこで韓国のテレビ番組を録画したビデオテープや、韓国音楽のCDとかを買ってました。（意味はわからなくても異国の文化に触れられるのが子供心に楽しくて、韓国語の勉強とかもしましたが、日本に韓流ブームがきてすっかり冷めてしまいました。（歌手のBoAが日本でデビューして日本語で歌うようになった頃かな）
今や日本の街を歩いていると洋楽並みに韓国語の歌が普通に流れてくるし、韓国のインスタントラーメンはコンビニやスーパーで普通に売られるくらいに身近なものになりました。インスタント麺どころか韓国のお菓子などもコンビニで普通に売られています。韓国物産の店も増えましたし、韓流ブームを通り越して当たり前になっています。
カルディもそこにはしっかりと目をつけているようです。
ちょっと前にカルディで「韓国食堂フェア」なるものをやってましたが、韓国から輸入された食品ではなく、国産の自社ブランドの韓国風食品を多く扱っていました。（もちろん日本人向けにアレンジされている） 僕は、現地のものが食べたいのに！
カルディは、自社ブランドのものを多く出すようになってからあまり面白く無くなってしまったと思うんです。 カルディは輸入食品の多くも自社輸入のものに切り替えてますし、そのうち全商品カルディオリジナルにするんじゃないか？くらいの勢いに見えます。
僕は本物が食べたいんですけどね・・・
この人も僕と同じようなことを思ったみたいです⬇︎
まあ、”失敗”ではなく、うまく日本人向けにうまくアレンジして受け入れられているので”成功”だとは思うんですけどね。
カルディは流行り物の食品（国産、輸入品を問わず）をパク・・・いや、真似して自社ブランド（OEM製品）にして販売する事が多いんですよね。
このラーメンも、本場の韓国インスタント麺っぽく見せるためにわざとハングルの商品名を大きくしたのでしょう。
パッケージ買いをする人は多いのかもしれませんが、きっとこのハングルを読める人はほとんどいないと思いますけどね。 雰囲気で買うのかな？
あ、僕はカルディは嫌いじゃないですよ。 今でもたまに覗きます。でも以前よりは買い物はあまりしなくなりました。 カルディは商品の入れ替えも激しくて、せっかく気に入った商品を見つけても、次に行ったら販売終了になっていることが多いです。 流行り物を探してはOEMで自社ブランドで一気に作って売り切るというやり方をしているのかもしれません。そして売れ行きが良いもは残して定番化している感じでしょうか。
多分、この海鮮チゲラーメンも、製造した分を売り切ったら終わりかもしれません。
韓国はシーフードラーメンが多い（気がする）
ちなみに、韓国はなぜかシーフード系のインスタントラーメンが多いです。チャンポンとか。
特に”シーフード”と書かれていなくても、具にワカメや昆布が入っていたりします。
ビーフラーメンにワカメが入っていたりとか。
どうでもいい話ですが、僕が一番好きな韓国ラーメンは、『ノグリうどん（ノグリラーメン）』です。具にはワカメ、コンブ、イカが使われたピリ辛のシーフードスープのインスタント麺です。カップヴァージョンもありますが、袋麺の方が美味しい。
どこで買った？ 価格は？
当然ながらカルディで食べました。
価格は、税込みで210円でした。 昨今、カップ麺が値上がりしているので、それを考えると良心的な価格設定です。まあ自社販売なので、中間コストを省くことができるからでしょう。
原材料、栄養成分表示
スープの原材料で一番多いのが”糖類”というのが、いかにも日本っぽいです。（原材料は使用量の多い順番に表記しなければならない）
韓国も甘辛な文化ではありますが、さすがにスープの一番上に糖類がくることはないと思います。
あと、具のキャベツとカニ風味かまぼこも日本っぽいですね。
韓国風を醸し出しながらも、完全に日本人向けに作られている感じが原材料からも読み取れます。
内容量はそれほど多くないので、カロリーや食塩相当量は多くはないです。
辛さに関する注意書きは目立たないところに書かれていましたので、辛さは大したことがないと推測されます。
開封！ 作ります。
別添のスープや具はなく、麺と一緒に粉末スープと具が入っているので、そのままお湯を注ぐだけです。
湯戻し時間は３分です。
湯戻し３分後（混ぜる前）⬇︎
具は、わかめ、キャベツ、カニ風味かまぼこ、イカです。
具はそこそこ入っているように見えます。
ワカメがふやけて大きくなるので、具沢山感が出るんですよね。
キャベツの黄緑、わかめの濃い緑、かまぼこの赤のコントラストのおかげで豪華に見えます。
美味しそう。
食べます。
しっかり混ぜてから食べます。
さすがに甘さが強いです。
嫌になるほどではありませんが、僕的にはちょっと気になるくらいの甘さです。
いかにも糖類的な甘さです。 なぜここまで甘くしたのだろうか・・・。
でも、ちゃんと韓国のインスタント麺の風味は出ています。 日本っぽくない。
ちゃんとシーフード風味が出てますし、”どこかで食べたことがあるような韓国のインスタント麺の味”がします。 ちょっと甘すぎですが、韓国のインスタント麺の雰囲気を出せているとは思います。
スープの味も美味しいと思います。 ちょっと甘すぎですが（←しつこい）
今や、韓国製のインスタント麺がコンビニやスーパーで当たり前のように売られる時代。日本人も本場の味に慣れてきているでしょうし、もっと甘さを抑えても良かっただろうに・・・。いや、日本人はこれくらい甘くないと納得しないのかも？ なんだかんだ韓国製品を敬遠する人もいますし、日本製の日本人向けにアレンジされた日本製の韓国風商品の方が売れるのかもしれません。
辛さは？
辛さは控えめのピリ辛で、韓国の一般的なラーメンよりも辛くないです。
韓国のインスタントラーメンって、”辛い”と書かれていなくても辛かったりしますからね。
日本で一番有名な韓国ラーメンは「辛ラーメン」だと思いますが、辛ラーメンよりも辛さは弱いです。
さすがに一般向けの辛さだと思います。
一般的に「辛いもの好き」を自称する人なら問題なく食べられる辛さです。
決して激辛ではありません。
アレンジ
味変としては、粉末ニンニクと粉末の韓国唐辛子を入れるといいと思います。
また、ごま油系のラー油も良いかと。
試してませんが、チーズを入れるとプデチゲ風になるかも？
まとめ
まあ、僕は一度食べれば満足でした。 リピート買いはないかな。
価格は２１０円なので、カップ麺としては安くも高くもありませんが、これを買うなら韓国から輸入された韓国のインスタント麺を買った方が満足感はあるかな。韓国製のインスタント麺の方が安く買えますからね。 （でも最近は韓国のインスタント麺をすごい高値で売っているお店も多いです。）
本物の方が安くて美味しい。（品質はどうだか分かりませんがw）
昨今の食料品値上げによって、韓国ラーメンも値段は上がってますが、それでも日本のインスタント麺よりは安いです。
当たり前ですが、昔はもっと安かった。僕が言う昔とは、”冬のソナタが流行って日本が第一次韓流ブームになるよりも前”だから、２０年以上前かな？）
その頃は韓国の袋入りラーメンは日本でも百円切って売られてましたからね。
例えば、ノグリウドンは１袋８０円くらいだったかな？ 50円くらいで売っているところもあったかも。 今は安くても１３０円くらいします。 高いお店だと２５０円くらいで売っていてびっくりします。特に日本人向けの韓流ショップとかだと高いですね。
韓国のインスタント麺や食料品を買うなら、在日韓国人向けのお店で買うのが賢明です。
雑談（アウトレットって・・・）
先日、某アウトレットモールに韓国商品専門店（韓国の食品、化粧品、雑貨などが売られている）が出店されていたので入ってみたら、どれもこれもすごい高値で売られていて、何も買わずに出てきました。ラーメンなどは僕が普段買っている2倍〜３倍の値段で、何がどうアウトレットなんだか・・・。
相場に疎く「アウトレットモール内にあるお店だから安く買えるかも」と思っている人を狙っているのかもしれません。
最近のアウトレットモールは、アウトレットで販売するために作った商品（アウトレット専売品）が大量に売られていたりするので面白くなくなりました。 アウトレットモールをメインに出店している有名舶来ブランドもありますからね。アウトレットで販売する用に品質を落として中国などで製造し、実際にその価格では販売することのない高い定価付けて「70%OFF」とかやったりしてます。本来の”アウトレット”から脱線しているアウトレット商法・・・。
アウトレットモールで本当にお得な商品を見つけるのは、今やとても難しくなりました。
僕も１０代〜２０代までは全身をブランド品で固めたりしてたりしましたが、最近はブランドにこだわらず実用性とデザインで選ぶようになりました。 食に関してはずっと味重視ですけど。