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宮﨑辛麺のお店 “輪” 監修の辛麺
セブンイレブンの弁当コーナーで新商品を発見しました。
宮崎にある辛麺のお店 “輪(りん)”が監修したラーメン(辛麺)です。レンジで温めて調理するやつです。
僕は “輪”の宮崎の実店舗には行ったことがないですが、”輪”の支店である”一輪”では食べたことがあります。 東京に支店を出すにあたって、支店の方は名前を変えているらしい?なぜ同じ名前にしなかったんでしょうかね?パクリ店と勘違いされそう! お互いの公式ページにも、支店や本店の紹介はされていないし。 ひょっとして飲食店にありがちな兄弟とかの仲違いか?と思って調べてみたところ、輪と一輪の代表者のお名前は同じでした。 でも運営会社は別会社になっています。 まあ、どうでもいいことですけど!
“一輪”の方では、メニューの中で一番辛いと言う”とんでもねえ”という名称の辛麺を食べました。
そのほかに、明星食品から”一輪”のカップ麺が発売されていて、それの”25辛”と”50辛”も食べたことがあります。
25辛⬇︎
50辛⬇︎
輪よりも一輪の方が積極的に色々展開しているようです。フランチャイズも募集しているみたいですし。
今回は、一輪ではなく、本店である”輪”の監修したレンジ麺で、しかも弁当に定評のあるセブンイレブンからの発売ということで期待します。
宮﨑辛麺とは?
宮﨑辛麺は、鶏ガラ醤油スープに蕎麦粉を使った弾力性のある麺、そして溶き卵に唐辛子粉とニラのカラフルな見た目が特徴のラーメンです。 唐辛子が大量に入っているので、見た目で”辛そう”だと敬遠する人もいますが、辛味が弱く旨味と甘味を持ち合わせた韓国種の唐辛子を使っているので、あまり辛くないんです。 キムチに使われる唐辛子ですね。だからキムチもあれだけ唐辛子を使って赤い色をしていてもあまり辛くないんです。仮にキムチを鷹の爪だけで作ったら、辛いだけで美味しくないと思いますよ。
宮﨑辛麺は、最近あちこちで目にするようになってきました。 コンビニ弁当としてもよく売られていて、僕が覚えている限りでは、ファミリーマートやローソン、まいばすけっとなどでも売られていました。というか、セブンイレブンでも、つい最近まで”3種の唐辛子と玉子で仕上げた旨辛麺”というのを出していましたし、コンビニ業界は辛麺対決でも始めたんでしょうか?
辛麺は、宮崎のご当地麺的な感じで言われていますが、元々は「桝本」というお店が1987年に始めたラーメンで、歴史は意外と浅いのです。
僕は、桝本の方も実店舗に行ったことはなく、桝本のインスタント麺(生麺)⬇︎止まりです。
ラーメンマニアな方ならご存知だと思いますが、神奈川県川崎市に『元祖ニュータンタンメン本舗』というチェーン店がありまして、そこの看板メニュー「ニュータンタンメン」が、宮崎辛麺と瓜二つなのです。
『元祖ニュータンタンメン本舗』は1967年頃から「ニュータンタンメン」をメニューに入れていたというので、『元祖ニュータンタンメン本舗』の方が20年ほど歴史は古いんです。宮崎辛麺の方がニュータンタンメンになんらかの形でインスパイアされたことも考えられますね。
両者は、味も見た目もほぼ同じで、鶏がらスープに溶き卵と多めの粗びき唐辛子が特徴です。
しかし微妙に違いはあって、スープは同じ鶏ガラでも、宮崎辛麺は醤油が濃いめで、ニュータンタンメンは清湯スープに近い感じです。 麺は、宮崎辛麺の方には蕎麦粉が混ぜてあって麺に弾力性を持たせてあって、「こんにゃく麺」と呼ばれています。(蒟蒻粉は入っていない)
あとは宮崎辛麺の方はデフォルトでニラが入っているけど、ニュータンタンメンはニラはトッピングとして追加メニューになっています。
もう一つの大きな違いは、ニュータンタンメンには荒切りのニンニクが入っていて、ニンニクが良く効いている点ですね。さらに有料にはなりますが、ニンニクはダブル、トリプルと倍増もできるのです。(僕はいつもダブルかトリプルで食べてます。)宮崎辛麺の方にもニンニクは使われていますが、ビジュアル的に目立った感じがなく隠し味的にスープに溶け込んでいるような感じです。(おろしニンニクなのかな?) ニンニク風味的にもニュータンタンよりは弱いです。
それくらいの違いがある宮崎辛麺とニュータンタンメンですが、味はけっこう似ているので、ニュータンタンメンが食べたくなった時は宮崎辛麺を食べたら満足したりもします。(僕は。)
丸ごとにんにく入り バリ辛
今回セブンイレブンから発売されていた「辛麺屋輪監修の宮崎辛麺」は、なんと「丸ごとにんにく入り」と書かれています。なかなか大胆です。
コンビニ弁当で丸ごとニンニクが入っているのって、珍しいかもしれません。
ただ、何個入っているかが問題です。 おそらく1個とかなんだろうなぁ。
そして、辛さは「バリ辛」! 辛さに関する注意書きもあります。
バリ辛って、どれくらいの辛さなんでしょうかね? バリバリに辛い?
実店舗の方では、辛さレベルは「辛さ0倍〜25倍」まで選べるようですが、このバリ辛は実店舗の何倍レベルのなのかは知りたいところです。
どこで買った? いくらだった?
セブンイレブン港区海岸3丁目店(東京都港区)にて購入。
価格は税込で648円ですが、セブンイレブンアプリのクーポンで50円引きになったので、税込594円でした。
しかし、コンビニ弁当も全体的に値段が高くなりました。
この辛麺の販売地域は、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、山口県、九州のみなんだそうです。
コンビニ弁当って、全国どこでも共通かと思いきや、地域限定メニューが多いんですよね。
地方に行った時に、全国チェーンのコンビニエンスストアに行くと、東京では売られていない弁当メニューがあったりします。 その地方のご当地メニュー的な弁当があったり、その地方の名店監修の弁当があったりもします。コンビニ弁当は基本的に要冷蔵なので、なかなかお土産として家に持って帰れないのが残念なところ。
なので、この辛麺は、東北や北海道や大阪などのセブンイレブンでは売られていないということになりますね。 なぜ販売地域を限定するんでしょうかねぇ? 関西や東北では辛麺は受け入れられにくいという判断でしょうか? それとも作れる工場がないのかな?
原材料やカロリーなど
具は、豚ひき肉、卵加工品、ニンニク、赤唐辛子、ニラです。 スープの中にはおろしニンニクも使われている模様。
問題はスープ! ラーメンスープベースの原材料。醤油の次に”水あめ”がきてるんだけど・・・
まさか甘いスープなんじゃ?
ラーメンのスープって、本来はあまり糖類は使われないのではないかと思います。
まあ、インスタント麺には糖類は必ずと言っていいほど使わてれる(しかも沢山)んですが、実際のラーメン屋では、スープに砂糖を入れるとしても隠し味程度の少量ですよね。 でも、このラーメンは醤油の次に水あめが・・・
大丈夫だろうか・・・ たまに砂糖たっぷりの甘いラーメンがあるからなぁ・・・。
でも、醤油ベースだから、そこまで甘くないかな?
そういえば、塩ラーメンってのはあるのに、なぜ砂糖ラーメンはないんだろうか?砂糖(糖類)が沢山入っているラーメンってたまにありますけどね。でも、砂糖ラーメンとは呼ばれない不思議。
カロリーは464kcalなので、まあこんなものでしょう。
食塩相当量も5.7グラムではありますが、ちょっと少ないような印象もあります。 まあ、量がラーメン屋のラーメンよりは少なめ(スープも少なめ)なので、これもこんなものかもしれません。
作ります。
500Wの電子レンジで5分30秒。 家の電子レンジはなんと27年近く前のもの(1995年製)なので、最近若干温めが甘い気がするので6分で設定。
しかし、うちのナショナルの電子レンジはなかなかの長寿命だな!
つーか、ナショナルってメーカはもうないじゃないか!(現パナソニック)
パナソニックといえば、過去に2度ほど製品の不具合とカスタマーサポートの対応に腹が立ったことがあって、「2度とパナソニック製品は買わないぞ!」と誓ったこともあったっけ。
でも、その後、特に買い物するときは気にしてないですけどね。 でも、今、うちにパナソニック製品あったっけな? と思って探してみたら、オーブントースターと、髭抜き用に使っている「ソイエ」がパナソニック製だったわ。しかも、ソイエはめちゃくちゃ愛用してるし! でも、ソイエは15年間で4台目くらいなんだけどね・・・
話が逸れてます!
はい! レンジアップ後、蓋を開けたらこんな感じです。
麺の黄色、卵の白(黄色)、唐辛子の赤、ニラの緑のコントラストが美しいですね。
麺と具は上の皿に一緒に乗っかってますが、スープは下の方に別で入っているので、具と麺をスープに流し込まないといけません。
しかし、上の皿がなかなか取れない! 普通はプルタブ(指でつまむ部分)があるんですけど・・・・
探したら、溶き卵と唐辛子の中に埋もれてました・・・・
このタブをゆっくり引き上げて、スープの中に具と麺を流し込みます。
スープの色は薄めです。
うまくいきました!
おやおや! 確かにニンニクが丸ごと入っています! いいねぇ。
食べます。
しっかり混ぜてから食べましょう。
パッケージにも「よくかき混ぜてお召し上がりください」と書かれています。
おっと、さすがに唐辛子の味が結構します。
味は普通に美味しいです。 よくある辛麺の味です。というかニュータンタンメンの味でもあります。
唐辛子の風味は強めですが、悪い香りではないです。味もなかなか美味しいです。辛味も弱めで、色合い的にも韓国種の唐辛子を使っていると思われます。
こういうのって、唐辛子を選び間違えると台無しになってしまうんですよね。
麺は宮崎辛麺の定番である蕎麦粉入りの「こんにゃく麺」ではなさそうです。
普通の中華麺の食感です。
ニラはもうちょっと量があってほしかった・・・。ニラが完全にシナシナなのは、仕方がないですね。
あとは、ひき肉がちょっと少ないかなぁ。 僕は、大粒の豚ひき肉がゴロゴロ入っているニュータンタンメンに慣れているので、この豚肉の量はどうしてもしょぼく感じてしまいます。
ニンニクも1粒(1片)かぁ・・・ と思っていたら。
食べていくうちにニンニクがまた出てきました!
「1個じゃなかったのか!」
最終的に3粒(3片)のニンニクが入っていました。
ニンニクはちゃんと柔らかくて、美味しかったです。
全ての製品にニンニクが3粒入っているのかは不明ですが、ちゃんと数えて入れているんだろうな。
「丸ごとニンニク入り」とか買いてあって1個も入ってなかったらクレームもんですしね。
でも、僕はニンニクは粒よりも、粗切りにしてスープの中に満遍なく入れて欲しいです。
まあ、粒は粒の魅力があるんですけどね。
というか、粒ニンニクプラス粗切りニンニクを入れて欲しい! って、求めすぎか。
スープにもおろしニンニクが入っているようですが、これもちょっと物足りない気がしました。
辛さは?
辛さは、普通に辛口という感じで、激辛レベルではありません。
まあ、この商品は激辛ではなく”バリ辛”ですけどね。
辛いものが苦手な人にとっては激辛なのかもしれませんが、ちょっとでも辛いものが好きな人だったら問題なく食べられるレベルの辛さです。
常識的な普通の辛口です。
むしろ、唐辛子の赤い色にビビってた人が、食べてみたら「あれ?思ったほど辛くない!」と感じると思います。多分。
ニンニクも唐辛子も程よく効いていて、当たり障りない感じではありますが、万人受けするにはこれくらいがちょうど良いのだと思います。
ということで、なかなか美味しかったです。
これ、普通にラーメン屋で出てきてもいいくらいのクオリティです。
というか、最近のコンビニ弁当(特にセブンイレブン)のクオリティは高いですねぇ。
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