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にしき食品のレトルト麻辣キーマカレー
“にしき食品”の”麻辣キーマカレー”が出てたので買ってきました。
“にしき食品”は、味には定評のあるレトルト食品専門メーカーです。
それほど名の知られていないメーカーではありますが、”無印良品”のレトルト食品をはじめとするOEMのレトルトカレーを作っていたりするので、知らないうちに食べていることもあるかもしれません。
“NISHIKIYA KITCHEN”というのは、その”にしき食品”の自社ブランド商品だということです。
今回買ったものは、NISHIKIYA KITCHEN WORLD SERIESのレトルトカレー。
四川料理とカレーが融合したという、”麻辣キーマカレー”です。
『四川料理をイメージして、花椒の痺れる辛さと赤唐辛子のヒリヒリする辛さが特徴のひき肉の旨みたっぷりのキーマカレーです。』と書かれています。
辛さレベルは「大辛」で、唐辛子マークが5本です。
“麻辣キーマカレー”は、インドのキーマカレーと、四川料理に使われる豆板醤や麻辣味が融合したカレーです。
インド料理でも四川料理でもなく、日本の麻辣ブームの中で生まれた日本独自の創作料理です。
昨今の麻辣ブームにより、他のメーカーのものもたまに見かけます。
⬇︎ヤマモリの【2025年カレー 激辛麻辣(キーマカレー)】
⬇︎36チャンバース・オブ・スパイスの【2025年カレー 激辛麻辣(キーマカレー)】
などなど。
キーマではないですが、KALDIでも「麻辣カレー」を出していました。(今は売ってないと思う)
なので、麻辣カレー自体は目新しいものではないんですけどね。
どこで買った? 価格は?
うろ覚えですが、確か銀座のLOFT(ロフト)の1階にあるレトルトカレー売り場で買ったと思います。
価格の記録がないのですが、メーカー希望小売価格が税込みで420円なので、その金額で買ったと思います。LOFTは基本的に定価販売ですからね。
原材料や栄養成分など
さすがです。 なかなかにシンプルな原材料。あまり余計なものは使われていません。
一応、”化学調味料・着色料・香料不使用”が謳われていますからね。
でも、インドのレトルトカレーの大半がそうであるように、本来カレーには化学調味料や着色料や香料は必要ないんです。 なんなら砂糖もいらないのです。
日本のインド風カレーって、必ずと言っていいほど砂糖や糖類が沢山使われてますが、本場インドのカレーは基本的に砂糖は入れませんし、使ったとしてもほんの隠し味程度で、甘みづけのために使ったりはしないのです。
日本人は何にでも砂糖を入れて甘くしたがる人種なので、しょうがないですけど。
ここに、インド製のレトルトカレーの原材料一覧表がありますが、見て分かる通り、ほとんどのカレーには砂糖は使われていないか、使われていたとしても最後の方に記載されています。(原材料表記は、使用量の多い順に記載することになっています)
これに比べて、日本製のレトルトカレーの原材料を見るとほとんどのものに砂糖が使われています。日本人がいかに砂糖が好きかが分かります。
インドのレトルトカレーは、安いし、量は多いし、原材料はナチュラルだし、美味しいんです!僕は大好きです。
話を戻します。
この麻辣キーマカレーのカロリーは、258kcalと低めです。食塩相当量も2.6グラムで少なめ。
なかなかヘルシーな感じです。
食べてみます。
さらりとしたルウです。
一般的な日本のキーマカレーは小麦粉を使うので結構どろりとしていたりしますけどね。
この商品は小麦粉の使用量がかなり少ないので、このようにさらりとしているんだと思います。
ちなみに、インドのキーマカレーは基本的に小麦粉を使わないので、比較的さらりとしているのが普通です。
味は・・・。 カレーです。(あたりまえだ)
豆板醤が使われているとのことですが、豆板醤感はほぼありません。隠し味レベルに使われているのでしょう。 砂糖の甘さは控えめなので、ご飯にも合います。
ちゃんとカレーの味がするものの、中華感(中華味)は感じられません。
一般的な日本のカレー(キーマカレー)の味付けです。
ただ、細かく角切りされた筍の食感に特徴があります。
この筍が、なんとなく中華感を出している気がします。
キーマカレーといえば”挽肉”ですが、挽肉以上にタケノコの存在感がすごいです。
味は、普通にキーマカレーの味付けで美味しいです。
辛い?
一応、このカレーは”大辛”ということでしたね。
花椒の痺れがそこそこあります。
唐辛子の辛さは、弱いけど感じられます。
ということで、一応ちゃんと”麻辣”です。
世の中には、麻辣を謳っているのに、全然痺れない食品も結構出てますが、この商品はちゃんと分かるくらいにはしびれます。
程よい麻辣で、麻辣初体験の人でも抵抗なく食べられるんじゃないでしょうか?
全てにバランスよく、万人受けに仕上がっている感じです。
“大辛”と書かれてはいますが、非常識な辛さでは全然ないので、辛さに弱い人でも食べられるんじゃないでしょうか? 花椒の痺れの分も含めて”大辛”という表現にしているのかもしれません。
単に”キーマカレーに花椒を入れただけ”みたいな感じではあるのですが、色々な要素のバランスが良くて、ちゃんと美味しいです。
筍の食感が特に特徴的で、程よい麻辣で美味しく、これはちょっとクセになるかも。
また買って、いろいろアレンジして食べてみたくなります。
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