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宮城製粉(神戸物産)『本格四川 麻婆豆腐の素 辛口』

辛い食品の話題
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“業スー”こと「業務スーパー」で見つけた麻婆豆腐の素。

『本格四川 麻婆豆腐の素 辛口』

2種類の豆板醤を使うなど、ちょっとこだわった感じの麻婆豆腐の素です。

3種の醤とは「豆板醤、豆豉醬、甜麺醤」のことのようです。
どういう豆板醤を使っているのかはわかりませんが、2種類の豆板醤を使っているらしいです。まあ、普通に考えれば、長期熟成豆板醤と熟成していない豆板醤をブレンドしているのかな?

日本製の麻婆豆腐の素は、「四川風」と書かれていても、実際は日本式麻婆豆腐のレシピに花椒を追加して辛味をちょっとだけ強くしただけのものが多いです。 どうせこれもそんな感じだろうなとは思いましたが、値段も安いので全く期待せずにネタとして購入しました。

購入したのは、業務スーパー河内屋葛西店(東京都江戸川区)
価格は3パックで268円。 ということは1パック89円です。 安いです。
1パックで2〜3人前作れる事になっています。
しかも、ひき肉入りとのことで、豆腐だけ準備すれば良いという優れもの!

とりあえず味見したかっただけなので、3パックも必要なかったんですが・・・
まあ、まとめ売りだから安く買えるんでしょうけど。業務スーパーだし。

ちなみに、同じメーカーの「おとなの麻婆豆腐の素」という商品も売られていましたが、原材料を見たらいかにも甘ったるそうだったのでそちらは買いませんでした。

2〜3人前と書かれていますが、使う豆腐は1丁(300g)なので、僕の基準では1〜2人前の量です。
豆腐を加えて温めるだけです。


原材料的には意外と悪くない感じ! 
豆板醤と醤油と豆豉がメインの原材料で、四川式の原材料に近い感じで作られている感じがします。
甘味料(ステビア)は使われているものの、その他に糖類は使われていません! 甘そうな原材料は甜麺醤だけですね。(本来、甜麺醤は四川麻婆豆腐には使われません)

花椒ペーストと花椒粉末がダブルで使われているのも面白いです。
その他、謎の調味料「醸造調味料」と「調味たれ」が入っているのが気になります。
まあ、安い原材料でコストを抑えているからこそ安く販売できるのでしょうけど。

肉は挽肉ではなく”豚タンルート”を使っているようです。
豚タンルートとは、豚の下の根元の部分で、挽肉的な感じで使われることも多いのだそうです。
牛のタン元は希少部位で値段も高いのですが、豚のタン元は安いのかな?

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調べてみたところ、どうやら”豚タンルート”は、業務スーパーではよく使われている食材のようですね。豚タンルートは原材料としては安いようです。

カロリーは1袋あたり125calなので、まあ普通です。

食塩相当量も普通な感じ。 ちなみに本場の陳麻婆豆腐の素の食塩相当量は2〜3人前で6.3グラムありますし。
まあ、いずれも”推定値”なので、あくまでも参考程度です。

作り方。

フライパンでも電子レンジでもOK。 
要は豆腐と一緒に温めるだけなので、炒めたりする必要もないということです。
だとしたら電子レンジで作ったほうが洗い物も減るしラクなのですが、気分的にはフライパンで調理したいところ・・・。

ということで、フライパンで調理することにshました。

「お好みでネギを加えて」と書かれていますが、四川風という事に期待を込めて、ネギではなく”葉にんにく”を使ってみる事にします。


フライパンにタレを出したところ。

いきなり四川風とはかけ離れた色合い。

油は使わずに、豆腐と混ぜ合わせて軽く炒めながら温めます。

見た目も香りも日本式の麻婆豆腐な感じ。
色合いも茶色すぎて、美味しそうに見えない・・・ 
これ、葉にんにく入れない方がいいかなぁ・・・

と思いつつ、冷凍葉にんにくを入れて仕上げることにしました。

出来上がり。油はかなり少なめ。

全然四川風には見えませんが・・・

食べてみると・・・・。

お? 甘くない! 
甘味料のステビアや甜麵醬は使われているものの、糖類っぽい甘さはありません。
これは意外。 日本の麻婆豆腐は甘さが強いのが普通ですから。
僕は甘い麻婆豆腐は好きではありませんので、これは嫌いではない。

見た目は全然四川風ではありませんが、味的には四川寄りです。
そして、「辛口」と謳われているだけあって、意外としっかり麻辣感があります。
一般的なレトルトカレーの辛口〜大辛レベルの辛さで、辛いものに弱い人にはちょっと辛めかも知れませんよ。
花椒もちゃんと効果があるレベルで使用されています。

甘くないので、ちゃんと白飯にも合います。
味はそれほど濃くないので、醤油ラーメンに入れて麻婆麺にしてもいいかもしれません。

ただ、葉ニンニクはそれほど合わなかったかも。(悪くはないんですが・・・) ネギやニラでも充分かもしれません。

麻婆豆腐だけでなく、麻婆春雨、麻婆茄子、汁なし麻婆麺やチャーハンの素として使ってもいいかもしれません。(実際に作ってないので、あくまでも推測でしかありませんが)

使われている挽肉(豚タンルート)の量は少なく、味や食感なども豚タンであることを全く気にさせないレベルです。 知らない人は豚タンであることに気づくことはないと思います。(というか、主張するほどの量が入っていないというのもある)
しかし、豚タンを使った麻婆豆腐は初めて食べたかも。
こだわりで豚タンを使っていわけではなく、単にコスト削減で使っているのだとは思いますが、「あり」だとは思いました。
豚タンではなく、牛タンの”タン元(根元の柔かい部分。タン下ではない)”を使って麻婆豆腐を作ってみてもと面白いかなと思いました。

四川式とはいわないまでも、日本製の麻婆豆腐の素の中では四川寄りの風味に仕上がってますし、コスパを考えると悪くないと思いました!
とにかく、甘ったるくないのが良い!

昨今の麻婆豆腐の素も、だいぶ四川寄りになってきた感じがします。
もちろんスタンダードな日本式マーボー豆腐の人気は絶大でしょうし、四川風よりも日本式の方がいいという人も多いとは思います。

日本製の麻婆豆腐の素だと、新宿中村屋の『本格四川の極み 麻婆豆腐 辛口』が僕のおすすめでです。 挽肉がしっかり入っているので物足りなさがないんですよ。まあ、価格は業スーの麻婆豆腐の素の3〜4倍はしますが、お味は間違いないです。

Bitly

これもおすすめ。横浜中華街「京華樓」の麻婆豆腐の素。 amazonで買うとちょっと高い。お店で買うと1個590円!

Bitly


そしてこれが基本!四川麻婆豆腐の元祖⬇︎

Bitly

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