当サイトではアフィリエイト広告を掲載しています。

川娜妹『宜宾燃麺 老坛酸菜野山笋拌麺 麻辣』

イーピンランメン 辛い食品の話題
辛さ満足レベル:
旨さ満足レベル:
※レベル表記方法についてはこちらのページを。
スポンサーリンク

本場のインスタント宜宾燃麺を買ってきた!

本場中国四川の『宜宾燃麺(イービンランミィエン)』のインスタントを買ってきました。
“川娜妹”というブランドの『宜宾燃麺 老坛酸菜野山笋拌麺 麻辣』です。

「老坛酸菜野山笋拌麺」は、直訳すると「漬物とたけのこの混ぜ麺」のような意味でしょうか。(”老坛”は「古い祭壇」という意味のようですが、適切な翻訳が見つかりません。)

担担麺のインスタント麺はよく見かけますが、燃麺のインスタントは珍しいです。
生麺だけど、常温保存可能品なのです。
本場物で、レトルトの具付きの生麺なので期待できます!

宜宾燃麺とは?

宜宾燃麺(イービンランミィエン)は、中国四川省の都市『宜宾(イービン)』の麺料理です。
(ちなみに”宜宾”は、簡体字なので、日本では”宜賓”と表記します。)

“燃麺”は、基本的には汁なし担担麺と似たような料理ですが、調理の仕上げに熱した油を上からたっぷりかけるのが特徴です。 燃えるような熱々の油をかけるので『燃麺』ということらしいです。
文字から想像すると”燃えるような辛さ”があるようなイメージですが、本場でも辛さは控えめなんだそうです。

燃麺は日本でも数年前からちらほら見かけるようにはなりましたが、全然浸透しないです。
汁なし担担麺のほうは完全に日本でも市民権を得てるのになぁ。
まあ、燃麺は「汁なし担担麺と何が違うんだ?」という感じですし、”油を多く使う”という事に抵抗があったりして浸透しないのかもしれません。 多分、「油そば」よりも油を使うかも。
おいしいんだけどなぁ。

でも、日清食品から冷凍食品で発売された事もあるんですよ。(燃麺というよりは担担麺でしたが)

日清食品『炎の麻辣まぜそば 四川燃麺風(冷凍)』
辛さ満足レベル: 旨さ満足レベル: ※レベル表記方法についてはこちらのページを。 とうとう燃麺がインスタントに! しかも冷凍食品! 日本ではまだまだマイナーだと思われる四川の汁なし麺『燃麺(ランミェン)』のインスタント(冷凍食品)が発売され...

ちなみに、僕は自家製燃麺を作ったことがあります!

宜賓燃麺を作った! - ドラマー涼の激辛ブログ『Eat with fire!』
宜賓燃麺(イービンランミェン)※中国語の簡体字表記では『宜宾燃面』中国四川省の宜賓市の麺料理です。簡単に言えば四川式の油そば。四川式担担麺(汁無し)は日本でもすっかりおなじみになり市民権を得ていますが、同じ四川の汁無し麺である宜賓燃麺は日本...

レシピを色々研究しながら試行錯誤で作ったんですけど、美味しかったです。
やっぱり『汁なし担担麺』とはちょっと違うんですよ。 僕は担担麺よりも燃麺のほうが好きかも。

燃麺は、東京だと元四川飯店総料理長の菰田欣也さんプロデュースのお店『ファイヤーホール4000』で食べることができます。ランチ限定(?)で、『本場四川省のピリ辛和え麺』というメニュー名です。

https://tabelog.com/tokyo/A1316/A131603/13206629/

どこで買った?いくらだった?

横浜中華街の中国人向けの商店『僑豊物産』にて購入。  
ここのレシート、商品名が記載されないんですよ・・・ 
だから、いくらで購入したのかわからないのです。

これがレシート⬇

家に帰って、レシートと買った商品を照らし合わせようとしたら、どれがどれだかサッパリわからなかったのです。 みんな同じくらいの値段だし!
“干貨”は”乾物”という意味なので、おそらくインスタント麺(乾麺)を表していると思います。インスタント麺も一緒に買ったので。
しかし、この商品は乾麺ではないので、”食品”と書かれているうちのどちらかだとは思います。
なので、350円か450円(+税)かもしれません。

内容物

パッケージの中にはこれらが入っていました。

生麺、ラー油、醤油だれ、レトルト具材のセットです。

一人前のセットのようです。

原材料の翻訳

原材料は、すべて中国語で書かれていて、パッケージごとの原材料が分かれて記載されています。
日本では、ぜんぶまとめて原材料を記載するのが普通ですが、パッケージごとに分けて記載されていほうがわかりやすくていいです。

というか、日本で販売する輸入食品は、法律により原材料や輸入者名を日本語で記載(ステッカーなどで)しないといけないことになっているんですけどね・・・。 
しかし、この商品は現地で売られているパッケージのままで、日本語の表記は一切ありません。
まあ、いいか・・・。 もともと日本人に売る気はないのでしょうね。

では、原材料をパッケージごとに翻訳してみます。

麺(インスタント生麺)の原材料

小麦粉、水、加工でん粉、グルテン、食塩、大豆油、乳酸、乳酸ナトリウム、クチナシ黄(色素?)、トリポリリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、ジグリセリン脂肪酸エステル、ナイシン(防腐剤)

小麦粉ベースの麺です。 食べる気をなくすような聞き慣れない名前の添加物が色々使われています(笑)。 これほどに添加物が使われている麺もなかなか珍しいです。

次に、具材のレトルトパックの原材料を・・・・

酸菜(白菜の漬物)、筍、大豆油、鶏油、香辛料、生姜、にんにく、キダチトウガラシ、塩、豆板醤(唐辛子、そら豆、食塩、水、小麦粉)、醤油(カラメル色素を含む)、食塩、鶏ガラスープ、食品添加物(エリソルビン酸ナトリウム、ナイシン)

具材は、酸菜(スヮンツァイ)と筍(たけのこ)です。
酸菜というのは白菜の漬物です。似たようなものに、青菜の漬物である芽菜(ヤーツァイ)』というものもあり、どちらも四川でよく料理に使われる漬物です。
燃麺は、本来は芽菜を使うことが多いようですが、この商品には酸菜が使われています。

芽菜は、四川では汁なし担担麺にもよく使われる食材ですが、日本の汁なし担々麺に芽菜が入っていることは意外と少ないです。しかし、本来は「芽菜の入っていない担担麺は、担担麺とは呼べない」と言われるほどに重要なものなのです。

僕も、正式な分類はあまりわかっていませんが、”酸菜”は白菜の漬物で、”芽菜”は青菜の漬物だと解釈しています。 いずれにしても発酵食品です。
四川料理には意外と発酵食品を使うんです。豆板醤も豆鼓も発酵食品ですし、腐乳や泡椒(パオジャオ)と呼ばれる唐辛子の漬物もよく使われます。

次に、ラー油の原材料を見てみます。

ラー油の原材料

植物油、唐辛子、食塩、香辛料、グルタミン酸ナトリウム

ラー油はごく普通の原材料です。 化学調味料(うま味調味料)は使われていますけどね。
うま味調味料の入った辣油も珍しい・・・。

では、最後に醤油ダレの原材料を…

水、醸造醤油、醸造酢、食塩、グルタミン酸ナトリウム、唐辛子、チリソース、白砂糖、イノシン酸二ナトリウム、5'-リボヌクレオチド二ナトリウム、カラメル色素、キサンタンガム、ソルビン酸カリウム、安息香酸ナトリウム、香料

基本的には、醤油と酢がベースですが、化学調味料(グルタミン酸ナトリウム)の使用量がやたらと多そうです。
まあ、中国では化学調味料(うま味調味料)を大量に使うのはお約束ですからね。 
中国食材店に行けばわかりますが、化学調味料の販売量が半端じゃありません! 白い粉がキロ単位で大量に売られているのが普通なのです。 
それよりも、ここでもカタカナの添加物が色々使われていて、日本では聞き慣れないようなものも入っています。
まさか輸入禁止の原材料とか使われていないだろうな? 

驚きのカロリー!!!!

カロリーもそれぞれパック毎に分けて記載されているので、それぞれを合計して1食分のカロリーを出してみます。

ちなみに、カロリー(熱量)ですが、中国では「キロカロリー(kcal)」ではなく「キロジュール(kJ)」という単位を使います。(漢字では”千焦”)

換算の仕方は省きますが、この商品一食あたりのカロリーを計算してみたところ、なんと・・・・

1,296kcal

でした!!

これは驚きです・・・。 かなりハイカロリーです。

ちなみに食塩相当量も計算してみましたが、6.2グラムでした。多めではありますが、日本のラーメンとかも塩分はそんなものですけどね。

しかし、カロリーの高さには驚きました。

作り方

作り方は簡単です。 日本のカップ焼そば的な作り方です。

麺を丼にあけ、熱湯を注いで2分間待ち、2分経ったらお湯を捨てます。 

次に、醤油ダレを入れて軽くかき混ぜます。

次に、レトルト具材を麺の上にあけます。
具のレトルトパックがなぜかベトベトしていました。なんでベトベトしていたんだろう? 液体漏れなどは確認できませんでしたし。 
まあ、それが中国クオリティ・・・。(偏見とかではなく、実際にそういうのが多い)

具材は、高菜の油炒めのような香りがします。(味も似てます。)

しかし具の量が多いです!  中国のインスタント麺って、意外と具沢山なことが多いです。
素晴らしい! 日本のインスタント麺でここまでたくさん具が入っているのはほぼないですね。


最後に、ラー油を上からかけます。
ラー油は予めお湯で温めておきました。 

ラー油には唐辛子の粒が入っているので、パックから出しづらいです。
キレイに全部出すにはスプーンなどで掻き出したほうがいいです。

ちなみに、本来の燃麺は仕上げに熱した油を上からかけるらしいのですが、それについては特に記載がないので、その代わりに添付のラー油を仕上げにかけることにしたのです。

正式な作り方には書かれていませんが、醤油ダレ、ラー油、レトルト具は予めパックのままお湯で温めていたほうがいいかもしれません。

完成!!!

パッケージ写真のように盛り付けると、こんな感じになります。
写真ではわかりにくいですが、具は本当に多いです。

今回は僕の独断で、タレ→具→ラー油の順に入れてみましたが、入れる順番の指定はないようです。
結局は食べる前にかき混ぜるので、具やタレを入れる順番はあまり関係ない気がします。
担担麺と同じで、食べる前にはしっかりかきまぜなくてはいけません。

かき混ぜます!

見た目は、あまりおいしそうではないですね・・・。

食べます。

醤油ベースでサッパリした味付け。醤油味よりも、具の酸菜の味のほうが主張が強いです。
高菜の油炒めのような味もします。
僕が想像していた燃麺の味とはちょっと違う感じですが、おいしいです。(でも、自分で作った燃麺のほうが美味しいかも。)

さすが本場ものだけあって、無駄な甘さがないのは良いです。
日本人の口に合わせると、担担麺もカレーも麻婆豆腐もすべて砂糖たっぷりの甘口になってしまいますからね。 日清食品の冷凍燃麺も甘かったもんなぁ。

酸味がけっこうあり、具の酸菜の酸味とタレに使われている酢の、ダブルの酸味です。
しかし強烈な酸味ではなく、なかなかに程よい感じ。 
ただ、個人的には酸味はもう少し控えめなほうが好きですが。

残念なのは麺です。
麺はコシがなくネチョネチョで、食感があまりよくありません。 
あれだけ添加物を使っておきながら、なぜこんな残念な麺になってしまったんだろう。

辛さは?

パッケージには「麻辣」と書かれていましたが、花椒の風味や痺れはほとんど感じられませんでした。
辛さに関しては、ピリ辛よりちょっと辛めなイメージです。
辛いものが好きな人なら問題なく食べられると思います。

まあ、燃麺は現地でもそれほど辛い食べ物ではないらしいですからね。

燃麺を食べたことがない方には、元四川飯店総料理長の菰田欣也さんのお店『ファイヤーホール4000』の『重慶式燃麺』をおすすめします。(昼限定メニューだと思います。)

https://www.firewhole.jp/posts/2934636

まあ、自分で作ってもかなりおいしかったので、自家製燃麺作るかなぁ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました