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シマダヤ『魅惑の辛麺 黒麻婆麺』

辛い食品の話題
辛さ満足レベル:
旨さ満足レベル:
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シマダヤの麻婆麺!

“シマダヤ”は、名古屋で創業され、東京渋谷に本社を置く製麺会社です。
僕は子供の頃から馴染みがありますが、おそらく全国的にも有名な製麺会社じゃないでしょうか?

シマダヤといえば、僕にとっては”焼きそば”です。

最近はシマダヤの商品を買う機会が少なくなってしまいましたが、昔はよくシマダヤの3食入り焼きそばを買って食べていました。
3食入り焼きそばを買うなら、シマダヤかマルちゃんかの二択でした。スーパーマーケットで売られているのもどちらかでしたしね。
当時は3食入りで100円くらいで売られているのが魅力でした。今でもそれくらいの値段で売っているところがあるのかは分かりませんが・・・・。 

そんなシマダヤから麻婆麺が出てたので買ってきました!

その名も『魅惑の辛麺 黒麻婆麺』
要冷蔵のチルド麺です。

原材料

麺には脱脂小麦胚芽や小麦ふすま(小麦の外皮)や加工澱粉が使用されていて、栄養分や歯応えなどにこだわっている感じがします。さすが製麺会社です。

スープの主原料(一番多く使われているもの)は、なんと「たん白加水分解物」です。そのあとに食塩、ねりごま、砂糖とつづき・・・・麻婆的要素がある原材料が出てくるのは中盤以降になってきます。
「たん白加水分解物」は調味料の一種で、旨みやコクを出すための調味料ですが、食品衛生法上は食品添加物ではなく食品として分類されています。 それ以外にもうま味調味料(アミノ酸等)も使われています。
まあ、僕は麻婆麺に無化調を求めてはないので別にいいんですが。 そのほかにもエキス類(ポークエキス、チキンエキス、オニオンエキス)なども使われていて、味にはかなりこだわっている感じです。

別添のスパイスには花椒と唐辛子のほかに普通の山椒も入っています。 山椒を入れることによって和風麻婆の雰囲気を出そうとしているのでしょうか。 
ちなみに、”花椒”と”山椒”は同じようなみかん科の植物ですが、別物と考えていいと思います。(香りも味も違う)ウナギにかける山椒を麻婆豆腐に入れても合わないですし、逆にウナギに花椒をかけても合わないと思います。(やったことがないので、あくまでも想像ですが)
日本で麻婆豆腐に花椒を入れるようになったのは1990年代後半くらいからでしょうか。そして、ここ数年の麻辣ブームにおいて顕著となり、日本風の麻婆豆腐に花椒を入れただけで「四川風」を謳っている商品も多く見かけるようになりました。 (僕は日本式麻婆豆腐に花椒は合わないと思ってます。)

栄養成分表示は以下の通り。

カロリーは、具を入れない素の状態としてはこんなものでしょう。これに挽肉や豆腐を入れるとそれなりのカロリーになります。 しかし、塩分はかなり高めです。これ1食で1日分の塩分を摂取できてしまいます。夏に大汗をかいた後の塩分補給にはもってこいだと思います。笑

内容物

内容物はこんな感じ⬇︎

一人前で写真を撮りましたが、実際はこれがもう1セット入っています。

セット内容は、”生麺”と”液体スープ”と”辛味スパイス”です。
麺は太めのストレート麺です。
具などは付いていません。

作り方

豆腐とひき肉は入っていないので、自分で用意します。
というか、豆腐と肉がないと麻婆麺として成立しないので必須です。

僕は四川風麻婆豆腐を作るときは牛挽肉を使いますが、麻婆麺には王道の豚肉を使用したいところ。
しかし、家には牛豚の合挽しかなかったのでそれを使用。

作り方には「初めにひき肉を炒めてからスープを作ると、さらにおいしく召しあがれます。」と書かれています。 この場合、まずは中華鍋でひき肉を炒め、鍋にひき肉が残った状態で水とスープを追加した方がいいのでしょうかね? それとも、挽肉は別で作ってあとからトッピング?
そのあたりは明記されていないので、僕はまず中華鍋でひき肉を炒めてから、そのまま同じ鍋に水とスープを投入して作りました。

豆腐は木綿豆腐を使います。
僕は、四川風麻婆豆腐を作るときは、豆腐は包丁で切らずに手でちぎるのですが、マーボ麺の豆腐は王道の角切りにします。

出来上がり

「黒麻婆麺」の名に相応しい、黒っぽい色のスープです。漆黒ではなく茶色ががっています。

上に降りかかっているオレンジ色の粉が、添付のスパイス(花椒、唐辛子、山椒)です。
おすすめの具材として「ネギ」と書かれていたので、長ネギを入れましたが、あとからトッピングではなく、冷凍の長ネギを一緒に調理したために、目立たなくなっています。

食べてみます。

なかなか理想的な「麻婆麺」の味。 ちょっとノスタルジックな感じのある、昔ながらの日本の麻婆ラーメンにも似たような味わい。 かといって、甘味は思っていたよりは控えめで、それほど気になるような甘さではありません。許容範囲の甘さです。麻婆麺は多少なりとも甘いものですからね。

三種類の”醬”も、いい具合にバランスが取れていて、何かが突出しているでもなくいい感じにまとまっています。

「極太もみ打ち平麺」と名付けられた太めの麺の食感も、濃厚な麻婆スープにしっかり馴染んでます。確かに細麺よりは太麺の方が良い気がします。 極太麺とは言っても、二郎系ラーメンの麺や沖縄そばの麺とかよりは細いです。 

辛さは?

“辛麺”という名前の割には辛味は控えめです。 
弱めの麻辣という中途半端な感じ。 花椒は合わなくはないけど、無理に入れる必要もなかったのでは?という感じ。 花椒のおかげでスタンダードな麻婆麺の雰囲気が損なわれている気がしなくもないです。  花椒や山椒は使わずに、ラー油やクセのない唐辛子を別添にした方が僕は嬉しかったかも。

最近の日本では、「麻婆豆腐に花椒を入れたら本格的になる」というような風潮があるようなので、とりあえず使ってみたのかもしれませんが。
僕は、日本式の麻婆豆腐には花椒は必要ない(合わない)と思うのです。でも、この麻婆麺は合う方だとは思いますが。
たまに、甘ったるい日本式麻婆豆腐に花椒を入れて「四川風」を謳っている麻婆豆腐がありますが、あれはいただけない・・・。

ひき肉は豚肉の方がいい

この商品は、挽き肉を使うとは書かれていても、なんの挽肉を使った方がいいのかは書かれていません。牛なのか、豚なのか、牛豚合い挽きなのか、鶏なのか。
今回は牛豚の合い挽き肉しかなかったのでそれを使いましたが、失敗したかも。
牛の風味がいまいち合わないのです。やはり日本式の麻婆豆腐には豚の挽肉が合うのかもしれません。
原材料にも、ポークエキスやチキンエキスは使われていますが、ビーフ系のものは使われていないですし。 
なので、この麻婆面に使う挽肉は豚100%が良いかと思われます。 鶏ひき肉でもいいかもしれません、
牛豚合挽肉や牛挽肉は使わないほうがいいかも。

総評

麺の食感や太さもいい感じ。 麻婆スープの味は、スタンダードな日本式麻婆豆腐の風味で、甘さも控えめ。美味しいです。
辛味は控えめで、花椒の風味が効いているけど、僕は花椒はなくてもいいと感じました。
花椒の風味や辛味が苦手な人は、後入れスパイスは入れないのも手かもしれません。代わりにラー油を入れると良いかも。 ごま油系のラー油でも合うかも。
あとは、豚挽肉100%で作るのがおすすめ。

機会があればまた食べてみたいと思いました。

麻婆麺について

麻婆麺は日本で生まれた料理ですが、そのルーツは言わずと知れた四川料理の「麻婆豆腐」です。
昔、四川から日本に来た陳健民さんと言う中国人が、故郷の「麻婆豆腐」という料理を日本で出そうと思った時に、当時の日本では本場の麻辣は受け入れられないし本場の食材も簡単に手に入る状況ではなかったので、日本で手に入る食材で日本人向けにアレンジしたものが日本式麻婆豆腐です。昔ながらの町中華のお店で食べられるようなやつですね。
その日本式の麻婆豆腐餡を醤油ラーメンにかけたものが、麻婆麺です。中国にはない料理です。(逆輸入的な感じで存在するかもしれませんが)

僕は子供の頃から麻婆麺が大好きでした。 その流れで本格的な四川麻婆豆腐にもハマりましたが、僕の原点は麻婆麺なのです。
「麻婆麺」は、漢字で書くよりは「マーボー麺」とか「マーボーラーメン」などのようにカタカナで書いた方がしっくりくると僕は思っています。(と言いつつ感じで表記することが多いですが。)
昔ながらの町の中華料理店で、ちょっと薄汚れた縦長の紙切れに手書きで「マーボ麺」とか書かれていると嬉しくなります。さらに、値段の上に紙が貼られて数字が訂正されていたりしてね。 
そういう昔ながらの町中華のお店では、麻婆豆腐定食じゃなくてマーボー麺を食べなきゃ!

マーボー麺の食べ方

 最近では汁なしの麻婆麺や味噌系スープの麻婆麺とかもありますが、やはり王道は醤油ラーメンに麻婆餡がかかったやつです。
王道のマーボー麺は、ラーメンと麻婆の両方が味わえてお得な気分になるんです。

王道なマーボー麺の食べ方としては、

1:まずはどんぶりの端っこからラーメンスープだけを味わう(できれば麺も一緒に)。
2:レンゲで麻婆餡だけを味わう。(豆腐も一緒に)
3:麻婆餡の上からおもむろに箸を突っ込み、麺と麻婆餡を絡めて食べる。 
4:1/3位食べたところで麻婆餡とスープを完全に混ぜ合わせてから食べる。
5:卓上のラー油を入れて食べる。胡椒を入れるのもありですね。(僕は胡椒は入れませんが)
6:ライス(白飯)を注文して、ライスの上に麻婆麺をかけて食べる。
 
こうすることによって、マーボ麺一つでいろいろな味わいが楽しめるのです。(最後のライス追加はカロリーを大幅に上げることになるので僕はやりませんが、おすすめです。)

四川麻婆豆腐と麻婆麺は似て非なるもの

四川麻婆豆腐と麻婆麺は、完全に別物なのです。 そもそも麻婆餡の味が違います。
四川式の麻婆豆腐をラーメンにアレンジしても美味しいのですが、僕は麻婆麺は昔ながらの町中華のお店で出てくるようなものが好きです。

以前、某テレビ番組で紹介させてただきましたが・・・⬇︎

マツコの知らない世界|TBSテレビ
マツコの知らない世界

⬆︎この中で言えば、”昔ながらの日本式麻婆麺”は、珍来総本店、元祖ニュータンタンメン本舗 京町本店、ラーメン工房 まるしん、あたりですかね。

四川風麻婆麺は、雲林坊の「麻婆豆腐かけタンメン」や、京華樓の「麻婆豆腐刀削麺」です。これらもおすすめ!

料理というものは時代や国や店によって常に進化や変化をしていくものなのです。料理に正解はないですし、味の好みも十人十色千差万別。

僕が注目しているのは、新潟県の南魚沼市にある “天心”の麻婆麺⬇︎

正統派(日本式)麻婆麺ではないですが、究極の麻婆麺です。こだわりが半端ない!
・・・と思っていましたが、”究極”ではなかったのです! さらに進化を続けているらしく、最近新たにパワーアップしたという情報が! 行かなきゃ!

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