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家系ラーメンの油そば!?
元祖『吉村家』に次ぐ家系ラーメンの名店のひとつ『六角家』。
六角家のラーメンは、以前からセブンイレブンやイトーヨーカドーなどのセブンアンドアイグループのお店で売られていましたが、とうとう汁なしの家系ラーメン『家系油そば』が発売されていました。
汁なしの家系ラーメンは、家系ラーメンマニアにとっては邪道なものと感じるかもしれません。 実際、正統と言われている家系ラーメンのお店では汁なしの家系ラーメンを出すところはほとんどないのでは? しかし、家系ラーメンの第二の老舗と言える六角家が汁なしを出すとは!
しかし、横浜の六角橋にあった六角家本店は閉店してしまったはず!
なのに、なぜカップ麺は発売されているのか?
と思って調べてみたら、六角家には横浜の戸塚に支店があって、そこは営業しているそうなんです。 本店が閉店したので、六角家はもう存在しないものだと思っていました。今度行かなきゃなぁ。
で、今回出ていた『家系油そば』なのですが、これは実店舗にもあるメニューなのでしょうかね? もしあるのであれば実店舗で食べてみたいです。(ちょっと調べてみたところ、実店舗のメニューにはないようです。)
で、なぜにこの激辛ブログでとりあげようかと思ったかというと、この商品に『激辛』の文字があったからなのです。
『激辛特製豆板醤を混ぜて、刺激的な味わい。』
『まろやかな鶏油の香りと激辛豆板醤の刺激』
と書いてあったからです。
家系ラーメンに豆板醤?
確かに、家系ラーメンのお店のテーブルには、必ず”豆板醤”が置かれています。
そして、ご激辛ラーメンを提供する家系ラーメンのお店もたまにあります。
でも、僕は家系ラーメンは辛くして食べません。
知り合いと一緒に家系ラーメンを食べに行ったりすると、「豆板醤入れないの?」とよく聞かれます。 僕は、なんでも辛くして食べる人だと思われているようです。
でも、僕は味やバランスも考えているので、なんでもかんでもやみくもに辛くしているわけではありません。
僕は、家系ラーメンには豆板醤は合わないと思っています。といいますか、豆板醤って元々が塩っぱいので、ただでさえ塩っぱい家系のスープに入れると、さらに塩っぱさが増す上に、スープの味も変わってしまうからです。
以前、僕が一人で家系ラーメンの店でラーメンを食べていた時に、隣に座っていた二人組の男性客の一人が、「え〜?そんなに入れちゃうんですか?辛くないんですか?」とか驚きの声を上げてたので、チラッと見てみたらみたら、もう一人がラーメンの中に豆板醤をドボドボ入れてスープを真っ赤にして食べていたんです。
そして「いやぁ、こんなの全然辛くないよ〜」なんて言いながら、さらに豆板醤を追加してました。
僕は心の中で「豆板醤なんて最初から辛くないし!そもそもそんなに豆板醤入れたら、豆板醤味のスープになるだろうし、辛いは辛いでも”塩辛い“になるだろうよ・・・・」とツッコミを入れてました。
そんな感じなので、僕は家系ラーメンや豚骨ラーメンは辛くして食べることはほとんどありません。 豚骨ラーメンは辛くなくても満足できるんです。 もし辛くするとすれば、”七味涼辛子”を少量入れるくらいです。
僕が家系ラーメンを味変する場合は、僕はゴマ、ニンニクを追加するくらいで、あとは海苔増しにしますかね。家系ラーメン定番のトッピングの海苔やほうれん草は、塩分排出を促してくれるカリウムを含有している食品なので、塩分の高い家系ラーメンにはバッチリのトッピングなんです。 もちろんスープは全部飲み干しますからね
そんな感じなので、この家系油そばを見た時に『豆板醤はちょっと邪道じゃないか?』と思いました。
でも、”家系油そば”には興味あったので、買ってきたのです!
どこで買った? いくらだった?
セブンイレブン東雲店(東京)にて購入。六角家のカップ麺は関東限定とのことです。
購入価格は、税込みで246円でした。
ところで、六角家のカップ麺のパッケージは、汁ありも汁なしも水色を基調としています。
なんで水色なんだ?と思ったんですが、考えてみたら六角家の実店舗のラーメン丼(どんぶり)って水色なんですよね。 おそらくそれをイメージしているのではないかと。
まあ、実際はこのパッケージの水色よりももっと薄い水色なんですけどね。
原材料やカロリーをチェック
ソースは醤油ベースですが、糖類が多く使われています。豚脂やチキンオイル(鶏油)よりも糖類のほうが多く使われているとは・・・。
しかし、意外とシンプルな原材料です。 というか、ソースだけでも豚脂、チキンオイル、植物油脂、香味油と、4種類の油が使われているのがすごい・・・。
まあ『油そば』ですからね。
僕は油好きなので問題ないです。
なので、カロリーもなかなかのものです。 麺が130グラムと少し多めなのもありますけどね。
あと、この一食で食物繊維が3グラム摂れるのは良いと思いました。まあ、塩分も7.6グラムと多いですけどね・・・
そもそも「不健康なカップ麺を食うのにいちいち栄養素気にしてんじゃねえよ」って言われそうですね。 わかってます。はい。
まあ、僕もジャンクフードをたくさん食べるので、その分なるべく健康にも気を遣うようにはしてるんですよ・・。
おいしいものには毒がある・・・。
作ってみます。
添付調味料は、液体ソース、かやく、ふりかけ、豆板醤の4袋です。
豆板醤は写っていませんが、実は僕は豆板醤の袋が入っているのに気づかなかったんです。
蓋の奥の方に隠れていました。
麺は、家系ラーメンにしてはかなり細く見える麺です。お湯を入れたら少し膨張するのかな?
具は、角切りされたチャーシューとほうれんそうとネギという、家系ラーメン基本の具材です。 しかし、量は少なめです。
湯戻し時間は5分です。
湯切りをして・・・。
ここで、豆板醤の袋を取り出し忘れたことに気づきました!
しまった!豆板醤も温めてしまったなぁ。
まさか添付の袋が 4袋も入っているとは・・・。
食べます。
液体ソースを入れ、よく混ぜてから、最後にふりかけをかけて出来上がり!
麺はお湯を入れる前よりも少しだけ太くなった気がします。 でも、本物の家系ラーメンの麺よりは細めです。
ふりかけは、細切れの海苔と唐辛子がほんの少量入っていました。
僕個人的には、豆板醤はいらないから、この海苔と唐辛子の量をもっと増やして欲しかった。
いや、唐辛子はいらないので海苔を増やして欲しい!
まずは、豆板醤を入れずに食べてみます。
鶏油の香りが強めで、味の雰囲気はお店のラーメンというよりも、六角家のカップ麺に似たような味な気がします。
そして、油そばだけに油感がそこそこあります。 これは意外と嫌いじゃない!
おいしいかも。
では、豆板醤を投入。
豆板醤をちょっと舐めてみましたが・・・。
甘い・・・・。
塩っぱいのは、豆板醤なので仕方ないとしても、甘いとは・・・。。
もちろん辛味もありますが、全然激辛なレベルではなく、それよりも甘さの方が気になりました。
豆板醤ってそもそも砂糖が入っていないものがほとんどです。よくラーメン店で使われているユウキ食品やテーオー食品のような日本製の豆板醤でさえ砂糖は使われていません。
しかし、この豆板醤には砂糖が使われているような甘さがあります。
まあ、味は普通の豆板醤なんですけどね。
作り方には『豆板醤を混ぜて』と書かれているので、ちゃんと混ぜてみました。
ちょっと赤くなりました。
豆板醤自体の量がそれほど多くないので、大きく味が変わるようなことはありませんでしたし、元々のソースに甘さがあるというのもあってか、甘さがさらに足されてしまったという感じもありませんでした。 まあ、思ってたよりも意外と合う!
僕は、追加トッピングで、自分で海苔を足しました。海苔で麺を巻いて食べると美味しいです。海苔好きなら、特にお勧め! あとは王道にガーリックパウダーでしょうね。
僕の場合は七味涼辛子を入れますが、一味唐辛子でも悪くないでしょう。
スープありの家系ラーメンに唐辛子を入れようとは思いませんが、この汁なし麺(油そば)だったら入れてもいいかなと思いました。
辛い?
豆板醤だけを舐めると普通に辛味は感じられますが、激辛ではなく、ごく一般的な豆板醤の辛さです。 それよりも甘さの方が気になりました。 豆板醤なのに砂糖っぽい甘さがあるのです。 豆板醤の原材料は書かれていませんが、多分砂糖入ってますね、これは。
豆板醤の辛さはごく一般的な日本の豆板醤の辛さではありますが、麺と和えてしまうので、薄まり、最終的な辛さはピリ辛レベルになります。
まあ、豆板醤を入れてもそれほど味を崩さないですし、悪くないなと思いました。混ぜてしまえば豆板醤の甘さも気になりません。
汁なし家系(家系油そば)なら豆板醤もありかも!
まとめ
家系ラーメンの名店”六角家”が監修する汁なしラーメン『家系油そば』のカップ麺。
セブンプレミアムカップ麺シリーズでも長寿を誇る六角家(汁ありのほう)だけあって、なかなかに美味しかったです。
かと言って、”買いだめしておきたい”とか、”なにがなんでももう一度食べたい”という感じではありませんでした。 ”気が向いたら”とか、”もし誰かからもらったらまた食べたい”という感じですかね。
でも、久々に六角家の実店舗にも行ってみたくなりました。
ああ、ラーメン食べたい!(←今食べたばかりだろ!)
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