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蒙古タンメン中本の新しいカレー味汁なし麺
辛い系ラーメンのチェーン店で、飛ぶ鳥を落とす勢いの『蒙古タンメン中本』。
私はまだ板橋にしかお店がなかった頃から知っていて、行列に並ぶのが大嫌いな僕がめずらしく並んで食べたお店です。私はそれほどハマらなかったのですが、私の知り合いには蒙古タンメンを食べて辛いものが好きになったという人が何人もいます。
そして、今や完全にセブン&アイの定番商品となった蒙古タンメン中本。
万人受けするちょうど良い具合の辛さと、旨さの融合に成功したんだと思います。
蒙古タンメン中本の商品は、カップ麺に始まり、カップライスやお菓子も出ていますが、中でも冷凍食品の『汁なし麻辛麺』はたしかに美味しかったです。 これ↓
汁なし麻辛麺はおいしかったので、僕も何度かリピート買いしました。
辛さよりも、まずは旨い事が大切です。
辛さなんて簡単にいくらでも調節できますが、旨さは簡単には調節できませんから!
で、今回は新商品として新しい汁なし麺が発売されていました。
『蒙古タンメン中本 汁なしカレー誠炸羅麺』です。
“誠炸羅”と書いて『マサラ』と読むらしい。
“マサラ”とは、インド料理などで香辛料を混ぜ合わせたスパイスの事を言いますが、その当て字として店主の名前である『誠』の文字を入れるとは!(中本の店主の名前は”白根誠”さんです。 ちなみに某激辛系TV番組で共演させていただいたことがあります。)
商品名に名前を入れるなんて!なかなか自己主張の強い・・・ あ、僕の”七海涼辛子”もそうか(笑)
実店舗にはないメニュー
ちなみに、『汁なしカレー誠炸羅麺』は実店舗にはないメニューだそうです。
お店にない商品を商品化するなんて、確固たるブランドがないとできません。
凄いなぁ。
辛味調整用の『蒙古ペースト』が付いています。
全部入れると、実店舗メニューの北極ラーメン級の辛さになるようです。
半量入れて”蒙古タンメン級”です。
僕の周りの人にインタビューすると、蒙古タンメンの辛さもキツイという人はけっこういます。
でも蒙古タンメンが食べられた人は、そこから辛い食べ物にハマっていくようです。
どこで買った? いくらだった?
セブンイレブン港区芝浦ふ頭店にて購入。
価格は税込みで321円でした。
セブン&アイの商品なので、イトーヨーカドーとかでも売っているのだろうか?
原材料やカロリーなど
原材料はなんだか色々使われています!
具材は、フライドポテト、にんじん、にら、たまねぎ、食肉(豚肉、鶏肉、牛肉)、となっています。
豚脂、ポークエキス、ポーク調味油など、基本的には豚系の下味になっているのですが、お肉は豚、鶏、牛の3種が使われているのがおもしろいです。
味付けの原材料としては味噌がベースで、砂糖の使用量は控えめになっているようです。
添加物が多いのは仕方ないとしても、原材料表記を見るだけでもなかなか期待できそうな感じがします。
添付の蒙古オイル(花椒入り辣油)の原材料は、ショートニング(マーガリンのような半固形状油脂)、植物油脂、豚脂、ポーク調味油の4種類の油が使われています。花椒の含有度は低そうな感じです。
カロリーは以外に低めです。 同じような種類の汁なしカップ麺のほうが高いかもしれません。カップ麺は油揚げ麺を使っていることが多いので、その分カロリーが高かったりしますからね。
食塩相当量も3.1グラムと意外に少なめです。(こういう商品にしてはですけれど)
作ってみます。
外袋を開けると、中には袋に入った具付きの冷凍麺が出てきます。
この内袋のまま、穴なども開けずにそのまま電子レンジで加熱調理するんです。
便利ですねぇ。 楽ですねぇ。
別添の『花椒入り辣油』は一緒に加熱しないように注意です。『花椒入り辣油』は冷凍のおかげで固まっているので、手でもみほぐして体温で溶かすか、ぬるま湯につけて溶かしておくとよいでしょう。
500ワットでの電子レンジの加熱時間は7分。 さすがにちょっと長いです。
加熱が終わったら、袋を破って、そのままお皿につるんと入れるだけです。
食べます!
見た目はパスタみたい!!!
白っぽい四角のものは、豆腐ではなくてじゃがいも(フライドポテト)です。
蒙古タンメンだから豆腐なのか? と一瞬思ってしまいました。
麺は太めですが平麺です。パスタでいうと『タリアッテレ』みたいな感じ?
とにかく、見た目はパスタっぽい。
まずは何も入れずに食べてみます。
むむむー。 意外と甘い。
原材料を見る限りでは、それほどは甘くないと想像してましたが、意外と甘かった・・・。
万人受けを狙って甘くしたんでしょうか? 日本人は甘いの好きだからなぁ。
基本的には日本式のカレー寄りの味ですが、ちゃんとカレーマサラ(スパイス)の風味がします。ただし、それほど本格的なスパイス感はありません。
味噌ベースだからなのか、カレー風味がありながらも、ちゃんと蒙古タンメン的なものを感じさせます。
フライドポテトの食感もアクセントになっています。 個人的には野菜がもうちょっと主張(特にニラ)してると好みです。 肉は挽肉状になっていますが、量は少ないです。しかも、粒状大豆たんぱくでかさ増しされている感じ? 価格を抑えるためでしょうかね。
そのまま食べた場合は、辛さはピリ辛程度。
蒙古オイルを投入
では蒙古オイル(花椒入り辣油)を投入してみます。
蒙古オイルは、冷凍されている時点では固まっていますので、袋を手でもみほぐしながら体温で温めて溶かしましたが、それでも意外と粘度がありました。ショートニングを原料としているからでしょうか?
軽く混ぜてから食べます。
あら、けっこう辛くなった!
全量投入とはいってもたいした量ではありませんが、明らかに辛さが増しました。
辛さは?
蒙古オイルを全量投入すると、意外と辛くなります!
辛さに弱い人にはちょっと辛めかもしれません。
でも、激辛マニアな人たちには甘さのほうが気になるかもしれません。
全量投入すると北極ラーメンレベルの辛さになるという事でしたが、実店舗の北極ラーメンはもうちょっと辛いイメージです。(最近食べてませんけど) あと、辛さの質が違う感じ。 実店舗のは純粋な唐辛子の辛さに対し、この商品のは唐辛子エキス系の辛さがあります。
まあ、このオイルの量を入れてこれだけの変化があるということは、香辛料抽出物の力が大きいと思います。
花椒の風味は控えめで、麻味(痺れ)も辣味(辛さ)に押されている感じでしたが、花椒はあくまでも隠し味でいい具合に脇役になっている感じがしました。
なかなかおいしかった!!!
基本の味はとてもおいしいのですが、甘さだけがちょっと強すぎるかなぁと。
甘くするなとは言いませんが、これでもっと甘さを控えめにすると完璧なのに!
でも、この味ならハマる人は多いかもしれません。しかも300円ちょっとで購入できて、この味が家で食べられるんですからね。 外食するより安いかも。
しかも、調理に鍋などは使わないので、洗い物が少なくてすむのも良いです。
機会があればまた買いたいですが、『汁なしカレー誠炸羅麺』よりも『汁なし麻辛麺』のほうを買ってしまうかも。
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