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エースコック『島ネロ味の沖縄風島そば 激辛』

島ネロ激辛島そば 辛い食品の話題
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激辛な沖縄そば?

エースコックから、”島ネロ”味の沖縄風島そば”という商品名のカップ麺が出ていました。

なかなか斬新なパッケージデザインです。調理例や料理のイメージ写真はパッケージのどこにもありません。
カラフルな髑髏のイラストが描かれていますが、よくみると水牛の頭蓋骨やハブ(?)や唐辛子やハイビスカスなどの沖縄っぽいイラストが散りばめられています。なかなかアーティスティックですね。
しかし、視覚で美味しさを全く訴えない商品となっています。激辛な雰囲気もアピールされていませんし。

“島ネロ”ってなんだ?

で、”島ネロ”ってなんだろう? 
僕の勝手な解釈で、「きっと沖縄県産のハバネロで、”島ハバネロ”の略だろう」 
と思ったんですが、違うみたいです。
どうやらホットソースの商品名みたいです。

『島ネロ』というのは、”島とうがらし”にシークワーサー果汁や泡盛を加えて仕上げた激辛調味料”の商品名のようです。 ということは沖縄の調味料”コーレーグース”のような感じなのでしょう

しかし、説明をよく読むと、小さく『※本製品に「島ネロ」は使用しておりません。』と書いてある!
え? 冠されている商品が使われてないとか・・・・
「”島ネロを調味料として加えた味わい”をイメージした激辛そば」と書かれています。
その商品が使われていないなら、あまり意味がない気も・・

一応、辛さに関する注意書きがあります。

“島ネロ”は使っていないものの、沖縄産の島とうがらしを100%使用しているとのこと。
その辺はちゃんとこだわっているようです。
それなら、島ネロじゃなくて”島とうがらし味”として出して欲しかったなぁ。

ちなみに、僕は”島ネロ”は使ったことがありません。
⬇︎これが島ネロです。

見た目はホットソースですね。 原材料を見ると「島唐辛子(沖縄県産)、泡盛、シークワーサー果汁、しょうが、リンゴ酢、食塩、米酢、砂糖、酸化防止剤(ビタミンC)、トレハロース」が使われています。 意外と美味しそう。 砂糖や甘味料も使われているのでちょっと甘いのかな?
僕はこれを沖縄そばに入れようという発想にはなりませんけどね・・・。

泡盛が多めに入っていたりするので、コーレーグスのような使い方をするのでしょうか?
ちなみに、僕はコーレーグースはあまり好きじゃないんです。

コーレーグース(コーレーグス)というのは、唐辛子を泡盛(酒)に漬けた沖縄の調味料で、沖縄料理店や沖縄物産店に行けば必ず置いてあります。
本来 “コーレーグス”というのは沖縄の方言で”唐辛子”のことを指します。”高麗胡椒”が語源だと言われています。

コーレーグスは、沖縄そばに入れる調味料として定着していますが、僕が子供の頃には、沖縄そばにコーレーグス(唐辛子の泡盛漬け)を入れることはありませんでしたし、沖縄そばの専門店にも置いてあるのは見たことがなかったです。(那覇市や浦添市あたり) 
昔は、沖縄そばには七味唐辛子か一味唐辛子を入れるのが一般的だったと思いますが、それがいつの間にかコーレーグスを入れるようになったのではないでしょうか。
沖縄の那覇市に古くからある沖縄そば専門店『むつみ橋かどや』にも、昔はコーレーグスは置いてなかったはずです。卓上の調味料は七味唐辛子しか置いてなかったはず。でも、調べてみたら、「かどや」にも今はコーレーグスも置いてあるようですね。
地域や店によっても色々違うのかもしれませんが、沖縄そばもそうやって進化していってるんでしょう。 
でも、僕は沖縄そばにコーレーグスを入れるのは、風味が変わってしまうので好きではないんです。
沖縄そばは、スープの味と麺の味を楽しみたいんです。 沖縄そばに入れるとすれば、やはり一味唐辛子かなぁ。しかし、僕は昔は沖縄そばのスープを唐辛子で真っ赤にして食べてましたが、今は沖縄そばは辛くしなくてもいいと思っています。 
味付けのソーキを入れるのもあまり好きじゃないです。ソーキのタレがスープに混ざって味が変わってしまうので。 沖縄そばに入れるお肉は、タレで味付けしていないものが好きです。
沖縄そばは、純粋にスープとあの麺の風味をしっかりと楽しみたい。 
沖縄そばには味変は必要ないと思う今日この頃。

僕は、沖縄そばにはちょっとうるさいんです。

“沖縄そば”について

飲食業界においての”沖縄そば”という名称の使用については、Wikipediaを読むと過去に右翼曲折あったようですが、現在では地域団体商標として登録されているようです。 なので、このカップ麺は”沖縄そば”を名乗れないので、あえて”沖縄風島そば”にしているのでしょう。(沖縄産で、且つ商標権者の許可を得ないと”沖縄そば”を名乗れないらしいのです。めんどくさいというか、ちょっと残念ではあります。)

沖縄そばにも、”八重山そば”とか”首里そば”とか”名護そば”とか、色々あるようですが、僕にとっては、沖縄そばはあくまでも”沖縄そば”なのです。 なので、”島そば”とか”沖縄ラーメン”とか言われてもピンとこないんですよね。
商標として登録しないで自由に使ってもらったほうが地域のアピールになるのに。
“台湾ラーメン”だって、元祖である”味仙”が「みんな自由に使えるように」と商標は取ってないので、そのおかげで名古屋では定番のラーメンになってますし。(”台湾まぜそば”の方は、考案者がしっかり商標登録してるようですけどね)

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しかし、”沖縄そば”は商標になってしまった。
ということは、東京で沖縄料理のお店を出すときに、メニューに”沖縄そば”を入れたいときは、沖縄から麺や原材料を取り寄せて、さらには名称の使用許可(使用料も払う?)をとらないと”沖縄そば”というメニューは出せないということになりますよね? 
沖縄以外にある沖縄料理店って、どうしてるんだろ? 沖縄料理店に沖縄そばのメニューは必須でしょうしね。 
そういえば、家の近所に沖縄料理店があったな。一度も行ったことないけど、今度行ってみようかな。

話が大きくそれました・・・

原材料やカロリー

スープの原材料で、一番多いのはなんと”糖類”!
えー? 本来の沖縄そばって、砂糖や糖類は一切使用しないはずなんですが・・・・。
さらには、酢やシークワーサー果汁など、普通は沖縄そばには使わないような原材料が使われています。

あ、でも、これは沖縄そばではなく、あくまでも”沖縄風島そば”ですからね。
酢とシークワーサー果汁と泡盛に関しては、”島ネロ”の風味を再現するための原材料なのだと思います。

ガーリックが入っているのも珍しい。 そういえば、ガーリックが大好きな僕でも、沖縄そばにガーリックを入れようとはなぜか思わないんだよなぁ。 まあ、合わなくはなさそうですけど。今度やってみようかな。

さすがにカロリーは低めではありますが、食塩相当量の多さには驚きです。
このサイズのカップ麺で食塩相当量6.8グラムとは、かなり多めです。

作り方

粉末ソースとかやくがあらかじめ麺と一緒に入っているタイプのカップ麺です。

液体スープの袋が粉末スープまみれで入っています。
こういうのって、取り出す時や液体スープを入れる時に、手に粉がつくから嫌なんだよなぁ・・・

具は、ネギ、味付け豚肉、かまぼこ、紅生姜です。

先ほども書きましたが、僕は沖縄そばにはちょっとうるさいのです。
僕は、沖縄そばには紅生姜は入れない派です。後からちょこっと足すのはありですが、最初から入れたくないんです。 紅生姜の味がスープ全体に広まるのが嫌なのです。 博多豚骨ラーメン同様、「紅生姜は後からお好みで!」みたいな感じです。
この商品は、あらかじめ具の中に紅生姜が入っているので、強制的に紅生姜入りのスープになってしまいます。 でも、紅生姜の量はかなり少なさそうなので、大幅に味が変わる感じでもないかもしれませんが。
だけど、紅生姜は別添(別パック)にして欲しかった。その分コストが上がるので、値段も上がるんでしょうけどね。

麺はそれほど太麺ではない(カップうどんよりは細い)ですが、湯戻し時間は5分となっています。

最後に液体スープを入れて、よくかき混ぜたら出来上がりです。
液体スープとは書かれていますが、これはきっと「島ネロ(コーレーグス)」だと予想していたので、まずは液体スープをを入れない状態でのスープを味見してみました。

普通に豚と鰹の風味の沖縄そば風のスープでした。 普通に美味しいので「何も足さずにこのままでいいんじゃないか?」と思えるくらい。
最近では、カップの沖縄そばも本物に近い味のものが増えてきました。昔は「なんでこれが沖縄そば?」というような味のものも多かったですけどね。
この商品は確かに沖縄そばっぽい味です。(液体スープを入れる前は)
あ、でも、この商品は”沖縄そば”ではないんでしたっけ! ”沖縄風島そば”か!

液体スープを投入しました。⬇︎

この写真⬆︎では、液体ソースは麺の真ん中あたりにかかっているのですが、わかりにくいですよね。(まだ混ぜてません。)
僕の勝手なイメージで、液体スープ(島ネロ?)は赤っぽい液体なのを想像していましたが、透明に近いような色あいでした。

作り方には「よくかき混ぜて」と強調されているので、しっかり混ぜます。(太字で強調されているので、重要なポイントなんだと思います。)

具にかまぼこが入っているのはいいのですが、もっとかまぼこが大きければさらに沖縄そばっぽいのに。(だから、これは沖縄そばじゃないんだってば!)
あと、沖縄そばのかまぼこって、ピンクの縁取りじゃないんだよね・・・。ピンクの蒲鉾を使う事もあるのかもしれませんが、見た事ないし。(だから、これは沖縄そばじゃないんだってば!)

食べます。

しっかり混ぜてから食べます。

スープの色合いは沖縄そばっぽい!

あらららー。

これは、液体スープは入れないほうがよかったかもしれません・・・・
液体スープのおかげで味がガラリと変わりました。

液体スープを入れない方が”沖縄そば”に近いような味でしたが、液体スープを入れたら酸味と柑橘の風味が足されてしまい、トムヤムクンのような味になってしまいました。
「コーレーグースを入れて混ぜた沖縄そば」的な味に、さらにシークワーサーの柑橘風味がプラスされた感じ。 なので、沖縄そばっぽくなくなってしまいました。(だから、これは沖縄そばじゃないんだってば!)
無論、この商品はあくまでも「島ネロ味の沖縄風島そば」なんですから、この味で正解なんだと思います。
僕はトムヤムクンはあまり好きなないですが、トムヤムクンが好きな人なら、この商品は美味しく受け入れられるのではないかと思います。

あと、スープの原材料で糖類が一番多いだけあって、スープの甘さが強いです。
嫌になるほどの甘さではありませんが、「この糖類の甘さって必要なのか?」と思ってしまうくらいの甘さがあります。

この甘さは残念。 沖縄そばが好きな人は敬遠するかも。沖縄そばのスープって甘くないし。(だから、これは沖縄そばじゃないんだって!)

辛さは?

この商品は”激辛”ということでしたが・・・・。

“激辛”というレベルでは全くなく、ピリ辛レベル。
辛味はそれなりには感じられますが、”日本の一般的なレトルトカレーの辛口レベル”程度ではないでしょうか。

むしろ、なぜこれを”激辛”としてしまったのでしょうか。
辛いのが苦手な人は「激辛」と書いてあるだけで購入をやめると思いますので、”激辛”ではなく、せめて”辛口”にすれば購入層が広がりそうですけどね。

キャッチコピーが『激辛地獄へめんそーれ』でしたからね。 そんなこと書いたら買う人が減るのでは? 
逆に激辛マニアは喜んで買うとは思いますが、期待はずれでブーイングになるかもしれません。とにかく”地獄”からは遠くかけ離れています。 きっと、この商品の開発担当者(担当チーム)は、辛さに弱い方達だったのかもしれませんね。

でも、島唐辛子の効果はちゃんと出ているくらいの辛味はあります。
唐辛子の粉末や固形などは見当たらないので、島唐辛子は少量しか使ってないんだと思います。

僕は、本物の”島ネロ”は使ったことがないのですが、僕が想像するに、この商品は多分”島ネロを入れた沖縄そば”が再現できているのではないかと思います。
(だから、これは”沖縄そば”ではないんだってば・・・)

しかし! 僕的には、液体スープを入れない味(粉末スープだけ)の方が好きでした。

沖縄そばは、味変なしで、一味唐辛子で辛み漬けをしてシンプルに食べるのが一番いいと再認識ました。 (だから、これは沖縄そばじゃないんだって!!)

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