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ハウス食品『凄味麻婆豆腐の素 ボォー 香りの四川式』

ハウス食品ボォー麻婆豆腐の素 辛い食品の話題
辛さ満足レベル:
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ハウス食品の麻婆豆腐の素

昨日食べた丸大食品に引き続き、ハウス食品からも四川風麻婆豆腐の素が出てました。どちらのメーカーも麻婆豆腐のイメージが全然ないんですよね。
偏見かもしれませんが、ハウス食品が麻婆豆腐の素を作るなんて意外でした。
いや、過去にも麻婆豆腐の素は出してたのかもしれませんが、僕が興味がなかっただけかもしれません。
でも、今回は『四川式』と書かれていたので買ってみました。

辛味順位は、ハウス食品基準で5段階中の”4″となっています。
ハウスバーモントカレーの辛口レベルとか、それくらいな感じでしょうかね?

商品名? かわかりませんが、パッケージにデカデカと『ボォー』と書かれているのが特徴的です。 なんだろう?「ボォー」って。

調べてみたところ、キャラクターの名前でした。

マーボードウフの “ボー”なわけですね。なるほど。

どこで買った? いくらだった?

スーパーマーケットの”ヤオコー 浦安東野店(千葉県)”にて購入。
購入価格は、税込みで214円でした。

原材料

原材料を見ると、だいたい味のイメージはつくのですが、この原材料だとかなり日本式な麻婆豆腐になりそうな感じがします。 味噌と醤油がメインですし。 豆板醤や豆豉(醬)の使用量はかなり少なそうですし。 ただ、砂糖の使用量も控えめっぽいので、それほど甘ったるくないのではないかと予想します。ガーリックペーストが多めに入っているのも良いです。

作ります。

用意する材料は、豆腐300〜400g、豚ひき肉80g、長ネギ1/3本(30g)、水60ml、サラダ油大さじ1です。
家のあり合わせの食材の都合で、絹ごし豆腐300g、牛豚挽肉110g、長ネギ1/2本で作ることにします。

まずは、挽肉を炒めます。

ひき肉に火が通ったら、麻婆豆腐の素と水60mlを入れて混ぜ、長ネギ(みじん切り推奨らしい)と豆腐を入れて中火〜強火で2分ほどとろみがつくまで炒めたら出来上がりです。

色的には全然四川式っぽさがありません。 四川式はもっと黒っぽくて、赤い油が滲み出ないと・・・。

完成

四川式っぽくはないものの、なかなかいい色合いです。 その辺の中華料理屋さんで出てきそうな感じ。

豆腐は調理中にヘラでカットしたのでぐちゃぐちゃになりました。 絹ごし豆腐なので崩れやすいし。

食べます。

お? そんなに甘くない! 
というか、結構塩っぱい!!!
豆腐の量は推奨量のミニマムギリギリの300グラムを使いましたが、その代わり挽肉も長ネギも推奨量より多めに入れたにもかかわらず、ちょっと味がしょっぱすぎます。僕は塩っぱいのは嫌いではないのですが、それにしてもちょっと塩っぱい。
なので、豆腐は300グラムではなく400グラム入れた方がいいかもしれません。
そのしょっぱさもあってか、甘さが抑えられている気がします。
僕は麻婆豆腐には砂糖は全く使いませんし、本来の四川麻婆豆腐のレシピでも砂糖は使いません。
麻婆豆腐の甘さは、豆腐や、肉や油から出る自然の甘さだけで充分なのです。
でも、これくらいの甘さならまだ許容範囲かな?
日本には、たまにデザートのような甘さの麻婆豆腐とかありますからね。

で、味的には全然四川感はありませんし、麻辣も感じられません。
でも、香ばしい中華風なスパイスの香りはします。
花椒も使われているようですが、花椒に関しては風味も痺れもかなり弱いです。(四川式を謳うには麻辣が弱すぎです。)
本格的な麻辣にしてしまうと一般家庭には受けが悪くなるかもしれませんので、それを懸念して花椒は隠し味程度に控えめにしているのかもしれません。 花椒は慣れてない人には抵抗があるみたいですからね。

まあ、そんなこんなで、贔屓目に見てもこれは四川風というにはかなり厳しいです。

と、否定的になってしまってますが、それはあくまでも「四川式」かどうかについての話。

この麻婆豆腐、これはこれで結構美味しいです!
高級中華料理店とかで出てきてもおかしくない味。
「凄味」は、なかなか伊達じゃないかも。

味噌と醤油の味が強めで、変に甘くないし、白飯にもしっかり合います。
日本の麻婆豆腐って、砂糖を沢山使って甘ったるいものが多いですからね。甘ったるい麻婆豆腐は白飯を欲しませんが、この麻婆豆腐なら白飯も一緒に食べたくなります。

ガーリックペーストも入ってるようですが、そのガーリックの味も花椒も焙煎唐辛子も、いずれも突出することなくバランス良く調和しているのかもしれません。 ちなみに、自分で追い花椒をしてみましたが、花椒はあまり合わない気がしました。 ラー油とか入れるといいかもしれません。

食感もなかなか良いです。 片栗粉を沢山入れたようなとろみ感があります。いや、とろみ感を超えてゼリーのような固まり感さえあります。
でも、それがまた食感的にも悪くないのです。 そういえば母親が昔作ってた麻婆豆腐って、片栗粉を沢山使ってプルプルになってたな。 でも、そのプルプルが美味しかったり。

今回は牛豚の合い挽きを使ってしまいましたが、確かにこの麻婆豆腐には豚挽肉が合うと思います。 
牛ひき肉もあまり合わなそうな感じがします。
そして、豆腐も絹ごしではなくて木綿豆腐の方が合うと思いました。
さらに、葉ニンニクじゃなくて長ネギが合います。

ずっと四川式麻婆豆腐にハマってきた僕ですが、こういうスタンダードな日本式の麻婆豆腐もなかなか悪くないなと思いました。

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