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ハンウル『韓国伝統漬物 白キムチ』

白キムチ 辛い食品の話題
辛さ満足レベル:
旨さ満足レベル:
※レベル表記方法についてはこちらのページを。

日本の市場ではなかなか目にすることのない白キムチが売られていたので買ってきました。

白いキムチは韓国では”백김치(ペッキムチ)と呼ばれ、韓国に唐辛子が伝わる16世紀頃までは白いキムチが主流だったと言われているそうです。
白キムチの最大の特徴は、唐辛子を使わないことです。「だったら日本の漬物と同じじゃないか」と思われそうですが、白キムチは唐辛子を使わない以外は普通のキムチと同じ原材料で作るんだそうです。

キムチの歴史についてはこのサイトで解説されています。↓(KONEST)

キムチの起源と変遷1 | 食材・料理 | 韓国文化と生活
韓国人のソウルフード、キムチの歴史に迫る。韓国文化と生活情報をソウルからお届け。

今回買ってきたのは、その珍しい「白キムチ」です。 韓国からの輸入物です。

『韓国伝統漬物 キムチの原点チムチェ』と書かれています。
「チムチェ」は、漢字では「沈菜」と書き、要は野菜を漬けたもの(漬物)のことです。 

メーカーの説明によると、この白キムチは、「キムチの原点”チムチェ(沈菜=野菜の漬物)”と、現代のキムチを融合した新しいキムチ」なんだそうです。 なので、本来のチムチェは辛くないのですが、この商品は「青唐辛子」と「青唐辛子の種」を加えることによって、白い色を維持しながらも辛味を足しているようです。

商品案内 – 株式会社ハンウル公式

原材料は以下の通り↓

甘味料が使われている以外は、ナチュラルな原材料です。
漬け原材料には砂糖や甘味料(ソルビトール)が使われていますが、使用量は多くなさそうなので、甘さに影響を及ぼすほどではなく、隠し味レベルなのではないかと推測されます。 
日本のキムチは、甘み付けの為として砂糖を使用しますが、韓国のキムチに砂糖を使う理由は「塩よりも浸透圧の高い砂糖を使うことで、野菜に味が浸み込みやすなる(エキスも出やすい)から」とか「糖分によって乳酸菌の発酵を育成し、発酵を早める為」だということです。 
砂糖を使わなくても発酵はするので、キムチには砂糖を使わないのが主流だと思います。 
もちろん、家庭やメーカーによってもレシピや作り方は違うみたいなので、一概には言えませんが。
僕は砂糖は使っていないキムチが好きです。
日本のスーパーでは本場韓国直輸入のキムチも簡単に手に入りますが、日本人向けに(輸出専用として)甘くしているものも多い印象です。(中国製のキムチもかなり多い)
本場の味のまま輸入しても、甘いものが大好きな日本人の味覚には合わずあまり売れないためだと思います。 日本に入ってくる海外の料理は、本場では砂糖は使われず甘くないものでも、砂糖や糖類を入れて甘くなっているものが多いですからね。

蓋を開けてみると、すごいニンニク臭!!!!容赦ないです。  
蓋をしても、しばらく鼻の中にキムチ臭(ニンニク臭)が残ったので、鼻の中にキムチ臭がこびりついてしまったのか?と思ったほどです。(実際はキッチンにキムチ臭が充満していただけでした。)

確かに”白キムチ”です! 白いです!!
しかし、白いのは白菜の茎の部分が多いからというのもあるかも笑

食べてみると、甘味は控えめで、酸味が強く、ニンニクの風味も容赦ないです。

本格的な赤いキムチと同じような味がします。 
だけど、赤キムチと比べるとあっさりしている気がします。
なので、脂分の多い肉とかに合いそう。

今回買った白キムチは、赤唐辛子(韓国唐辛子)は使われていないものの、青唐辛子と青唐辛子の種が使われているので、普通のキムチ並の辛味はあります。

青唐辛子を使っているので辛味は強いかと期待してたのですが、意外にも辛さは控えめでした。

↑赤唐辛子は使われていないはずなのに、赤い粒がちらほら・・・
使っている唐辛子は”青唐辛子”のはずですが、熟して赤くなってしまった唐辛子が混入した?のかもしれません。  もしくは、青唐辛子を入れたけど熟して赤くなってしまったのかな?
青唐辛子って、細断した後も熟して赤くなることがあるのでしょうかね?

全部食べずに、少量を残して賞味期限ギリギリまで冷蔵庫で保存してみました。

元々かなりの酸味があったのですが、賞味期限間近になるとピークの酸味に!
僕は甘いキムチは苦手なものの、酸味のあるキムチは好きなので問題ありません。

結構好きな味!

この熟成したキムチを、豚肉や野菜と一緒に炒めて「豚キムチ」にします。

作り方は簡単。
キムチ、豚肉、ネギ、ニラ、ニンニクを炒めるだけ。 最後に胡麻を振って出来上がり。
味付けはキムチの味のみで、味付けの調味料は入れません。味がちょっと薄いと感じるならば塩を足せば良いですが、キムチから出る水にも旨味や味が凝縮されているので、炒める時はキムチの汁まで全部入れましょう。風味付けとして、ごま油やごま油系のラー油を入れてもよし。

こんな感じで出来上がりました。

豚キムチ炒めなのに赤くない! 赤い色がついてないと、あまり美味しそうには見えませんね。
でも、味はしっかり豚キムチ!! 美味しいです。

甘さがほとんどないので、白飯にも合う。

この白キムチは、炒飯にしても美味しいかもしれません。

白キムチ、結構気に入りました。 でも、なかなか売っているのを見かけません。

余談ですが、日本で一番売れている漬け物は「キムチ」なんだそうですよ。
とは言っても、日本のキムチのほとんどは本場のような発酵食品ではなく、浅漬けのキムチ風漬け物だというのが実態です。

市販のキムチの正体。そのほとんどは発酵すらしていないキムチ風「添加物の浅漬け」だった!
日本で一番売れている漬物、それは何だと思いますか? 日本には数多くの漬物が存在し、近年はその漬物離れが著しく、 和食ブームとはいえ、漬物から日本人が遠ざかっています。 本来であれば、日本古来から保存食として親しまれてきた漬物。 保存食だけで...

これは日本製だけど、珍しく砂糖を使っていないキムチです!↓ 見つけた時はちょっと感動しました。

森川『手作りピリカ べチュキムチ』
辛さ満足レベル: 旨さ満足レベル: ※レベル表記方法についてはこちらのページを。 千葉で買った国産キムチ 僕は国産のキムチはほとんど買いません。 日本製のキムチは砂糖や甘味料を沢山入れてわざと甘い味付けになっているものが多く、僕には甘すぎる
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以上。 白キムチの感想でした。

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