話題の『ペヤング獄激辛Final焼きそば』と、韓国の『世界で一番辛いインスタントラーメン”閻魔王ラーメン”』をほぼ同時に入手したので、辛さを比べてみることにしました。
『ペヤング獄激辛Final やきそば』とは？
「とうとうあの”ペヤング獄激辛やきそば”がラスボスを出してきた！」と巷で話題になっています（多分）。
2022年3月に発売されたペヤングの激辛焼きそばシリーズの新製品で、その名も『ペヤング獄激辛やきそばFinal』です。ネーミング的にはインパクトはありませんが、”Final“ということで、もうこれ以上辛いものは出さないよ！という意気込みが感じられます。
今度こそは”本当に最後”なのかもしれません。
なにせ、ペヤングの『激辛やきそばシリーズ』は、「”これが最後”詐欺」を何度もやってきましたからね・・・。
『獄激辛やきそば』について語るには、まずは元祖である『ペヤング激辛やきそば』について説明しなければなりません。
これ⬇︎が『ペヤング激辛やきそば』です。
2012年2月に発売された元祖「ペヤング激辛やきそば 辛さレベルMAX!! 」は、既に「辛さレベルMAX!!」と謳われていました。 しかし、激辛マニアな人々は「この辛さでは激辛とは言えない」という評価を下しました。（ボクの周りにもそういう声が多かったです。辛さにあまり強くない人も「思ったほど辛くなかった」と言ってましたからね。）
だからなのか、2017年に『もっともっと激辛MAXやきそば』というのを出してきました。しかし、初っ端から”辛さレベルMAX”を謳ってしまったために、苦し紛れに”もっともっと”という言葉を使ったわけですね。 しかし、それも辛さ評価はイマイチだったためか、翌年の2018年にとうとう『激辛MAX END』というものを発売したのです。 ”END“を付けることにより、メーカーとしてはこれで最終形態のつもりだったのだと思われます。
『激辛MAX END』のパッケージは、真っ黒に血の滴るような赤文字でデカデカとENDと書かれている思い切ったデザインで、「辛さとインパクトで勝負！」という意気込みが感じられました。
しかし、それも大して辛くなかったんです。当時の僕のブログでも「辛くなくて拍子抜けした」と書いていますし。 そして、やはり僕の周りの辛いものが好きな人たちは「大して辛くない」と言ってました。 ちょっとパッケージ負けしている感がありました。
メーカーとしても意地があったのでしょうか、そしてとうとう2020年に、激辛MAX ENDの３倍の辛さだという『獄激辛やきそば』を出してきたわけなのです。 今まで出してきたものは、全くMAXでもENDでもなかったわけです（笑）
『獄激辛焼きそば』は、パッケージにキャラクターを使用てカラフルで賑やかになり、一見すると激辛商品には見えない感じになりました。
きっと「一見辛そうに見えないけど、食べてみると結構辛い」というギャップを狙ったのかもしれません。
そして、獄激辛やきそばは、やっと激辛と呼べるレベルに達してきた感じでした。
しかも、”獄激辛やきそば”は、普通のソース味以外にも、カレー味、担担味、ニンニク味、麻婆豆腐味と、これでもか！というくらいに立て続けに色々な味を発売してきました。
僕は全部食べましたが、どれを食べても美味しいんです。さすがペヤングです。
日清食品の”カップヌードル”は何の味を食べてもちゃんとカップヌードル味がするように、ペヤング焼きそばは、何味を食べてもちゃんとペヤング味がするんです。 麺の味や基本のソースの味がブレないのかもしれません。
しかし、”獄激辛シリーズ”は大量に売れ残ったのか、ディスカウントショップで叩き売りされているのをよく見かけるようになりました・・・。
そんな感じで、獄激辛やきそばは確かに”激辛”レベルではありました。でも、それでさえも激辛マニアな人々にとっては日常レベルの辛さだったのですが、一般消費者にはかなり衝撃の辛さだったらしく、Youtubeなどで獄激辛やきそばを食べ、大げさなリアクションをして騒ぎ立てている映像なども多く見受けられましたが、映像のインパクトを出すためにわざと大げさに騒いでいる感じでした。
ちなみに僕の場合はこんな感じ⬇︎
まあ、余裕だったということです。（汗は書きましたが）
ちなみに。本当にヤバい辛さの場合、騒ぐ余裕などありません。
僕は過去に「殺人カレー」をはじめ、本当に危険なレベルの超激辛を何度か体験してきましたが、そのレベルになると、身の危険を感じ、騒ぎ立ててる場合じゃなくなります。 食べる時の口の中の痛さもさることながら、食後の胃がヤバいのです。
そして、食べる時よりも、食べた後がヤバいのです。胃が熱いのは序の口です。 胃痙攣（胃痛）はヤバいです。騒いでいる余裕など全くありません。 生命の危機を感じ、冷や汗を流しながら「もしかしたらこのまま死ぬんじゃないだろうか」とか考えながら唸り苦しみます。 しかし、不思議なもので、その痛みはずっと続くわけじゃないのです。波があるのです。５分くらい激痛が続いたと思ったら、突然ふと痛みがなくなるのです。そして、その痛くなくなる瞬間がとても気持ちいい（？）のです。「ああ、健康って素晴らしい！もう二度とあの痛みは経験したくない！」と感じるのです。 さっきの激痛が嘘のようになくなります。
しかし、しばらくするとまた激痛が始まります。
「ああ、またきた・・・もう勘弁してくれ・・・！」と思うのも束の間、激痛にひたすら耐えるのです。
ちなみに、胃薬を飲んでも全く効きません。
そして、そういう症状はなぜか食べた直後には出ません。早くても数十分後、遅い時には６時間くらい経ってから出てきたりします。
昼間に超激辛なラーメンを食べてなんともなかったのに、なぜか夜になって胃痛が出たりするんです。
そこで、「なぜ、超激辛食品を食べたときの胃痛は後から出てくるのか？」を考えてみました。
超激辛食品を食べて胃の壁がダメージを受ける。（この時、胃がポカポカ熱くなるが、痛みはない。） ⬇︎ 時間が経って、胃の中の食べ物が消化され、胃が空になってくる。 ⬇︎ 胃酸が出てくる。 ⬇︎ ダメージを受けてただれた胃の壁に、胃酸が染みて激痛を感じる。
素人考えではありますが、おそらく以上のような流れなのではないかと思います。
胃痙攣は何度も経験していますが、僕の中では人生最大の痛みです。あれ以上の痛みと苦しみは経験したことがありません。
人間は、究極の痛みには気絶することで防衛するのでしょうけど、流石に胃痙攣は気絶するレベルではないでしょうね。
そういえば、僕はバイク事故をおこして大怪我をしたことがあるのですが、不思議とその時の記憶が全く残っていないのです。事故を起こした瞬間も全く覚えていません。（居眠り運転をしていたわけではない）気が付いたら既に手術も終わっていて、病室のベッドにいました。
でも、後から聞い話だと、事故後もちゃんと意識はあって、救急隊員に名前と住所を自分で言っていたらしいんです。 全く覚えていない。記憶が恐怖感や痛みを消し去ってしまったのかもしれません。
ちなみに、どんな事故だったかというと、僕が夜バイクで緩いカーブを走行中に、中央分離帯からUターンしようとした車が突然出てきて、それにぶつかったらしいんです。（しかも、相手は車検切れの無保険車で、後々色々大変でした。）骨折とかはなかったですが、右足を何十針縫いました。頭も打ったのでしょうか（メルメットは被っていた）、その事故を境に暑がりになったような気がします。
男性よりも女性の方が辛いものに強いと聞きます。 それはなぜかを考えてみたのですが、おそらく女性は出産の陣痛に耐えられるようになっているから？（痛みに強い）だと思うんです。辛味は痛覚ですからね。
当然ながら、僕は陣痛の痛みはわかりませんが、胃痙攣になるたびに、陣痛というのはこれくらいの痛みなんじゃないだろうかとか考えたりします。 要はそれくらい痛いんです。
ちなみに、夜中にバイクで緩いカーブを走行中に、中央分離帯からUターンしようとした車が突然出てきて、それにぶつかったらしいんです。（しかも、相手は車検切れの無保険車で、後々色々大変でした。）
男性よりも女性の方が辛いものに強いと聞きます。 それはなぜかを考えてみたのですが、おそらく女性は出産の陣痛に耐えられるようになっているから？（痛みに強い）だと思うんです。辛味は痛覚ですからね。
当然ながら、僕は陣痛の痛みはわかりませんが、胃痙攣になるたびに、陣痛というのはこれくらいの痛みなんじゃないだろうかとか考えたりします。 要はそれくらい痛いんです。
おっと、いきなり話が逸れてしまいました。
まあ、獄激辛焼きそばレベルでは、さすがにそのような状態にはなりませんけどね。
でも、場合によっては軽い腹痛はおこすかもしれないので油断は禁物です。
とにかく、『獄激辛やきそば』でも激辛マニアな人たちは唸らなかった。
そこでメーカーとしては最後の意地で、今回の新製品『獄激辛Final』を出したのでしょう。
「もう終止符を打ちたい！ 今度こそこれで最後（ファイナル）だ！」と。（あくまでも僕の想像です）
『獄激辛Finalやきそば』は、『獄激辛焼きそば』の２倍の辛さなんだそうです。
“２倍”というと大したことがないようなイメージですが、『獄激辛焼きそば』もなかなか辛かったので、今回の『獄激辛Final』は、なかなか激辛になる事が予想されます。
楽しみです。
『閻魔大王ラーメン』 とは？
閻魔大王ラーメン（염라대왕라면）
韓国発の激辛インスタント麺です。
염라대왕（ヨムラデワン、発音的にはヨムナデワン）は閻魔大王という意味で、라면（ラミョン）はラーメンという意味なので、そのまま直訳ということになりますね。 韓国のインスタント麺でもこのようなネーミングは珍しいかもしれません。
ネーミングもパッケージも、ただならぬ雰囲気を醸し出しています。
「とうとう韓国にも本気な辛さのインスタントラーメンが出てきたか？」という感じがします。
何せ、パッケージに書かれているキャッチコピーは『Spiciest in the world!!（世界一辛い！）』ですからね。
日本語の注意書きも目立つように書かれています。
そうなんです。正規輸入品なのでパッケージはしっかりと日本語で書かれているんです。
現地のパッケージはこんな感じ。⬇︎
日本のパッケージも、ちゃんと現地のデザインをそのまま使っているようですね。
炎と唐辛子の向こうに、うっすらと閻魔大王と手下の影が描かれているデザインです。
韓国では1袋3,000ウォン程度（日本円にすると約280円）で売られているようです。
韓国の袋入りラーメンは現地では一袋50円ほどで売られているので、現地でも高額なラーメンであることがわかります。
その価からしても、ひょっとすると韓国のインスタント麺史上で一番の辛さを誇るものになるのではないかと予想しています。
韓国のインスタント麺は、「辛い」と書かれてなくとも辛かったりします。
韓国では、ラーメンといえば辛くて当たり前なのです。韓国のインスタント麺で、全く辛くないものを探す方が大変なくらいです。
でも、韓国のラーメンは確かに辛いのですが、激辛ではありません。
韓国人は日常的にキムチを食べたり辛い食べ物を食べますが、けして激辛なものを食べているわけではありません。 韓国料理は甘辛いものが多いですしね。 甘辛いのが好きなのは日本と似ています。
韓国料理やキムチが、あんなに真っ赤なのに辛さが弱いのは、使っている唐辛子に秘密があるのです。
“韓国種”と言われる辛みが弱くて旨味が強い唐辛子を使っているのです。
だから、キムチはあんなに唐辛子をたくさん使っていて真っ赤なのに辛くない訳なのですね。 むしろ唐辛子の旨味と甘味が出てるくらいですから。
しかし、当然ながら韓国にも激辛系インスタント麺はあります。
韓国系の激辛インスタントラーメンといえば、トゥムセ（トゥンセ）ラーメンやら、
『VOLCANO CHICKEN NOODLE』やら
プルダック焼きそばとか
そんな感じで、韓国の激辛系インスタント麺も色々出てますが、どれも常識的な辛さではありました。
調べたところによると、閻魔大王ラーメンのスコヴィル値は21,000SHUらしいのです。
一般的な日本の唐辛子でさえ40,000SHUくらいだと言われているので、唐辛子よりも辛くない？
ちなみに、先日、都内の激辛ラーメンのスコヴィル値を測定して東京一辛いラーメンを決めるという、テレビ番組の企画があったのですが、そこで食べられたラーメンは数万SHUは当たり前で、一番辛いと言われるラーメンでも110,000SHUという結果になりました。
ということは、この閻魔大王ラーメンは、都内のラーメン店の一般的な激辛ラーメンレベルの辛さということになりますかね？
どこで買った？ いくらだった？
獄激辛やきそばFinalの方はセブンイレブン（コンビニエンスストア）にて購入。
価格は、税込みで258円でした。
さすがに、獄激辛やきそばよりも５０円くらい高いです。
激辛系食品って、原料代が高くなってしまいますので、そのへんは仕方ないのかなと。
でも、常識的な値段設定で頑張っていると思います。
閻魔大王ラーメンのほうは、文化堂豊洲店（スーパーマーケット）にて購入。
価格は、税込みで430円でした。 ポップには『アウトレットセール』とか書かれていました。
「いやいやいや、インスタントラーメンがアウトレットで430円（税込）って高すぎでしょ。なんかの間違いじゃないの？」
と思って、ネットで調べてみたところ・・・・
なんと！１袋500円〜1,500円くらいで売られていたのです。（というか、なんでそんなに値幅があるの？）
日本の輸入者の想定小売価格は１袋500円ほどっぽいです。⬇︎
なので、それ以上で売られているものはボッタ・・・いやプレミアム価格になっているわけですね。まあ、売られているところは少ないでしょうしね。
でも、僕的には袋入りラーメンは400円くらいがMAXかなぁ。
韓国版閻魔大王ラーメン（염라대왕라면）⬇︎
原材料やカロリーなど
『ペヤング獄激辛Finalやきそば』の原材料
原材料を見る限りでは、これが激辛商品とは思えない感じです。
しかも添付調味料（ソース）の原材料の一番トップに”糖類”がきていますしね。
ノーマルのペヤングやきそばのソースでさえ、ウスターソースが一番多く使われているのに。
ノーマルのペヤング焼きそばの調味料の原材料を比較してみると、全く違うレシピで作られているようです。
ちなみに、ノーマルのペヤングやきそばの添付調味料の原材料は以下の通り。
ノーマルペヤング焼きそばの調味料の原材料：
ウスターソース、糖類、たん白加水分解物、食塩、香味油、ビーフエキス、香辛料、ビーフ風味調味料
ただ、ノーマルペヤングやきそばと麺の原材料は全く同じです。この麺こそがペヤングやきそばの味の特徴を出しているのかもしれません。だから、ペヤング焼きそばは何味を食べてもペヤングの味がするんでしょうね。
ちなみに、獄激辛やきそばとも原材料を比べてみましょう。
ほぼ同じでした。
香辛料抽出物の使用量が多くなっただけです。
『閻魔大王ラーメン』の原材料
グルテン、米粉、でん粉などが使われているのが韓国ラーメンの特徴です。これにより、韓国インスタント麺特有のもちもち感が出るのでしょう。
この商品も粉末スープの原材料の一番トップに”砂糖”が使われています。基本の味は甘いのか！？
しかし、獄激辛Finalとは違って、辛そうな原材料があちらこちらに散見されます。
唐辛子パウダー、唐辛子粉（唐辛子パウダーと何が違うんだ？）、カプシカム、香辛料抽出物など、辛い系の原材料が随所に使用されています。
獄激辛Finalやきそばの栄養成分
閻魔大王ラーメンの栄養成分
カロリーは両者とも常識的なカロリーです。
食塩相当量に関しては、閻魔大王ラーメンの方が獄激辛Finalよりも倍近く多いですが、これは汁ありラーメンの宿命ですね。汁ありラーメンとしては普通の食塩相当量です。
中身は？
まずは、閻魔大王ラーメンの中身を見てみます。
粉末スープ、かやく、乾麺のセットです。
日本の袋入りインスタント麺はなぜか具が入っていないのが当たり前です。入っていたとしても、粉末スープの中にネギがほんの少々とか・・・。 しかし、韓国の袋入りラーメンは具もしっかり入っているのが当たり前です。もちろん閻魔大王ラーメンにもちゃんと具が付属しています。
具がついているのはいいですね。
ペヤング獄激辛Finalの中身を見てみます。
液体ソースとかやくと乾麺のセットです。 かやくは、キャベツと鶏ひき肉です。
ペヤングの具もそこそこの量があるのが良いですね。
閻魔大王ラーメンを作る。
さて、これから『閻魔大王ラーメン』と『ペヤング獄激辛Finalやきそば』を作るわけですが、両方とも同じタイミングで食べられるように時間を調整しながら作ります。
ペヤング焼きそばはお湯を注いで３分ですが、閻魔大王ラーメンは麺を４分３０秒ほど煮込まないといけないので、閻魔大王ラーメンから先に作り始めます。
鍋に水550mlを沸騰させ、かやくと粉末スープと麺を一緒に入れて４分３０秒見込めば完成です。
韓国の袋ラーメンは、麺とかやくをスープを同時に煮込む作り方が普通です。
でも、日本の袋入りラーメンは、麺を茹でた後火を止めてから粉末スープを入れるというのが普通です。この違いはなんなんでしょうかね？
具は、ネギ、わかめ、にんじん、玉ねぎ、海苔、です。
『粉末スープの量で辛さが調節できます』と書かれています。
でも、それってどうなんでしょうか？？ 辛さと一緒に味の濃さも変わってきますからね。
だったら、辛み付スパイスと粉末スープを別々の袋にすればいいのに。
スープが薄くなっても嫌ですし、当然全量入れます。
粉末スープの量は普通のラーメンよりも多めです。
器に盛り付けて完成。
獄激辛Finalやきそばを作る。
ペヤング焼きそばの作り方と全く同じなので、説明を読むまでもないですね。
でも、僕は念の為に作り方は必ず読むようにしています。
僕が初めてカップ焼きそばを食べた時のことは忘れもしません。 僕が小学生の頃に病院に入院していた時に、見舞いに来た母親がカップ焼きそばを買ってきたんです。（なぜ病室でカップ焼きそばを食べようと思ったのかは不明）
母親もカップ焼きそばは初めてだったのですが、僕の母親は作り方の説明をちゃんと読むような人ではないので、普通のカップラーメンの作り方でカップ焼きそばを作ってしまったのです。
要は、お湯を捨てずにソースを入れてしまったんですね。
当然、焼きそば風味の味の薄いラーメンが出来上がりました。 美味しくなかったです（笑）
話がそれました。
麺の上にかやくをあけ、お湯を注いで３分間待ち、お湯を捨てた後に液体ソースをかけて混ぜれば完成です。ごく普通の作り方です。 さすがペヤングです。 具の量はそこそこあります。
ソースの色はちょっと赤みを帯びています。 ソースは普通のソースの香りで、特に唐辛子エキスや激辛系唐辛子の香りは感じられません。
よくかき混ぜれば完成です。
閻魔大王ラーメンは、その色合いから辛そうに見えませんが、ペヤング獄激辛Finalは全く辛そうに見えません。 世の中では『赤い＝辛い』と認識されることが多いですが、辛さは色ではわかりませんから。
食べてみます！
さて、両方完成しましたが・・・・
これ、一人で食べるにはきついです。
僕は大食いではないですし、ダイエット中なので、これを一度に食べ切る自信はありません。
まあ、無理すれば食べられないこともないかもしれませんが・・・。
とりあえず食べてみます。
まずは、閻魔王ラーメンから・・・・。
先にスープを飲んでみます。
「甘い」・・・・
と思ったのも束の間。 ビリビリとした辛味が襲ってきます。
さすがになかなかのパンチ力！ 目の下から汗が噴き出します。
感覚を覚えているうちに、すかさずペヤングの獄激辛Finalを食べます。
おお？ 結構辛いぞこれは！ 痛いぞ！
獄激辛Finalは、獄激辛の２倍の辛さだというのは一口食べただけでわかりました。
うーん。閻魔大王ラーメンよりもペヤング獄激辛Finalの方が辛いかも？
獄激辛Finalは、食べた瞬間に突き刺さるような辛さが口の中に広がりました。
ただ、両者とも辛さの質がちょっと違う感じです。閻魔大王はどちらかというと痺れるような辛さ（かといって花椒などの痺れではない）で、獄激辛Finalの方は刺すような辛さが感じられます。
でも、やっぱりわかりません。
閻魔大王ラーメンはスープの甘さによって辛さが少し遅れてやってききます。辛さはかなり強いです。そこにペヤングの鮮烈な辛さが相まって、辛さが増強されただけかもしれません。
僕は、普段は辛いものを食べるときは水は飲まないのですが、今回は辛さを比べるために口の中をリセットしようと水で口をゆすいだりしたのですが・・・。 全然辛さは取れませんね。
辛いものを食べたときに水を飲んでも意味ないというのはこういうことです。
ちょっと時間を空けたりして何度も食べ比べましたが、どちらも辛さが持続するので、なかなか口の中がリセットされないのです。
正直、どっちが辛いのかわからなくなってきました。
でも、はっきり言えるのは、どちらも結構な激辛だという事。
日本で売られている市販の食品で、ここまで辛いのはなかなかありません。
レトルトカレーの『１８禁カレー “痛い”』がなかなか辛かったですが、流石に『１８禁カレー “痛い”』よりは辛くない感じでした。
しかし、コンビニやスーパーで売られている食品としては、間違いなくどちらも最高峰の辛さです。
マニア級ですね。 まさかこのレベルの辛さの商品がコンビニやスーパーで売られるとは考えてもいませんでした。
どれくらい売れているのか知りたいですね。
「こんなの誰が買うんだ？」と思われそうですけど、僕は意外と売れていると予想してます。
激辛マニアな人たちはもちろん、自称辛いものが好きな人たち、そして話題性やネタで買う人たち、怖いもの見たさで買う人たち・・・ なんだかんだそこそこ売れているのではないかと。
でも、このレベルの辛さになると、興味本位で食べた人は食べ残してしまうのではないでしょうかね。
むしろ食べきれない人続出なのではないかと思います。
しかし、これは予想以上に辛いです。
頭皮にも汗が滲んでくるのがわかります。
僕は辛いものを食べると目の下や額などに汗をかきますが、頭頂部に汗をかくときは相当な辛さの時です。
そして、もう本当にどっちが辛いかわからなくなりました。
麻痺してしまい、どちらも同じくらいの辛さに感じます。
流石に、一度に２個全部食べるのは量的にも無理ですので、それぞれを1/3くらいずつ残して、数時間後にもう一度検証してみることにしました。
辛さ感覚が崩壊
で、数時間後（４時間後くらい）に、また残りを食べ比べてみました。
というか、４時間経っても麺がほとんど伸びない閻魔ラーメンよ・・・・。麺がスープを吸ってしまうかなと思ってましたが、ちゃんとスープも残ってるし！
で、食べてみたんですが・・・・・。
なんと。
どっちも辛くない・・・・・。
びっくりするほど辛くないんです。 いや、全く辛くないというわけではないのですが、ぴりりとする程度です。
一時的に辛さ感覚が麻痺しているんだと思います。
以前、以前殺人カレーを食べて救急車で運ばれた翌日に、LEEの30倍カレーにサドンデスソースを沢山かけて食べたんですが、それが全く辛くなかったのを思い出しました。
不思議なんです。 極端に辛いものを食べると痛覚が麻痺するのかもしれません。
今回も同じ現象を体験したというわけです。
かといってその状態がずっと続くわけではありません。１日くらいで戻ります。なので舌が壊れてしまったとかそういうわけではありません。
「辛いのが好きな人って味覚が崩壊しているんじゃないの？」ってよく言われますが、味はちゃんとわかっているんですよ。味がわかっているからこそ激辛グルメにハマるんです。
味もわからずただ辛いだけだったら痛いだけなのでイジメと同じですからね。
僕は痛いの嫌いですから。 マゾじゃないし！
まあ、とにかく”辛くなくなってしまった”のです・・・。
でも、辛くないからと言って調子に乗ってガンガン食べてしまうと、後から胃がついていけない可能性もあるのが激辛の恐ろしいところ。
今回は、激辛の量としては自分の許容範囲を超えそうなので、ヨーグルトで胃を労わりながら残りを食べました。
ということで、結局どっちが辛いのかわからなかった！
どちらも美味しい
感心したのが、どちらもちゃんと製品の味がしっかり保たれているということ。
激辛系の食品にありがちなのが、辛さだけを追求するあまりに、味のバランスを考えずに（もしくは作り手が味見できない）、”ただ激辛系唐辛子を入れたただけ”とか”ただカプサイシンエキスを入れただけ”とかです。
そうなると、唐辛子の風味や唐辛子エキスの風味が強烈になり過ぎてしまい、味を壊してしまうことです。
特にハバネロ以上の激辛系の唐辛子は独特の風味が強いので、料理の風味を損いやすいのです。
しかし、これらの商品はそういうクセは弱めです。 獄激辛Finalはちょっと唐辛子エキスっぽいような風味はあるもののしっかりとペヤングやきそばの味が出ていますし、閻魔大王ラーメンの方も韓国ラーメンの海鮮だしの風味が変な風味などに邪魔されずにしっかり出ています。
閻魔大王ラーメンは、よくある韓国ラーメンの味わいですが、農心（NONGSIM）社のラーメンに結構似ている感じです。ノグリウドンに似ているかな？ でも農心社の製品ではない気がします。
辛味というのはその気になればいくらでも辛くできるんです。 まあ、理論的には限界はありますが、それよりも人間の限界が先にきてしまいます。
僕の持論としては、辛いものはやろうと思えばいくらでも辛くできるので、真の激辛グルメというのは、辛さと旨さの両立ができてないとダメなんです。
辛さは簡単にいくらでも辛くできますが、旨さに関しては”簡単にいくらでも旨く”、というわけにはいきませんから！
基本の味が美味しくあってこそ辛さが生きてくるんです。幸せを感じることができるのです！
しかし、”獄激辛Final”は、コンビニやスーパーで発売されるレベルの辛さとしては、もう”Final”でしょう。
これ以上辛くしてしまうと、買う人は減ると思いますし、体調を崩す人も続出するでしょう（笑）
まるか食品、思い切ったと思います。というか、商売がお上手です。
これがまた宣伝になり、ノーマルのペヤングやきそばの購買につながるわけですからね。
僕も、久しぶりにノーマルのペヤングやきそばを食べたくなりましたから。
今はTVCMとか打たなくても、こういう商品を出せば勝手にみんながSNSとかで宣伝拡散してくれますからね。
判定
いや、何度も口の中をリセットしながら食べたんですが・・・。というか、辛さが持続してなかなかリセットもできず。
で、時間を置いたら置いたで、感覚が麻痺して辛さが弱く感じられてしまう始末。
なので、ファーストインプレッションで判断するしかなかったです。
とりあえず、僕のブログでの満足レベルは以下の通り。
『まるか食品 ペヤング獄激辛Finalやきそば』 辛さ満足レベル： 旨さ満足レベル： ※レベル表記方法についてはこちらのページを。
『プランプラス 閻魔王ラーメン』 辛さ満足レベル： 旨さ満足レベル： ※レベル表記方法についてはこちらのページを。
閻魔王ラーメンは海鮮風味が良い感じだったので、旨さ満足レベルを少し上げています。
ペヤングは、安定のペヤングでした。
辛さレベルは、同じにしてしまいました。
閻魔王ラーメンの方が甘味が強いので、感覚的には獄激辛Finalの方が刺すような辛味が強いのですが、閻魔王の方も痺れるような辛さが強くて、どちらも辛さが持続するので同時に食べてもどちらか辛いかよくわからなくなってしまいます。 僕は獄激辛Finalの方が辛く感じるのですが、これはもう正式にスコヴィル値を計測しないとわかりません。
スコヴィル値は？
調べてみたところ、一応両者ともスコヴィル値は出ているようです。
ソース：
閻魔大王ラーメンが21,000SHUで、獄激辛Finalが916,380SHU….
え？ そんなわけないでしょ！ 獄激辛Finalの方が閻魔大王ラーメンの約43倍の辛さ？？？？？？？
閻魔大王ラーメンの21,0000SHUはまだわかります。
でも、獄激辛Finalが916,380SHUというのはないと思います。
だって、有名な激辛ソースで有名な”デスソースシリーズ”のジャージーデスソースやウルトラデスソースとか、Ashley Foods社のMAD DOG’S REVENGEなどと近いくらいのレベル（1,000,000 SHUレベル）の辛さということになりますから。
メガデスソース（MEGADEATH SAUCE）でさえ550,000SHUですよ？
“デスソース”は、激辛ソースの代名詞になるくらいに日本にも浸透しました。
ちなみに、日本に正規輸入されているデスソースシリーズの中で一番辛いのはSUDDEN DEATH（サドンデスソース）ですが、サドンデスソースの辛さはまだまだ序の口なのです。（100,000SHU）
で、獄激辛Finalやきそばのスコヴィル値が本当に916,380SHUだとしたら、メガデスソース（550,000SHU）の倍近い辛さがあるということになりますね。
ということは獄激辛Final焼きそばを全部食べたということは、メガデスソースを一本飲み干すくらい楽勝ということになりますよね。
でも、メガデスソースってかなり辛いです。 一本（148ml）を飲むのは無理だと思います。（飲もうとしたこともないですが）仮に飲めたとしても、その後に尋常ではない地獄が待っていると思います。下手すると死ぬかも。
なので、そのメガデスソースよりも辛いなんてことはないはず。
先にも書きましたが、スコヴィル値を正式に計測した「東京一辛いラーメン」でさえ110,000SHUだったんです。 なので、獄激辛Finalがそれの８倍以上の辛さなんてありえないと思います。
じゃあ、なんで”916,380SHU” などという刻んだ数字が出てきたのでしょうか？
僕の想像でしかありませんが、完成品のスコヴィル値ではなく、おそらく「”916,380SHU”のスコヴィル値の辛味調味料や唐辛子を使用している」とかいうことではないでしょうか？
そういえば、以前 4,000,000SHU と謳われたホットソースをアメリカから取り寄せたことがあるのですが、それが全然辛くなかったんです。（全然というと語弊がありますが）
よくよく調べてみたら、そのホットソース自体の辛さが400万SHUというわけではなく、400万SHUのレベルの原材料を使っているということだったわけです。 なので、製品になったときには辛さは薄まっているというわけなのです。
なので、今回のペヤングの”916,380SHU” も同じような感じで、”916,380SHU” レベルの唐辛子エキスを使ったとかなのでしょうかね。
というか、それ以前にこの “916,380SHU”はメーカー公称値なんですかね？
まあ、そんな感じで、人間の辛さの感じ方は非常に曖昧なので、スコヴィル測定に頼るしかないんですよね・・・・。
いずれも激辛マニアには超お勧め！！！！
多分、これらは普通の人は完食できない気がします。
話題性もあって、そこそこは売れると思いますが、食べきれずに捨てる人が続出するんじゃないかと。
東日本大震災の時とかには食品の買い占めがあって、インスタントラーメンやレトルトカレーコーナーは空になっていましたが、辛い系のもの（韓国の辛ラーメンとか）だけは沢山売れ残っているという現象がありました。 なんだかんだ、日本人はあまり辛いものを好んで食べないんだなと再認識しました。
その時に僕は「激辛マニアでよかった」と思いましたね。 買い占めがあっても、辛いラーメンなら売っているので食べるものには困らない！
しかし、仮にまたなんらかの災害とかがあって買い占めが起きた時に、この閻魔大王ラーメンと下区激辛Finalが売れ残っていたとしても、僕は流石に非常食としては買わないと思います（笑）。
というか、災害時にこれらを食べたら、食後に何度もトイレに通うこととなり、さらには断水でもしていたら大変なことになると思います！
まあ、とにかく、どちらの商品も激辛マニアには満足できる辛さに仕上がっていると思います。
これは軽くトリップできます！ でも、下手するとトリップ後の地獄が待っていると思うので、体調や胃の状態は万全で食べた方がいいですね。
ちなみに、僕は一度食べれば十分かな。常食するつもりはないです。（笑）
さすがに僕は辛味もこれ以上追加する気にはなりませんでしたけどね。
これでも物足りなくて、さらに辛味と旨味を足したいという方は、ぜひ僕がプロデュースした辛味調味料『七海涼辛子®』をお使いください。⬇︎（宣伝）
最後に
はい。 さすがに、夜になって少し胃が痛かったです。
胃痙攣レベルの痛みではなかったですが、じんわり痛い感じで・・・・。
翌日の💩は大丈夫でした。 尿も大丈夫でした。
男性の場合は、極端に激辛なものを食べたときにはおしっこも熱くなることがあるんですよね。
要は辛味成分がおしっこに混ざって排出されるのでしょう。男性尿道が長いのでその辛味成分を尿道で感じやすいんだと思います。 尿道が熱くなるんですよ。（痛くはない）
まあ、ぎりぎり常識範囲内の激辛だったということですね。
でも、これ以上辛いとちょっとヤバいと思います。
まあ、激辛はほどほどに、楽しく、美味しく食べましょう。
苦しいのとか激痛は勘弁です！！！
でも、「あの苦しみと痛みが快感なんだ！」という人も世の中にはいるんでしょうね。
真のマゾですね。
コメント
獄激辛FINALの液体ソースを砂糖水で薄めた人によると約75,000SHUらしいですね
初代激辛ペヤングの付属ソースは約3,500SHUらしいです 麺に入れて完成時の値はわかりません
なんと！ そんなマニアックな方がいらっしゃるんですね。 凄い。
確かにそのあたりの数値なら納得がいきます。
麺に入れると体感的にはもうちょっと辛さは弱まりそうですが、スープで薄めるわけではないのでそんなに変わりはないかもしれませんね！
閻魔さま(？)が手を「×」にして「無理～！」って言ってそうな絵が笑えますね。(笑)
私も先日食べましたが、普通の獄激辛とは桁違いに辛く感じました。
何とか完食できたものの、食後もなかなか顔汗が止まらず、
これはさすがにリピしたいとは思いませんね。
私には普通の獄激辛ぐらいが丁度いいです。(笑)
そうですね！ これは流石に常食するような辛さではありませんね。
まるか食品も思い切ったとは思いますが、これもまた話題になっていい宣伝になるのかもしれません。
👏
finalは快楽を味わう余裕なんか１ミリもないですよ、筋トレで激痛味わった方が全然マシ❢❢食後の腹痛下痢は、明らかに体調不良ですからね。筋トレみたいに健康になるなら
幾らでもバカバカ喰らってますわ。
そうなんですよ。 激辛で健康になれれば最高なんですけどね・・・・
「カプサイシンダイエット」についても、カプサイシンで痩せるなら、僕は今頃ガリガリに痩せてるはずです・・・・。
辛いものは体に良いとも言われることがありますが、あれは程よい刺激があるレベルのことを指しています。
度を過ぎた激辛は身体にダメージを与えることは間違いありませんので・・・。
でも、ストレス解消とか精神的開放（？）にもなったりするので、自分の体調と激辛耐性を考えながらコントロールしつつ、嗜みたいものです。
辛い物は、ストレス解消と言うより食欲増進ですね。自分はメガデスソースを唐揚げに
かける程のマニアですけど、極激辛シリ－ズだけは「旨い」とは一ミリも思いません。
YouTubeであろうことか、５個一気食いするキチガイもいるので、(しかも50代)
流石に販売中止のクレームをつける冪だと思ってます。アレは耐性が余程無きゃ出来ない話ですからね、本当に痩せたいなら汗水流すしかありません。ペヤング製造メーカー
に馬鹿なアメリカ人みたいな考えを持つ輩がいるかと思うと国内生まれにゃゾッとします･･❕❕