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兵庫県の但馬地方唯一の四川料理店が作る麻婆豆腐の素!
兵庫県豊岡市にある『しゃんらん出石』という四川料理店。
但馬地方唯一の四川料理店だそうで、僕は実店舗は未訪問です。いつか行きたいんですけどね。
兵庫といっても、神戸側ではなく日本海側なので、なかなか行く機会がなく・・・ 麻婆豆腐と担担麺がおすすめのお店らしいですよ。
実はこの店、以前は大阪の玉造にあって、いつか行かなきゃと考えているうちに、いつの間にか行きづらい場所に移転してしまったのですよ。
しかし!麻婆豆腐の素を通販しているというのを知り、通販にて購入した次第です。
実店舗は必ずいつか訪問したいです。
値段は?
結構高いんです・・・・
送料別で、1人前1,170円(税込)です。 送料を入れたら1,500円です。
なので、買うのに結構躊躇しました(笑)
でも、高いのには理由があるんです。 いい牛肉(但馬牛のすじ肉)を使っているんですよ。
但馬牛と言えば、高級肉の代名詞ですが、その但馬牛の中でも、1ヶ月にわずか10頭しか出荷されない幻の但馬牛と言われている”但馬玄(たじまぐろ)”のすじ肉を使っているそうなんです。
麻婆豆腐においては肉の味も重要ですから、これは期待できるってもんです!!
今回、僕が買ったのは牛肉ヴァージョンですが、他に豚肉ヴァージョンや大豆ミートヴァージョンも出しているようです。
僕は、麻婆豆腐に使う牛肉は、高級すぎてもダメだと思っています。
いや、絶対ダメってことはないんですけど。 元祖である”陳麻婆豆腐”も、日本に進出してきたばかりの頃は松阪牛のひき肉を使ってましたからね。あれは美味しかったなぁ。
いい牛肉だと、肉の旨味や脂が溶け出して、それはそれで美味しいのですが、豆板醤などの旨味が牛の旨味に負けてしまうんです。上品になりすぎるというか・・・
なので、僕はバランスを考えて、麻婆豆腐に使う牛肉は中間くらいのクラスの牛肉を使ってます。中間くらいのクラス・・・分かりにくいですね(笑) 金額で言えば100グラムあたり400円くらいのものでしょうかね。
原材料をチェック
原材料は、四川風のレシピに近いながらも、豆板醤や豆豉醬よりも甜麺醤が多くなっています。
甜麺醤が多く使われているということで、ちょっと甘味が強めかもしれません。しかし、砂糖などの糖類は使われていないようです。
コーンスターチはとろみ付け用でしょうね。
“香り唐辛子”ってどんなものか、気になります。
豆板醤は、郫県豆瓣醤(ピーシェントウバンジャン)を使っているようです。
豆腐について
麻婆豆腐の豆腐は、僕は木綿豆腐を使うことが多いです。
絹ごし豆腐も口当たり良く、上品な感じになって良いのですが、やっぱり麻婆豆腐はワイルド(?)に木綿でいきたいです。
この麻婆豆腐の素も、”豆腐はできれば木綿で” と書かれています。
僕は、普段は”アサヒコ”の豆腐を気に入って使っています。
僕の麻婆豆腐レシピでは、1人前に使う豆腐を200グラムとしているので、この豆腐だとちょうど良いです。
200グラム、もしくは400グラムの豆腐って、なかなか売ってないんですよねぇ。
今回は相模屋の木綿豆腐をイオンで見つけたので、それを使ってみます。
この麻婆豆腐の素では、豆腐は150〜200グラム使うことになっています。
この豆腐は、200グラムずつ2個に分かれているので、半パック使えばちょうど良い量なのです。消泡剤不使用なのも良いです。
麻婆豆腐は豆腐選びも重要!!
何せ、料理名に”豆腐”が入っていますからね。 豆腐の味が麻婆豆腐の旨さの鍵を握っています。
しかし、麻婆豆腐に使う豆腐は、高けりゃいいってものではないし、旨ければいいってものでもないんです。
旨味がしっかりした高級豆腐を使ってしまうと、豆腐の旨味が主張しすぎて、麻婆味のバランスを崩してしまうんです。(あくまでも好みなので、それがいいという人もいるとは思いますが)
僕は、1丁100円くらいの豆腐でいいと思っています。
開封
外装を開封したら、花椒の香りがしてきました。
レトルトパックなのに、なんで? 液漏れしてる?
と思ったら、粗挽きの花椒が別添で付いていて、その香りが漂ってきたのでした。
花椒が苦手な人もいると思うので、花椒が別添なのは良いですね。でも、僕の場合はこの量だと足りないですが。
作ります。
なるべく、記載の作り方に沿って作ります。
「魔法の辣油」というのが気になるところですが、買ってません。
うちにはラー油が沢山あるのと、ダイエット中なのもあって、使いきれないんです。
でも、味見してみたいなぁ。
フライパンに中身を開けます。
おやおや、麻婆豆腐の素には見えませんね。
色も薄めで、見た目はイマイチです。
よく見ると、ひき肉ではなく、大きめの牛すじ肉がゴロっと入ってます。
先に麻婆豆腐の素を熱してから、豆腐を入れ、さらに熱します。
豆腐は、いつもは手でちぎって入れるのですが、包丁でカットしました。
“作り方”には、「豆腐は0.5〜1cm角にカット」と書かれていました。かなり小さめです。
僕は2センチ角くらいにカットしています。
「お好みでネギのみじん切りんなど」と書かれていますが、僕はネギではなく、本場同様に”葉にんにく”を入れます。
どうでもいいような麻婆豆腐には、もったいないので葉にんにくは入れませんが、この商品は期待値が高いので葉ニンニクを入れます!!!
ちなみに、葉にんにくはなかなか入手が難しいので、僕の場合はまとめて買って、あらかじめカットして冷凍保存しています。
完成! 食べます。
なかなか美味しそうに仕上がりました。 素の状態だと全然麻婆豆腐っぽくなかったんですけどね。不思議です。
油の具合もいい感じ。 みただけでまったり感が漂います。おそらく、牛すじ肉の脂も溶け出しているのではないかと思われます。
食べてみると・・・・
ん〜、結構甘いです。
糖類は使っていないようなので、これは甜麺醤の甘さなのでしょうね。
甜麺醤って、本来の麻婆豆腐レシピには使われないんですが、コクと甘みを出すためか日本式の麻婆豆腐には甜麺醤がよく使われます。(甜麺醤は、麹を使うので甘いのです。)
僕にとっては、ぎりぎりな線の甘さです。 でも、砂糖のような甘ったるさではないですし、白飯も合います。
甜麺醤の味が強く、豆板醤や豆豉の味は控えめなので、上品な感じに仕上がっています。
牛すじ肉の旨味もちゃんと溶け出しているのと、肉の脂のおかげもあるのでしょうか、かなりマッタリとした感じになっています。
葉にんにくは、合わなくないですが、ネギでもいいと思いました。
さすがお値段が高いだけあって、但馬玄のすじ肉が意外と多く入っています。
牛すじ肉はしっかり煮込まれているのか、柔らかく、筋の硬さや繊維は全然感じられません。コラーゲンの部分も美味しいです。
僕も今度は牛すじ肉を使って麻婆豆腐を作ってみようかな? やってみたことはないので。
辛さは?
辛味は、かなり弱めです。
ピリッとはしますが、辛さに弱い人でもいけるんじゃないでしょうかね。
別添の花椒を入れないと、花椒風味はありませんので、花椒が苦手じゃない場合は全量投入がおすすめです。添付の花椒を全量入れても、程よい感じの麻辣で、万人受けする感じだと思います。
僕は花椒の量が物足りなかったので、自前の花椒を挽いて入れました。
辛さも物足りないので、七海涼辛子®を投入しました。
まとめ
四川風というよりも、どことなく”和”の雰囲気もある麻婆豆腐です。少し独創的なものを感じました。
本場の雰囲気も漂わせながらも、日本人向けのアレンジが加えられているので、お子様からご老人まで万人受けするのではないかと思われます。
日本式のマーボードウフしか食べたことがない人には新鮮に感じるかと思われますが、花椒を入れない場合はクセもないので、幅広い層に受け入れられそうな気がします。
本場の四川麻婆豆腐のようなガツンとくるワイルドさはないですが、上品な感じがあり、高級中華料理店の麻婆豆腐といった風情です。
まあ、お値段もなかなか高級でお上品な感じでございますが・・・・
僕はいつか実店舗にも行って、麻婆豆腐と担担麺の両方を食べたいです!
以上、”しゃんらん出石”の『但馬玄スジ肉使用 四川麻婆豆腐の素』でした!
しゃんらんオリジナルのラー油も美味しそう。(食べたことないけど)
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