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S&B『東京芝大門 味芳斎 麻婆丼 辛口』

辛い食品の話題
辛さ満足レベル:
旨さ満足レベル:
※レベル表記方法についてはこちらのページを。

東京の大門に古くからある中華料理店 『味芳斎(みほうさい)』のインスタント麻婆丼が売られていたので買ってきました。
エスビー食品(S&B)の”町中華シリーズ”ということですが、エスビー食品の商品なら期待できそうです。

『味芳斎』は、僕が麻婆豆腐の食べ歩きを始めた初期の頃に訪問したお店です。
数年前にテレビのロケでも行ったことがあります。(その時は牛肉飯を食べましたけど。)

TVでた蔵
車あるんですけど…?/1187655

味芳斎は四川料理のお店ではなく、四川の隣にある湖南省の湖南料理をベースにしているお店で、スパイシーな「牛肉飯」が名物です。そして、その牛肉飯同様に人気があるのが麻婆丼です。とは言っても、僕がこのお店で麻婆丼を食べた時は、僕以外のお客さんは全員牛肉飯を頼んでましたけどね。

ここの麻婆豆腐は甘くないんです。 おそらく砂糖などは使われておらず、豆板醤ベースの本場に近いレシピで作られていると思います。(本場では麻婆豆腐には砂糖は使わないのが普通です。)

原材料をチェックしてみます。

味付けは豆板醤ベースで、醤油や豆豉醤などが使われた本場っぽいレシピです。
砂糖や糖類は使われていません。 ただ、「トレハロース」が使われています。トレハロースが甘味付けとして使われているのか、品質保持剤として使われているのかは不明です。でも、甘味に影響するような量ではなさそう。

実店舗で提供されている麻婆豆腐も甘くないんです。実店舗の麻婆もおそらく糖類は使われておらず、豆板醤ベースで本場に近いレシピで作られているのではないかと思います。

この商品も原材料を見る感じでは、お店の味が結構再現されていそうな感じ。とは言っても、お店の麻婆豆腐の味はあまり覚えていないんですが・・・

アレンジとして『麻婆麺』の提案も載っています。機会があればやってみたいですが、醤油ラーメンにそのままかけたらしょっぱそうで、塩分もヤバそう。 今回は素直に白飯で麻婆丼として食べます。

カロリーは1製品あたり182kcal、食塩相当量は3.4グラムです。豆腐や肉までも入っていてこの数値だったら、意外と低めな数値ではないかな?

そのまま電子レンジに入れて温めることができるパッケージになっています。


このようなパックはレトルトカレーでも採用されることが増えてきましたが、この方式は便利なんですよね。
従来のアルミが使われたレトルトパウチは、電子レンジで温めることはできないので、鍋でお湯を沸かしてから温めなくてはいけませんが、この方式だとお湯を沸かさなくてもいいし、調理時間も短くて済むのです。もちろん従来通りお湯で温めることもできます。

電子レンジ(500W)だと1分でOKなんですよ。600Wの電子レンジの場合は50秒!

ただ、僕の家の電子レンジはなんと28年前のものなので最近少し調子が悪く、1分だとちゃんと温まらないと思うので、少なくとも1分30秒くらいは加熱したほうが良さそうですけどね。
ちなみに、家の電子レンジは”ナショナル”製です。 でも、古いとは言え、温めが完了した時の音は “チン” ではなく”ピピッ ピピッ”と鳴ります。だから僕の家では「チンして」は通じません。

出来上がりはこんな感じ。 もちろん白飯はついてませんので自分で用意し、それに麻婆豆腐をかけたら完成です。

豆腐がぐちゃぐちゃですね。 でもこれで良いんです。 味芳斎の実店舗の麻婆豆腐も豆腐がわざと崩されているんです。 
この商品でもそれが再現されているらしく、パッケージには「くずし豆腐の旨辛濃厚餡」と書かれています。しかも「くずし豆腐」のフォントだけでかい(笑) きっと、クレーム対策なのでしょうね。「豆腐がぐちゃぐちゃに崩れている」と文句を言う人がいそうですし。


でも、豆腐の量がが少ないのがかなり残念なところ。 崩されているので目立たないのもあるかもしれませんが、それでも豆腐の割合は少なめです。  お店の麻婆はもっと豆腐が入っていたように記憶しています。

黒いのは豆豉でしょうね。

食べてみると・・・・

あまり熟成されていないような(新鮮な)豆板醤の味がします。
確かに、日本の町中華の麻婆豆腐の味です。 ちょっと懐かしい感じもするような味。
四川風ではなく、どちらかというと日本式に近い感じ。しかし日本式と違うのは、甘くないところ。
逆にちょっとしょっぱさが強い感じがしますが、これは塩味というよりも生姜の辛味などでそう感じるのかな? 花椒でも同じような感覚が得られる場合もありますが、この商品には花椒は使われていない感じです。 というかお店の麻婆豆腐も、日本で花椒が流行する以前からあるものですので、花椒は使っていないと思うんですね。日本の麻婆豆腐に花椒を入れるようになったのはここ20年くらいですから。 

辛さは、唐辛子(豆板醤)レベルの辛さで、ピリッと辛いです。 激辛とかではありません。 日本の一般的なレトルトカレーの辛口レベルの辛さな感じ。

一般的な日本式麻婆豆腐と違って嫌な甘さがないのは良いです!
砂糖や糖類が使われていないのもあってか塩っぱさが強調されていますが、だからこそ白飯に合うのです。 
本来、本場の麻婆豆腐には砂糖や糖類は使われません。 麻婆豆腐の甘さは、豆腐、肉、油などの素材から出てくる自然な甘さで充分なのです。 でも、砂糖の甘さがなかったりすると物足りなさを感じてしまうのが日本人なのですよね。日本人にとっては『甘さ=旨さ』なのです。だから、なんにでも砂糖を入れたがるんです。 戦時中や戦後生まれの親世代が、戦後まで配給品だった砂糖を食べられなかった影響も大きいと思います。

もうお店には長らく行ってないので、これがお店の麻婆豆腐と同じ味かどうかはわかりません。
でも、お店の方がもっと美味しかった気はします。
また行ってみないとなぁ。

このように電子レンジで手軽に調理できる本格的な麻婆豆腐(豆腐と肉入り)が増えるといいなぁ。
豆腐入りのインスタント(レトルト)麻婆豆腐ってほとんどないんですよね。いや、あるにはあるんですが、全然本格的じゃないやつ(甘ったるい日本式)ばっかりなんです。
需要ないのかな?

Bitly
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