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無印良品の麻婆豆腐
“無印良品”で、レトルト麻婆豆腐を発見しました。
“麻婆豆腐の素”ではなく、”麻婆豆腐”です。
ということは、豆腐も入っているということです。
湯煎で温めれば、すぐに食べられるわけです。
でも、レトルトの麻婆豆腐って、豆腐がイマイチなことが多いんですよね。仕方ないですけど。
だから豆腐を入れずに『麻婆豆腐の素』にするメーカーが多いのでしょう。
「2種類の花椒の香りをきかせ、豆腐と豚ひき肉を煮込みました。唐辛子の辛みを生かした中国の郷土料理です。」との説明がパッケージ表面に書かれています。
2種類の花椒というのは 青花椒と赤花椒だったりするのかな?
商品名が「ごはんにかける麻婆豆腐」なので、ご飯にかけて食べるのが前提なわけで、白飯に合う味付けになっているのでしょうか?
日本式の麻婆豆腐って、砂糖が入っていて甘ったるく、ご飯に合わないものも多いんですよね。
ちなみに本場の麻婆豆腐は、砂糖は使われず(使ったとしても隠し味程度)、ご飯がないと魅力が半減するほどです。 麻婆豆腐といえばご飯!
「化学調味料、合成着色料、香料不使用」と書かれています。
麻婆豆腐って、着色料や香料を使わないのが普通ですけどね・・・・
でも、本場のレシピでも化学調味料は使うんですよ。
現代の中国料理って、日本よりも遥かに多く化学調味料を使うんじゃないかな?
中国人向けの食品店とかに行くと、白い粉(化学調味料)が沢山売られていますよ。しかもキロ単位とかで売られていたり!
どこで買った?いくらだった?
無印良品の東京有明店(江東区有明)にて購入。
価格は、税込みで290円でした。
というか、無印良品の商品ってamazonでも売られているんですね。
amazonのマーケットプレイスによく出ている転売出品ではなく、ちゃんと無印良品のAmazon店として、無印良品の運営会社(良品計画社)が出店しているらしく、定価で売られています。
原材料やカロリーなど
原材料的には、豆板醤をや豆豉をメインとした四川風のレシピに、砂糖、ごま油、しょうが、胡椒などの日本式アレンジを入れた感じです。
チキンエキス、酵母エキス、たんぱく加水分解物、米発酵調味料、ビーフエキス調味料などの色々な調味料が使われてれているものの、食品表示法上の化学調味料は確かに使われていません。
麻婆豆腐の原材料って、本来はとてもシンプルんですが、結構色々入ってます。
カロリーも食塩相当量も少なめです。
本場の麻婆豆腐はカロリーも食塩量も結構やばい(多い)ですが、この商品はなかなかおとなしい感じがします。
製造者は、レトルトカレーで有名な”ハチ食品”です。ハチ食品のレトルト食品(カレーやパスタソース)は百均ショップでよく売られているので、知らず知らずのうちに買っている人も多いかも。
なので、安いカレーを作っているメーカーなイメージがありますが、実は日本で初めて国産カレー粉を作ったという、日本最古のカレーメーカーでもあるんです。
盛り付け。食べてみます。
「ご飯にかける麻婆豆腐」ということなので、最初からご飯にかけて盛り付けました。
うーん・・・。 見た目はあまり美味しそうではありません。
「これじゃない感」が漂います・・・。
見た目が完全に僕好みではないし、油感も少なく、色も茶色・・・。
食欲のわかないヴィジュアル・・。
まず、色が美しくないです・・・。
麻婆豆腐って、茶黒の麻婆餡にラー油の赤と葉にんにくの緑のコントラストが美しいんですけどね・・・・。麻婆豆腐は見た目も意外と重要なのです。
写真には写ってませんが、輪切りの唐辛子がちょっとだけ入っていて、それが若干のアクセントにはなってます。
まあ、見た目は完全に日本式の麻婆豆腐です。
食べてみると・・・・。
あ、これはこれで意外と美味しいかも。 しかも想像してたよりは甘さも控えめです。
確かに、一応ご飯には合うように作られている感じがします。
豆腐はさすがにレトルトのクオリティです。豆腐に麻婆の味が完全に染み込んでいるので、豆腐の風味が弱くなっています。まあ、しょうがないです。でも、豆腐の量もそこそこあるので満足感はあります。
「2種類の花椒の香りをきかせ」と書いてあるだけあって、確かに花椒の風味は強めです。でも、麻味(痺れ)は意外と弱いです。
というか、この麻婆豆腐の味には、花椒は合わない感じがします。
日本式の麻婆豆腐って、花椒は合わないんです。
最近、日本式の麻婆豆腐に花椒を入れただけで「四川風麻婆豆腐」を謳っているものがとても多いですが、そもそも本来の四川式麻婆豆腐と日本式の麻婆豆腐ってほぼ別の料理なほどに違うものなのです。
日本式の麻婆豆腐に合うのは、花椒ではなく胡椒じゃないかな?というのは僕の持論でしかないですが。
辛さは?
パッケージの裏面に小さく辛さに関する注意書きはありますが、辛味(辣味)に関してはピリ辛レベルです。 ただ、花椒の痺れ感はそこそこあるので、それが唐辛子系の辛味と相まって、「辛い」と感じる人もいるかもしれません。
辛さよりも花椒の風味が結構強いので、花椒の風味が苦手な人や花椒に慣れていない人にはちょっときついかもしれませんね。
食べ方アレンジ
食べ方アレンジとして、醤油ラーメンにかけて『麻婆麺』にするのもありだと思いました。僕は試してませんが、合うと思います。 ただ、醤油ラーメンのスープは少し薄め、もしくは少なめにしないと味が濃すぎるかもしれません。
味変やトッピングとしては、やはり粉末唐辛子(七海涼辛子®)、ガーリックパウダー、チーズあたりが合うと思います。
僕はやりませんが、納豆や生卵を入れるのもありかもしれません。
“追い花椒”に関しては、元々花椒の風味が強めなのと、そもそもの味が花椒にマッチしていないので個人的にはお勧めしません。(元々の麻婆の味が壊れる)
なので花椒オイルを入れるのもやめておいた方が良いかもです。油を入れるなら、ごま油系のラー油ならバッチリ合うと思います。
これはこれで美味しかった
この麻婆豆腐は、僕好みの四川式ではありませんが、これはこれで美味しいと思いました。
昔ながらの日本の麻婆豆腐にも近い、安心できる味。
想像してたよりは甘さも控えめで、ご飯にもちゃんと合います。
僕は、これはこれで好きです。 だけど、花椒の風味がせっかくの元の麻婆の味を壊している感じがしました。
この麻婆豆腐には花椒は入れない方がいいと思いました。
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