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丸美屋『贅を味わう 四川麻婆春雨 中辛』

辛い食品の話題
辛さ満足レベル:
旨さ満足レベル:
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日本の麻婆豆腐を牽引してきた丸美屋

丸美屋は、日本の”麻婆豆腐の素”の元祖です。
丸美屋が初めて日本の家庭向けの麻婆豆腐の素を発売したのは1971年だそうです。
日本に麻婆豆腐を紹介したのは陳健民さんですが、麻婆豆腐を日本中の一般家庭に広めたのは丸美屋だと思います。日本人の口に合わせてアレンジされ、手軽に作れる麻婆豆腐の素は日本人に広く受け入れられました。
僕もそういう麻婆豆腐を食べて育ちました。 麻婆豆腐は甘いのが当たり前だと思っていました。
しかし、初めて本場四川の麻婆豆腐を食べた時に、その常識が覆され、衝撃が走りました。
「今まで食べてきた麻婆豆腐はなんだったんだ?」と。 
全くの別物だったんです。
僕が本場四川の麻婆豆腐の素を食べて衝撃を受けたのは、1990年代後半だったと思います。
そして麻婆豆腐の元祖である中国の”陳麻婆豆腐”のお店が日本に進出してきたのが2000年です。
ちょうど同時期に、丸美屋が初めて「四川式」と銘打った麻婆豆腐の素を出したんです。おそらく視線式を謳った麻婆豆腐の素としては日本で初めてだったかもしれません。 今考えると、あれは全然四川式ではなかったんですが、当時の僕は気に入って、あちこち探し回って買ったのを覚えています。

日本の料理はなぜ甘いものが多いのか?

日本の麻婆豆腐はとにかく甘すぎるとおもうんです。 
特に丸美屋の麻婆豆腐の素は味付け原材料の一番上に”砂糖”がきてますからね。(原材料の中で、砂糖の使用量が一番多いということです。)
でもそれが、甘いもの大好きな日本人の口にピッタリハマったのだと思われます。
日本人は何にでも砂糖を入れたがりますからね。 日本の市販の食品で砂糖や糖類や甘味料の入っていない商品を見つけるのは大変かもしれません。
海外の料理で砂糖を使わない料理でも、日本人が作ると砂糖が沢山入れられ、甘くなります。
メジャーなところでは、中国の麻婆豆腐、イタリアのトマト系パスタやピッツァ、インドのカレー、ロシアのボルシチ、アメリカのジャンバラヤ、スペインのパエリアなどなど・・・これらは日本では必ずと言っていいほど砂糖が追加される料理です。
甘くなかったら日本ではなかなか受け入れらないのかもしれません。

日本語の「旨い」の語源は、「甘い」からきているらしいです。 昔の日本は甘味なものが美味(うまい)とされていて、特に果物がその対象だったそうです。 (そういえば、macのパソコンで”うまい”漢字変換すると”甘い”も出てきます)

砂糖は、日本では戦時中〜戦後まで配給品で貴重な物でした。砂糖は1952年まで配給制だったそうです。 戦後しばらくしてから、それまでほとんど口にすることができなかった高級な砂糖が解禁され、気軽に食べられるようになったわけです。 その反動で日本人はなんでも甘くしたがるようになったのではないかと推測します。
子供の頃に甘いものが食べられなかった世代が砂糖を贅沢に使って作った甘い料理は、子供へと引き継がれ、今に至っているのではないかと。 でも、ここ近年ではインターネットで情報が溢れ、本場のレシピや食材も手に入りやすくなったので、本場の味も見直されてきているとは思いますね。
現地のレシピを再現している外国料理店もたくさん出てきていますし。

とはいえ、現代の日本人の砂糖の使用量は、世界で見てもそれほど多くはないそうなんですよ。
日本人は料理で砂糖を沢山摂取しますが、外国人はその分デザートで砂糖をしているからかもしれません。欧米のデザートは徹底的に甘かったりしますからね。 料理は甘くないけど、デザートは甘いわけです。

話がそれましたが・・・・
とにかく、丸美屋は日本(日本式)の麻婆豆腐を牽引してきた存在だと言っても過言ではないでしょう。 
“えび味噌麻婆”とか”担々麻婆”とか”とんこつ麻婆”とか”鶏白湯麻婆”とか・・・色々な変わり種の麻婆を出しているのも丸美屋の特徴です。 
でも、なぜか本格四川風の麻婆豆腐の素は出さないんですよねぇ。 とにかく日本人受けにこだわっているのかもしれません。

Bitly

丸美屋の麻婆春雨!

冒頭からいきなり話は逸れましたが、今回買ったのは麻婆豆腐の素ではなく、「麻婆春雨の素」です。

丸美屋「贅を味わう 四川麻婆春雨 中辛」です。
しかし、そもそも四川には麻婆春雨という料理はありません。
「螞蟻上樹(マーイーシャンシュー)」という麻婆春雨に似た料理はありますが、「麻婆春雨は」
日本の永谷園という食品メーカーが1981年にに発売した創作中華料理なんです。
なので、丸美屋が麻婆春雨の元祖ではないようです。


丸美屋の麻婆春雨のパッケージに書かれている説明は以下の通り。

なかなかこだわっている感じがします。 丸美屋の麻婆豆腐の素で使用されている豆板醤を使っているのがポイントですね。
2種類の豆板醤と花椒と花椒オイル。そして、甜麺醤、オイスターソース、豆豉も使われているようです。

辛味レベルは、7段階中の5となっています。でも、”中辛”です。
“贅を味わうシリーズ”は、中辛であっても普通の商品の辛口レベルのようです。

原材料

原材料を見てみます。

味付け原材料は醤油がメインで、その次に豆板醤で、その次が砂糖です。 
同社の麻婆豆腐の素と比べると砂糖の使用量は若干控えめではあるものの、それでも砂糖の使用量は上位にきています。
山椒の文字が見えますが、花椒は見当たりません。パッケージには”花椒と花椒油を使用”と書かれているんですけどね。おそらく花椒を山椒と記載しているのかもしれません。花椒油も見当たりませんが、香味油として記載されているようです。

作ります。

パッケージの中身は乾燥春雨とレトルトの調味ソースのみです。
花椒粉が別途付いていたりはしませんでした。

作り方は以下の通り。

1)最初にフライパンで長ネギを炒め、火が通ったら皿によけておきます。
2)フライパンに200mlの水と春雨を入れ、春雨をほぐしながら水がなくなるまで煮込みます。水気がなくなったら一旦火を止めます。
3)長ネギをフライパンに戻し、麻婆春雨の素とニラを入れよく混ぜ合わせた後、再び火をつけ軽く炒めたら完成です。(ニラがしなるくらいがいいと思います。)

僕はニラが好きなので、ニラは規定量よりも少し多めに入れました。

ニラ春雨になってしまった(笑)

食べてみます。

意外と甘さは控えめです。  「絶対甘いだろ!」と予想してたので意外でした。

花椒の風味もそこそこ効いていて、アジアな雰囲気が出ています。

久々に麻婆春雨を食べましたが・・・ 麻婆春雨って麻婆の味はしないんですね。
原材料的には麻婆豆腐(日本式)に近いんですけどね。
もしかしたら、ニラとかネギを沢山入れたせいもあるのかもしれませんが。

甘すぎないので白飯と一緒に食べてもいいかもしれません。

辛い?

麻辣は控えめではありますが、辛いものが苦手な人には少し辛いかもしれません。
一般的なピリ辛のレベルよりはちゃんと辛味を感じることができます。
しかし、花椒はそれほど強く感じられず、その辺は一般向けをかなり意識している感じがししました。

ネギは最初に炒めるのがポイントですね。若干焦げ目がつくくらいに炒めるといいかもしれません。

ソースに元々入っている具は、豚肉、キクラゲ、筍、輪切り唐辛子ですが、具は少ないです。
ネギとニラを入れたら他の具はほとんど見当たりません。 食べているとたまに出てくる程度・・・。
しかし、ニラを入れすぎるとちょっと風味が変わってくる気がしたので、ニラは規定量を入れた方がいいかもしれません。

基本の味は悪くないので、素に入っている豚肉、キクラゲ、筍を増量して具沢山にしたら結構いいと思うんですけどね。  具入りなのは魅力なので!

ということで、久々に麻婆春雨食べたなぁ。

Bitly
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