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“味のマルタイ”が作る汁なし担々麺
インスタントとんこつで有名なマルタイ食品から、『担担まぜそば』が出ていたので買ってみました。
マルタイが作っているということは、豚骨風味になっているんじゃないか?と勝手に想像してしまいます。 まあ、豚骨風味の担々麺もおいしそうですけどね。
“担々まぜそば”ということは、要は”汁なし担々麺”ということです。
パッケージのイメージには半熟卵が載せられているので、本格四川式ではなく日本式の汁なし担々麺を意識している感じでしょうか。 おそらく芝麻醤(練り胡麻)たっぷりの濃厚系だと思われます。
麺に”ラー麦”が使われているのが大きなポイントです。
ラー麦とは?
“ラー麦”というのは、福岡県が福岡のラーメン用に開発した小麦なんだそうです。
なのでもちろん国産(福岡県産)です。 福岡県内の農家によって限定生産されているとのこと。
まあ、ご当地ラーメンなら、なるべくご当地の食材を使って欲しいですね。
日本における小麦の自給率は10パーセントほどと言われていて、ほとんどを輸入に頼っています。
ということは国産の小麦は価格も高くなるのでしょうけど、その国産の小麦をブランド化してしまうとはなかなかやりますね。福岡県内の有名ラーメン店でも、このラー麦の麺を使っているお店も多いらしいです。
国産と輸入の小麦の価格調整について製粉会社が解説している記事を見つけたので、興味のある方は読んでみてください。
ということで、このラーメンの麺に使われている小麦粉は100パーセント国産(福岡産)との事。
どこで買った? いくらだった?
いつ買ったのかも、どこで買ったのかも覚えてません。
今年の夏前に買ったんですが、作り方がめんどくさそうなのでずっと手をつけずにいて、賞味期限が近づいてきたのでやっと食べることにしたのです。
調べてみたところ、税込みで250円くらいで全国で販売されていたようです。(2食入りです。)
オフィシャルページには『夏季限定』『今季の販売は終了しました』と書かれていました。 なので来年も販売する可能性はありますね。
原材料やカロリーをチェック
パッケージ写真を見て、「これ絶対甘いやつ」だと想像していましたが、原材料をみるとそうでもなさそうです。 かなり練胡麻やすりごまが入っている感じで、砂糖の使用量も控えめな感じです。ポークエキスが使われているところがやはりマルタイです。 期待を裏切りません。これ、意外と美味しいんじゃないか?
カロリーや食塩相当量は想定内な感じです。
開封
マルタイでお馴染みの棒状のストレート麺です。 とんこつラーメン用よりも太いです。
その他には粉末スープと調味油が添付されています。 調味油は、やはりマルタイのとんこつラーメンではお馴染みの、あの豚臭い(それがまた良いんです。)オイルでしょうかね?
作ります。
うーん、作り方はやっぱりちょっと面倒だった・・・・。 洗い物がたくさん出るやつです。
麺茹で用の鍋、麺の湯切り用のザル、そして盛り付け用の皿が必要です。
麺の茹で時間は6分とかなり長めです。
麺を茹でたあとは、「麺をザルにとって冷水でよく洗ったあと水気を充分に切る」と書かれています。
え? 冷やし麺なの??
僕は、汁なし担々麺なのでてっきり温かいまま調理するのだと思いこんでいました。
なるほど、だから夏季限定なわけだ・・・・。
麺はそこそこ太麺です。(博多ラーメンなどど比べるとですが)
これに、調味油を入れてよくかき混ぜます。(粉末スープはあとから)
あ! 意表を突かれました。 添付の調味油はマルタイでお馴染みの白濁したラードっぽい油を想像していましたが、赤い辣油でした!
油を入れてよくかき混ぜたあとに、さらに粉末スープを入れ、さらにかきまぜます。確かに、紛れもなく”まぜそば”です。
粉末スープには、ほんのわずかですがネギが入っていました。
粉末スープの量は「こんなに入れるの?」というくらいの量です。いや、麺が少ないのか?
あまりおいしそうには見えませんが、これがデフォルトでの完成状態です。
見た目は全然おいしそうではない(笑) そして、1人前にしてはちょっと量が少な目です
しかし、粉末スープなのに、ちゃんと練り胡麻が入っているかのごとく仕上がりました。おもしろい。
原材料には確かに「ねりごま」と書かれているのですが、ねりごまを粉末スープにすることができるんですね。
すりごまも入っているそうで、ごまの風味も強めです。
具はどうする?
粉末スープにわずかながらネギが入っているとは言え、ちょっとこれでは寂しすぎますので具を追加します。 作り方には「お好みによりひきにく、ねぎ、温泉卵を添えますと一層美味しく・・・」と書かれています。
なので、挽肉とネギとニラを入れる事にしました。
担担麺には『炸醤(ザージャン)』という、炒めて味付けをした挽肉を入れるのが普通ですが、そうなると担担麺の味に影響が出てきます。
僕は、この商品の素の味を試したいので、あえて具は味付けなしにしました。 豚ひき肉とネギとニラを味付けは一切せずに炒めたものを載せました。
完成
温泉卵(半熟卵)は入れません。 僕は卵は好きなんですけど、半熟卵や生卵をラーメンに入れるのはあまり好きじゃないんです。(ゆで卵はOK)。 特に、生卵を入れてしまうと味が変わってしまうというか、別の料理に感じてしまうんですよね。
食べてみます。
これは、なかなか濃厚で美味しい!!!
しかし、味が濃すぎる(塩っぱすぎる)感じです。。
もしかしたら、具を入れる前提で味を濃くしているのかもしれませんが、僕が入れた具の量程度ではしょっぱさは収まりません。
温泉卵を入れてかきまぜると丁度いいくらいの濃さにしてあるのでしょうか?
追い飯をすればちょうどよい濃さになりそうですけど。
でも、甘さは全然気にならないですし、胡麻も濃厚で美味しい。
ポーク系にさらに芝麻醤の追い打ちで、かなり濃厚です。
とんこつ風担担。
なかなか良い!
辛い?
この商品、”辛い”とはどこにも書かれていないのですが、やはり担担麺といえば多少なりとも辛い食べ物だと僕は認識しています。
花椒が少し入っているようで、辣油のピリ辛さも相まって、ほどよく麻辣です。
ほんのりピリ辛で、子供でも食べられるレベル。激辛好きな人は辛いのに気が付かないかもしれません(笑)
あまり期待してなかったのですが、食べてみたら以外においしかった。
ちょっと塩っぱすぎるのが気になりましたが、具を沢山入れたり、追い飯をしたりすればよいかと。
四川風の汁なし担々麺ではなく、日本式というか広島式の汁なし担担麺のような味わいです。
全然くせもないので、食べやすく、万人受けしやすいかもしれません。
ただ、作るのがちょっとひと手間だし洗い物も増えてめんどくさいから、具を入りのカップ麺化を希望!
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