ドラマーへ!『iPadで楽譜』の勧め Part 2
「iPadをどうやってドラムセットに組み込む?」
iPad。譜面台に置く?それともホルダーにセット?
iPadをドラムセットに組み込むとは言っても、普通はiPadを譜面台に置くだけでいいんです。簡単です。
でも、それじゃせっかくのデジタル化の恩恵を受けきれていない気がします。
見た目もコンパクトですっきりするのがiPad譜面の魅力でもあります。
特にステージ上では、譜面台がどーんと置いてあると見た目もあまりよくありません。
譜面台が置いてあるせいで、角度によっては演奏者の顔がお客さんから見えないという事もよくある事です。
僕はハイハット側に譜面台を置くのですが、そっち側にキーボーディストがいた場合などに、譜面台が邪魔でアイコンタクトがとりづらいことが何度かありました。
あと、華奢な譜面台の場合は、iPadが譜面台から落ちてしまうこともあります。もしくは譜面台ごと倒してしまったりね。
僕もライブ本番にiPadを譜面台から落下させてしまったことがあります。激しいプレイで譜面台が揺れてしまったのです。 初見の曲ではなかったので、事なきを得ましたけどね。あと、iPadが壊れなくてよかった!
そういうこともあったので、ライブ本番時には iPadはタブレットホルダーに固定することにしました。(スタジオリハーサルなど、状況によっては譜面台に置いてます。)
タブレットホルダーはあったほうがいい!
しかし、12.9インチのiPadを固定できるタブレットホルダーはめちゃくちゃ限られてくるんです。
周りの人がみんな使っていて、評判がよかったものをチョイスしました。
僕が使っているのはこれです。⬇︎

マイクスタンド、楽器スタンド、譜面台などで有名なドイツのメーカー K&M(König & Meyer)のタブレットホルダーです。
安いものではないですが、作りはしっかりしています。
ちなみに、ここの方が安い⬇︎ ¥5,478(税、送料込)です。(2020.4.10現在)
⬆︎支柱は付属しません。
これがセット内容です。⬇︎

付属のアームでスタンド類の支柱にセットする方法と、マイクスタンドのマイクホルダを取り付けるネジの部分に、タブレットホルダを直接取り付ける方法の2通りが選べます。
シンバルスタンドやマイクスタンドの支柱に装着する場合は、アームも一緒に持ち歩かなくてはいけないので、ちょっと荷物になります。
ちなみに、アーム部分を含めたホルダー全体の重さは703グラムです。

アーム部分を抜いたホルダ本体の重さは306グラムですので、現場でマイクスタンドが調達できる場合は本体(ホルダー部分)だけの持ち歩きでいいと思います。そうすれば荷物が減ります。

意外とかさばります。
ホルダー部分は、ここまで⬆︎折りたたむことはできますが、折りたたんで持ち運んだ場合はiPadをセットする時に再度サイズ合わせをするのが少し面倒です。
一応、ホルダには細かい目盛りがついているので、目盛りを覚えていればいいんですけどね。

ちなみにiPad12.9インチを装着するときは、画像のようにホルダのメモリを左右共に『5』の数字に合わせています。
あと、タブレットを取り付けるときは、各取り付けネジはしっかりと締め、デバイスをしっかりホールドしている事を確認しておかないと落下の原因になります。
ちなみに、持ち歩くことが多いのであればこの商品もコンパクトで良さそう!⬇︎

これもiPad12.9インチ対応だし、値段も送料込み4,373円くらい!(2020.4.10現在)
最大直径4cmまでの支柱に取り付けができるそうなので、普通のシンバルスタンドなら余裕で付けられそうです。
ただ、僕は実際にこの商品を使ったことがないので、使い勝手はわかりませんけどね。
なので、ここでは僕は自分が使っているK&M社のタブレットホルダーについて取り付け方などをレビューします。
ドラムセットに取り付けてみよう
==一般的な場所への取り付け==

これは実際にライブ現場で使った時の画像です。
ちょっと暗くてわかりづらいですが、ドラム用のコーラスマイク用スタンドの支柱部分にセットして、iPadの画面がハイハットの上にくるようにセットしています。
iPadは、このあたりにセットするのが一番スタンダードでしょうね。
ここだと操作(譜面めくり)もしやすいですし。
演奏しながらでも、一瞬の隙をついて指で画面をフリックしてページをめくることが可能!!!

==ドラムセットが1タムセッティングの場合==
僕は2タム仕様でセットすることがほとんどなのですが、最近では1タムセッティングの人が非常に多いですよね。
ワンタムセットの場合は、ここにiPadを取り付けるのもいいかもしれません。


タムホルダ側に付けるのもいいかもしれません。
この場所にセットすると、演奏時に客席側を向いたままで少し視線を落とせば譜面を見ることができます。
なので、お客さん側から見ると、プレイヤーが譜面を見ている感が少なくてすむと思います。
ただ、普段から2タムを使っている人が1タムセッティングにしてこの位置にiPadをセットしてしまうと、そこにタムがあるつもりで思い切りドラムスティックでiPadの画面を叩いてしまうという恐ろしいことになりかねませんので要注意です!
=客席から目立たない場所は?=
ハイハットスタンドに取り付ければ、客席からは譜面が見えにくくなり、すっきりするのではないでしょうか?
別に余計なスタンドを立てずに済みますので、足元もスッキリ。

ただ、演奏中に視線をだいぶ下に落とすことになりますので、譜面を凝視しなくてはならない場合、ずっと下を向いて演奏をしている暗いドラマーに見えてしまうかもしれません。
あと、角度調整をちゃんとやらないとハイハットシンバルで画面が隠れてしまうので注意。
まあ、こんな感じで工夫次第であちこちにセットできます。
実用を考えれば、この三箇所くらいですかね。
快適に使うために(おすすめのアクセサリー
そのほか、絶対に使った方がいいグッズや、おすすめのアクセサリーも紹介しておきます。
==画面フィルム==
画面に照明などが反射して見えにくくなるのを防止するために、アンチグレア(非光沢)のフィルムを貼りました。

これは絶対貼った方がいいです。
画面の反射がなくなるので、譜面がいつでも見やすい!!
光沢フィルムではなく、非光沢(アンチグレア)を選んでください。
光沢フィルムを貼ってしまうと、照明の明かりの映り込みや反射などで画面が見えなくなります。
==iPad用カバー==
バッグなどに入れた時に画面が傷ついたりしないように、保護カバーも付けました。

このカバーは、マグネット式でなので、磁力によりiPad本体にワンタッチでしっかり装着できますし、取り外しも簡単!(普通に使っていれば、本体からカバーが外れることはありません。)
しかも、カバーの蓋を閉じるとiPadがオートスリープになるのが良い!
いちいち電源をオフにしなくても、使わない時はスリープ状態にしておけば電池の持ちは抜群に良いです。
スリープ状態のまま放置してもバッテリーは1週間以上はもつんじゃないかな?
そこまで長い間使わなかったことはないけど。

薄いし、重くもない!

タブレットホルダーに取り付ける時も、カバーの取り外しが楽々!
タブレットホルダの調整の仕方によっては、このカバーを外さずにタブレットホルダーにとりつけることも可能ですが、僕はカバーは外してホルダーにセットしています。
まあ、絶対お勧めなアクセサリはこれくらいですかね!
iPodをつかって、ぜひとも快適なデジタルミュージックライフを充実させてください。
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