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ドラマーへ!『iPadで譜面を見る(デジタル楽譜)』の勧め  

お勧め

全てのドラマーへ! いや、ミュージシャンへ!

とは言いませんが、楽譜(譜面)を見ながら演奏する事が多いドラマーには絶対にお勧めなのが、楽譜のデジタル化です。

もちろん、ドラマーのみならず、すべての音楽家にお勧めなんですけどね。

今まで紙で見ていた楽譜を、iPadで表示するという単純な事なのですが、これが革命的なんですよ。

一度使うと、便利すぎてもう紙の譜面には戻れなくなります!

今回は、そのノウハウやメリットとデメリット、セット方法などについて解説してみたいと思います。

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周りが続々とデジタル譜面を採用!だんだん時代に取り残されている気が・・・・

最近、僕の周りのミュージシャンで、スタジオやステージでiPadで楽譜を見てる人が増えてきました。
なぜか特にギタリストが多いです。

「なかなか便利そうだよなぁ」と思って見てました。

だって、譜面灯も不要だし、画面フリックでサッとページをめくれるし、譜面の保管も場所をとらない….

でも、リハの時とかに、譜面にメモや訂正をさっと書き込めないじゃないか!とか思ってました。

しかし、最近のiPadは画面に文字などを書き込めるようになっていたんですね。

僕は13インチのノートパソコン(MacBook Air)を持ってるので、それに譜面を取り込んで使えばいいじゃないかと思ったのですが、ノートパソコンは平面な台の上でないとセットできないというのと、画面の中の譜面に書き込みができない・・・。いや、厳密に言えば、画像編集ソフトなどを使ってトラックパッドやキーボードで書き込みもできなくはないのですが、リハ中とかにそんな事やってられないですからね。やっぱり、リハ中などはささっとその場で直接画面(譜面)に書き込みができた方が良い。

という事で、楽譜をデジタル化し、タブレット端末で表示するという決意を固めました!

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Androidタブレット? それとも iPad? いや、iPhoneでよくない?

僕は、基本はApple派なんです。 物心ついた時からずっとMac(Apple)ユーザーです。
だけど、スマホに関しては断然Android派なんです。スマホはAndroidから入り、その後3代に渡ってiPhoneを使ったんですが、やはり僕はスマホに関しては断然Android派なのです。

しかし、画面書き込みができるAndroidのタブレットはかなり限られてきます。
(ちなみに、僕のスマホはSamsungのGalaxy Note10なので、画面書き込みができます。)

で、色々考えてたときに、iPadを使わなくてはいけない決定的な理由に気づいたのです。

使おうとしている譜面ソフト『Piascore(ピアスコア)』が、Androidには対応してなかったのです。

‎Piascore – スマートデジタル楽譜リーダー
‎** 世界で5,000,000人のミュージシャンが、使ってます! **** iPad Pro & iPhone 15 に完全対応! **Piascore は、ピアノやギターなどの楽器を演奏する人のために作られた、iPad/iPhone用の...

この譜面ソフトは、周りからも推されていましたので、これが決定打となりiPadを買うことにしました。
まあ、どうせiPadは譜面専用になりますからね。(贅沢だ)

ちなみにPiascoreはiPhoneでも使えるようですが、さすがにiPhoneの画面に譜面を表示させてスタジオや本番で使うのは実用的ではないです。画面が小さすぎます。(視力が超絶良い人なら見える??)
iPadが壊れてしまった時に応急用としてなら、ないよりはマシでしょうけど。


という事で、僕が買ったのはこれ⬇︎です。

https://amzn.to/341O9Iz


これ一台でいろんな事ができるので、普段使いのタブレットとして重宝しそうですが・・・
しかし、僕はマホもパソコンも持っているので、これは譜面専用です、かなり贅沢です!!!

でもね、これでこの先の音楽生活が色々と楽になるんですよ。

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軽いよ!

このiPad Proの12.9インチモデルの重さはわずか631g!

いや、631グラムって、けっこう重いじゃないかと言われるかもしれません。

しかし!

現在、僕が持ち歩いている紙の譜面の重さはだいたい500g前後になります。
現在動いているプロジェクトの楽譜をクリアファイルブックに入れると、それくらいの重さになってしまうんです。
ということは紙の譜面を持ち歩くのと、重さはほとんど変わらないわけですよ。

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大きさはどう?

 iPad(12.9インチ)は、大きさも厚さもA4の譜面ファイル(表紙の大きさ含む)よりも小さいんです。

だけど、iPadの画面に表示できる譜面のサイズはほぼA4の大きさなので、いつもの楽譜を見てるのと何ら変わらず。 小さくて見にくいということはありません。

⬆︎左が、今まで持ち歩いていた譜面ファイル。
右側にあるのは、12.9インチのiPad Pro。
大きさは、さほど変わらないでしょ? しかも、ファイルブックは開くと倍の大きさになりますからね。

僕の周りのミュージシャン達が使っているiPadは、大体みんな10インチくらいのサイズなんですが、僕は譜面用として使うので、見易さなども考えて画面が一番大きいiPad Proの12.9インチの最新モデル(Wi-Fi専用機)にしたのです。

iPadの画面を縦にした状態では、譜面は1ページで表示されますが、画面を横にすると、譜面は自動的に2ページ表示になります。
画面の大きさは12.9インチなので、横置きにして2ページ表示にしても見やすいです。
画面10インチの場合は、横にして2ページ表示にすると、ちょっと小さいと思います。
ロックやポップス音楽の場合は、大抵は2ページもあれば対応できますからね。2枚組の譜面の場合は、タブレットを横置きにして2ページ表示にすれば、曲中にページをめくる必要さえもなくなります!

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毎月の費用とかかからないの?

すでにスマホ(テザリングできる機種に限る)を持っていたりモバイルルータを契約している人は、iPadの通信契約はなくても大丈夫です。
通信が必要な時はスマホからテザリングすればいいので、Wi-Fi専用のiPadで充分なのです。
(通信費はスマホで契約しているキャリアのパケット通信量に依存します。僕は格安SIMを使っているので、通信費はめちゃくちゃ安いです。)
僕の知り合いで、スマホを持っているのにもかかわらずiPadもキャリア契約して買った人がいましたが、それはもったいない!  通信契約なしでWi-fi専用機の本体のみを買うべきです。

ちなみに、iPadは一番ハードディスク容量が少ない64GBのモデルを買いましたが、容量はそれだけあれば充分です。
だって、家には普通に17インチのiMac(DTM用)があるし、13インチのMacBook Airもあるし、スマホもあるし・・・。 なので、僕のiPad Proはほぼ譜面用としてしか使わないのです。
でも、iPadがあれば、スタジオリハ中とかにわざわざスマホを開かなくてもネットで調べ物とができて便利です。 Youtubeとかクラウド音楽サービスで音源の確認とかもできたりします。
さすがに動画を観たりすると通信費はかかりますが、スタジオとかのWi-fiサービスに接続したりすれば問題ないですしね。

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iPad Proはバッテリーが長持ち!!!

iPadバッテリーの持ちについては一番心配していた部分です。
だって、僕の周りにいるiPhoneのユーザーは、いつも充電する場所を探してたり、充電したがっているんです。 なのでiPhone(iPad)はバッテリーがもたないというイメージが強かったんです。

しかし、このiPadは驚くくらいにバッテリーがもつんです。(基本的には譜面の閲覧だけでしか使ってないかというのもあるんでしょうけどね。)
新しいデバイスを買った直後って、設定とかでずっといじり倒しますよね。だけど、それでもバッテリーは2日くらい持ちました。

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実際にどれくらいバッテリーがもつのか検証

試しに3時間のリハーサルでどれくらいバッテリーを消費するのか検証してみました。
画面の照度は50%くらいにして、譜面をずっと表示したままにしてみました。
画面自動オフ設定やスクリーンセーバーはなしで、バッテリは100%の状態からスタートです。
 
動作的には、譜面をめくったり、たまに内蔵メトロノームでテンポ確認、 内蔵レコーダーで4曲ほど録音、メモの書き込みなど。 WEB検索や、Youtubeで曲の再生もちょっとしてみたりしましたよ。
バッテリー残量が100%から99%に落ちる時間がすごく長いのには関心しました。

結局、3時間のリハ終了時には、バッテリー残量はまだ84%でした。さすが普通のスマホの4倍近くある容量のバッテリーを搭載しているだけあります。
だけど、正直ここまで持つとは思わなかった!
ライブで使う場合は、基本的にはページめくりの動作しかしないので、バッテリーはもっともつと思います。

譜面を表示しっぱなしでの長時間のライブでも全く問題ない。

例えば、2時間のフルライブの日に、2時間のリハーサルと2時間の本番でずっと画面をつけっぱなしにしてましたが、それでも残量が75%とかでした。

そんな感じなので、満充電で出かければ、1日に3現場あったとしても余裕でこなせます。(その前に、それくらいの量の仕事が欲しいですけどね!)

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連続8時間のリハでバッテリーはどれくらい減ったか?(2021/12/14追記)

8時間に及ぶ長時間リハ(1現場のみ)でiPad譜面を使いました。
バッテリーを満充電にして、リハに持っていきました。
8時間の間、画面はほぼ表示しっぱなしでしたが、リハ終わりにバッテリーの残量をみたら、なんと残量70%でした。

操作としては、たまに譜面に文字などの書き込みをしたり、曲前にメトロノームでテンポ確認をしたくらいです。 一番多かったのはページめくりですね。
インターネット接続や検索、メールなどの他の操作はしていません。譜面専用として使いました。

画面の明るさ設定は、↓これくらいな感じです。

1/3くらい(35%くらい?)ですかね。
休憩中も画面は表示したままにしていました。

譜面表示をしっぱなしでこの消費量なので、ネット接続や音源確認などに使ったりしても、1日のリハーサルには余裕で対応できそうです! 
素晴らしい!

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譜面用ソフトはなにがおすすめ?

譜面ソフトはいくつか出ているようですが、周りのiPadを使っているミュージシャンに聞き込みをしてみると、ほとんど全員が”Piascore(ピアスコア)”という譜面アプリを使っていたので、僕も迷わずそれを採用しました。周りが使っていれば情報共有とかもできますからね。

ちなみに、Piascore(ピアスコア)無料で充分に使えるアプリなのですが、あまりにも便利なので、僕は有料版にアップグレードしました。有料といっても買い切りで500円ぽっきりなので、月額の費用などはかかりません。
有料版にすると、レコーダーが使えたり、チューナーが使えたり、キーボードを出したりすることもできるようになります。

‎Piascore – スマートデジタル楽譜リーダー
‎** 世界で5,000,000人のミュージシャンが、使ってます! **** iPad Pro & iPhone 15 に完全対応! **Piascore は、ピアノやギターなどの楽器を演奏する人のために作られた、iPad/iPhone用の...

このPiascore(ピアスコア)は高機能な譜面ソフトです。
自分の譜面も取り込めるのはもちろん、いろんな楽曲の無料楽譜を検索&ダウンロードできたりもします。 
譜面めくりに関しては、オートスクロール機能や、ウインクを感知してページをめくる機能もありますし、Bluetooth接続のペダル(別売)を踏んでめくるなんてこともできるようですが、僕は基本的には演奏中(曲中)にそれほど譜面をめくることがないので、そこまでは使わないかな。 クラシック系の人は必需かもですけどね。
ポップス系の曲の場合は、大抵の場合は長くても2ページにまとめることができますからね。 
iPadの画面は12.8インチの大きさなので、横置きで2ページ同時に表示しても見やすいです。

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画面書き込み用のペンはどうする?

iPadを買って気づいたのですが、専用ペン(Apple Pencil)は別売なんです。
セットでついているものだと思っていた・・・・。
しかも定価15,660円もするのね・・・。


しかし!!!!!!
ペンは必要なかった!!!!

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指で書ける!ペンは必要ない!

ピアスコア(譜面ソフト)にはブランクの五線譜も入っています。(8種類くらいから選べます。)で、これに自分で音符を書き込むことができるのですが、iPad専用のペンを使わなくても人差し指で書くことができました。 (ペンの方が早いかもしれませんが)



ピアスコアに入っているブランクの五線譜を使って・・・・。

書き込みたい部分を指で拡大(ピンチアウト)します。

そして、人差し指で書き込む・・・。

書き込む線の太さは選べます。もっと細く書くこともできますよ。

大きさを元に戻すと・・・。

ちゃんと書けてますね!! しかも見やすい!!!
自分で紙にペンで書き込んだのと全然変わらない!!!(字が汚いのは元々w)

人差し指で書く他に、ソフトに付属している記号を貼り付けたり、テキストをタイプ入力できたりなど、色々な書き込みの方法があります。

こんな感じ↓

ペンを使わずともこんなふうに書き込む事ができます。
Apple Pencilは必要ないな!!! 絵を描くわけじゃないしね。これだけ書ければ充分!
まあ、ペンはあったらあったで便利なんでしょうけど、1万5千円はちょっとでかいですからね。

ちなみに、手書きモードにはこういう蛍光ペンのようなのもあります。(指で塗れるんです。)⬇︎

こんな感じで書けるので、ペンさえも持ち歩く必要はない!!!

iPadで譜面。 使わない手はないでしょ! 
安いものではないけど、その分、色々な見返りがありますよ!
まず必要なのはiPadを買うお金のみ!(まあ、それがけっこう高いんだけど)

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まずは楽譜をデジタル化しよう!

で、今まで使っていた楽譜をどうやってデジタル化するのか?

やり方は割愛しますが、スキャナを使ってスキャンしてPDFファイルにするんです。
最近のパソコン用プリンタには、安いモデルでさえもスキャナがついてますから、簡単に譜面をスキャンしてPDFにする事ができます。僕が使っているカラープリンタは新品で5千円くらいで買ったものですが、プリント機能はもちろん、スキャナとコピーも付いています。

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でも、実はスキャナは必要ない!!

えー? 家にはパソコンないし、スキャナなんて持ってないよ、という人も多いでしょう。

まったく心配ご無用です。

実は、Piascoreには、カメラで譜面を撮影してPDFに変換できる機能まで付いているのです。

https://help.piascore.com/hc/ja/articles/360000545391-
楽譜をスキャンするには

スキャナはいらないんです。 iPadだけで完結してしまいます。 すごい!
最近のカメラは画質も良いので、スキャナーでスキャンしたのと変わらないレベルになります。

ということは、現場で誰かが書いた(持ってきた)譜面をiPadで撮影させてもらって、自分の譜面ライブラリに取り込んだりもできるわけです。
すごいな!

ワンポイント:複数ページある譜面をPDFにするときには、複数ページを一つのファイルにまとめるのがポイントです。(PDFファイルの連結)
そうしないと、ページ毎に別楽曲として認識されてしまいます。
さすがにPiascoreにはPDF連結の機能まではついていないので、連結が必要な場合は別のソフトでの連結が必要です。

https://help.piascore.com/hc/ja/articles/360000511171-PDF
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iPad譜面のメリットとデメリット

では、ここでiPadの譜面と、紙の譜面のメリットとデメリットを考えてみます。
(”Piascore(ピアスコア)”という譜面アプリを使う前提で)


==iPad譜面のメリット==

★iPadのバックライトがあるので、ステージでの譜面灯が不要。
もちろん、画面の明るさを自分の好みの照度に調整できます。
また、画面の明るさを”自動調節”にしておくと、現場の明るさに応じて画面の照度を自動的に調節してくれます。 例えばステージが暗転した時とかはiPad画面の照度が自動的に落ちるので、真っ暗な中でiPadの画面だけがまぶしく煌々と光っているというような事がなくなります。(目に優しいくらいの明るさになるだけで、真っ暗にはなりませんので、気になる場合は本体のボタンを押して画面消灯もできます。)

★譜面のライブラリを全部持ち歩ける!(ただし、過去に使っていた紙の譜面は全てスキャンしなくてはならない。)
だけど、重くない。(譜面を入れたファイルブックと変わらないくらいの重さ)

★画面フリックで、プレイ中でも一瞬でページをめくる事ができる。(ファイルに入った楽譜をめくるよりも楽)
Face IDのついたiPadでは、ウインクなどのジェスチャーで譜面をめくったり、別売のBluetoothペダルで譜面をめくったりもできるようですが、僕は使ってません。 

★iPadの画面から直接楽譜を書く事ができる。

★譜面に色々書き込めるし、綺麗に消せる。(ペン不要で、色々な色が使え、蛍光ペン風な書き込みもできる。)紙の譜面だと、消せるボールペンを使ったりしない限りは、書き込みは消せないですからね。
ペンで書き込みしている時代は、リハ中に曲中のキメなどの変更とかがあったりすると、書き込みが増えていき、譜面が汚くなってしまう事もしばしばありました。  

★ライブ用のセットリストが簡単に作れる。
リストから譜面を選んで曲順に並べることができるので、曲順が変わってもクリアファイルから楽譜を出し入れする手間がない。
しかも、タイトルをつけていくつでも作れるので、アーティスト別やライブ日別などに分けて保存できる。すごい楽!

★お客さんから見て、”譜面を見ている感”が少ない。 
タブレットホルダーとかでスタンド等に固定すると、まるで機材の一部かのようにさりげなく譜面を置く事ができる。(12.9インチだとちょっと目立つかもだけど・・・。)実例は後述します。

★譜面ソフトにメトロノームが付いているので、譜面を開いたまま同じ画面上にメトロノームを起動できる。音を出さずにテンポ確認(譜面の縁がテンポに合わせて光る)とかもできるので、ステージでも便利! しかも譜面を開いたままメトロノームでテンポ設定をしておくと、その譜面(ページ)のテンポを次回も覚えているので、次にその譜面を開いたときにあらためてテンポ設定をする必要がない。 これはとてもいい機能!! 

★ドラマーにはあまり関係ないけど、譜面ソフトにチューナーやキーボードも付いているので、譜面を開いたまま音の確認とかもできてしまう!

★譜面ソフト付属のレコーダーでスタジオリハの録音ができる。
譜面ソフトにレコーダーが付いているので、譜面を開いたままレコーダーを起動して録音できるのです。しかも、ドラムの横でも意外と綺麗に録音できます。さらにすごいのは、譜面を開いた状態で録音すると、その譜面の曲名(ファイル名)が、録音したファイル名(日時も入る)として保存されるので、後から聴き返すときにすごく便利! これは素晴らしいです。


==iPad譜面のデメリット==

★本番前や本番中にiPadが壊れたり電源が入らなくなったりしたらやばい。
本番中に誤って落としたり倒したりした場合、故障する可能性も秘めている。
本番前とかに電源が入らなくなったりした時は、スマートフォンでクラウドからPDF楽譜をダウンロードして表示するとかの予防策を考えてないとダメですね。でも、スマホの画面はさすがに小さすぎるので、コンビニに行って譜面ファイルをプリントアウトするしかない!とにかく譜面のライブラリは常にクラウドに上げてないといけないです。(バックアップは確実に!)


★超大作の曲(例えば譜面が5枚とか)の場合に一度に表示できないので、ページめくりをするタイミングを考えなければならない。(一応、自動スクロール機能とか、bluetoothペダルでめくれたりとか、ウインクしたらページをめくってくれるとか、そういう機能は付いている。)
でも、画面タッチ(スワイプ)で一瞬でページがめくれるので、プレイしながらでも左手が空いているすきにサッとページがめくれたりします。(左側にiPadを置いている場合)
しかし、4ページまで行った時にダカーポ(曲の頭に戻る)とかでてきたら大変かも。そういうときは、利便性を考えて5ページ目にもう一度1枚目の楽譜を表示するように取り込むとかの工夫も必要ですね。

うーん・・・ デメリットはあまりないかも!!


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紙の譜面のデメリット

ついでに 紙の譜面のデメリット も考えてみましょう。

1)紙の楽譜が風で飛ばされたり振動で落ちたりしたらアウト。(僕は何度か野外ライブの本番中に譜面が飛ばされたり床に落ちたりしてひどい目にあったことがある) 

2)譜面をファイルブックに入れた場合でも、本番中に風で譜面台ごと倒れた事がある。 まあ、これはiPadを譜面台に置いた場合には同じ状況は考えられるので、後述のタブレットホルダーをおすすめします。

3)曲順が変更になると譜面ファイルから譜面の出し入れ(入れ替え)をしなくてはならない。ファイルへの楽譜の出し入れって意外と面倒なんですよね。
 
4)ファイルブックに入れた場合、譜面灯や照明や太陽光などでクリアファイルの袋の表面が光って譜面が見えにくい事がある。(ただし、映り込み防止のクリアファイルを使うことにより、ある程度軽減は可能。) 

5)ステージは暗かったりもするので、譜面灯が必要になる。 ライブハウスなどでは譜面灯を置いてないところも多いので、僕はライブでは自前の譜面灯を持っていっていた。

6)譜面に色々書き込んでいくと汚くなっていく。 (同じ譜面でライブごとに構成や決め事が変わったりする場合とか、前の書き込みが消せなくてごちゃごちゃしてしまう)近年は、消せるボールペンを使ったりしていたが、消せるボールペンはインクが高温に弱いため真夏の高温になった室内や自動車内に譜面を置いていたら、消えてしまうことがある。(冷却する事により、ある程度復活はするらしい)

7)使っていくうちに楽譜がシワになったり汚れたり破れたりする。 
野外ライブで雨に当たってインクが滲んだりすることもあった。(水性インクの場合は特に)。 紛失の危険性も!

8)かさばる。 昔の曲をやる場合、膨大な譜面ストックの中から楽譜を探さなくてはならない! ちなみに、僕が今までサポートや自分のバンドとかでやってきた曲の楽譜はほとんど保管してあります。 こんな感じ↓ 

これ全部譜面です。⬆︎
中にはもう二度とやらないであろう曲などもありますが、一応過去の譜面はほとんど保管しているんです。一応はアーティストごととかに分けたりもしていますが、過去の曲をやる場合、毎回この中から探すのはめちゃくちゃ大変です!
それがなくなるのが、楽譜のデジタル化の最大のメリットかもしれません。
この大量の譜面を全部iPadの中に入れておけるなんて!
でも、流石にこれを全部スキャンするのは無理(時間的に)なので、もし今後このライブラリ中の曲をやる事がある場合は、その都度スキャンして保存していこうかと思っています。少しずつペーパーレス化・・・。

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iPad Proはバッテリーが長持ち!!!

==バッテリーの持ちについて==
ちょっと心配していたバッテリーの持ちですが、買ってからすぐに設定の為にいじり倒した時で、2日くらい持ちました。

試しに3時間のリハーサル中にどれくらい持つのか検証してみました。基本は、画面の照度50%くらいで、譜面をずっと表示したままにしてみました。(画面オフやスクリーンセーバーはなし)バッテリは100%からスタート。 動作的には、譜面をめくったり、たまに内蔵メトロノームでテンポ確認、 内蔵レコーダーで4曲ほど録音、メモの書き込みなど。 WEB検索や、Youtubeで曲の再生もちょっとしてみたり。バッテリー残量が100%から99%に落ちる時間がすごく長いのには関心しました。(スマホの場合はすぐに減っていくんだよね)結局、3時間のリハ終了時には、バッテリー残量はまだ84%でした。さすが普通のスマホの4倍近くある容量のバッテリーを搭載しているだけある。正直、ここまで持つとは思わなかった。ライブで使う場合は、ページめくりの動作だけなので、バッテリーはもっともつと思います。
これは満充電にしていけば、1日3現場あっても余裕ですね。(それくらいの仕事欲しいw)

譜面を表示しっぱなしでの長時間のライブでも全く問題ない。

いやー、もう至れり尽くせりじゃないか!!!
もっと早くiPad譜面を採用すれば良かった!

譜面台に置いて使うの図

いやー快適です!!!iPad楽譜!!!
もう、紙の楽譜には戻れない・・・・。
iPadのある時代に生まれてよかった!!!(生まれた頃はまだありませんでしたがww)

次のページでは、ドラムセットにどうやってiPadをセットするのか等を説明したいと思います。

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