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火もお湯も電子レンジも使わないインスタント火鍋!
本場中国四川(成都)で作られている、本場のインスタント火鍋。
インスタントと言っても、生半可なインスタント火鍋ではありません。
水さえあれば、どこででも熱々の火鍋が楽しめる、すごい商品なのです!
火鍋なのに火も使わないし、お湯とか電子レンジも必要ないのです!
中国では、このようなインスタント火鍋が人気で、屋外の公園とか、ピクニックとかに行った時に食べているようですよ。
釣りとかキャンプとか山登りとかに持って行ったり、非常食としても重宝すると思います。
まあ、普通の日本人はなかなかそこまでして火鍋を食べないとは思いますけどね(笑)
この手のインスタント火鍋は中国ではけっこう普通に売られているようですが、日本では中国人向けの食品店とかじゃないとなかなかお目にかかれません。
僕も過去に何回か違うメーカーのインスタント火鍋を食べたことがありますが、いずれも日本国内の在日中国人向けの食品店で購入しました。
↓日本にも支店がある中国の有名火鍋店『海底撈』のインスタント火鍋セット
↓四川美食家食品のインスタント火鍋セット
やっぱ、本場の火鍋は美味しいのです。
僕も月に1〜2回は火鍋を食べています。(お店ではなく家でですが)
パッケージをみる
こういうパッケージになってます。
大きさ的にはボックスティッシュの2/3くらいです。
パッケージには『1〜2人前』と書かれています。
ブランド名の『巴蜀懶人』というのは、”巴蜀(昔の四川)の怠け者”という意味です。
要は、”怠け者でも簡単に火鍋が作れる”ということなんでしょうね。
“簡単に”とは言っても、カップ麺よりは手間も時間もかかりますよ。
ちなみに、この商品は、パッケージには日本語表記が一切書かれていません。
日本で売られる輸入食品は、厚生労働省検疫所に届け出て審査を受け、商品には輸入者名や日本語での原材料表示が義務付けられています。
日本国内の在日中国人向けに売る場合であってもです。
まあ、その辺はテキトーで省略しちゃってるんでしょうね。
中国らしい(笑)
どこで買った? いくらだった?
横浜中華街にある中国人向けの食品店『僑豊物産』にて購入しました。
価格は税込で918円です。
中国人向けのお店で売られている商品にしては高いと思います。
でも、後述しますが、このクオリティなら仕方ないかなという感じですかね。
本国では日本円にして500円くらいで売られているようですので、本国でも安くはないです。
日本にも支店がある中国の有名火鍋店『海底撈』のインスタント火鍋はamazonで売られています。
こちらも送料込みとはいえ、1,480円で売られています。海底撈ブランドだからか高いです。
↓こちらは別のメーカーのインスタント火鍋。これも1,300円します。(執筆時)
原材料やカロリーなど、ヤバい!
原材料はすべて中国語で記載されています。
翻訳がめんどくさいので細かいところは割愛します。
具はじゃがいも、れんこん、きくらげ、たけのこ、エリンギ、豆腐皮(ゆば)、牛肉風味ソーセージ(鶏肉使用)、春雨です。
けっこう色々入っています!
味付けとしては、牛油(牛脂)を使った豆板醤ベースのスタンダードな火鍋のスープのようです。
カロリーは以下の通り。
中国では、エネルギーはキロカロリー(kcal)ではなく、キロジュール(kJ)で表記されるので、カロリーを知るためには換算しなくてはなりません。
計算してみたところ、この商品一製品当たりのカロリーは1,613kcalということになりました。
しかも、別添の油のカロリーは入っていないようで、後入れの油のカロリーが174kcalなので、
合計すると、この商品1食あたりのカロリーは1,787kcalということになります!
めちゃくちゃハイカロリー!!! これにご飯をつけたりすれば、1食で1日分のカロリーを摂取してしまうことになりますね。 やはり、これは一人で食べてはいけません!!!
ちなみに、食塩相当量も計算してみたところ、これ1食でなんと16.1グラム!!!!
これ、一人で全部食べて、スープまで飲み干したらいけません!!!!!
カロリーも塩分もさすがにヤバい商品でした。
まあ、火鍋ですからね・・・。
セット内容!
開封したら、中には色々なパックが入っていました。
火鍋の素、レトルト野菜、後入れ調味油、湯葉、春雨、加熱剤、割り箸、ゴミ袋・・・。
中国のこういうインスタント食品って、日本以上に至れり尽くせりだったりするんですよね。
フォークや箸が付属しているカップ麺もけっこうありますし。
しかし、割箸が入っているのは当然として、ゴミ袋まで付属しているとは、素晴らしいじゃないですか。
日本のインスタント商品でゴミ袋まで付いてるものはさすがにないでしょう!
こういうインスタント火鍋は、中国では家で食べるものではなくピクニックとかの弁当がわりとして屋外とかで食べることが多いのだと思われます。(多分)
それで、ちゃんと「ゴミは持ち帰って捨ててくださいよ」、ということでゴミ袋が付属しているのでしょう!
ということで、この商品は、水さえあれば、どこででも火鍋ができてしまうんです!!!
すげー。
作ってみます
パッケージには作り方が書かれていますが、中国語でしか書かれていません。
しかし、パッケージラベルの裏面にイラスト付きで作り方が解説されているので、中国語がわからなくてもなんとなく作り方がわかると思います。⬇︎
↑なんとなくわかりますよね?
作ってみましょう。
1.内側の容器(白いカップ)に「火鍋の素(牛油調料包)」を入れ、カップの1/3〜半分くらいまでお水を入れます。(お水でもお湯でも構いません)
次に、オレンジのパックに入った春雨を入れます。
次にレトルトパックに入った野菜を入れます!
次に、赤いパックに入った湯葉を入れます。(パックに”火鍋豆皮”とかかれています。)
最後に、牛肉風味ソーセージを入れます!魚肉ソーセージのようなパックですよ。
これで鍋の準備ができました!
加熱調理!
加熱剤を袋から出し、赤い外容器に入れます。
そして、容器の下の線(1センチくらい?)まで水を入れます。
加熱剤が熱を発してくるまでに30秒くらいかかります。
なので、その間に火鍋の材料の入った中容器(白いカップ)を赤い容器の上にセットしてください。
火鍋が入ったカップはけっこう重さがあるので、セットしづらい! なので、セットするときにひっくりかえしたりこぼしたりしないように要注意です!!!
なかなか水蒸気が出てこないので、ついつい様子をみてしまいそうですが、水を入れたらすみやかに中容器(白い火鍋カップ)をセットしてください。
加熱がはじまってから中容器をとりつけると、ヤケドをしますよ!!!
かなり熱い水蒸気がでてきますから。
そして、赤い蓋をしっかり被せたら15分待ちます。
そうなんです。加熱時間は15分なんです。けっこう長いですね。
蓋の上の穴から熱い水蒸気がでてきます! ヤケド注意です。
15分待ったら、蓋を外します。
最後に、”火鍋香油”を入れます。
これはラー油とかではありません。 ごま油が20%含有された植物油です。
なぜこれだけが後入れなのかは分かりません。
牛油のスープに、さらに油を追加するのか!!!(笑)
そりゃハイカロリーにもなるわ・・・。
できあがり!!
よくかき混ぜたら完成です! 熱々です!!!
すげー。具沢山だ〜〜〜!
油の色も良い! 具も本場っぽい!! さすが本場のインスタント火鍋!!!
味は、熟成豆板醤ベースのスタンダードな本場の火鍋の味ですが、牛脂(牛油)が使われているわりにはそれほど牛臭くもなく、すべてにおいてバランスがいい感じ。
まあ、この美味しさは化学調味料によるものも大きいとは思いますけどね。
1〜2人前ということですが、一人で食べるには意外にボリュームがあります。
しかも、これだけを食べてるとしょっぱいし、飽きてくるので、白飯とかが必要になってきます。
ご飯のおかずとして二人くらいで食べるのがちょうどいいかもしれません。
というか、これ1食でカロリーが1,613kcalで、食塩相当量は16.1グラムです。
一人で食べるのはやめた方がいいです。
辛さは?
麻辣のバランスがとても良いです。
花椒がホール(粒)のまま入っているんですが、花椒の粒の硬さはなく、きつい麻味(痺れ)もなく、唐辛子の辛さとのバランスがとてもよいのです。
辛さ(辣味)に関しても、しっかりと本場の辛さです。
おそらく、日本人には”ちょっと辛すぎる”と感じる人が多いようなレベルな気がしますが、かといって激辛なわけでもなく、しかも味が美味しいので辛いと感じてもついつい食べてしまうかもしれません。
お酒飲む人とか好きそう。
野菜もたくさん入っているし、湯葉や春雨のおかげで満足度もかなりあります。
春雨が太めでこれまたおもしろい食感なのです。 もっと春雨たくさん入っててほしい!
牛肉味風味ソーセージに関しては、すごくおいしいというわけでもないですが、魚肉ソーセージのような味といえばいいかな?
美味しいんだけど、肉が欲しい!!
スープはかなりしょっぱ目なので、自分の好きな具をさらに追加しても味が薄くなったりしにくいかもしれません。
そして、この味は絶対に肉がほしくなります!
牛ホルモンでもいいし、牛肉でもいいし、豚肉でもいい!!(本場だとラムかな)
せっかくなので、鍋に移し替えて、豚肉(100グラムくらい)と、ニラを入れて、再度煮込みました。
肉が合わないわけがない!!!
これは美味いわ。
生ニンニクを入れて煮込んだり、自分の好きな具を追加して煮込んで食べるのもおすすめ。
まあ、せっかくの火を使わないインスタントなのに、自分で再度煮込んだりしたら本末転倒ではあるわけですが・・・。
でも、おいしいから具を追加したくなりますよ、これは。
手軽に本場の火鍋が、水さえあればどこででも楽しめる!!!
キャンプとかバーベキューの時に話題のネタにしても面白いかも。
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