辛さ満足レベル:※レベル表記方法についてはこちらのページを。旨さ満足レベル:
久しぶりに韓国食品スーパーに行ったら、見たことがないラーメンがあったので買ってきました。
僕は、日本で発売されている韓国のインスタント麺はほとんど制覇していると自負しているので、見たことがないインスタント麺を見つけたら買ってしまうのです。
今回買ったのはNONGSHIM(ノンシム/農心)の『마늘 면볶이(マヌル ミョンポッキ)』です。
マヌルというのは韓国語でニンニクという意味です。
なので、にんにく風味のミョンポッキということになります。
日本では『ガーリック麺ポッキ』という名前が通称のようです。
麺ポッキ(ミョンポッキ)って何?
韓国にはトッポッキ(떡볶이)という、細長い餅を甘辛いコチュジャンで炒めたシンプルな料理があります。日本では”トッポギ”と呼ばれていて、比較的日本でも知られた料理ではあると思います。 トッポッキ(떡볶이)の”トッ(トック)”は餅という意味で、ポッキ(볶이)は”炒めたもの”というような意味です。
そのトッポッキに麺を入れたラッポッキ(라볶이)というものがあります。
比較的新しい料理で、最近韓国ではブームなんだそうです。 僕もインスタントで食べました。

じゃあ、 マヌル ミョンポッキ(마늘 면볶이)とはどういう意味なのか?
まず、”マヌル”はニンニクです。
ミョンポッキの”ミョン”は、”麺”という意味で、ポッキ(볶이)は”炒め”なので、要は『麺炒め』なわけですね。
それって、”焼きそば”じゃん!
でも、この商品は炒める過程が入ってないんだから”ポッキ”じゃないじゃん!
ということになりますが、日本のカップ焼きそばも焼いてませんからねぇ。
ちなみに、昨日食べた『ラッポキ』は、トッポッキに麺を入れたものなので、麺ポッキとはまた別物です。いろいろややこしい・・・
どこで買った? いくらだった?
新大久保(歌舞伎町)の『韓国広場』にて購入。
価格は税込みで214円でした。
⬇︎楽天では298円で売られている(2020/9/4時点)ので、韓国人向けのお店で買ったほうがさすがに安いですね。
原材料やカロリー
この商品は、メーカーである農心(NONGSHIM)の日本法人である『農心ジャパン』が輸入したメーカー正規輸入商品です。日本語の原材料表記はパッケージにステッカーで貼られているんですが、メーカーが表記している原材料とお店で販売している商品の原材料がけっこう違うんですよ・・・
これがメーカーの正規輸入元が表記している原材料⬇︎

⬇︎これが楽天の販売店が記載している原材料
麺:小麦粉(アメリカ産、オーストラリア産)、ジャガイモでん粉(デンマーク産)、パーム油(マレーシア産)、変性でん粉、植物性風味油、卵殻カルシウム、精製塩、野菜調味抽出物、麺類添加アルカリ剤(酸度調節剤)、混合精製(酸度調節剤)、オリゴ緑茶風味液、色素
スープ:コチュジャン(水飴、小麦粉、ヤンニョムダデギ、小麦米、唐辛子粉)、おでん涼味抽出物、精白糖、水飴、にんにく抽出物(ニンニク:中国産)、イワシだし粉末、精製水、玉ねぎ、採種油、編成でん粉、みりん、豚骨抽出物、凍結乾燥ニンニク粉末(ニンニク:韓国産)、胡椒粉、5'-リボヌクレオチド二ナトリウム、パプリカ抽出色素、辛口調味分、コハク酸ナトリウム、炒め調味ジャガイモ分、ぶどう糖、天ぷらニンニク(ニンニク:中国産)、乾にんじん、乾キャベツ、乾燥パセリ
※この商品は小麦、大豆、卵、豚肉含有
あれ? 全然違う!
よく見ると、書き方が違うだけで同じような原材料が使われてはいるのですが、表記順も含めてけっこう違いがあります。 例えば、楽天のお店が表記している原材料には『いわし粉末』と書かれているのに、メーカー正規輸入のものにはそれらしいものは記載されていないし。
どうなっているんでしょう? 謎です。
ちなみに、カロリーは460kcalなので、意外に低めです。(汁なし麺にしては)
内容物
麺とペーストと粉末ソースのセットです。

具は、麺の下に入っていました。

具は、フライドガーリック、人参、キャベツです。
これが液体ソース。ペースト状になっています。

매콤마늘소스(メコムマヌルソス) 辛いにんにくソースという意味です。
매콤(メコム)というのは、”辛い”という意味でも、それほど辛くはないニュアンスを含んでいるので、この商品はあまり辛くない事がわかります。

裏面には、ニンニクくんがなにか喋っているイラストが描かれていました。
「라면먹고갈릭?」と言っています。
直訳すると「ラーメン食べてガーリック?」です。
これが粉末スープ。

「ぜひ!調理の最後に入れてください」と書かれています。 液体ソースを先に入れるということですね。
作り方
カップから液体ソースパックと粉末ソースパックを取り出し、お湯をカップの内側の線まで入れて3分間待ちます。
日本のカップ麺の場合は、液体ソースは蓋の上で温めることが多いのですが、特に書かれていなかったので温めませんでした。 しかし、温めた方がいいような気がしました。
湯切り口は箸で穴を開けるタイプ。 韓国の汁なしカップ麺ではよくあるタイプですが、日本のカップ汁なし麺の湯切り口は進化しているので、ちょっと原始的な感じはしますね。 まあ、このタイプも麺が流れ出にくいですが、その分湯切りスピードは遅いです。

湯切り後に、液体ソースを入れてかき混ぜます。

湯切りした時点でにんにくの匂いがふわりと香ります。 具にフライドガーリックが入っているせいですね。

その後、さらに粉末ソースを入れてかき混ぜます。

粉末ソースには緑の粒が入っています。 これはどうやらパセリの模様。
商品に貼られている正規メーカーの日本語の原材料表記にはパセリの表記がないので、どうやら楽天のお店に表記されている原材料の方が正しい可能性があります。
よくかき混ぜたら出来上がりです。
食べます。
色はいい感じの赤色! 辛いのが苦手な人は色で敬遠しそうです。

ても、甘いです・・・・。
コチュジャン風味ですね。
まあ、このラーメンの元の料理である『トッポッキ』も甘辛ベースの食べ物ですからね。甘いのは承知の上です。メインの味付け原材料であるコチュジャンも、元々が甘い調味料ですから。
でも韓国の甘辛って、不思議とそれほど嫌じゃないんですよね。バランスがいいのかもしれません。
日本の甘辛食品は「デザートかよ!」と思うくらい甘いものが多いですから。
ニンニク感に関して。
そこそこニンニクは効いているけど、ガツンという感じではありません。
ペヤングの”にんにくMAX焼きそば”とかの強烈系を期待していたら裏切られます。
まあ、でもニンニクの風味はしっかりしています。
普段にんにくを食べつけていない人には、もしかしたら強めのニンニク感です。
もしかしたら人と会う前は避けた方がいいかもしれませんね。
しかし、普段からニンニクを常用している人には物足りないかもしれません。僕もガーリックパウダーを足して食べましたからね。
あと、甘さが強すぎるので、もっと辛味を足したくなります。 追い唐辛子は,
韓国唐辛子が最適ですが、辛味付けには『七海涼辛子』でしょう!(出た!)
あと、少し魚介っぽい風味があります。 正規輸入元の原材料表記には記載がありませんが、おそらくこれが『いわし粉末』の風味なのかもしれません。 そう考えると、やはり正規輸入元の表記はあてにならないってことか?
辛い?
ピリ辛レベルの域は出ませんが、辛さはそこそこあります。
同じ農心の『辛ラーメン』とかよりも辛くないです。
甘さも強めなので、辛いものがそれほど得意じゃない人でも食べられそうです。
辛さとしては一般的なトッポギの辛さだと思います。 トッポギが食べられる人なら大丈夫。
まとめ
トッポッキを汁なしラーメンにアレンジし、ガーリック風味を足した韓国のインスタント麺『麺ポッキ』。
トッポッキ(トッポギ)の味が好きな人なら美味しくいただけるとおもいます。
ガーリック感も辛さもほど良くあります。
ただ、僕はトッポッキが大好きと言うわけでもないので、リピ買いはないかな。普通においしかったけど。
本場韓国の商品だから、ニンニクも辛さももっとガツンとあると期待してたのに!
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