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本場四川の火鍋の素!
僕は今まで、四川の火鍋の素を色々と食べてきました。
見たことのないパッケージの火鍋の素を見つけたら買っています。
麻婆豆腐も好きですが、火鍋もけっこう好きなんです。
今回買ったのは、『好人家』ブランドの火鍋の素です。
『好人家』は中国語で”ハオレンジャ”と読みます。
ハオレンジャー。なんか戦隊モノみたいだな。
四川の火鍋の素は、まず味にハズレはありません。(見えない品質についてはわかりませんが・・・。)
ちなみに”好人家”の麻婆豆腐の素はけっこうおいしかったです! 安くてウマイ!
実は、好人家の火鍋の素は過去にも食べたことはありますが、今回買ったものとは原材料なども全く違います。⬇
https://ryofujisaki.work/haorenjia-mala-hotpot/
前回食べたのはパーム油ベースですが、今回買ったものはショートニングベースなのです。
しかも、今回買のは、油(ショートニング)で固められた固形タイプの火鍋の素の中に、まるごとの唐辛子や葉っぱ(月桂樹?)なども入っています。
ハーブ入り固形石鹸で、こういうのありそうだな。
でも、これで身体を洗ったら、色々と大変なことになると思います。(笑)
どこで買った? いくらだった?
東京の大久保にある、中華食材店『華僑服務社』にて購入。
価格は、税込みで702円です。
中国の火鍋の素としては値段が高いですが、一応これ1袋で約8人前が作れますからね・・・。
原材料、恐ろしいカロリーなど!
四川の火鍋は、基本は牛脂、もしくは植物油を使うのですが、この商品はショートニングを使っています。珍しいです。
ショートニングに含まれるトランス脂肪酸は身体にあまり良くないという話もあるので、ちょっと買うのを躊躇したのですが、買ってしまいました。
しかし、商品の表面に見える”葉っぱ”が原材料に載ってないんですけど・・・
この葉っぱは、月桂樹(ローレル、ローリエ)だと思うんですけど、なんで載ってないんだ・・・
中国輸入商品の原材料表記って、いい加減なものが多いんですよね・・・。
そして、カロリーが恐ろしい!!!!
100グラムあたり、675kcalです。
で、この商品は500グラム入りなので・・・・・
これ1パックのカロリーはなんと!
3,375kcal
です。
そして、食塩相当量はなんと37グラム!
恐ろしや〜〜〜
これを一人で一度に全部食べたら死ぬかも!!(笑)
⬇このオレンジの部分が全部ショートニングだと思うと怖い! いや、牛油だとしてもヤバいけど!
黒く見えるものは、唐辛子、花椒をはじめとするスパイス類です。 けっこうな量が入ってます。
表面に見えるまるごとの唐辛子以外にも、さらに粉砕された唐辛子が入っています。
開封! 作ります。
ベットベトの油感!
そして、カレーの香りがします。 カレールウかと思うくらい!
まあ、カレーも火鍋も同じスパイス料理なので紙一重なんですけどね。
本品1個(500g)で、6〜8人用です。
ちょっと多いですが、全量使うことにしました。
この火鍋の素を1個全部使う場合は、3リットルのお湯が必要です。
“お湯か鶏ガラスープ”と書かれていますが、お湯で充分です。
しかし、鍋が小さくてお湯が3リットルも入らない事が判明。さらに具を追加したらこぼれてしまいますから。
なので、今回は中華鍋を使って煮込むことにしました。
それでも溢れそうなので、お湯は2リットル強に減らしました。
火鍋は、つけダレにつけて食べるために、本来はスープの味は薄めだと思います。
僕は、煮込んで食べる(つけダレは使わない)ので、スープの味は濃い目のほうがいいので、水は少なめの方がちょうどいいかもしれません。
お湯に火鍋の素を入れて溶かしていきます。
上のオレンジの層がショートニング(油)です。 だいぶ溶けてます。
固形の下の層はスパイス類が固まっています。
⬇これで完全に溶けました。
溶ける前はカレーの匂いがしたのに、溶けたら火鍋の香りに変わりました。
見た目は本格的な火鍋です! (本場の火鍋の素ですからね)
僕流の食べ方?
火鍋は、日本の”しゃぶしゃぶ”のように火鍋スープに具材をしゃぶしゃぶしたあとに、つけダレにつけて食べるの本来の食べ方です。
しかし、僕の火鍋の食べ方は違います。
具材を鍋にすべてぶっこんで、柔らかくなるまで煮込むんです。
大切りの長ねぎが、シャクシャクとした歯ごたえがなくなるまで柔らかくなるのを目安にしています。
なので、スープは濃い目に作って、具材にしっかり味がしみこむようにします。つけダレは使わないので!
具は?
ちなみに、今回入れた具は、
豚肉、牛肉、ホワイト餃子、にんにく餃子、にんにく(固形)、キャベツ、ニラ、えのき、まいたけ、
です。
日本的な食材ばかりです。
本場の火鍋は、動物の内臓類はもちろん、羊肉やガチョウの脚とか、川魚とか、とにかくお好みで何でも入れる感じです。
本場の火鍋の素は、魔法の白い粉(化学調味料)が旨さのポイントではありますが、さらに具材から出る旨味が出汁になり、さらにスープの旨さを増幅させるのです。
なので、具をその都度しゃぶしゃぶして食べるよりも、具材を煮込んだほうが具材にスープの味がしっかりしみこむわけです。そして同時に具材の旨さもスープに滲み出ます。
これがちょうど良いバランスになるので、ついついスープを飲み干したくなるくらいです。カロリーや塩分がヤバいので適度で我慢しますけど。
火鍋はスープを飲むものではありませんが、具材を煮込むとダシが出て、スープまで全部飲み干したくなるほどおいしくなります。日本の鍋料理も同じです。
出来上がり
出来上がりはこんな感じ。 唐辛子は自分では一切足していません。
にんにくは完全にとろとろに柔らかくなってから食べるのがおすすめです。
スープの上に油(ショートニング)の層があります。 これがスープに蓋をして、熱々が保たれるのです。
油の下に、唐辛子などのスパイスが沈んでいるのが見えます!
味は間違いない
味は・・・・。 おいしいです。
ぶっちゃけ、四川の火鍋の素は、何を買っても味はそれほど変わらないのです。
ただ、使っている油はけっこう違います。
今回買った”ショートニングベース”のものはめずらしいです。
火鍋の油は、普通は牛脂(牛油)が基本ですが、植物油(パーム油、菜種油)なども使われます。
だいたいどれを買っても美味しいです。 今まで沢山の中国製の火鍋の素を食べてきたけど、ハズしたのは1つだけかな。
火鍋は、豆板醤の味、スパイスの風味、油の旨味が決め手です。
なので、中華系のスパイスが苦手な人はだめでしょうね。
あとは、中国製の食品を敬遠する人はアウトでしょうね(笑)
でも、そんなこと言ってたら日本ででも何も食べられなくなります。
日本で売られている食品や、外食産業で使われている食材など、気づかないうちに中国製を食べてしまっていますからね。
特に外食なんてできなくなります。
辛い?
さすが、本場の火鍋です。 デフォルトでもそこそこ辛いです。
ちゃんと麻辣です。 麻辣のバランスがとても良いです。
辛さに弱い人には少しきつい辛さかもしれませんが、非常識な辛さでもないですし、激辛でもありません。
ただ、唐辛子の辛さに加えて花椒の痺れ(麻味)が加わるので、麻辣に慣れてない人にはちょっときついかもしれません。
唐辛子が沢山使われているので、息を吸い込みながら一気に食べようとするとむせるかもしれません。 湯気も辛いのです! 煮込んでいる時に、湯気を吸い込んだらむせますので注意。
ちなみに、まるごと入っている唐辛子は、辛さは完全に抜けきっていますし、味も抜けているので食べてもさほどおいしくはありません。 まあ、飾りですね。
ちなみに、まるごとの唐辛子だけでも30本以上入ってました。
⬇黒い丸い粒が、痺れの素である花椒(ホワジャオ)です。
花椒は、日本では挽いたりして粉状にして使うことが多いですが、中国では粒のまま使うことも多く、火鍋には粒のまま丸ごと入っている事が多いです。 これをダイレクトに食べると痺れが口の中に広がります。
ただし、この商品の花椒も成分が抜け出てしまっているのか、直接食べても痺れは弱めでした。 その代わり、スープにしっかり麻味が溶け込んでいます。
辛さは?
しっかり麻辣です。
麻辣バランスは良いです。
激辛ではありませんが、辛いのに弱い人はちょっときついかもしれません。
辛さだけでなく花椒の痺れもありますから。
逆に、激辛好きな人には物足りないかもしれません。
油が蓋をする!
火鍋は、油の量がすごいので、スープがなかなか冷めないのです。
鍋を火から下ろして食べているにも関わらず、全然冷めない!!
なぜかというと、油がスープに蓋をして保温されているからです。
なので、鍋を火にかけていなくても、熱々が続きます!
これが胃に入っているかと思うと・・・
しかし、この油は、冷めると固まります。
テーブルにスープがはねたら、このようにすぐに固まるんです。 恐ろしや〜〜〜
作る前が固形状になっているわけですから、当然ですね。
しかも、夏の気温くらいでは溶けないんです。
ということは、体温でも溶けにくいということです。
食べ終わった後、取り皿に残った油が固まっていました。
そして、スープを捨てたら、油だけが残りました。
これが胃に入っているのか・・・・。
体温くらいじゃ溶けなさそうだけど、胃の中で固まったりはしないよね?
そう言えば、牛脂が何度のお湯で溶けるのか?の実験をしたことがあります。
まあ、油を気にしてたら麻婆豆腐とか火鍋は食べられませんよ。
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