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日本人による初めてのインドカレー専門店『銀座デリー』のカレー
セブンイレブンのお弁当シリーズで、『辛』という文字とともに唐辛子のイラストが描かれているものがいくつか出ていました。
今回は、その中でも『5種類唐辛子 四川風麻婆丼』と『銀座デリー監修 ホットスパイシーチキンカレー』の2種類を買ってきましたが、まずはカレー(銀座デリー監修 ホットスパイシーチキンカレー)のほうからいただいていきたいと思います。
『デリー』は、日本人による初めてのインドカレー専門店で、東京都内に3店舗を構えています。
日本におけるインドカレーの老舗は『新宿中村屋』、『銀座ナイルレストラン』、『(上野)デリー』と言われています。
日本式カレーは明治時代からあり、一番古いメーカーとされているのは今でもレトルトカレーなどを作り続けている大阪の『ハチ食品』らしいです。(明治時代に初めて国産カレー粉を製造発売した)
しかし、本格的なインドカレーが提供されるようになるのは昭和に入ってかららしいです。
昭和2年に『新宿中村屋』が、日本で初めての本格的なインドカレー「純印度式カリーライス」を発売。
昭和24年に『ナイルレストラン』が日本で初めてのインド料理専門店を開業。
昭和31年に『デリー』が、日本人による初めてのインドカレー専門店。
という感じで、この3店舗それぞれがインドカレーの老舗的存在と言われています。この中で一番歴史が古いのは『新宿中村屋』ですが、この3店はまったく無関係ということはないようで、例えば中村屋でインドカレーを始めたインド人革命家のラース・ビハーリー・ボース氏は、ナイルレストランを開業した同じくインド人A.M.ナイル氏と共にインド独立運動で戦っていたらしいです・・・。
まあ、僕には日本のカレーの歴史をここに書けるほどの知識はないですし、日本のカレーの歴史を紐解くと長くなってしまうので、割愛します。
ちなみに、『新宿中村屋』『ナイルレストラン』『デリー』の3店舗は、共同イベントなどを行ったりしているようです。 インドカレーの老舗3店。 微笑ましいですねぇ。
ちなみに、僕は『デリー』だけ実店舗に未訪問なんです。
デリー監修のインスタントカレーやインスタント麺は色々食べてきたんですけどね。
デリーのカレーと言えば黒い色をした『カシミールカレー』が有名なんですが、デリーの『カシミールカレー』はインドのカシミール地方とは全く関係ないオリジナルのインド風カレーなのはあまり知られていないようです。
真実はここに書かれています(笑)⬇︎
デリーという店名も、創業当時の日本人はインドと言っても、首都である”デリー”という名称くらいしか馴染みがなかったので、インド料理の店だということをわかりやすくするために『デリー』にしたんだそうです。
おもしろい。
四川料理を扱ってないのに『四川』という店名の中華料理屋さんと同じような感じですか。(笑)
なぜ銀座?
ところで、デリーは上野で創業したお店なので、上野が本店だと思っていましたが、この商品はなぜ『銀座デリー監修』なのでしょうか?
デリーのホームページを見たら、『上野店』『銀座店』『東京ミッドタウン店』と書かれているので、もしかしたら『本店』という概念がないのかもしれませんが、やはり『銀座』の方が知名度や響き的にもイメージが良いからでしょうかねぇ。
ちなみに『上野店』も、住所や駅は『湯島』なのに『湯島店』ではなく、あくまでも『上野店』にしているのは、やはり湯島よりも上野の方が全国的に知名度が高いからでしょうかね(笑)
しかし、創業の地で64年間も営業しているなんて、凄い!!!
どこで買った? いくらだった?
セブンイレブン(さいたま町谷1丁目店)にて購入。
価格は税込みで550円でした。
全国発売ではないようです。
原材料やカロリー
コンビニ系の弁当は原材料が省略されているんですよね。 肝心なところがわからない。
例えばこの表記の中では『カレーソースベース』というものが漠然としています。
麻婆豆腐とかも同じように『麻婆ソース』と書かれていたりするんですよ、コンビニ弁当は。
その『◯◯ソース』の中身が知りたいんだけどねぇ。 弁当の場合は表示義務はないのかもしれません。
『鶏肉カレーソース和え』というのも面白いです。 わざわざ別のカレーソースで調理したものを入れている感じでしょうか。
あと、意外に油系が使われています。『ソテーオニオン』は玉ねぎを油で炒めたものだし、調整ラード、チキンオイル、にんにく風味バターオイルとか・・・。
あと、『その他』というのが一番気になる! その他ってなに使ってるんだ? 書けないのかっ!
気になって今夜は眠れないかもしれないぞ!
あと『トマトケチャップ』って、ちょっと興醒めです。(笑)
あと、ライスが黄色いんですが、ターメリックライスやサフランライスとかかと思ったら・・・
『色飯』って書いてある・・。そんな表記の仕方あり?
色々と気になりまくる原材料表記です。
カロリーは703kcal。
この手のチキンカレーにしては若干高めな気がするのは、おそらく色々な『オイル』が使われているから!?
作り方
電子レンジで温めるだけです。 500Wの電子レンジで4分。1500Wだと1分20秒です。
ライスは鮮やかな黄色!! ターメリックやサフランライスとかではなく、『色飯』です。
『色飯』って書くと身体に悪そう(笑)
ライスとルウは一緒のようでいて別盛りになっています。
ルウがカップに入っているので、ルウをこのように容器に流し込めば出来上がりです。
食べます。
デリー名物カシミールカレーほどではないですが、黒色に近い色のルウです。
チキンがゴロゴロ入っているのは良いですね! すばらしい。
ルウはサラサラかと思ったら、けっこう粘度があります。
まあ、加工澱粉や増粘剤が使われているからでしょう。 あまりサラサラしずぎると運搬時とかに蓋にルウがついたりして見栄えが悪くなったりするからかな?
炒めた玉ねぎやバターなどの油脂やトマトケチャップが入っているせいもあってか、欧風カレーにも似た感じではあります。
欧風カレーに色々インド系のスパイスを入れた感じ?
糖類などで甘ったるくなっていないのが救いです。 ちゃんとご飯に合います。
チキンは味が染み込んでいるというか、『鶏肉カレーソース和え』なので、元々が味付きですね。
辛い?
激辛レベルではありませんが、『辛口』です。
口の中全体にじんわりと痺れるような、まるで花椒のような辛さが口の中全体に広がり心地よい辛さです。
あまりにも辛さに弱い人にはちょっとキツいのかもしれませんが、万人受けするレベルの心地よい辛さです。
まさに『スパイシー』です。
爽やかな辛さです。
カレーは最低でもこれくらい辛くないとねぇ!!
まとめ
さすがセブンイレブン弁当なだけあって、クオリティは高かったです。
セブンの弁当は、けっこう何を食べても美味しいですからね。
逆に、今回は期待しすぎてしまったのか、味は意外に普通でした。
『また買いたい』というレベルではありませんでした。
でも、程よい辛さで、欧風カレーをインド風にアレンジしたようなちょっとオリジナリティのあるカレーでした。
具が沢山なのもよかった。
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