辛さ満足レベル:※レベル表記方法についてはこちらのページを。旨さ満足レベル:
やっと見つけた『爆裂辛麺 激辛ラーメン』
先日、日清食品から発売された “日清食品史上最辛”だというインスタント焼きそば
『爆裂辛麺(ばくれつからめん)激辛韓国風焼そば』
を食べました。⬇
それと同時発売された、汁ありの『爆裂辛麺 激辛ラーメン』というものがあるはずなのですが、セブンイレブンで売られていると聞いて何店舗も探し歩いたのですけど、どうしてもみつからず….。(激辛焼きそばは、ほとんどのセブンイレブンで売られていました。)
そして、諦めかけていたところ、思わぬところで見つけました。
西日本に展開するディスカウントスーパー『ラ・ムー』で発見したのです。
スーパーやコンビニでは、なかなか見つけることができなかったのに、なぜそこに・・・。
日本の有名ラーメンメーカーが韓国ラーメンを再現?
前回買った『爆裂辛麺 激辛韓国風焼そば』は、商品名に”韓国風”と入っていましたが、今回購入した「日清爆裂辛麺 極太激辛ラーメン」は、商品名に”韓国風”という文字は見当たりません。
しかし、麺の太さやコチュジャンを使用しているところからも韓国風を意識しているのは間違いないでしょう。
韓国のラーメンといえば、日本でも今やコンビニやスーパーで当たり前のように売られている『辛ラーメン』が一番有名でしょう。
その他、僕の好きなノグリウドン(ノグリラーメン)もそこそこ有名です。
最近では輸入食材店に行けば韓国ラーメンは容易に入手できるようになりました。
韓国ラーメンはどれを食べてもなかなかおいしいんですよねー。
その韓国ラーメンを日清が再現したらどうなるのか!?
まあ、きっと甘味が強いのは容易に想像できます。
『爆裂辛麺 激辛韓国風焼そば』も、かなり甘ったるかったもんなぁ・・・・。
韓国のラーメンも甘さはあったりはしますが、甘さの質がぜんぜん違います。
日本のは砂糖や糖類のダイレクトな甘さなんです。韓国のラーメンも砂糖などは使うものの隠し味的な要素があると思います。(でも、甘辛い汁なし系ラーメンもあるにはあります。)
辛さレベルは日清食品最高レベル
今回買った『日清食品 爆裂辛麺 激辛ラーメン』の辛さレベルは、日清食品基準で5段階中の”5″という最高レベルの辛さになっています。
日清食品史上最辛ということです。
辛さに関する注意書きも少し目立つように書かれています。
そして、”爆裂辛麺 激辛やきそば”と同様に、唐辛子くんと爆弾くんが吐血しているイラストが描かれています。
唐辛子が吐血するということは、辛いんじゃなくて、実は”甘さ”に負けたんじゃないだろうか?
どこで買った?いくらだった?
ディスカウントスーパー『ラ・ムー(大阪、此花店)』にて購入。
価格は税込みで138円でした。
ラ・ムーは、色々な商品が格安で販売されているのですが、このラーメンはメーカー希望小売価格が税込みで162円なので、24円しか安くなっていませんでした。
売れなかったので叩き売られているという感じではないようです。
↓ネットでも売られていました。
原材料やカロリーは?
スープ原材料で一番多く使われているのは”香辛料”です。さすが、”激辛”を謳っているだけあります。しかし! その次に”糖類”がきています。 なぜそこに突然”糖類”が????
食塩よりもしょうゆよりも糖類の使用量のほうが多いようです。
さらには甘味料(アセスルファムK、スクラロース)も使われています。
かなり”甘いスープ”であることが原材料からも想像できます。
麺の原材料はどうでしょうか?
食塩、しょうゆ、チキンエキス、チキン調味料・・・ 麺もしっかり味付けされているようです。
他にサイリウム種子、大豆食物繊維が使われています。いずれも食物繊維なのですが、食感向上のために使われているのでしょうか?
ベビースターラーメンのように、麺だけ食べても美味しいのかな?
カロリーや食塩相当量などに関しては、一般的な数値なので特筆するようなこともないです。
1食あたり、カルシウムが202mg入っているのは良いです。厚生労働省が定める成人のカルシウムの平均必要量は1日600mgとなっているので、単純計算でこのラーメン1食で一日のカルシウム必要量の1/3が摂れるということになります。
最近のインスタントラーメンはカルシウムを多く含むものが多いように見受けられますが、原材料による副産物なのか?それとも意識的に添加しているのか!?
インスタントラーメンに健康を求めてはいけませんが、どうせ食べるのなら少しでも栄養素が多くとれるにこしたことはありません。
開封!
袋の中身は、乾麺と粉末スープのみでした。 かやくは入っていません。
麺の色が見たことないくらいに茶色です。
これはしょうゆの色なのでしょうか?それとも食物繊維の色でしょうか?
爆裂辛麺の焼きそばヴァージョンよりも麺の太さは太いですが、麺の量自体は焼きそばと比べて20グラム少ないみたいです。
あっちはスープがない分、麺の量でカバーしているのでしょう。
作り方
『作り方』を見たら、”市販のカット野菜ミックス”を100グラム使うことになっていました。
最初に鍋で野菜を炒めてから、同じ鍋のままお湯を入れて通常通り調理するようです。
肉は入れないんだろうか?
しかし、『野菜をいれなくても、おいしく召し上がれます。』と書かれていましたので、デフォルトの味を堪能するべく、何も入れずに作ってみることにしました。
しかし、乾燥具くらいは付けてほしいものですね。
日本の袋入りインスタント麺には何故具が入っていないのか!?
韓国のインスタントラーメンは、袋タイプやカップタイプを問わず、必ずと言っていいほどかやく(具)が入っているのですが、日本の袋タイプのインスタントラーメンにはなぜか具が入っていないんですよね。具が入っている袋入りラーメンはほとんどないと思います。
何故なのでしょうか?
日本では、カップ麺と袋麺の役割がそれぞれ違うのかもしれません。
カップ麺は、時間がない時に手間を掛けずにすぐにそのまま食べられるように具が入っている。
袋麺は、鍋で調理したり丼を用意したりで洗い物が出たりしてなど手間がかかりますし、鍋で調自分で具を用意して入れることを想定して具を付けていないのかもしれません。
でも、僕は子供の頃から袋入ラーメンは具を入れずに食べていましたし、自分で具を入れてしまうと味が変わってしまいそうですし、デフォルトの味を堪能したいからというのもあります。
自デフォルトで乾燥具は入れて欲しいところです。
あと、自分で具を入れる場合は、具の量のおかげで辛さは少し弱くなると思いますので、デフォルトの辛さと味を楽しみたい場合は具無しで食することをおすすめします。
作ります。
粉末スープはあらかじめ丼に入れておきます。具を入れる場合も、具を入れない場合もどちらも同じです。
ちなみに、韓国の袋入りラーメン麺は、麺と粉末スープ(具も)を一緒に5分くらい煮込んで作るのが普通です。
一方、日本では粉末スープは後入れするのがほとんどです。
しかも、『麺を煮込んで、火を止めたあとに粉末スープを入れる』というのが多いです。火を止めてからスープをいれるのはなにか理由があるんでしょうかね? 味とか仕上がりに影響するんだろうか?
麺はスープと一緒に煮込んだほうが、麺に味が染みこみそうな気がしますけどね。
もしかしたら、麺には味を染み込ませず、麺自体の味をしっかり感じられるように、わざと粉末スープは後入れにするのが日本式なんでしょうか。
麺がもつ味わいも重視するのが日本式なのかもしれません。
まあ、ざるそばとかもそうですし、ラーメンにも”つけ麺”という食べ方があるのはその為なのかもしれません。(勝手な想像です)
僕は煮込んで麺に味を染み込ませるのも悪くないとは思ってますけど。
麺は太麺だからなのか、茹で時間は5分と長めです。
茹でた麺を、お湯と一緒に丼に投入し、あらかじめ入れてあった粉末スープとかき混ぜれば出来上がりです。
出来上がり!⬇
ちなみにこれ⬇は韓国のノグリウドン(ノグリラーメン)です。
こうやって比べてみると”激辛辛麺”のほうが、麺は若干太い感じがします。
スープの色などは同じような感じです。
ノグリラーメンのほうは具入りなので、わかめ、昆布、イカフレーク、人参が入っているので、おいしそう。
やっぱ具は入ってたほうが見栄えがいいなぁ。
食べます。
きたーーーーーーーーっ!!!
最初に甘みがガツンとやってきました!!!
これ、甘すぎだろ!!!!!!
そして、あとからじんわりと辛味がやってきます。
辛さもなかなかのものですが、とにかく甘さのほうが気になってしまいます。
韓国のラーメンも甘みがないわけではありませんが、ここまで強調されて甘いものはないと思います。
らーめんというよりはトッポッキ(トッポギ)に近いような味付けです。
麺の食感はもちもちしていて、そのあたりは韓国ラーメンよりもおいしいです。
さすがインスタントラーメンの元祖である日清食品の麺です。
でも、韓国ラーメンのチープな感じの昔ながらの油揚げめんも、あれはあれで良い。
辛さは?
甘さがかなり邪魔をするのですが、それでもしっかりとした辛さはあります。
激辛と言うにはちょっと弱い感じですが、辛さにとても弱い人には充分激辛でしょう。
スープが熱い分、辛さレベルが同じ”焼きそばヴァージョン”よりは辛い感じがします。
さらに、昨日食べた蒙古タンメン中本の北極焼そばよりも辛いと思います。
“日清史上最辛”は伊達ではありません。
蒙古タンメン中本の北極焼きそばは甘さが控えめでしたが、この爆裂辛麺は甘さも容赦がありません。辛さを麻痺させるくらいに甘いです笑
かといって、辛さに慣れていない人には、辛さのインパクトが強すぎて甘さを感じる余裕はないかもしれません。
“日清史上最辛”なだけあって、それなりに辛いですが、全く危険な辛さではないですし、激辛マニアな人たちにとっては超初心者レベルの辛さに感じるくらいのレベルです。
ペヤングの獄激辛焼きそばのほうが辛さはもうちょっと強めです。
まあ、少なくとも血を吐くような辛さではないのでご安心を。
というか、辛すぎて血を吐くことなんてあるのか!?
麺は良い!
この商品は、スープは普通(というか甘すぎ)ですが、麺はなかなか良いと思います。
さすが日清だと思いました。 ”インスタントラーメンメーカー元祖”の意地とこだわりを見せた感じでしょうか。
最近はインスタント麺でも太麺が流行ってますし、このような麺を今後色々なインスタント麺に使っていってほしいです。
しかし、とにかくスープが甘ったるいのはどうにかしてほしかった・・・・。
やはり、日本心向けの商品はどうしても甘くせざるをえないのでしょうか?
日本人は甘さを旨さに感じると聞いたことがあります。
“甘くないとおいしくない”ということらしいです。
確かに、世界各国から日本に入ってきた料理たちは、日本では砂糖を大量に投入され、ほとんどが甘い料理に変わってしまってますからね。
今回のラーメンに関しても、やはり日本人向けの料理は甘さが強くないと受け入れられないんだと思い知らされました。
これだったら韓国ラーメンを買うなぁ。 安くておいしいし。
韓国の袋入りラーメンは、安いところだと1袋100円以下で買えますからね。
たまに、イベント系のお店とかで200円近くで売られていることもありますが・・・。
ちなみに、僕は日本で売られている韓国ラーメンはほぼ全部食べつくしました。
基本的にどれもおいしいです。
辛ラーメンが好きな人にはノグリラーメン(ノグリウドン)もおすすめです。
ノグリラーメンの辛さの強めヴァージョン『アングリーノグリ』もあります。
コメント