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担担麺の有名店”175°DENO”の汁なし担担麺
175°DENO(ひゃくななじゅうごど での)は、北海道発の担担専門店で、創業から7年(2020年5月現在)で、北海道や東京などに12店舗を構えているお店です。
東京都内では、銀座や新宿に店舗があるそうですが、僕は実店舗には未訪問なのです。行列店だというのを聞いたので・・・。(僕は並ぶの大嫌いなのです。)
“175°DENO”のインスタント麺は、過去に3回くらい食べた事があります。
一番最初は、175°DENOが監修した、北海道の菊水というメーカーが作る汁なし担担麺です。
これは、お店の味を再現した担担麺ではなく、あくまでもお店が監修したという商品だったようです。
その次は、同じ菊水が作った、お店の名前を冠した”汁あり”の担担麺です。
これはけっこう美味しかったと記憶しています。
その次に食べたのは、明星食品が作った175°DENOの汁ありのカップ担担麺です。
これもまあまあ美味しかったです。
で、今回もまた明星食品から汁なしヴァージョンが発売されたわけです。
発売日は2020年5月12日。ファミリーマート限定で、数量も限定。販売地域は全国とのこと。
175°DENOの担担麺のうりの一つでもある、”麻辣”を強調した商品。
お店では自家製のラー油を使っているそうです。
店名の『175°』は、『C(摂氏)』が抜けていますが、ラー油を作るときに175℃まで熱することからこの名前にしたそうなんです。おもしろい!
ところで”DENO”ってなんだろう?と思って調べてみたら、社長のお名前が『出野』さんらしいです。なるほど。
とにかく、ラー油を作る時の温度を店名にするほどにラー油には拘っているようです。
このお店が出来た頃(2013年頃)は、まだ日本では麻辣ブームにもなっておらず、きっと花椒の痺れは一般の人には目新しいものだったと思います。ましてや北海道ではなおさらでしょう。
その頃は、汁なし担担麺はちらほらあちこちで見かけるようにはなっていましたが、強力な痺れがあるほどに花椒を使っているお店は少なかったと思います。
花椒は少量だとあまり魅力を感じないんですよね。かと言って入れすぎも良くありません。痺れすぎで味がわからなくなってきますから。
花椒はバランスが大切です。
ここのお店は、いい具合な花椒の使い方(バランス)が受けたのかもしれません。そして、初めて食べるお客さんは麻味(花椒の痺れ)に驚き、はまっていったのかもしれません。そういうのもあって、たちまち話題店になったのかもしれませんね。(勝手な推測です。)
だからなのか、この商品には『花椒入り唐辛子パック(特製スパイス)』が別添されていて、麻辣が調節できるようになっています。
「あなたのお好みの辛さに」と書かれていますが、添付されているスパイスの量では僕のお好みの辛さにならないことはわかっています笑
一応、全部入れると『大辛』になるそうです。 楽しみです。
今や汁なし担担麺はどこででも食べられるようなメニューに
汁なし担担麺も空前のブームになった感があり、今や全然珍しくなくなりました。
専門店も多くなりましたし、普通のラーメン店でも取り扱っていたり、カップ麺や冷凍食品などでも作られています。スーパーやコンビニに行けば、なんらかの形の汁なし担担麺が売られています。
今からちょうど二十年くらい前ですかね。汁なし担担麺が日本でも少しずつ話題になりはじめた頃は、僕も「〇〇の店で食べられる」という情報を仕入れては食べに行ってました。
まだお店でも裏メニューみたいな扱いのところが多く、ましてや専門店なんてありませんでした。
汁なし担担麺は、今やどこでも出してるし、珍しくもなくなったので、食べ歩きはしなくなりました。
全店訪問してたらキリがなくなりましたので。
でも、そんな感じなので、僕も汁なし担担麺には少し思い入れがあるのです。
どこで買った? いくらだった?
ファミリーマート田町東口店(東京)にて購入。
価格は税込みで248円でした。
コンビニエンスストア『ファミリーマート』専売らしいので、基本的にはファミリーマートでしか買えません。
しかし、amazonなどのマーケットプレイス店で、転売などがされているようです。
12個単位で売られていて、1個あたりの単価は348円なので、ファミマの店舗で定価で買ってきたとして、1個あたり100円上乗せされているわけですね。送料は別途なので、 1セット販売して1200円の利益が出る計算ですが、amazonに手数料を仮に10パーセント払うとしたら、1,080円の利益となります。おいしいのかな?
仮に家のそばにファミマがあったとして、受注してから買いにいき、梱包してから発送。
まあなんだかんだ1時間の時間を費やすとして時給1000円ほど。 どうなんでしょうかね?
でも、仮に全国から爆発的に注文が入るのであればまた違うんでしょうけど、そうすると仕入れが1店舗からだと間に合わないので、他のお店にも仕入れに行かなきゃいけないし、意外と大変なのではないでしょうかね。 それとも、ファミリーマートの店長と故意にしていて横流ししてもらっているとか。
というか、ファミリーマートなんて全国どこにでもありそうなので、わざわざ通販で買う人もいるんでしょうか? いや、いるんでしょうね。「お店の大ファンで、どうしてもこのカップ麺が食べたいけど、山の中に住んでいて近くのファミリーマートまで車で往復2時間かかる。それならば多少高くても通販で買おう」という感じになるのでしょうか?
まあ、余計なお世話ですね(笑)
話が脱線しました。
原材料やカロリーをチェック
原材料を見る限りでは、ゴマの効いた醤油ベースの味付けっぽいです。
しかし、ねりごまよりも糖類が多く使われているのが気になります。
やはりこの商品もご多分に漏れず”甘い”のでしょうか?
日本の汁なし担担麺(特にインスタント麺)は、なぜか砂糖を大量に使っていて甘ったるいのが多いんです。 本場の四川担担麺は、砂糖を入れるレシピもあることはあるのですが、入れたとしても少量です。 日本人は砂糖とか甘いのが好きだからなぁ。なんにでも砂糖を入れて甘くしたがるんです。 ちょっと不思議。
カロリーはなかなかのハイカロリー!!! まあ汁なし系の麺は汁あり麺に比べて麺量が多いのもあって700kcal台はめずらしくはないですが、それでももうすぐ800kcalに届きそうな数字!
作ってみます。
中に入っている調味料の袋は2袋。
液体ソースと特製スパイス(花椒入り唐辛子)です。
特にラー油が別添されているわけではないのですね。
具は、あらかじめ麺と一緒に入っています。
具は肉と青梗菜。 肉の種類は豚と鶏との事。
湯戻し時間は5分。 なかなかの太麺だからですね。
食べます
混ぜただけでゴマの香りがぷんぷん漂います。
さすがにちょっと甘みが強いですが、いやなほどは甘くありません。
醤油などの塩味に押されているからでしょうね。
胡麻味もかなり効いていておいしいです。
四川風の汁なし担担麺というよりも、日本式の担々麺の汁なしアレンジヴァージョンのような感じです。
原材料には酢も入っているようですが、タレの原材料の一番最後に記載されているので含有量は少ないようです。 実際、酸味はほとんどありません。
僕は酢味の効いた担担麺はあまり好きではないのですが、これなら全然気になりません。
特製スパイスを入れない状態では辛味はほとんどありません。 ほんのりピリ辛程度です。
では特製スパイス(花椒入り唐辛子)を入れてみます。
けっこう細挽きです。 みた感じは唐辛子も花椒もけして量が多い感じではありません。
これで満足できるでしょうか?
辛い?
なかなかいい感じの麻辣感です!
物足りないといえばまだまだ物足りませんが、不満なレベルではありません。
ちゃんと麻辣は感じられます。最初はそれほどでもありませんが、食べ進むうちにじわじわと麻辣が口の中に広がってきます。
途中でお茶を飲んだ時に、麻味で口の中が痺れていることに気づきました。
意外に麻味がしっかり効いていますし、辣味(唐辛子の辛さ)もそこそこあります。なかなかいい麻辣のバランスだと思います。
これは、一般的な日本の辛味レベルだと『大辛』と言ってもいいくらいかもしれません。
ただ、ちょっと唐辛子の風味にクセがあります。
ハバネロではないと思うんですが、ちょっとクセのある激辛種の唐辛子の風味が感じられました。 そこが少し気になったかな。
ここは中国唐辛子(朝天辣椒)などを入れたいところです。もちろん七海涼辛子は必須です!
まとめ
どちらかというと日本人向けにアレンジされた練りゴマたっぷりの濃厚汁なし担担麺です。
東京・湯島の汁なし担担麺の名店『阿吽』の汁なし担担麺を思い出しました。もう長いこと行ってませんが・・・。
カップ麺の汁なし担担麺としてはクオリティは高い方です。
麻辣感もなかなかいい感じですし。
でも、具はもうちょっと量がしっかり欲しいところではあります。
限定発売なので、まだ売られているうちにもう一回くらい買ってみようかなと。
ここまできたら、一度実店舗にも行ってみたいです。前を通りかかったときに、空いていたら行ってみよう!
ちなみに、このカップ麺に絶対合うのは・・・・
お馴染み(?)七海涼辛子ですよ!
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