辛さ満足レベル:※レベル表記方法についてはこちらのページを。旨さ満足レベル:
去年の年末(2019年末)頃ですが、銀座のLOFTの一階に食料品を売っているコーナーがありました。(常設なのか、期間限定企画なのかはわかりません)
インスタントラーメンコーナーもあり、見たことのないような商品もちらほら・・・。
そこで見つけて購入したのがこのラーメン。
『OTOMEN(乙女麺)』という袋入りラーメンです。
あまりにもラーメンに見えなかったので、見逃すところでした。
商品名の『OTOMEN』と書いてある部分に、小さく『乙女麺』と書いてあるので、麺商品なんだというのがやっとわかりました。
普通、パッケージには『イメージ写真』や『調理例』として、ラーメンの完成したイメージ写真が載るものですが、そういうのは一切ありませんので、どんなラーメンだかはさっぱり見当がつきません。
ちょっとエスニック系なデザインなので、カレーラーメンとかなのかな?
とにかく、パッケージに描かれている女の子が、なにかの漫画のキャラクターで、その漫画の企画商品かなにかかと・・・・・。
『人間になりたかった』『辛いときに誰かに甘えられる人間になりたかった』という、後悔のような文章が書かれています。
その漫画に出てくる名台詞やキメ台詞とかでしょうか?
ますます、なんだかわからなくなります。
『サンカラ オトメン タンタンメン』と書かれています。
あ!これはもしかして担担麺なのか??
『サンカラ』というのは『3辛』?
辛さレベルなのかな?
よく見たら下の方に『からい!つらい!せちがらい!』と書かれています。
やはり辛い系のラーメンっぽい?
『大阪限定』と書かれています。(東京・銀座のLOFTで買いましたけどね!)
よく見ると、通天閣のイラストですね。 もしかして、その左から顔を出しているのはネコではなくビリケン??
ゴチャゴチャしててわかりませんでしたが、イラストをよく見ると、この女の子は大阪道頓堀の『くいだおれ太郎』のコスチュームのようなものを着ています。
さらによく見るとインベーダーゲームのインベーダーっぽいキャラクターも・・・。
混沌としたパッケージからは、このラーメンのコンセプトが読み取れません。
この漫画のキャラクターを知っている人向けの商品なのでしょうか?
実際、僕もインスタントラーメンコーナーをうろうろしていて、この商品は何度か目に入ってはいたものの、最初は見向きもしませんでした。目に入ってはいましたが、手に取ろうとは思わなかったんです。
「どのラーメンがいいかな」と一つ一つ吟味していくうちに、最後の方に「そういえば、これってなんだ?一応見ておくか」と思って、やっと手に取った次第です。
パッケージに商品説明は書かれてないので、原材料を見てみます。
原材料やカロリーをチェック
スープの原材料のトップにきているのは『ねりごま』です。
やはりこの商品は『担担麺』っぽいです。
しかも、麺の原材料に『唐辛子』が! ひそかに唐辛子練り込み麺のようです。しかも小麦粉の次に多く使われているようなので、なかなかの唐辛子含有量っぽい。
さらに、『辛味パウダー』や『ラー油』の文字も見えるので、この商品は辛味にこだわった商品なのかもしれません。
もしかして、パッケージに書かれているキャラクターが喋っている『辛いときに誰かに甘えられる人間になりたかった』の”辛いとき”の部分は「つらいとき」と「からいとき」を引っ掛けているのかもしれません。
もしかして激辛系のラーメンなのかな?
でも、そんなことはイメージさせないパッケージデザインですし、辛い系ラーメンによく書かれている、”辛さに関する注意書き”なども見当たりません。
販売者は『やかん亭』と書かれています。 大阪のラーメン屋さんかなにかでしょうか?
カロリーは567kcalで、なかなか高め。
食塩相当量も7.7g! 多いけど、まあ、ラーメンだからそんなものか・・。
とりあえず開封してみます。
内容物は?
オレンジっぽい細麺の乾麺、”辛激王”と書かれた粉末調味料、銀の袋に入った液体スープ、そしてラー油のセットです。
やはり、麺は唐辛子入りの麺っぽいです。 麺の色は着色料(パプリカ色素?)も使われているようではあります。
作ってみます。
作り方はいたって普通です。
『激辛王』という調味料で辛味をつけるようで、『激辛王』のみ後入れで食べる時にお好みで量を調節するようになっています。
『激辛注意』と書かれているので、ここで初めて激辛系商品であるということがわかりました。
麺の匂いを嗅いでみると、なかなかに唐辛子の香りがします。
麺を茹でている時、沸騰した泡に唐辛子の粒がちらほらでてきてました。
麺を一本だけとって味見してみましたが、唐辛子の風味がありました!
麺だけでは辛味は大したことはありません。
火を止めてスープを入れます。⬇︎
そしてラー油を投入⬇︎
原材料表示によると、このラー油には、長ネギや生姜なども入っているらしく、ちょっと拘った感じのラー油のようです。 でも、ラー油の量はかなり少なめ!
出来上がり! 食べてみます。
具は一切入っていないので、ちょっとさみしいのでネギのみじん切りだけ入れてみました。
担担麺っぽいので、本当はひき肉(炸醤)や青梗菜(もしくはほうれん草)あたりも入れたいところではありますが、素の味も知りたいので!
まずは、「辛激王パウダー」を入れないで食べてみます。
ほんのりピリ辛!
確かに担担麺っぽい味です。スタンダードな陳健民風な担担麺ではないですが、どこかで食べたことがあるような味わいです。
ごま(芝麻醤)味がかなり強めですが、味噌ベースっぽい味付けになっています。
でも、味噌の使用量は少なめなので、この濃厚な味噌感は芝麻醤の濃さによるものかもしれません。
酢も使われているはずですが、酢味はほとんど感じられません。
僕は酢味が効きすぎた担担麺はあまり好まないので、ちょうど良いくらいです。
余談ですが、僕は酢は嫌いではありません。健康のために毎朝黒酢を飲んでますし。
では、『辛激王』を入れてみたいと思います。
『辛激王』の裏面には原材料が書かれていました。
しかし、これ1パックでカロリーが43kcalもあります。
原材料は、赤唐辛子、パプリカ、白コショウ/香辛料抽出物です。
乾燥唐辛子って意外とカロリーがあって、1グラムあたり3〜4kcalあるんですよね。
『辛激王』を投入! 辛いかなk?
『辛激王』は、もちろん全量投入します。
辛いのが苦手な人は、びっくりするような量かもしれませんが、辛味のないパプリカも混ざっていますし、それほどは辛くないと予想します。
パプリカによって見た目のインパクトをかさ増ししている感じがありますね。
しかし、唐辛子の種類によっては、この量だとヤバいほど辛い場合もあります。
例えばこの量が全量ジョロキアや七海涼辛子とかだとちょっとヤバすぎます。
市販されているような普通の一味唐辛子なら、これくらいの量でもそれほど辛くはないですが、その代わりに唐辛子臭くなるかもしれません。
この辛激王は、パプリカや胡椒を入れることによって、量をかさ増してインパクトを与えつつ、唐辛子臭さを抑えているのではないかと思われます。
軽くまぜてから食べてみます。
唐辛子がスープを吸ったせいか、スープの量が減ってドロドロ感が増しました。
味的には、ちょっと唐辛子入れすぎちゃったかな? というくらいの唐辛子の風味が強くなりました。(不快なほどではありません。)
辛さ的にはヤバイ辛さではありません。同時に比べていないので、あくまでもイメージですが、ペヤングの激辛MAXやきそばよりも辛くないかも。
日本のラーメンだと辛い部類に入るけど、韓国の一般的な辛いラーメンよりちょっと辛いくらいでしょうか。まあ、そんなイメージでした。
辛さによる危機感はまったくなく、食後に胃が少しポカポカするくらいでした。(朝起きてすきっ腹で食べたせいもあるかもしれません。)
本当にヤバい辛さのものって、一口目で「あ、これ後からくるな」とわかりますからね・・。
ただ、辛さに弱い人は食べられないかもしれません!
日本だと一般的に『激辛』と言われるレベルだとは思いますので。
インスタントラーメン専門店のオリジナル商品だった!
で、このラーメンの正体はいったいなんなのか、調べてみました。
発売元の『やかん亭』は、大阪に店舗があるインスタントラーメン専門店で、
この『乙女麺』は、その『やかん亭』が作ったオリジナルインスタントラーメンらしいです。
やかん亭のラーメン好きな女性スタッフたちがプロデュースしたらしいのです。だから『乙女麺』ということなんでしょうね。
このラーメンらしくないパッケージも、わざとなようですね。
このお店は、けっこうレアなインスタントラーメンを取り扱っているらしい!
行ってみなきゃ!
いや、行ったら僕はヤバいかもしれない・・(欲しいものがありすぎて)
どこで買った? いくらだった?
ロフト銀座店(東京)にて購入。
価格は税込360円でした。
乾燥麺の袋入りラーメンにしては割高な部類です。
たまに催事などで出張販売しているらしいですが、基本的にやかん亭の実店舗と、やかん亭のウェブサイトくらいしかないようです。
僕が買った銀座ロフトも、きっと催事だったのかもしれません。
そうそう、僕プロデュースの唐辛子『七味涼辛子』も、現時点では大阪の『ぽてちん食堂研究所!』でしか買えません!
現在は、新型コロナの影響により店頭販売はしてないようですが、通販で入手できます。
送料がかかってしまいますが・・・・。
Yo! Rock sick!
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