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正麺カップ史上 最も辛い担々麺!?
マルちゃん(東洋水産)から、『正麺カップ史上最辛担々麺』と謳われた商品が新発売になっていました。
唐辛子と花椒の辛さ際立つ、正麺カップ史上最辛担々麺と書かれています。
同社の従来品である「うま辛担々麺」と比べて『唐辛子が3倍、花椒2倍』になっているようです。
ん? どこかで聞いたような・・・・。
調べてみたら、2年前に同じ正麺シリーズで『STRONGうま辛辛辛担担麺』というのが出ていて・・・今回と同じように、同社「うま辛担々麺」と比べて『唐辛子3倍、花椒2倍』と書かれていました。
あれ? 全く同じ!! だったら史上最辛じゃないじゃん・・・。
同じ”正麺シリーズ”の担々麺ではあるものの、商品名も違うし、もしかしたら少し味を変えて新発売な感じなのでしょうか?
どこで買った? いくらだった?
ローソン高輪店(東京)にて購入。
価格は、税込みで240円でした。
原材料やカロリーは?
原材料から推測するに、胡麻をかなり利かせたポーク系味噌ベースのスープのようです。
前作(?)の『STRONGうま辛辛辛担担麺』と比べると、使用原材料はほぼ同じでした。
ほんの少しだけ配合量(原材料の記載順)が変わったくらいでした。
一番大きな変更点といえば、具の中から胡麻(粒の胡麻)がなくなったくらいです。スープに”すりごま”が入っているので、具には粒胡麻は必要ないだろうという判断なのでしょうかね?
『STRONGうま辛辛辛担担麺』と比べると、総グラム数は2グラムだけアップ。そしてカロリーは5キロカロリーだけアップ。しかし、食塩相当量は0.8グラム減っています。
プレゼント、当たるかな?
パッケージに『QUOカード1,000円分が2,000名様に当たる』キャンペーンの記載がありました。
カップ麺の中にQUOカードが入っていたら当たりなんだそうです。
でも、この方法って大丈夫なんですかね?
QUOカードをカップに直接封入するとなると、”当たり”のカップ麺は、他のカップ麺よりも数グラムは重くなると思うんです。
カードを裸で入れた場合でも、カード自体の重さは1〜2グラムはあると思います。
ということは、他のカップ麺よりも重いものが”当たり”ということになりますよね。
なので0.1グラム単位で量れるキッチンスケールを使えば当たりが見つけられそうです。
お客さんが店の中でそんな事してたらすぐに見つかっちゃいますのでそんな事はできないでしょうけど、お店の経営者や店員さんが店のバックヤードでアタリを探して、自分で購入してたりするかもしれません!(たかが1,000円のためにw)
まあ、それは誰でも思いつきそうなことなので、きっと対策はされているんでしょうね。
ハズレとアタリのものの総重量が同じになるように、例えば具材の量で調整しているとかね。(笑)
それとも、もともとの総重量自体が厳密ではなくカード封入関係無しで数グラムの範囲で個体差はあったりするんでしょうかね?
だとしたらどれがアタリかわからないですが。
作ってみます。
パッケージを開けると、中には乾麺、かやく、液体スープ、後入れ粉末スープが入っていました。
QUOカードは入っていませんでした。 ハズレです!
麺はノンフライのストレート麺です。 ノンフライとはいっても、油で揚げてないだけで、植物油脂は使われています。
麺の上にかやくをあけ、熱湯を注いで、待ち時間は5分です。
麺は細めなのに調理時間が長いのは、正麺ならではなのでしょうか?
こんにゃくが入っている分、戻りが遅いとかあるのかな?
かやくは、肉そぼろとチンゲンサイのみ。具の量は少ない・・・。
粉末スープを入れます。粉末スープからは花椒の香りがします。
液体スープは、芝麻醤(胡麻)と辣油でできているようです。
よくかき混ぜたら完成。
食べます!
うーん! スープの色、最高! うまそうです。 食べ物は見た目も大事。
四川料理を日本に紹介した”陳建民”伝承の日本式担担麺は、味噌は使わずに鶏ガラベースの醤油系スープに芝麻醤(練り胡麻)を使ったものが基本ですが、この担担麺のスープは豚系の出汁で味噌ベースになっています。 しかしながら練り胡麻がたっぷり入っているおかげもあって、スタンダードな日本式担担麺に近いような味になっています。
「(日本式の)担々麺といえばこんな味だよね」というレベルの味に仕上がっています。
とにかく、練り胡麻とすりごまの量はかなり多いと思われます。 だから乾燥具には胡麻を入れなくてても良いだろうという判断になったのでしょうね。
胡麻感は充分で、これぞまさに”濃厚”と言ってもいいでしょう。
ただ、ちょっ砂糖の甘みが強い・・・・。基本の味はなかなかおいしいんですが、もうちょっと砂糖の甘みを抑えると尚可、という感じです。
具はが少ないのはちょっと残念なポイントです。 かなり物足りない感じがします。 少なくとも現状の3倍位の具の量であれば理想ラインかなといったところです。
で、辛いの?
『炎の担々麺』という名称。さらに『正麺史上最辛』とか『唐辛子2倍』だとか書かれると「かなり辛いんじゃないか?」と身構える人もいるかもしれません。
しかし、辛さは以外に弱いです。 一般的に考えても『辛口』レベルの辛さです。
有名な韓国の『辛ラーメン』よりも辛さは弱い気がします。(同時に比べたわけではないので、あくまでもイメージです)
辛味は弱いのですが、同時に花椒の麻味(痺れ)が加わるので、花椒の痺れも辛さだと感じる人には刺激は強めに感じるかもしれません。
しかし、麻辣の総合レベルで考えると、麻辣好きな人には全然物足りない麻辣レベルではあります。
まあ、『麻辣入門レベル』といったところでしょうか。
“正麺” だから麺が売り
正麺は、製法特許を取得した製麺方法で、乾燥インスタント麺ながらに生麺っぽさに近づけた麺になっています。
確かに、麺は美味しい気がする。食感も確かに生麺っぽい。
麺に使われているこんにゃくやでんぷんの効果だと思いますが、麺の表面がすごくつるつるで、口の中を滑らかに通っていく。
というか、逆にそれが不自然なくらいで、生麺はここまでつるつるじゃない気がする。
でも、この麺の食感がくせになるかもしれません。時間が立っても麺が伸びにくいのも特徴かもしれません。 インスタント麺の麺が嫌だという人でも納得できるレベルでは無いでしょうかね?
僕自身は麺にはあまりこだわりや執着はないですけどね。 昔ながらのチープな油揚げ麺も好きですし。
インスタント担々麺にしてはなかなかクオリティの高い一品でした。
しかし、インスタント担々麺といえば、昔、今はなきコンビニ『サークルKサンクス』で売られていた、”とかち麺工房(十勝新津正麺)”の錦城担々麺が一番美味しかった。 いまだにあれを超えるカップ担々麺はでてきていないと思う。 残念ながらとかち麺工房は倒産してしまい、後を継いだ会社から同じ商品が発売されたこともあるが、まったくの別物になっていた。
とかち麺工房(十勝新津正麺)の錦城担々麺は伝説のカップ担々麺である・・・。
ちなみに、”炎の担々麺”と言えば、僕は日清食品の冷凍担々麺『炎の辣椒担々麺』が好きです。
『炎の辣椒担々麺』は、最近では商品名を『GOOTA(具多) 辣椒担々麺』と変更して継続販売されています。
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