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完全に市民権を得た汁なし担担麺。
ファミリーマートから『四川風汁なし担々麺』のカップ麺が出てました。
『四川風汁なし担担麺』です。
なにをもって『四川風』とするのかは意見が分かれるところだと思いますが、日本でいう『四川風担担麺』は、汁なしで、花椒が効いていて、練り胡麻が入っている的な感じではないでしょうか?
多分、この商品もそのようなものだと思われます。
僕が汁なし担担麺を知った20年ほど前(西暦2000年頃)は、都内でも汁なし担担麺を出す店は少なく、ましてやインスタントの汁なし担担麺なんてありませんでした。
それが、今ではカップ麺やチルド麺は次から次へと手を替え品を替え新発売されるし、汁なし担担麺の専門店もあちこちで見かけるようになりました。
一口に汁なし担々麺と言ってもいろんな種類(レシピ)があって、揚げ焼きした味付け豚肉(脆臊)を載せるのは共通ですが、麺は基本としては無鹹水のストレート玉子麺ですが刀削麺を使うところもあるし、練り胡麻や煎り胡麻を入れたり入れなかったり、砂糖を入れたり入れなかったり、ピーナッツを入れたり入れなかったり、黒酢や香醋を入れたり入れなかったりもします。
多分、基本となるスタンダードなレシピは存在しないんだと思います。要は日本のように『ラーメン』と言えばいろんな種類があるように、『担担麺』にも色々な味があるのかなと。
ただ、日本の汁なし担担麺は、本場のように芽菜(ヤーツァイ)や冬菜やザーサイが入っているのはあまり見ない気がします。
このファミマの四川風汁なし担担麺は、おそらく花椒を利かせた練り胡麻入りだと思いますが、『刀削麺風』としているところにこだわりを感じます。
刀削麺だとタレや具が絡みやすくていいんです。
どこで買った? いくらだった?
ファミリーマートPasar羽生店(埼玉)にて購入。
価格は税込みで192円でした。
ファミリーマートのPB『ファミリーマートコレクション』の商品なのでファミリーマートでしか売られていないと思います。 メーカーは”サッポロ一番”でお馴染みのサンヨー食品です。
サンヨー食品とファミマの共同開発商品らしい。
原材料やカロリーは?
味付け原材料は糖類、植物油脂、豚脂ねりごま、食塩、しょうゆと続きます。
ポークベースの醤油味ねりごま系汁なし担担麺だということがわかりますが、
なによりも糖類が一番多いなんて・・・・。 めちゃくちゃ甘そうな予感です。
ちなみに、製造業者の『太平食品』はサンヨー食品の子会社です。(製造部門)
さすがねりごま系だけあって、カロリーは若干高めです。
食塩相当量は妥当なところか。
開封
調味だれ、粉末スープが別添になっていて、具はあらかじめ麺と一緒に入っています。
具は青梗菜と肉そぼろのみ。
刀削麺風とのことですが、湯戻し前の麺はカップうどんの乾麺のように見えます。いかにも油揚げ麺的な感じがジャンキーで逆にそそります。
湯戻し時間は4分です。
やっぱりうどんみたい。
食べます。
粉末ソースを入れ、よくかき混ぜてから液体タレを入れ、さらにかきまぜたら出来上がり。
液体ダレは芝麻醤とラー油でした。 粉末スープのほうに花椒が入っているようで、粉末スープを入れたら花椒の香りが広がりました。
写真ではわかりにくいですが、麺は意外と太さがまちまちで、ちょっと刀削麺っぽい雰囲気を醸し出しています。 まあ、ここまで細い刀削麺はみたことがないですが。
ちなみに、刀削風麺というネーミングからもわかるように、実際に刀で削った”刀削麺”ではありません。
麺はもちもちで良い感じです。
想像していたよりも甘さは控えめで、ねりごまもほどよく効いていておいしいです。
まあ、よくある感じの日本式汁なし担担麺の味。
具の量がけっこうしっかりしているのに感心しました。
具は、青梗菜と肉そぼろ(鶏・豚)しか入っていないんですが、肉そぼろの量がかなり多い。
写真に見えてるだけじゃなくて、下の方にも青梗菜と肉そぼろが沢山隠れてます。
インスタントラーメンの具としては満足できるものではないでしょうか。
辛い?
で、肝心の麻辣に関してですが、「ほんのり麻辣」程度。
辛さ(辣味)はほとんどなく、痺れ(麻味)もかなり弱めです。
麻味のほうがちゃんと感じられはするかな・・・。
花椒の風味が苦手じゃない限りは、辛いものが苦手な人でも食べられるのではないかと思います。
最後に
なにをもって『四川式』としたのかわからないくらい、スタンダードな日本式担担麺の味でしたが、僕は嫌いじゃないです。
いや、この味を嫌いな人はいるのだろうか?
まあ、花椒の風味が苦手な人や胡麻が嫌いな人はだめなのかもしれませんが。
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