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麻婆豆腐の有名店『陳家私菜』の頂天麻婆豆腐が惣菜弁当に!
イトーヨーカドーの惣菜コーナーで、麻婆豆腐(四川料理)で有名な『陳家私菜(ちんかしさい)』監修の麻婆豆腐が売られていたので買ってきました。
頂天麻婆豆腐の他にも「皇帝よだれ鶏」「麻辣鶏唐揚げ」「麻辣海老唐揚げ」が出ているようですが、麻婆豆腐しか見当たらなかったので、麻婆豆腐だけ買ってきました。
陳家私菜の頂天麻婆豆腐とは?
『陳家私菜』は、東京都内に7店舗を構える四川料理店です。東京新宿で開催される『激辛フェス』や『四川フェス』にも出店してたりと、なかなか精力的なお店です。
僕は陳家私菜の一号店である赤坂の『湧の台所』と、『陳家私菜 五反田店』に行ったことがありますし、フェスでも麻婆豆腐をいただきました。
『陳家私菜』は『頂天石焼麻婆豆腐』が名物で、その名の通り焼かれた土鍋でグツグツ煮立って出てくるのが特徴です。絹ごしでもない木綿でもない特注(?)の豆腐が1丁そのまま入っているので、崩しながら食べるのも特徴です。さらに、ここの麻婆豆腐はお約束の”郫県豆瓣醤”を使っているんですが、それが普通の2〜3年熟成のものではなく、なんと6年熟成させたものを使っているらしいです。
さらに『頂天石焼麻婆豆腐』は商標登録されているんです。拘ってますねぇ。でも、僕は過去に陳家私菜以外で『頂天石焼麻婆豆腐』という名前の麻婆豆腐を出しているお店に2店舗行ったことがあります。 まあ、だから商標登録をしたのかもしれませんね。
ちなみに『頂天石焼麻婆豆腐』の『頂天』は、”天にも突き抜ける”とか、”最高峰”とか”Sky high”とかいうような意味合いになるんでしょうかね? まあ、最高の麻婆豆腐という意味合いで名付けたのかもしれません。(勝手な予想です。)
ということで、そこまで拘っている麻婆豆腐が、イトーヨーカドーの惣菜になるとどんなことになるのか? 楽しみです。
パッケージチェック!
『四川の名店 陳家私菜』と書かれていますが、『四川の名店』ではなく『四川料理の名店』としたほうがよかったのかもしれませんね。 知らない人が見たら中国の四川にお店があるのかと思ってしまうかも?
『花椒香る! しびれと鮮烈な辛さ!!』書かれています!
花椒の文字が一番目立つように大きく書かれているほどに花椒には拘っていそうですが、
その花椒は・・・
S&Bの花椒でした。 ちょっと興醒め(笑)
いやいや、S&Bの花椒は美味しいですし問題ないんですけど、どうしても”一般的な市販の花椒”感があ出てしまうのは残念です。
パッケージにはオーナーシェフの顔写真も出てます。このオーナーシェフの陳さんは、僕は知り合いでもなんでもないんですが、かなりストイックな方だとお聞きしています。
僕が四川フェスに行った時に、陳家私菜の店舗のテント裏で一生懸命豆腐のパックを開け続けているオーナーの姿を目撃したことがあります。 全7店舗のトップに立つオーナー自らが、現場の裏でひたすら豆腐のパック開けをしているなんて!
頭が下がります。
でも、食べる側からすれば、オーナーには豆腐のパック開けじゃなくて自ら調理をしてほしかったですけど(笑) オーナーシェフが直々に作った麻婆豆腐が食べてみたいですよねぇ。
どこで買った? いくらだった?
イトーヨーカドー木場店(東京都江東区)にて購入。
価格は税込みで397円でした。
量的には”惣菜のおかず”程度の量なので、麻婆豆腐を主食にする場合は物足りない量です。
原材料やカロリーは?
原材料は、さすがになかなか本格的!?な中に、トマトケチャップとかが入っていたりして、試行錯誤が見えます。 お店の味を再現しつつも、スーパーマーケットで売られる商品なので、あまり刺激があっても敬遠されるでしょうし、子供でも安心して食べられるような一般受けの味も狙わなくてはいけないのかもしれません。
でも、原材料を見れば見るほどにこだわりが出ているのはわかります。牛脂が使われているのも面白い。牛挽肉ではなく豚挽肉が使われているので、牛風味を出すためなのでしょうか?
砂糖や糖類が原材料に使われていないのが良いです! とはいえ甘味料(ステビア)は使われていますし、トマトケチャップの中にも糖類は使われているかもしれませんけどね。
日本の麻婆豆腐って、へたすると味付け原材料の一番上に砂糖がきていたりするんですよ。(砂糖が一番多く使われているということになります。)
この麻婆豆腐は基本的には糖類は使われていませんが、一般的な日本人の味覚(嗜好)に合わせるために味の補助(隠し味)として甘味料を入れたのではないかと予想します。
僕は個人的に、砂糖を入れて甘ったるくなっている麻婆豆腐はあまり好きじゃないですし、自分で作る場合も糖類は一切入れません。僕は、麻婆豆腐の甘さは、油とお肉と唐辛子と豆腐から出てくる自然な甘みだけで充分だと思っています。
カロリーも低めではありますが、量も少ないので妥当な数字だと思います。塩分も思ったよりは控えめです。
ちなみに、画像の消費期限とブログの日付の関連性はありません。僕のブログは、食べた日とリンクしてないのです。 僕は 賞味期限にうるさい人なので、ちゃんと消費期限内に食べてます。念の為。
食べてみます。
辣油感もなく、お店の頂点麻婆豆腐とは似ても似つかないヴィジュアルです。(正直、あまり美味しそうには見えません)
ちなみに、お店のはこんなヴィジュアル↓
豆腐の形はいいとしても、色が全然違います。
さすがにお店のように石焼きでグツグツで熱々というわけにはいきませんけど、電子レンジでしっかり加熱して熱々でいただきます。 でも加熱しすぎると容器が溶けちゃうから注意が必要です。
では、添付の花椒は全量かけて、いただきます!
お???
見た目からあまり期待してなかったのですが、想像していた以上においしい!
お店の味とは違う味わいですが、ちゃんと料理として完成しています。
スーパーやコンビニで売られている惣菜系の麻婆豆腐の中ではトップレベルの味かもしれません。
本格的な麻婆豆腐の味わいを出しつつも、一般受けに寄せている感じでしょうか。
豆板醤の風味は郫県豆瓣醤っぽい風味を感じさせます。 まさか、お店と同じ6年熟成の郫県豆瓣醤を使っているわけはないと思いますけどね。
でも、シンプルではない複雑な味わいがこだわりを感じさせます。
ただ、甘さはそこそこありました。 これはやはり甘味料による甘さなのでしょうかね。
甘さをもうちょっと抑えて麻辣をもっと出せば! でも、そうなると一般向けじゃなくなってくるのかな? やはり甘くしないと日本人はなかなか受け入れないのでしょうかねぇ。
でも、この商品は、「お店の麻婆豆腐の味の再現」という商品ではなく、あくまでも「陳家私菜が監修した惣菜の麻婆豆腐」であり、お店のものとはまた別物ということかもしれませんね。
辛さは?
鮮烈な辛さはありませんでした。
まあ、イトーヨーカドーに買いに来る様々な嗜好の顧客に向けた商品なので、仕方ないですけどね。
花椒を1袋全部入れても、麻辣感は弱いです。
さすがにスーパーで売られる麻婆豆腐は辛かったらだめなんでしょうね。
マニアックではなく、誰でも食べられるようなものでないのといけないのかもしれません。
とはいえ全く辛くないわけではなく、ピリ辛です。
でも、辛さに弱い人でも食べられない辛さではないと思います。
まあ、辛いのが好きな人は自分で調整すればいいんですから!
でも、辛さは足せても甘さは引けないですけどね。
まあ、美味しいことが一番大切!!
機会があれば、ほかの陳家私菜監修のお惣菜も食べてみたいものです。
監修商品の難しさ
今回の陳家私菜監修の惣菜麻婆豆腐は、お店の味とは違えどもお店のイメージを壊す(味の評判を落とす)ような味わいではありませんでしたが、お店の監修商品って難しいですね。大量生産になるので、お店と同じ原材料で同じ作り方をするわけにはいかないでしょうし。 かと言って、お店の味とかけ離れてしまったら店の評判にも傷が付きかねません。
お店監修となっているからには、食べる方も期待するでしょうからね。 もちろん、食べる側も始めからお店と同じ味は期待してないかもしれませんが、でも期待しちゃいますよ。
お店に行けない人にも「美味しい!お店でもぜひ食べてみたい!」と思わせないといけないと思うんです。かと言って、お店と全く同じ味だったら「別にわざわざお店に行かなくてもいいじゃん」ってなりますし、大量生産の惣菜で味を再現されてしまったら、シェフ側からすればちょっと屈辱的な感じもあるんじゃないかな?
カップラーメンとかでもよく有名店の監修商品がありますが、なかなかお店の味を再現できているものって少ないです。僕が今まで食べてきた中では、お店の味を再現できてたものって過去に数例しかないくらいです。
お店側にとってはいい収入にはなるんでしょうけど、お店の味のイメージさえも左右してしまうので、監修商品というのはとても難しいかもしれませんね。
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