辛さ満足レベル:※レベル表記方法についてはこちらのページを。旨さ満足レベル:
自動販売機で買う冷凍ラーメン
最近、冷凍ラーメンの自動販売機をよく見かけるようになりました。
ラーメンという料理は、冷凍と相性が良いらしいのです。
そういえば、日清食品も冷凍のラーメンを色々出してますし、冷凍食品で有名なキンレイも、昔から冷凍ラーメン(アルミ鍋付きの冷凍鍋焼きうどんが特に有名です。)を販売していて、スーパーやコンビニではよく見かけます。
そして、最近は”有名ラーメン店の冷凍ラーメン”が自動販売機で売られているのをよく見かけるようになりました。
僕も、たまに買ってます。
お店の味をほぼそのまま出せるので、家でも有名店のラーメンが楽しめ、また自分で味変やアレンジも自由自在というのも魅力です。お店ではできない味変やトッピングなどが自在になるわけです。
ただ、自動販売機で冷凍食品を買う場合は、早く家に持って帰らないと溶けるという問題があります。
真夏なら尚更ですし。
僕の家から車で30分以内くらいのところに冷凍ラーメン自販機が何軒かあるので、たまに買って保冷バッグに入れて持って帰ったりしてます。
今回は、横浜の神奈川区片倉にあるラーメン店『タンタンメン金家』の店頭に冷凍タンタンメンの自動販売機があるという情報を頂いたので行ってきました。
とは言っても、このお店では過去に一度店内でタンタンメンを食べたことがあるんですけどね。
今回は、店頭の販売機で冷凍ラーメンを買って帰るためだけに訪れました。
ここのお店は駐車場がないですし、店の前にも路駐はできませんので、近くの駐車場にとめるしかないんです。 でも、販売機でラーメンを買うだけなら、1分くらいでささっと買えますからね。
店頭に販売機があるのが見えます。
タンタンメンは、普通のタンタンメンと、オリジナルの”味噌タンタンメン”が選べます。
みそタンタンメンの方は辛さは選べませんが、ノーマルのタンタンメンは普通の辛さと”メチャ辛”の2種類が選べます。
今回は、せっかくなので、タンタンメンのメチャ辛と、みそタンタンメンの2つを買いました。
お値段は?
タンタンメンの方は、ノーマルの辛さ、メチャ辛ともに900円。
みそタンタンメンの方は1,000円でした。
以前は冷凍餃子もあったようですが売られてませんでした。あったら買ったのに!
あと、販売機は現金しか使えません。 そこがちょっと残念。
最近は、キャッシュレス決済もできる冷凍ラーメン販売機も出ていますからねぇ。
タンタンメン金家とは?
横浜にある『〜家』という店名なので、豚骨醤油の横浜家系ラーメンのお店だと思ってしまう人もいるかもしれません。でも、店名に”タンタンメン”が冠されている通り、家系ラーメンではありません。
かといって、「担担麺」でもないのです。
パッケージの説明にもありますが、タンタンメンというのは “従来の四川風担担麺を日本風にアレンジしたもの”とのことですが、この”従来の四川風担担麺”というのは、陳建民の日本式担担麺のことを指しているものだと思われます。
本来の(本場の)四川式担担麺との共通点はほぼないに等しいですからね。
ちなみに、この金家が提供するタンタンメンの元祖は、川崎にある『元祖ニュータンタンメン本舗』というお店で、金家はニュータンタン麺本舗からの独立店なんだそうです。
だから両者の味はかなり同じです。ちゃんと比べたわけではないのですが、金家の方が若干唐辛子のクセが強い気がします。 まあ、美味しいんですけどね。
ちなみに、同じように日本式担担麺をアレンジしたものに、千葉県勝浦市発祥の『勝浦タンタンメン』がありますが、これまた別物です。
あとは、宮崎の『宮崎辛麺』が、ニュータンタンメンと味も見た目もかなり似ていますが、ニュータンタンメンの方が歴史は古いようです。
ちなみに僕自身は、ニュータンタンメンはお店の存在は昔から知っていたんですが、初めてお店に行ったのは今年の頭なんです。なのでまだ1年も経ってない、にわかファンです。
冷凍ラーメンをどうやって持って帰った?
金家から僕の家までは、車で1時間弱くらいかかるんですよ。 11月に入って少しは涼しくなってきたとはいえ、普通に持って帰ったら溶けてしまいますね。
僕の車には常に折りたたみ式のクーラーバッグを積んでいます。
この保冷バッグは、旅先で冷蔵食品を買った時にすごく重宝しています。もう20年くらい使ってるかも。
スーパーで氷を貰って入れれば半日くらいは余裕で保冷できるので、途中で氷を入れ替えれば九州にドライブに行った時でも冷蔵食品を持ち帰ることができるのです!
しかし、流石に冷凍食品を長時間キープするのは無理です。
でも、僕はLOGOSの『倍速凍結•氷点下パック』という6時間くらいはマイナスの温度をキープできるという冷凍用保冷剤を持っているので、それをクーラーバッグに入れて出かけました。
家を出たのが13:30で、買い物などの寄り道をしながら、ラーメンを買ったのは19:30頃です。
また、少し寄り道をしながら家に着いたのは21時です。
購入してから1時間半でもラーメンはほとんど溶けていませんでした! しかも、冷凍庫から出して7時間半経っている保冷剤もまだまだ冷たく、保冷剤の溶けも少なかったです。 素晴らしい。
サーモス保冷バッグ+ロゴス保冷剤の威力に改めて感心。
これが冷凍ラーメンだ!
販売機からはこういうパッケージのものがゴロンと出てきます。
冷凍ラーメン販売機で買うとどこでもこの形で出てくるので、パッケージのサイズ規定とかが決まっているのかもしれません。
開けてみると、冷凍麺と冷凍スープが入っています。
スープはストレートスープで、具も全部入っているものが冷凍されています。
トッピングなどの付属はありません。
パッケージ写真はこんな感じ。
左側がタンタンメンの説明で、右側がみそタンタンメンの説明です。
パッケージは共通で、同じものを使っています。
種類を見分けるには、パックに貼られているシールを見るしかないです。
原材料
原材料表記も、タンタンメンとみそタンタンメンの原材料が両方書かれています。
2種類のラベルを作らなくて良い、無駄のないパッケージですねぇ。
ちゃんと原材料がしっかり書かれていますよ。
この原材料を知ったところで真似して作ろうとは思いませんけどね。
だけど、お店としてはあまり原材料を記載したくないかもしれませんね。
“天下一品”の持ち帰り用のラーメンのスープ原材料は「白湯スープ」と濁されてますけどね。
タンタンメンの方には糖類は一切使われていませんが、みそタンタンメンの方には水あめと砂糖が使われているようです。 味噌味なので甘味を付けたいのかもしれません。
ラーメンって、普通は砂糖なんて入れないはずなんですよ。
このタンタンメンにも砂糖や糖類は入ってませんね。
でも、カップ麺ってほぼ必ず糖類がたっぷり使われているのが不思議です。
ニュータンタンメン本舗のカップ麺なんて、スープ原材料に一番多く使われているのが”糖類”だったりしますからね。 (でも、お店ではスープに砂糖なんて入れてないと思うんですよ。)
不思議ですねぇ。
作り方
スープは湯煎で温めるだけ。 麺は茹でるだけです!
僕は、麺は硬めの方が好きなので、麺の茹で時間は約6分にしました。柔らかいのが好きな人は10分茹でるんだそうです。
スープの方は、冷凍の袋のまま沸騰したお湯に入れ、再沸騰してから9分間温めます。
麺が茹で上がったらザルで湯切りをして、麺を先に丼に入れ、その上からスープをかけたら出来上がりです!
当然ですが、完全にお店のラーメンそのまんまです!
実店舗のタンタンメンにはデフォルトではネギなどのトッピングもないので、このヴィジュアルがまさに本物のメチャ辛と同じなのです。(丼が違うだけ)
食べてみます。
食べてみると・・・・
うーん、味もまさにあの味(実店舗で食べる味)だ。さすが美味しいです。
本物です!
しかし、ニンニク増しができないのが残念です。 お店では、ニンニクダブルとかトリプル
まあ、自分でガーリックパウダーや生ニンニクを入れればいいんですけどね。
でも、デフォルトの状態でもニンニクはそこそこ効いていますし、ニンニクのスライスがちょこちょこ入っています。 卵もたっぷり、豚ひき肉もお店と同じ感じで、大きめの挽き肉がたくさん入っています。
これは、完全にお店で普通に作ったものをパッケージしているんでしょうね。
麺も、お店で使っている麺をそのまま冷凍しているものだと思われます。
太麺で、歯応えも味も良し!!
これはもう完全にお店のラーメンです。(当たり前か)
辛さは?
辛さは・・・・
タンタンメンって、見た目に反してあまり辛くないんですよ。
ヴィジュアルだけで敬遠する人も多いようですけどね。 見た目の通り、唐辛子は確かにたっぷり入っています。でも、辛さの弱い唐辛子を使っているんですよ。おそらく、韓国唐辛子だと思いますね。
キムチなどにも使われる韓国種の唐辛子は、見た目は色鮮やかなんですが、辛味が弱く、旨味と甘味があるのが特徴なんです。 キムチはあんなに唐辛子を使っていて真っ赤なのに辛さが弱いのはそういうわけなんですね。
キムチを鷹の爪で作ったらきっと辛いだけで美味しくないと思いますよ。
ということで、この”タンタンメンめちゃ辛”も辛味は弱いです。
辛いのが苦手な人にはそれでも辛いかもしれませんが、ちょっとくらい辛いものが普通に食べられる人は、食べてみて、意外に辛くないことに驚くかもしれませんね。
ただ、辛味は弱いですが、唐辛子はそこそこの量が使われているので、唐辛子の味は強めです。唐辛子の酸味も務めな気もします。
そして、唐辛子の風味にちょっとクセがあるような気がします。 ニュータンタンメン本舗の唐辛子の方がもうちょっとクセが少なめな気もしますが、気のせいかもしれません。
まあ、これだけ唐辛子をたくさん使えば、唐辛子の風味が強くなるのは当たり前ですし。
だからこそ唐辛子の風味も重要になってくるんですねぇ。
ところで、金家の実店舗(片倉本店)では、最近”DEATH MAX(デスマックス)タンタンメン”というメニューを出したようですね。
販売機で売ってくれればいいのに!
ちなみに、元祖ニュータンタンメン本舗の方にも、メチャ辛よりもさらに辛い「鬼辛」というメニューがあります。
「鬼辛」は、通常の辛さ増しメニューと違い、単に唐辛子の量を増やしただけではなく、違う唐辛子もブレンドしているらしいですが、それでも大して辛くないです。 でも、美味しいので、ニュータンタンメンは蒙古タンメン同様に激辛の入門ラーメンとしてはぴったりかもしれません。
みそタンタンメン
ちなみに、みそタンタンメンはこんな感じでした。
辛味は弱めですが、ノーマルのタンタンメンよりも甘さはあります。 でも、嫌な甘さではありません。 味噌だけど、基本の味はノーマルのタンタンメンと同系統の味です。ノーマルのタンタンメンに味噌を入れただけという感じかな。 まあ、美味しいですけど。
みそタンタンメンの方が値段が高いのは、味噌の料金分なのかな? 唐辛子などは少なめですが、ニンニクや卵やひき肉はしっかり入っています。
僕的には、糖類や砂糖は入れないで、もっと甘みを抑えてキレを出して欲しかった感じです。
みそタンタンメンも美味しいですが、普通のタンタンメンで十分満足できるかなぁ。
コメント
おお!冷凍タンタンメン購入されまさたか?わざわざ横浜のド田舎までご苦労様です(笑)
今度僕も買ってみますね!
ぜひ買ってみてください! お店そのままの味です!