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イオンのフードコートにある本格的なインドカレー店
久々に、千葉県にあるイオンモール成田店に行ってきました。
十数年前に僕がサポートしてたバンドのリハーサルでよく行っていた場所です。東京から通ってました。
当時はあちこち飛び回ってたなぁ。当時サポートしていた名古屋のバンドのリハをしに、東京から日名古屋のスタジオに行ったり、ドラムレッスンで静岡まで行ったり!
いずれも一般道で日帰りしてましたからね。 まあ、今でも一般道で大阪まで行きますけど・・・。
まあ経費削減(宿泊費と高速代をかけない)の為なんですけど、車の運転が好きだからこそできるのかもしれません。
前置きが長くなりましたが、そのイオンモール成田店のフードコートに本格的なインド料理店を見つけました。
看板には『本場インド人シェフが作る本場の味』と書かれています!
メニューを見ると、容赦なく本場っぽいヴィジュアルの料理の数々が!!
おお! なかなか美味しそう!
この唐辛子マークが3本付いたカラヒセットというのが美味しそう!
“辛い”からカラヒ(辛ひ)なのか?
んなわけない。
あれ? でもこのカラヒセット・・・パキスタンの伝統肉料理って書いてあるじゃないか!
インドじゃないのか? (しかみ、よく見ると”パキンスタン”と書かれている。)
お店の看板をよくよく見ると「南インド・パキスタン料理」と書かれていました。
なるほど! そういうことか!!!
でも・・・・。
インドとパキスタンって、敵対関係にあって、仲が悪いんじゃなかったっけ?
まあ、料理に国境はないということか。
店内では確かにインド人っぽい人が料理を作っていました!
でも、本当にインド人なんだろうか? という疑問が頭をよぎります。
アメリカのお寿司屋さんの事を思い出したのです。
アメリカの寿司屋では、中国人が寿司を握ったりしていることがあります(中国人経営の寿司店も多い)が、東洋人っぽい人が寿司を握っていても、アメリカ人から見れば日本人が握っている本格的な寿司店に見えるのです。(中国人経営の寿司店は多い)
同じように、日本のインドカレー店でアラブ人がカレーを作っていても、きっと日本人には見分けがつかないでしょう。
寿司職人の経験が全くない日本人が、アメリカの寿司店でバイトで寿司を握っていたとしても、本格的に見えるかもしれませんし、「本場日本人シェフが作る寿司」とか書いてあったとしても嘘ではなくなるわけです。
えーっと、なにが言いたいかというと、「雰囲気も大切だよね」という事(笑)
いやいや、もちろんこのお店のシェフはちゃんとインド人でしょうし、ナンを延ばす手付きも手慣れたものでした! ナンもちゃんと窯で焼いていました。
まあ、最終的においしければいいんです!
ということで、この伝統的なパキスタンの料理だという『カラヒセット』をテイクアウトでオーダーすることにしました。
セットと言っても、ナンがついてくるだけです。 サラダ的なものとかドリンクはつきません。
価格は?
店内(フードコート)で食べる場合は税込みで944円ですが、テイクアウトなので税率が変わり、925円となります。 しかし、普通のナンではおもしろくないので、チーズナンに変更することにしました。チーズナンに変更するには250円アップとなり、合計金額は1,175円になりました。
なかなかいいお値段ですね。
肉は、ラムかチキンが選べたので、チキンでオーダーしました。
ナンもカレーも、オーダーを受けてから作るらしく、10分くらい時間がかかりました。
どうせなら作りたてを食べたほうが良かったんじゃないかと、少し後悔。 でもお腹がいっぱいだったのもあるし、仕方ない!
家に持ち帰って、翌日の朝ごはんとして食べることにしました。
セット内容
普通のナンは細長いひょうたんっぽい形をしていてけっこう大きかったでが、チーズナンはこのように丸い形をしていて、大きさもそれほどは大きくありません。テイクアウト用にコンパクトにするためかどうかは不明です。
ナンは、緩衝シートのようなものにくるまれていました。
しかも、ずしりと重い! チーズたっぷりなのか!?
カレーは、ちゃんと電子レンジ使用可の容器に入っています。
写真ではオレンジ色っぽく写ってますが、実際はもっと真っ赤な感じでおいしそうです。
あ、ちゃんとスプーン(給食型先割れスプーン)も入っていますよ。
重さを量ってみる。
食べる前に重さを量ってみました。
チーズナンは370グラム、カレーは400グラム(容器含まず)でした。 意外に内容量があります。
特にチーズナンの重さはカレーの重さに迫るほどの重量感です!
食べてみます。
カレーは電子レンジで加熱。
ナンは、オーブントースターの温めモード(300W)で7分ほど加熱しました。
まずはナンを食べてみます!
チーズが伸びる!! おいしそう!!! チーズは意外と惜しみなく入っています。
しかし、甘い・・・・。 菓子パン!?
今までナンを食べてきた中で、甘かったのは今回が初めてです。
まあ、味はおいしいんですけど、甘い。
砂糖が入っているような甘さ。 というか、完全に砂糖が入っています。
うーん、気を取り直して、カレーを!!!
香りが本格的です!!!! 僕が想像するインドカレーのスパイス臭とはまた違った独特な香りがします。スパイスとハーブっぽい香りです。
トマトのスライスが入っている!
食べてみると・・・・
あれー? 甘い!!!!
スパイス感が凄い! 風味も本格的! 味も濃くて美味しいんですが・・・・
甘い。
しかし、鶏肉の量が凄い! 鶏肉が惜しみなく入っています。
ほんとに、大きめの鶏肉がゴロゴロ入っている!
↓これは人参か!?
いや、パプリカか!?
いえいえ、これも鶏肉でしたよ。 (赤く染まっている)
辛い?
辛さは、そこそこあります。 日本の一般的なカレーの『辛口』レベルです。
ただ、その辛さと同レベル程度の甘さも同時にあります。
基本の味は本当に本格的で、おいしいんです。 なので、この甘さえなければ・・・。
インドのカレーも砂糖を全く使わないわけではなく、人によっては砂糖を入れたりする場合もあるようですが、それでも隠し味程度で、ここまであからさまに甘くしないと思います。
やはり、イオンのフードコートのお店ということで、マニアック(本格的)になることを避けたのかもしれません。 イオンのフードコートの客層に合わせて、万人受けを狙って、本格的な味ながらも砂糖を多めに使っているのかもしれません。
そう考えると仕方がないことなのでしょうけど、注文する時に「辛さは強めで!そして甘くしないでください」という注文もできるんでしょうかね?
満足度は高い
ナンもカレーも、どちらも甘いのはちょっと残念でしたが、甘い以外は味も本格的だしスパイシーでおいしいです。
ナンのボリュームもカレーのボリューム(具の多さ)も惜しみない感じで、値段はそこそこしますが、値段相応の満足度はあります!
僕はこのセットだけでお腹がいっぱいになりました。
ただ、量がそこそこあるので途中で飽きてくるのも事実です。
2種、もしくは3種のカレーが選べるセットもあるのですが、選べるカレーの種類が限られてくるのが残念。
この”カラヒセット”は単品(ナンとのセット)でしか選べませんし。
日本人は砂糖に旨さを感じる。
日本人は甘さを旨さとして認識する民族なので、どんな料理でも甘くないと受けが悪いんだと思います。
だから、日本に入ってくる外国料理って、砂糖を沢山入れて甘くアレンジされてしまうんですよね。
多分、日本人って、世界で一番料理に砂糖を使う民族だと思います。
↓本場インドのレトルトカレー(バターマサラ)。 砂糖は入っていません。
↓ほうれん草とチーズのカレー(パラックパニール)にも、もちろん砂糖は入っていません。
本場インドのレトルトカレーは、おいしいです。
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