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高級麻婆豆腐!!
ぐるなびのPremium Meal Kit(プレミアムミールキット)という通販でになる商品を見つけてしまいました。
4000 Chinese Restaurant オーナーシェフ・菰田欣也(こもだきんや)さん監修、『花椒香る本格麻婆豆腐キット』です。


正直、購入するまでかなり悩みました……。 なぜなら、2人前で1,780円(豆腐なし)に冷凍送料1,290円が加算され、合計3,090円。麻婆豆腐としてはかなりの高級品です。
しかし、菰田シェフのファンとしては「これは避けて通れない」と、意を決して購入。
日本の四川料理界のレジェンド、菰田欣也さんとは?
「菰田さんって誰?」という方のために少し説明すると、元四川飯店グループの総料理長で、現在は『4000 Chinese Restaurant』と『ファイヤーホール4000』を経営されている、日本の四川料理界におけるレジェンドです。
僕が菰田さんのファンになったのは、菰田さんが『スーツァンレストラン陳(四川飯店グループの高級四川料理店)』の総料理長だった頃。フジテレビの某番組のロケで訪問し、菰田さんが直々に作ってくださった麻婆豆腐の美味しさに感動したのがきっかけでした。
その後、菰田さんが独立して五反田に『ファイヤーホール4000』を立ち上げた際は、メニューに麻婆豆腐がなくて残念に思ったり(代わりに食べた燃麺は絶品でしたが!)、ファイヤーホール4000の麻布十番の支店(現在は閉店)で「菰田さんの麻婆豆腐デー」が開催されると聞けば足を運んだりと、自分なりに追いかけてきました。
「コンビニ弁当」と比べちゃいけない
最近はスーパーで販売されている食材やコンビニ弁当なども監修されている菰田シェフですが、今回のキットは価格帯からして「本気度」が違います。
送料込みで3,090円は僕にとっては痛いです。 その値段は麻婆豆腐でも高級です。僕は外食で麻婆豆腐単品1人前1,000円超えると躊躇します。
菰田さんがスーツァンレストラン陳の料理長だった時に僕が食べた麻婆豆腐は確か2,700円くらいしましたからね!(でも、その時はロケで行ったのでお金を払って食べてないですが笑)
高かったですがあまりにもおいしかったので、その後自腹で食べに行ったりしましたよ。
その後、菰田さんは南青山に高級店『4000 Chinese Restaurant』を開店されます。そのお店は菰田さんが目の前で料理を作ってくれるようですが、食べログによると予算1人30,000円〜
ビンボーミュージシャンには無理っす。(よって僕は未訪問)
まあそんな感じで、僕が本場の『陳麻婆豆腐』を初めて食べた時の衝撃以来の衝撃(というよりも”感動”)だったのが菰田さんが作った麻婆豆腐だったのです。 しかし、今や菰田さんが直々に作る麻婆豆腐を食べるには3万円くらい払わないといけなくなってしまったのです・・・
まあ、僕が自分で作る麻婆豆腐もおいしい(自画自賛)ので、それでいいもんね〜!
・・・・といじけていた時に見つけたのがこの製品だったわけです!

菰田さんの経営する高級四川料理店『4000 Chinese Restaurant』の味?が自宅で再現できるというわけですよ!
3万円払ってお店に行かなくて済んだ!笑
原材料をチェック

原材料名:
【牛ひき肉】牛ひき肉(オーストラリア)
【KMD麻婆ベース】豆板醤(中国製造)、たん白加水分解物、トウチ醤、チキンエキス、しょうゆ、にんにくペースト、ねぎ加工品、砂糖、香味食用油、生姜ペースト、酵母エキス、食塩、かきエキス調味料、花椒粉末、にんにく粉末、こしょう粉末/調味料(アミノ酸等)、酒精、加工でんぷん、カラメル色素、増粘剤(キサンタン)、酸味料、香料、甘味料(サッカリンNa、ステビア、カンゾウ)、(一部に乳成分・小麦を含む)
【KMD麻辣油粉】香味食用油脂(植物油脂、香味油)、辣油粉(唐辛子、生姜、大豆油、八角、花椒、桂皮、陳皮)/パプリカ色素
【花椒】山椒(中国)
『KMD』というのは『KoMoDa』の頭文字ですね。
肉は牛肉(オージービーフ)をつかっているようです。まあ、妥当な線ですね。
面白いのは、砂糖や生姜ペースト、牡蠣エキスなどが入っており、伝統的な四川風というよりは「現代的にアップデートされた進化系」の予感がすること。
そういえば、この商品にはどこにも『四川風』という文字はでてきません。あくまでも『花椒香る本格麻婆豆腐キット』なわけです!
菰田さんについては『伝統的中国料理の思想を大切にしながらも、進化した現代の技術、理論を用いながら従来のメニューをアップデートする。伝統を重んじ、革新を恐れない。古典中華の守護神でありながら、現代中華の開拓者でもある。』と紹介されていることからもわかるように、菰田さんは伝統を大切にしつつも常に革新を続け、料理を進化させているというわけですね。
僕はどちらかというと元祖の麻婆豆腐が好きなのでそこを求めがちではありますが、菰田さんはさらに進化して麻婆豆腐をアップデートしているというわけです。
なので、この麻婆豆腐に本場感を求めることは間違っているかもしれません。
とはいえ、ちゃんと豆板醤を中心にレシピを組み上げていらっしゃいます。(僕は豆板醤が要だと思っています。)
菰田さんは自家製豆板醤を作ったりお店で使ったりされていらっしゃるようですが、この商品に使われている豆板醤はどうなんでしょう?
商品説明によると『シェフが選び抜いた豆板醬をベースに』と書かれているので、おそらく自家製ではないようです。自家製ならウリになるので自家製と書くはずですしね。まあ、普通に考えればピーシェン豆板醤を使っていると予想されます。(ブレンドの可能性もあり)
酵母エキスやうま味調味料が使われているのは仕方ないかな。まあ、元祖のレシピにもうま味調味料(味精)がバッチリ入ってますからね!
内容物はこんな感じ。

麻婆キット、解説シート、菰田さん直筆のメッセージカードが入っています。さすがに直筆の印刷ですが、字が綺麗ですね!
麻婆キットはこんな感じ⬇︎

『KMD麻婆ベース』『KMD麻辣油粉』『牛挽き肉』『花椒粉』の4袋です。
なんと牛肉は生を冷凍しているようです。 見た感じ、ほどよい牛脂感です!
そしてKMDマーボソースは冷凍でも凍らないんです。 最初「溶けて届いた!」と思ったんですが、他のものはちゃんと凍っていましたし、自宅で冷凍庫に入れても麻婆ソースだけは凍らないんです。ちょっと不思議。
では、早速作ってみます。
いざ調理!あえて「ネギ(葉にんにく)なし」のこだわり?
作り方に書いてある『用意する食材』は以下の通り
- 木綿豆腐 1丁
- 水 150ml
- 片栗粉 12g
- 水 大さじ1+小さじ1
- サラダ油 小さじ1
- 塩こしょう 少々
普通の家庭で簡単に揃えられるものばかりですね。
豆腐は単に『1丁』と書かれていますが、400グラムが望ましいです。 僕も麻婆豆腐は一人前200グラムを目安にしています。 でも、最近の豆腐って、1丁が300〜350グラムが主流なんですよね・・・
物価高騰の波でしょうかね。 400グラムの豆腐ってなかなか売ってない!!困ったもんだ。
ちなみに、作り方動画内で菰田さんが使っていた豆腐は『さとの雪 木綿豆腐 400g』でした。
さすがに同じものは近所では見たことがないので(ちなみにイオンとかで売ってそうだった)、僕が普段自分の麻婆豆腐用に愛用しているアサヒコの木綿豆腐を使います。 でも、アサヒコも1丁350グラムなんですよね・・・・。 しょうがないので、2パック開けて、400グラムにして使おうと思います。
作り方
菰田さんの麻婆豆腐をしっかり再現したいので、作り方に書いてある通りに忠実に作ります。
作り方は同梱の説明書に細かく書かれているのですが、ここでは割愛します。
このミールキットの作り方を菰田さんが解説した動画リンクも載っているので、説明書と動画を見ながら菰田さんのいう通りに作れば、お店の味が再現できるということになるわけです!
ちなみに、肉を炒める時に塩胡椒をすることになっていますが、僕が自分で麻婆豆腐を作る時は塩胡椒は使わないんです。 でも、ここでは使うことになっているので、そこも忠実に作ることにします。
本来、本場の麻婆豆腐は最後に『葉にんにく』を入れますが、このミールキットには葉にんにくを入れることになっていません。まあ、日本の一般家庭では葉にんにくは入手しづらいと思うので省略されているのかもしれません。 僕は自分の麻婆豆腐用に葉にんにくを常に冷凍でストックしてはいるのですが、今回の菰田さん麻婆豆腐のレシピには葉にんにくもさらにはネギさえもでてこないので、そこも忠実に守って入れないようにします。
ちなみにこれ⬇︎が説明書に出ていた完成見本写真です。色はおいしそうですが、葉ニンニクやネギの緑がありませんね。 素材とスパイスの味だけで勝負する、シェフのこだわりなのかもしれません。

間も無く完成です! 見本写真に偽りなしな感じです! (暗めのキッチンで撮影した関係で色合いは違いますが、実際は色合いも見本写真に近いです)

完成!!!
完成し、盛り付けです。(全量のうちの半分を盛り付けています。)

味わいは・・・・
うーん、美味しい!
四川風の骨格はありつつも、非常に洗練された味わいです。 最後に入れた『麻辣油粉』に含まれる五香粉が、上品な中華の香りを演出。牛肉の脂の旨みも溶け出し、まさに「奥深い」という表現がぴったりです。
牛肉も程よい脂の乗ったオージービーフのひき肉で、牛の味も悪くはありません。
麻婆豆腐は使う肉によって味が大きく左右されます。(肉から出る油やダシの旨みで)
赤身の多めなもも肉をカットして使うのが理想とされていますが、僕はちょっと脂身が多めなのが好きなので、これくらいがちょうどいいです。
脂の乗ったA5の和牛を使ってもそれはそれで美味しいのですが、逆に牛の旨みが主張し過ぎてしまうこともあります。A5ランクの牛肉を使う場合は、シンプルな元祖スタイルで作るのが良いと思ってます。
かつて『スーツァンレストラン陳』で食べた、あの時の衝撃とはまた違う、「KMD(菰田)流」として進化した麻婆豆腐だと感じました。
3万円払ってお店に行くことを考えれば、送料込み3,000円でこのクオリティが家で楽しめるのは、むしろお得かもしれません。 (あ、お店では麻婆豆腐1品で3万円なわけじゃないですからね!)
元祖『陳麻婆豆腐』はストレートで尖った感じの味ですが、菰田さんの麻婆は「奥深い味」という表現が合うかもしれません。
菰田さんが四川飯店グループのスーツァンレストラン陳の料理長だったときに直々に作っていただいた時とはまた違った味です。 まあ、在籍時は四川飯店の伝統もあるでしょうから自由にはできなかったんだとは思いますが。 今は菰田さんなりに『KMD麻婆豆腐』として進化させていっているのでしょう。 でも、僕はスーツァンレストラン陳時代に食べた時の味が一番好きかもしれません。
ちなみに、ここでいう『元祖』とは日本でもチェーン展開している『陳麻婆豆腐』のことなのですが、陳麻婆豆腐は2000年の日本上陸の頃から比べてだいぶ味が変わってきてます。当初は完全に麻婆豆腐のみのメニューで営業し、肉には松阪牛を使ったり豆腐にもこだわったりしてたのですが、そういうのはいつしかやめてしまったようで、最近は味が落ちた気がします。まあ、以前からお店や作る人によっても味は違ってましたし、最近では経営者も変わってしまい、普通の中華チェーンのようなメニュー構成で、変わり種麻婆豆腐とかもだすようになってからは行かなくなりました。余談でした。
辛さは?
辛さ(辣味): 激辛ではなく、心地よい「旨辛」。
痺れ(麻味): 付属の花椒で調整可能。強烈な痺れが欲しい人は追加推奨。
甘み: 隠し味の砂糖の甘みが全体のバランスを整えています(個人的にはもっと甘さ控えめが好みですが、万人受けする完成度です)。
辛さが足りない!という方は、ぜひ僕が監修した高級ブレンド一味唐辛子『七海涼辛子®』をお試しください!(宣伝)

『花椒香る本格麻婆豆腐キット』
おいしかったですし、味に満足はしましたが、コスパ的にはリピートはないかなぁ。
ちなみに、菰田さんのインスタント麻婆豆腐は、冷凍でこんなのも出てます⬇︎ 僕も食べたことありますが、これはまた別物でした。

マルコメからは、こんなのも出ているようです⬇︎ 僕は未食です。(スーパーで見かけたら買うと思いますが、通販でわざわざ買わないかなぁ)

おまけ:僕が普段愛用している麻婆豆腐の素
四川風麻婆豆腐がお好きな方へ
以下に紹介する“素”を使えば、手軽にプロ級の本格的(四川風)な味が楽しめます。
僕が普段から気分に合わせて使い分けている精鋭たちです。
どれも美味しいです!本格的な四川風の麻婆豆腐を求めている人にはどれもお勧め!
(ただし。どの素を使う場合も、「豆腐と肉選び」だけは妥協しないでください。ソースが良くても、肉と豆腐がイマイチだと味が半減します。肉はぜひ「国産牛」を使ってみてください。
⬇︎『ヤマムロ 陳麻婆豆腐調料』(本場の元祖!四川麻婆豆腐の基本です。これを食べずして麻婆豆腐を語るなかれ。)中国製

⬇︎『ユウキ 大辛 麻婆豆腐の素』(本場四川のガツンとくる辛さが特徴)中国製
⬇︎『ユウキ 四川マーボーソース辛口』(昔からの定番。安定のクオリティです。)中国製

⬇︎『味の素 Cook Do PREMIUM 極 麻辣麻婆豆腐用』(あのCook Doが突然覚醒した(!)と言われる革命的商品。)日本製
⬇︎『新宿中村屋 本格四川 極み麻婆豆腐 辛口』(日本人向けのアレンジと本格感のバランスが絶妙。肉入りなのも嬉しい。)日本製
⬇︎『好人家 麻婆豆腐調料』(本場四川の麻婆豆腐の素。コスパ最強で味も文句なし)中国製

⬇︎『横浜中華街 京華樓 本場四川 麻婆豆腐の素』(横浜中華街の名店。四川から招聘した麻婆豆腐担当の厨師がお店で作ったソースをそのままパック!)日本製

⬇︎『ライフプレミアム 辛さと旨味がくせになる麻婆豆腐の素』(PB商品と侮るなかれ。国産の素の中ではトップクラスの本場感。)日本製

⬇︎『中国大明火鍋城 麻婆豆腐調味料』(福岡にある四川料理店の麻婆豆腐の素。僕は実店舗には行った事ないですが、この麻婆豆腐調味料を通販で何回か買った事があり、美味しかった記憶があります。(最近は買ってないですが)日本製
