辛さ満足レベル:
旨さ満足レベル:
※レベル表記方法についてはこちらのページを。
横浜中華街の端っこにある、在日中国人向け(?)のディープな食品店で、謎の食品を見つけたので買ってきました。
渣渣灰(Zha Zha Hui/ZaZa Gray)というブランドの『新疆炒米粉 経典爆辣』です。
一見すると調理写真もなく、イラストだけなので「汁なしの辛い麺かな?」という程度しか分かりません。

イラストを見る限りでは、辛い汁なし炒め麺なのかな?という感じです。
「新疆炒米粉」って何?
商品名の『新疆』は中国の地名で、『炒米粉』は炒めビーフンのこと。つまり『新疆の炒めビーフン』ということになりますね。
ちゃんと調べてみたところ、中国の新疆ウイグル自治区で有名な郷土料理だそうです。中国語読みは「Xīnjiāng chǎo mǐfěn(シンジァン・チャオ・ミーフェン)」とのこと。
中国の若者の間では「螺螄粉(ルオスーフェン)※カタツムリ麺」に続くネクストブレイク麺として注目されているらしいですよ。
日本語表記一切なし!「中国食品店あるある」
この商品、日本で買ったのに日本語が一切書かれていません!購入したのは、中華街の外れにある「ほとんど中国人しか行かないような中国食品店」です。在日中国人向けで、どうせ日本人は買わないだろうと思っているのかもしれませんが、日本国内で販売する食品には、ちゃんと日本語表記とアレルギー表記をしないと法令違反ですよ〜!まあ、中国人向け食品店あるあるですけどね。
ネットで検索しても日本で売られているところは見つけられませんでしたが、類似商品はAmazonにありました。
メーカー「渣渣灰」の公式サイト(日本語版もあり)も見つけました。
ブランド名の読みは中国語で「Zha Zha Hui」、英語では「ZaZa Gray(ザザグレー)」となるようです。中国ナンバーワンのミックスビーフンメーカーとのことで、現地ではイオンやセブンイレブン、ファミマ、ローソンでも取り扱いがあるそうです。
この商品には辛さレベルが4段階あり、今回買ったのは『爆辣(激辛)』で、一番辛いようです。
パッケージをチェック!謎のキャラクターの正体

パッケージの調理イメージは写真ではなくイラストです。そして調理をしている漫画の男性……目が炎になっています。よく見ると左上にも同じ男性がこちらを見ていますが、一体誰なのでしょうか?有名なキャラ?それとも実在の料理人?
公式サイトによると、このキャラクターは台湾のゲームIP『Ah Hui(アー・ホイ)』らしいです。しかし、ネットで検索してもこのキャラの情報は全く出てきませんでした。
パッケージの下部にある文字も読んでみます。

内容量は320グラムで、そのうちビーフンは240グラム、調味料は80グラムです。
『経典爆辣』:『经典(経典)』は中国語でスタンダードや定番、本格的というニュアンス。『爆辣』は日本でいう激辛にあたる言葉なので、『本格激辛』みたいな翻訳でよいのかな?
『1分钟速煮 湿米粉』:1分間で調理できる半生ビーフン麺という意味だと思います。
『浓香熱辣 嗦到爽』:濃厚でスパイシー、すすれば満足(爽快)みたいなニュアンスかな?
次に裏面に書いてある文字。

- 『源于新疆 地道風味』:新疆原産の本場の味。
- 『新疆原料 安集海辣皮子』:新疆産の安集海(アンジーハイ)という地域産の唐辛子を使用している。
- 『新疆溯源 还源新疆本味』:新疆の起源を辿り、本物の味を再現……みたいな感じかな?
- 『匠心製造 精湛艺細作』:細心の注意を払い、匠の心で製造されています、という感じ。
- 『传承配方 风味文化延续』:受け継がれたレシピ、風味文化の継続、みたいなニュアンス。
……まあ、たいしたことは書いてありませんでした(笑)。
あと、箱の横に注意書きがありました。

「ビーフン麺の冷凍はしないでください。輸送中に凍ってしまった場合は、氷の結晶がなくなるまで煮てください」みたいなことが書いてあります。輸送中に凍るって……ロシアとかですかね?(笑)でも、結局は冷凍しても食べられるってことですよね? 下の方には、「内袋の破損や膨らみ、カビがある場合は食べないでください。袋の中に水滴ができるのは正常で安全です」という内容が書かれています。
原材料チェック!「放射線殺菌」の文字も
原材料を翻訳してみます。

なんか色々書かれていますが、とりあえず原材料だけ翻訳します。
ライスヌードル:水、米、食用澱粉
ライスヌードルソース(複合調味料):唐辛子、乾燥唐辛子(25%添加)、植物油、甜麺醤、ピーシェン豆板醤、大豆醬(もろみみそ)、食塩、化学調味料、鶏粉末調味料、香辣醬(醸造醤油、水、脱脂大豆、ふすま、食塩)、唐辛子、菜種油、水、グルタミン酸ナトリウム、ゴマ、花椒、胡椒、八角、香辛料、クエン酸、ソルビン酸カリウム)、白砂糖、香辛料、ゴマ、花椒、紅麹
本製品に含まれる香辛料は、国際的に認められた放射線殺菌技術を用いて処理されています。
アレルギー情報:本製品には、グルテンを含む穀物製品、大豆およびその製品、ゴマが含まれています。
という感じです。
なんとなくですが、麻婆豆腐や回鍋肉の原材料と似ていて、四川料理にありがちな原材料のような気がします。
あと、国際的に認められているとはいえ・・・・香辛料が放射線殺菌技術で処理されているってのは、なんか怖いなぁ。 (※ジャガイモの芽止めなど、日本でも一部認められている技術ではあります)
栄養成分
栄養成分は中国の『kJ(キロジュール)』表記なので変換します。 僕が一番気にしている項目だけ出すと、1製品(320g)あたり:
カロリー: 約818kcal
食塩相当量: 約2.8g
カカロリーはしっかりありますが、食塩相当量がこのボリュームで3gを切っているのは意外です。でも、ほんとかな?
調理開始!

作り方を翻訳します・・・・ っていうか、なんで僕が翻訳しなきゃいけないんだ?
本来は輸入者が表示しないといけないんだよ!本来は日本語表記が義務なんですからね!
=調理方法=
1:ビーフンを沸騰したお湯に入れ1分茹で、取り出しておきます。
2:フライパンに油を入れ、スライスした新鮮な肉、セロリ、その他お好みの具材を入れ、火が通るまで炒めます。
3:200mlの水とソースを加え、茹で上がった麺を入れてよく混ぜ合わせます。全体的にとろみが出るまで中火で炒めてできあがり。
調理のヒント:調理する前に、新鮮なスライスした肉(鶏肉か牛肉)とセロリを用意し、フライパンで炒めると風味が増します。
この商品には肉などの具材は含まれませんので、別途ご用意ください。
という感じです。
……え?セロリを入れるの?
僕、セロリ苦手なんです。風味が嫌いなのです(野菜ジュースに入っているのは大丈夫ですが)。
セロリはこの料理の定番な具とかで、絶対に入れなきゃいけないんでしょうかね?
確かにパッケージのイラストにはセロリらしきものが描かれています。

でも、僕はセロリを入れるのは嫌なので、白菜、長ネギ、ニラ、きくらげを入れることにしました。
開封すると、中身は半生麺とタレだけ。

作ってみます。
麺はあらかじめ1分間茹でてザルに出しておきます。
そして、具材を炒めます。

肉は牛肉を使いました。脂身の少なめなアンガスビーフです。
セロリの代わりに白菜を入れ、長ネギも一緒に炒めます。
具材に火が通ったところにソースと水200mlを入れ、さらに麺を入れます。

中火でとろみが出るまで炒めます。
なんか具がさみしかったので、キクラゲとニラを入れました。

「とろみが出るまで」というのが、いまいちよくわからないまま水が減ってきました。
まあ、炒め麺なので水が少なくなるのはいいんだと思いますが、とにかく「とろみ」がよくわからないまま、水気がなくなりかけたところで火を止めました。
盛り付けしたらこんな感じになりました。

実食!意外な味のバランスと麺の感動
早速食べてみます。

おや? なんか味が薄いぞ???
中国のこの手の料理は塩っぱいのが普通なので、水の分量を間違えたかと思って作り方を読み返しましたが、間違っていません。
全然しょっぱくないんです。かといって薄すぎるわけでもなく、いい塩梅というか・・・ いや、若干塩を足したい感じ。ピーシェン豆板醤を使っているのに、麻婆豆腐などとはまた違った味です。豆板醤があまり主張してこず、韓国のチャジャンミョンの雰囲気ににた、しかし甘ったるさもなく「あとを引く味」です。チャジャンミョンも特別美味しいわけじゃないのに年に一度は食べたくなる、あの感じ……。
そして特筆すべきは麺です! 米と澱粉だけで作られた麺は、日本のうどんくらいの太さがあり、いや、普通のうどんよりはちょっと太いかも? もちもちで食感が最高。麺自体の味というより、とにかく食感がいいんです。小麦アレルギーではないですが、米と澱粉(と水)だけでこんな麺が作れるなんて驚きです。この麺をラーメンの麺にしたらどうなるんだろう? 普通のビーフンと違って太くて食感も良く、僕は気に入りました。
あと、にんにくは絶対に入れた方がいいです。スライスを入れなかったことを後悔し、代わりにガーリックパウダーを入れました。
やはりしょっぱさは控えめで、食塩相当量2.8gというのは本当だと思います。
肝心の辛さは??
で、肝心な辛さですが・・・
ちゃんと辛いです!日本で一般的に『激辛』と謳われるレベル。
体感的には『陳麻婆豆腐の素』の3倍くらいあるいはペヤング激辛やきそば(赤パッケージ)と同等くらいなイメージです。同時に食べ比べたわけではないので、あくまでもイメージですが。
激辛マニアな方達には日常的な辛さでしょうが、激辛を謳うなら最低これくらいは辛くないとダメですね。 さすが本場の『爆辣』です。

最後に、豆のようなものを発見。具としては入れていないので、黄豆醬の大豆か何かでしょう。食べてみたらふにゃふにゃで、味はよくわかりませんでした。

【まとめ】
横浜中華街の片隅で見つけた謎の『新疆炒米粉』。 実際に食べてみた感想をまとめると……
- 麺のクオリティが凄い: うどんのような太さともちもち食感は、普通のビーフンの概念を覆すレベル!
- 塩分控えめで: しょっぱすぎない「いい塩梅」は、健康を気にする僕にも嬉しい驚きでした。
- 辛さは本物: 「爆辣」の名に恥じない本場中国の刺激!
次に作る時は、たっぷりのニンニクスライスを入れて作りたいと思います。
辛いものが好きな方は、ぜひ中華街のディープな店を覗いてみてください!
amazonで別メーカーの『新疆炒米粉(爆辣)』は見つけました。⬇︎
