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味の素『今夜はてづくり気分 麻辣麻婆豆腐』

麻辣麻婆豆腐 辛い食品の話題
辛さ満足レベル:
旨さ満足レベル:
※レベル表記方法についてはこちらのページを。

僕は、国産の麻婆豆腐の素はあまり買わないのですが、今回は『麻辣麻婆豆腐の素』ということで興味があったので買ってみました。
国産の麻婆豆腐は、糖類が沢山使われていて”豆腐の甘味噌煮込み”状態になっているものがけっこう多いので・・・。 

味の素といえば『Coock Do(クックドゥ)』シリーズの麻婆豆腐があったと思いますが、この”今夜はてづくり気分”シリーズはレンジを使って手軽に手作り風の料理が作れるというコンセプトのコンビニ専売商品らしく、麻婆豆腐以外にも、グリーンカレー、参鶏湯、ミネストローネ、スンドゥブチゲなどがラインナップされているようです。

味の素の辛さレベル表記では、なんと5段階中の”5″の辛さとなっています!!

『麻(しびれ)と辣(辛さ)がクセになるうまさ。四川山椒と熟成豆板醤の、本格的なひき肉入り麻婆豆腐の素です。』と書かれています。 

まあ、”辛さがクセになる”的なキャッチコピーが書いてある商品で辛味が強い(激辛)ものに出会ったことはないですけどね。

しかし、辛さレベル最強の”5″ということなので、少しは期待しようではないですか!

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麻辣麻婆豆腐とは?

麻辣麻婆豆腐の”麻辣(マーラー)”とは・・・。 
麻辣の”麻”は、麻味(マーウェイ)と言って花椒(四川山椒)の痺れの事を表します。
麻辣の”辣”は、辣味(ラーウェイ)と言って唐辛子の辛さの事を表します。
要は辛くて痺れる味の事を言います。
日本に四川料理を持ち込んだ陳建民さんは、日本で麻婆豆腐を作るにあたって、辛さと痺れを省きました。当時に日本人には花椒の痺れや唐辛子の強烈な辛さは到底受け入れられなかったでしょうし、それ以前に日本では花椒自体が食材として手に入らなかったのもあるかもしれません。
その日本人向けにアレンジされた『マーボードーフ』は日本人に受け入れられ、日本の中で進化をしていきました。 それが日本式麻婆豆腐と呼べるものだと思いますが、本場四川のものとは別の料理というくらいに違います。 日本人は砂糖が好きですから、日本式麻婆豆腐も砂糖や甜麺醤が入った甘いものが多いです。ケチャップを使ったりする事もあります。
しかし、四川の麻婆豆腐は基本的に砂糖を使わないので甘ったるさはありません。甘さは、豆腐やお肉、油などからでる自然な甘みだけです。
そして、大きな特徴が”麻辣”ないのです。
麻婆豆腐のことを麻辣豆腐(マーラードウフ)と呼ぶこともありますし、麻辣豆腐という名前でメニューを出しているお店もあります。

麻婆豆腐と麻辣豆腐は同じものです。 

でも、どちらかというと”麻辣豆腐”は、その名の通り”麻辣”を生かした本格的な”本場の麻婆豆腐”のことを指します。日本式や広東式の麻婆豆腐は麻辣(花椒の痺れと唐辛子の辛さ)が利いていないので、麻辣豆腐とは呼べませんしね。
麻婆豆腐の元祖である『陳麻婆豆腐』は、1956年に中国の国有企業となり、その後『麻婆豆腐』という名称を、麻婆豆腐本来の意味合いになる『麻辣豆腐』という名称に解消しようという動きがあったらしいですが、昔から慣れ親しんだ麻婆豆腐という名称を変えることはできず、結局は現在でも『麻婆豆腐』と呼ぶのが通常となっています。

麻婆豆腐の”麻婆”は、”痘痕(あばた)のあるお婆さん”という意味で、麻婆豆腐を初めて作ったおばあさんがそういう容姿だったことからそう呼ばれるようになったということですが、痘痕を表す”麻”と、痺れを表す”麻”が、たまたま同じ文字で紛らわしい(?)ので、料理の特徴を表している”麻辣豆腐”に名前を変えたかったのかもしれません。
まあ、今まですっと慣れ親しまれてきた”渋谷センター街”を、急に「”バスケットボールストリート”と呼んでくれ!」と言われてもなかなか受け入れられないのと同じですよね。 
僕は、麻辣豆腐でも麻婆豆腐でもどっちでもいいですけどね。おいしければ。

“麻婆”さんは、それで良かったのだろうか?

ところで麻婆豆腐を作っていたお婆さんは、自分が”麻婆(あばた顔の婆さん)”と呼ばれていたのを知っていたのでしょうか?
もしかしたら本人は顔に痘痕があることを気にしていたかもしれませんし、お客さんが陰でそう呼んでいただけかもしれません。もちろん、おいしい豆腐料理だったので親しみを込めて呼んでいたのだとは思いますが。

元々、麻婆豆腐は红烧豆腐(ホンシャオドウフ)と名付けていたらしいのです。
でも、お客さんの間では、痘痕顔のお婆さんが作る豆腐料理という意味の『麻婆豆腐』と呼ばれて広まっていったそうです。 なので、それを知ったお婆さんは、開き直って『麻婆豆腐』と呼ぶことにしたのかもしれません。

仮に、红烧豆腐を作った人が、背が小さくて太ったハゲたおじさんだったとしたら、『小胖禿豆腐(チビデブハゲ豆腐)』とかになっていたのかもしれませんねぇ。

話がそれました。

どこで買った? いくらだった?

セブンイレブンにて購入しました。
価格は税込みで197円でした。
1パックで一人前の麻婆豆腐が作れます。

何ヶ月も前に買ったものなので、まだ発売されているかどうかは不明です。
食べるのを忘れてて、戸棚の奥から出てきました。

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原材料やカロリーなど

砂糖が多めに使われていて、さらに甜麺醤やごま油も使われて入るものの、なかなか本格的な原材料です。
なかなか期待できるかも。
というか、この商品は味の素が作ってるんじゃないんですね。製造者は福島県の清水食品となっています。
清水食品は、味の素の子会社とかではないようですが、全く関係がないわけでもないようです。まあそこはどうでもいい話ですね。

カロリーは146kcalです。

豆腐が半丁で110kcalだとしたら、この麻婆豆腐1食分のカロリーはだいたい250kcalくらいです(なにもたさない場合) さらに、白飯をつける場合、白飯200グラムあたりのカロリーは130kcalですので、全部(麻婆豆腐と白飯)で380kcalということになりますね。 そう考えると意外とカロリーは高くないですねー。 塩分も2.2グラムですし。

なぜ『まあぼ豆腐』なのか?

ところで、余談にはなりますが、この商品の原材料欄に記載されている品名は『まあぼ豆腐の素』となっています。
なぜひらがなで『まあぼ』なのか? 疑問に思いませんか?
これは「食品表示法」で定められた「食品品質表示基準」では、そう書かなくてはいけないようなのです。 少なくとも国産の麻婆豆腐の素の品名は『まあぼ豆腐の素』と記載されています。 しかし、中国産などの輸入物の麻婆豆腐の素は中華合わせ調味料となっていたりします。その違いはなんだ?

で、そう記載しなくてはいけない事はわかったけど、なぜひらがなで「まあぼ」なのか?
調べている人がいらっしゃいましたよ↓

「まあぼ豆腐のもと」とは何か|鈴木せりふ
丸美屋の麻婆豆腐の素。麻婆豆腐の素と聞いて多くの人がイメージする、スタンダードなパッケージだと思う。 見慣れきったこのパッケージだが、裏面の原材料の一覧表の中に、見慣れない言葉がある。 品名:まあぼ豆腐のもと 「まあぼ豆腐のもと」。麻婆豆腐...

まあ、あくまでも推測の域を出ない感じではありますが、僕もこの推測どおりだと思いますね。

作り方

レンジで作れるのは良いです。手軽です。
麻婆豆腐って、ちゃんと作ろうと思うと意外にめんどくさいんです。
材料揃えるのもそうですし、油も使うので洗い物も大変ですからね。

この麻婆豆腐の素は、開封前によく振って混ぜてから使うことが推奨されています。
さらにラップは二重にかけないといけないらしいです。(重要らしく、赤文字で書かれています!)

豆腐は1丁を用意することになってますが、1丁が150グラムになってますね。
僕にとっての豆腐の1丁は400グラムなんです。 でも、グラム数で150グラムと書かれているので、150グラム基準で用意します。
豆腐の1丁は何グラムだというのは定められていないんですよね。あやふやなんです。
要は、一塊を1丁と呼ぶらしいので、同じ1丁でも100グラムだったり100グラムだったりするわけです。 だから、料理のレシピで豆腐○丁という記載はしたらいけませんね。あくまでもグラムで記載しないとだめだと思います。

ということで、豆腐は僕がいつも自分で麻婆豆腐を作る時に使っているアサヒコというメーカーの木綿豆腐『大地と海の恵み豆腐』を使います。

消泡剤不使用のナチュラルな豆腐です。 麻婆豆腐にはちょうどよい味の濃さです。
麻婆豆腐は、あまりいい豆腐(味が濃いやつ)を使うと、豆腐の味が主張しずぎてバランスが崩れてしまうのです。(まあ、好みではありますが)

このアサヒコの『大地と海の恵み豆腐』は2個分けになっているので使いやすいんですが、1個が175グラムなんですよね。
僕は麻婆豆腐1人前に対して、豆腐は200グラムを使いたいので、僕が麻婆豆腐を作る場合にはちょっと少ないんです。
今回の麻婆豆腐の元には豆腐150グラムを使うということなので、逆に25グラムくらいはオーバーしますが、それくらいなら許容範囲だと思います。

では、作ります。

豆腐は手でちぎって入れます。 これは僕のこだわりです。
包丁で切ったほうが見た目はきれいですが、手でちぎったほうが豆腐の断面に麻婆豆腐の味が絡みやすく染み込みやすくもなります。 見た目もワイルドになりますしね。麻婆豆腐は宮廷料理とかではなく、本来は肉体労働者の為の食べ物だったわけですし、見た目は上品じゃなくてもいいんです! 

麻婆豆腐の素を豆腐の上にかけて・・・・

油は控えめな感じです。色合いもちょっと明るめの茶色です。
軽くかき混ぜて、豆腐となじませます。


そして、二重にラップをかけて、電子レンジで温めます。

うちの電子レンジは500Wなので、加熱時間は2分30秒です。

おっと、その前に! 豆腐だけじゃちょっと寂しい!
麻婆豆腐は緑の彩りもほしいです。 
なので、僕は期待を込めて葉ニンニク(冷凍)を奮発して入れてみました!
葉ニンニクが手に入らない人は、ネギやニラを入れるといいかもです。

できあがり!

わー、ほんとに麻婆豆腐が飛び散りまくってる!!!

ここまで飛び散るとは思いませんでした。 でも、ラップは一重で良い気も・・・。

できあがり。 色合いは悪くないです。
加熱前は油感はなかったのですが、加熱後は赤い油が浮いてきました。

本格的とは言えませんが、悪くはない味です。
豆板醤と豆鼓が主体の本流に近い味わいで、葉ニンニクもなかなか合います。
まあ、豆板醤の風味に少し物足りなさは感じますが、味は良いです。
日本のメーカーの麻婆豆腐の中では、本場風に仕上がっている感じはあります。 中村屋の麻婆豆腐の素にも似たような感じです。
そして、想像していたよりも甘さは控えめでした。まあ、甘いには甘いんですが、白飯は欲しくなるレベルです。(僕は、甘すぎる麻婆豆腐を食べても白飯は欲さないのです。)

豆鼓はかなり細かく刻まれて入っていて、挽き肉の大きさも少なく存在感はないです
挽き肉の量自体も少なすぎる感じです。
パッケージには『あらびき肉入り』と書かれていましたが、挽き肉の粒は小さいので、粗挽き肉というよりは細挽き肉と言ったほうがよいくらいです。

辛さは?

辛さは、味の素社基準で5段階中の”5″ではあるんですが、びっくりするほど辛くないです。
まあ、レトルトカレーの辛口レベルくらいの辛さはありますけどね。
辛さに弱い人は「辛〜い!」とか言うかもしれませんが、麻辣というにはちょっと遠慮しすぎなレベルです。
花椒も弱いです。 多少は痺れもありますが、弱いです。
“麻辣麻婆豆腐”という商品名にするのであれば、もっとしっかり麻辣を利かせたほうがいいのではないかと思ったりします。 
昨今の麻辣ブームによって麻辣好きな人は増えてきていると思いますし、この商品をわざわざ買う人はきっとそこそこの麻辣を求めていると思うんですよね。
まあ、そういう人は、自前で唐辛子や花椒は持っていたりするとは思いますけどね。

そう考えると、麻辣初心者を含む一般向けの麻辣はこれくらいの麻辣レベルじゃないといけないのかもしれません・・・。 でも、麻辣の虜になるためにはもっとしっかりした麻辣じゃないと中毒性には欠けると思います。

もうちょっとしっかりした麻辣を期待してたんですけどね。

アレンジするとしたら?

お約束なアレンジとしては、追い花椒や追い唐辛子はもちろん、ガーリックパウダーやおろしニンニク、七海涼辛子などのスタンダードな味変。(勝手に”七海涼辛子”をスタンダードにする奴!)

あとは、納豆を追加しても良いと思います。
そして、あくまでも想像ですが、このタレをご飯と一緒に炒めたら麻婆風炒飯になりそう。その際は豆腐は入れずに、卵とネギや焼豚や挽き肉を追加すると良いかも。

調理済みの商品なので、醤油ラーメンにかけて麻婆風ラーメンとか、蒸した鶏にかけて口水鶏(よだれ鶏)風とか、お湯切りした麺にかけて汁なし担々麺風など、色々アレンジはききそうです。

あとは、電子レンジでつくらないで、敢えて中華鍋で作るとさらに風味高くなるのではないかと思います。(予想ですけど)

意外と低カロリーだし、一人前を簡単に作れるので、一人暮らしには良いですね。

この麻婆豆腐が好きという人は、以下の麻婆豆腐も気に入ると思います。

レンジで作れる!横浜中華街の京華樓の麻婆豆腐の素↓

↓こちらは定番!!!

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