辛さ満足レベル:
旨さ満足レベル:
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香港の名門『李錦記』が作る「四川式火鍋の素」
日本でもお馴染み、オイスターソースの元祖としても知られる香港の調味料メーカー『李錦記(リキンキ)』。日本のスーパーの中華食材コーナーに行けば、必ずと言っていいほど『李錦記』の製品を目にするほど浸透しています。
それもそのはず、現在の日本での輸入販売元は日本の大手食品メーカー『エスビー食品』。以前はユウキ食品が扱っていましたが、現在はより身近な存在になっていますね。
今回は、その李錦記の「四川式火鍋の素」を購入してきました。四川式と謳われてはいますが、香港のメーカーが手掛けるものなので、もしかすると広東風のアレンジが加わっているかもしれません。辛さレベルは5段階中の「5(辛口/HOT)」とのこと。さっそくチェックしていきましょう。

原材料をチェック:意外な隠し味も?
原材料を見てみると、意外にもシンプル。塩蔵唐辛子をメインに、醤油などで味が整えられています。

特筆すべきは「油の少なさ」です。本場・四川式の麻辣火鍋といえば、麻婆豆腐と同様に植物油や牛脂が原材料のトップにくるほど「油」が主役。しかし、この製品はけっこう控えめな印象です。
また、豆板醤の記載はなく、代わりに「中華大豆みそ」がその役割を果たしているようです。(もしかしたら豆板醤を中華大豆みそと記載してるだけ?)
さらに興味深いのが「ガランガル」の存在。東南アジア料理でよく使われる生姜の仲間ですが、中華料理に入るのは珍しい気がします。生姜の代用なのか、独特の隠し味なのか……。一方で、五香粉のような中華特有のスパイス感は抑えられているようです。
砂糖は下の方に記載されているので隠し味程度に使用されていると思われ、甘みづけのためではないと予想されます。
一応『本場の火鍋の素』という説明がされています。

調理
濃縮タイプで内容量は70g。700mlの水で薄めて、約2〜3人前の鍋が作れます。
袋を開けてみると、熟成度の浅い豆板醤のような鮮やかな赤色!もちろん無着色です。
ちょっとわかりづらいですが、袋を開封して中身を写してみました⬇︎

いい色! おいしそう。 もちろん無着色ですよ。
熟成度の浅い豆板醤の色をしています。 テクスチャーも柔らかめ⬇︎

水で薄めても色は良いですが、やはり表面を覆い尽くすような油はありません。⬇︎

ちなみに、本場(四川)の麻辣火鍋の素の場合はスープの表面が全て油で覆い尽くされるほど油たっぷりです。
⬇︎こんな感じ

ジャンクとヘルシーの狭間で……
本場の麻辣火鍋は、罪悪感を感じるほどの油の量が美味しさの秘訣だったりします。「体に悪い」と分かっていても食べてしまうのがジャンクフードの醍醐味ですよね。僕も普段からジャンクなものを食べる分、運動や他の食事で「無駄な抵抗」を試みながらバランスを取るようにしています(笑)。その点、このスープは油が少なく、かなりヘルシーに感じます。
今回入れた具材
キャベツ、白菜、ニラ、にんにく(丸ごと)、キクラゲ、長ネギ、つみれ、豚肉、牛肉、えのき、豆腐、春雨、餃子。
日本の鍋物にも使うような一般的な具材ばかりです。 というか僕が麻辣火鍋を食べる時はいつもこんな具材です。 場合によっては牛ホルモンも入れたりしますよ。
できあがりはこんな感じ⬇︎

本来の火鍋は、日本のしゃぶしゃぶのように具材をサッと湯通しして食べるのが主流ですが、僕は具材がクタクタになるまで煮込んで、味がしっかり染み込んだ状態で食べるのが好みです。そのため、タレなどは付けずにそのままいただきます。
実食:ヘルシーで万人受けする味わい
食べてみると、花椒の痺れ(麻味)や五香粉のクセは控えめ。油も少ないので、後味はとてもスッキリしています。

味の濃さや塩味もちょうど良く、コッテリ感はありません。美味しいのですが、正直「本場四川のパンチ」を期待すると少し物足りなさを感じるでしょう。やはり香港メーカーらしく、誰にでも好まれる広東風の味付けにアレンジされている印象です。
先日食べた無印良品の「養生鍋」⬇︎に似ているかもしれません。
辛さは?
激辛好きや四川の痺れを求める人には優しすぎますが、辛いものが苦手な人にはしっかり辛い、という絶妙なライン。
パッケージにあるように辛さレベルが5段階中の5となっていると構える人もいるかもしれませんが、たいして辛くないです。 日本のレトルトカレーの辛口が食べられる人なら平気なんじゃないかなと思います。
なんと言っても安心感!
李錦記ブランド、そしてエスビー食品の取り扱いというダブルの安心感があります。
僕は普段は中国の四川から直輸入された油たっぷりの怪しい麻辣火鍋の素を使ったりしています。
なんだかんだあまり品質的に信用できないんですよね。 「この牛脂、大丈夫か?どこの牛の油だろう?」とか、工場の衛生状態とか大丈夫かなとか、たまに心配になることもあります。(多分大丈夫だと自分に言い聞かせてます。)中国の食品にはたまに余計な物が入っているんですよね。髪の毛とかプラスティックとかステッカーとか(笑)⬇︎

なので、日本の大手メーカーや商社が輸入してる商品は個人的には安心感があります。
あ、もちろん中国の大手メーカーは比較的信頼しています。白家(Bai Jia)とか『海底撈(Hai Di Lao)』とか『小肥羊(Xiao Fei Yang)』とかね。
総評
李錦記の『四川式 火鍋の素』
本格的な四川火鍋を求める人よりは、「クセがなくて、スッキリと辛い鍋を楽しみたい」という方にぴったりの一品です。
なによりも李錦記とエスビー食品という安心感がありますから!笑
ちなみに、同シリーズで辛くない「広東式火鍋(清湯スープ)」も出ているようなので、そちらも気になるところです。(僕は未食、というか清湯スープはあまり興味ないw)

