2021年12月26日、東京羽田のライブホール”Zepp Haneda”にて、横浜銀蝿一家が集結したライブイベント『銀蝿一家祭2021〜令和 冬の陣〜』が開催されました。
私、藤崎涼は、銀蝿一家のアーティスト(Johnnyさんのソロ、嶋大輔さん、紅麗威(紅麗威甦)、麗灑さん、矢吹薫さん)のドラムサポートを担当させていただきました。
僕は、2007年の紅麗威甦(グリース)復活ライブのサポートドラマーを務めさせていただいたのをきっかけに、紅麗威のドラムサポートを14年にわたって担当させていただいております。
そのほか、横浜銀蝿のTAKUさんとバンドを組ませていただいたり、TAKUさんや翔さんのドラムサポート、矢吹薫さんのソロライブのドラムサポート、麗灑さんの復活ライブのドラムサポートなど、銀蝿一家のアーティストさんとは色々ご縁がありました。
さらに『湘南銀蝿』『嵐ちゃんとペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』など、横浜銀蝿関係のドラムサポートもさせていただいておりました。
そして、この度『銀蝿一家祭2021』で横浜銀蝿一家のドラムサポートを任命されたのです。
出演者は、横浜銀蝿40th、嶋大輔さん、紅麗威(紅麗威甦)、麗灑、矢吹薫、そして横浜銀蝿のJohnnyさんのソロと、まさに横浜銀蝿一家ファン必見のイベントでした。
チケットはソールドアウトで、急遽ライブ配信が決定されるという大盛況のライブでした。
僕は、リハーサルでは色々緊張しましたが、本番はまったく緊張せずに楽しく演奏させていただきました。
ドラムに関しては、なるべく原曲に忠実に演奏するようにしました。
ファンの方を「そうそう、それ!」とニヤリとさせるような演奏をしたつもりです。
ドラムサウンドに関しては、80年代のサウンドを再現しつつも、さらにブラッシュアップする感じを意識しました。まあ、自己満かもしれませんけどね。 でも、ミュージシャンは自己満も大切です。
銀蝿一家祭2021 バックバンド『圭介バンド』
僕は、銀蝿一家祭サポートバンド『圭介バンド』のメンバーとして、横浜銀蝿40th以外の全アーティストのドラムとコーラスを担当させていただきました。
バンマスの菊地圭介さんは、1980年代当時の横浜銀蝿一家のサポートキーボーディストだった方で、当時の『銀蝿一家祭』にも参加されていらっしゃった方です!さらに、THE ALFEEのサポートや北京オリンピックのテーマ曲の作曲をされていたりと、色々すごいお方なのです。
ベースのDOH-KさんとギターのJACKさんは、90年代にビクターよりデビューした『SPLASH』というバンドのメンバーで、僕はその『SPLASH』のCDを買って聴いていたことがあるのです。(僕が昔所属していたプロダクションの先輩ドラマー山﨑彰さんがSPLASHのメンバーだったのです。)
僕が昔CDで聴いていた先輩ミュージシャン達と共演することになったわけです!
もう一人のギタリスト夏井詠悟さんは、紅麗威のサポートギタリストでもあるのですが、僕とは『藤田和見&The Gold Gear』や色々なレコーディングやセッションで一緒に活動しています。
記念写真!!
本番前に、横浜銀蝿のTAKUさんと一緒に写真を撮っていただきました!
TAKUさんの黒革ジャンに白いドカン姿は、昔の横浜銀蝿時代の定番ファッションですが、最近ではこの格好はされていらっしゃらないと思うので超貴重なショットです。僕も思わずニヤけております。
ちなみに、僕のステージ衣装は、ファイヤーパターンが袖に刺繍されたZildjianのボーリングシャツ(?)です。お気に入りの衣装です。
このシャツは、洗濯機で洗ってもアイロンをかけなくてもバッグに無造作に詰め込んでもまったくシワにならないのです!色々なライブで着ているので、見たことがある人も多いかもしれません(笑)
横浜銀蝿のオリジナルメンバーと一緒に記念撮影!
紅麗威のメンバーとも!
僕の紅麗威のサポート歴は、紅麗威甦復活ライブから数えて14年になるというのに、こうやってメンバーの皆さんと一緒にちゃんと写真を撮っていただくのは初めてかも!
使用機材(ドラムセット)
銀蝿一家祭で使用したドラムセットを紹介します。
YAMAHA BIRCH CUSTOM ABSOLUTE(Hot Pink Sparkle) BD 22″ X 16″ TT 8″ X 8″ TT 10″ X 9″ TT 12″ X 10″ FT 14″ X 14″ SD 13″ X 6″(YAMAHA BIRCH RYO FUJISAKI CUSTOM MODEL)
80年代っぽいサウンドの再現を意識して、当時流行したヤマハのYD9000というドラムと同じバーチ材を使ったドラムセット”ヤマハ バーチカスタム アブソルート”を使いました。
ヤマハのドラムラック(HEXRACK)を使用してセットしています。
タムは小口径ながらも深胴なので、音にもしっかり深みがあります。
8インチタムをセットした理由は、Johnnyさんの大ヒット曲『ジェームスディーンのように』のイントロのドラムフィルを再現したかったからです。(わかる人にはわかる)
ドラムの色は、”ホットピンクスパークル”という色で、ロックンロールなお祭りにふさわしいカラーだと自負しています!
「いい色だね」とよく言われます。もちろん、肝心のサウンドの評判も良いです。
このカラーは、特注とかではなく、昔のヤマハのカタログにあったカラーです。だけど、日本国内でこのカラーのドラムセットを持っているのは僕だけかもしれません。
スネアドラム
スネアドラムは僕のシグネイチャーモデルで、色も特注です。(イエローゴールドスパークル)
R.F.のステッカーは『Ryo Fujisaki』のマークで・・・ というのは冗談で、『Rat Fink』というアメリカのネズミのキャラクターのステッカーです。市販品なのですが、たまたまラメ感が全く同じだったので貼ってみたらしっくりきたんです。
元々はウッドフープだったのですが、ステンレスフープに換装しました。
口径は13インチですが、深さは6インチと深めです。
使用シンバル
Zildjian Cymbals Zildjian Sound Lab Prototype K.RIDE 21" Zildjian Sound Lab Prototype K.Hi-Hats 14" Zildjian K Custom Hybrid Splash 9" Zildjian Sound Lab Prototype K.Crash 16" Zildjian K Custom Hybrid Crash 17" Zildjian ORIENTAL China Trash 12" Zildjian PLATINUM Swish 16"
シンバルは、Kジルジャンがメインです。
スプラッシュシンバルに関しては、矢吹薫さんのセットリストの中にAOR的な楽曲があり、どうしてもスプラッシュシンバルを使いたい(原曲には使われていないが)と思ったので、そのためにセットしました。
チャイナ系シンバルは2段でセットしています。
同じ大きさのように写っていますが、
上段が、12インチのZildjian ORIENTAL China Trash。
下段が、16インチのZildjian PLATINUM Swishです。
China Trashは減衰の短めのアクセント、SWISHは減衰の長いアクセント、で使い分けています。
ちなみに、シンバルワッシャーは、フェルトではなく全てCympad(シンパッド)を使っています。
ドラムヘッド(aspr)
ドラムヘッドは全てアサプラ(ASPR)で、タム類とバスドラムはLCシリーズ、スネアドラムの打面のみSLシリーズを張っています。
タム類は完全ノーミュートです。いい音で鳴ってくれてました。
スネアドラムにはリングミュートを載せて、なるべく80年代っぽいドラムサウンドを目指してみました。
ASPR(アサプラ)のLCシリーズのドラムヘッドを使うことにより、ノーミュートでもサスティンがほどよくコントロールされます。
1980〜1990年代頃は、スネアドラムやタムタムに折り畳んだティッシュペーパーをガムテープで貼りつけてミュートし、サスティンを消したサウンドが流行っていたと思いますが、わざわざそういうことをしなくてもサスティーンがいい具合にコントロールでき、且つノーミュートなのでしっかり鳴ってくれます。
スネアドラムにはあえてリングミュートを載せています。近年の音楽はスネアドラムはノーミュートのスネアドラムサウンドが好まれているようですが、僕はリングミュートのサウンドも好きです。
昔は”困った時のリングミュート”とか言って、スネアドラムのチューニングがなかなか決まらなかった時に使ったりもしてました。 リングミュートを使うと音がまとまるんです。
その他の器材
ドラムケースはPROTECTIONracket(プロテクションラケット)です。
自分の車でドラムを運搬するときはハードケースだとガタガタうるさかったりするので、プロラケのソフトケースかセミハードケースを愛用しています。
ちなみにバスドラムの中には、プロラケ(PROTECTIONracket)のバスドラム専用ミュートを入れています。
バスドラムのミュートはこれ↓だけで充分なのです!(昔は毛布とかを入れたりしてたなぁ)
ドラムマットも、もちろんYAMAHA(DM2016)です。
譜面は iPadを使って表示させています。
iPadは、コーラス用のマイクスタンドに専用のホルダーを使ってセットしています。
iPadの譜面を使ってしまうと、もう紙の譜面には戻れません・・・。
iPad譜面システムについての詳細はこの記事を!↓
今回、曲はだいたい覚えていたのですが、なにせロックンロールはシンプルなスリーコードの曲も多いので、間奏などで油断をすると今自分が何の曲をやっているのか飛んでしまったりして曲の構成を見失ってしまうことがあるので、念の為にセットしています。
あとは、曲に入る前にメトロノームでテンポ確認をするのにもiPadを使っています。
譜面台を置く必要がないので、側から見ても譜面を見ている感じがしないと思います↓
ドラムセットの横にはタムケース(HARDCASE)を置いてテーブル代わりにして、その上にステージドリンク、タオル、チューニングキー、スマホなどを置いています。
フロアタムにはスティックバッグをぶらさげています。
スティックバッグも、もちろんヤマハ!
僕は、ドラムを演奏するときは裸足なので、靴を脱ぎます。
ドラムペダルはヤマハのFP-9です。シングルペダルで、チェーンドライブをベルトドライブに変更してあります。
こう見ると、僕の椅子の高さがよくわかります。床に対して膝の角度が45度くらいの角度で下がっています。
椅子は高く、そしてドラムの打面は水平に近いんです。
シンバルも水平に近いです。(タムもシンバルもわずかに自分の方に傾けています。)
ちなみに、紅麗威だけの時はYAMAHA PHXのセットを使っています。
銀蝿一家関連の参加音源など。
僕がレコーディングに参加した銀蠅一家の音源を紹介します
紅麗威(グリイ)による “紅麗威甦デビュー30周年 アニバーサリー・アルバム『俺たち最後のロックンローラー』のドラムを担当させていただいております!
横浜銀蝿リーダーの嵐さん(嵐ヨシユキさん)の還暦記念ソロアルバム”生涯現役”のドラムも担当させていただいております。
ということで・・・・
2030年にまた横浜銀蝿が『横浜銀蝿50th』としてオリジナルメンバーで復活し、そして『銀蝿一家祭』が開催されることを願って・・・・。
永久ロック!
おまけ:ロックンロール恋占い PUNK Ver.
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