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ヤマハの最新ハイハットスタンド『HHS9D』レビュー(ドラマー藤崎涼)

お勧め

ヤマハの新しいフラッグシップハイハットスタンド『HHS9D』が2014年5月にリリースされましたので、ヤマハドラマーの私(藤崎涼)も早速導入しました。

僕は試奏もせず、いきなり本番で使ったのですが、色々いい!!!

ファーストインプレッションは以下の通り。

★カッコいい!!(重要です。)そして、見た目がすっきりしている。

★アクションがスムーズで静か。(今までのもうるさかったわけではありませんが)

★各所のブレ(遊び)がなく、踏み心地最高。

★調整できる箇所が多く、自分好みに色々細かく調整できる。

★セッティングや収納が楽!!角度など色々調整したものを全部保ったままで持ち運びや収納が可能。

というのが大まかな感想です。

新しく、魅力的な機能を色々と見ていきましょう。

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デザインがいい、かっこいい!!! 

ヤマハのフットペダル『FP9シリーズ』と同じデザインコンセプトです。

これがヤマハのフットペダル『FP9』⬇︎

そして、これがHHS9D!!⬇︎

ちょっとわかりにくい??? わかりにくいほどシンプルなのです。

ちょっとわかりにくいのでオフィシャル画像を・・・
こんな感じ!!⬇︎

所々にさりげなく入る青いパーツがかっこいい!!

楽器は見た目も大切! 客席からは見えない場所ではありますが、自己満足は大切です!
足元を見るたびに、気分が上がること間違いなし!(大袈裟)

ということで、やっとキックペダル(FP9シリーズ)とお揃いになりましたよ!

⬆︎FP9シリーズのツインペダル『DFP9C』と並べても美しい。
美しすぎて、靴で踏むのを躊躇するくらいです!! まあ、僕はドラムを演奏する時は靴を脱ぐんですけどね。

今までは、こんな感じでした⬇︎

このように、左右のペダルのフットボードのデザインが違ってたんです。
この↑ハイハットスタンドは、HHS9Dが出る前にフラッグシップモデルだった『HS1200T』です。(とは言ってもHS1200Tは2024年7月現在、まだ現行モデルです。)

個人的には、キックペダルとハイハトスタンド共にフラッグシップモデルを使っているのに、足元のプレートのデザインがバラバラなのが気になってたんですよ。もちろん演奏には全く支障はないんですが、単に見た目が笑

FP9シリーズのキックペダルが発売されたのが2019年5月でした。
このキックペダルは、僕が過去に色々使ってきたペダルの中で一番使いやすく、一番気に入っています。

ヤマハの新しいドラムペダル(FP9 シリーズ) - ドラマー涼の激辛ブログ『Eat with fire!』
ヤマハの新しいドラムペダルがリリースされました!!!FP9シリーズです。YAMAHAFP9D価格:31,968円(2019/5/2813:32時点)感想(0件)ヤマハが新しいドラムペダルをリリースするのは10年振りです。今回のペダル開発にあ...

そして、今回の新しいハイハットスタント『HHS9D』がリリースされたのが2024年5月。
FP9と同じフットプレートのデザインのハイハットスタンドが出るまでに5年かかったわけですね。
ヤマハとしても、もっと早くリリースしたかったのかもしれませんが、キックペダルに見合う最高のハイハットスタンドを追求した結果、5年の歳月がかかったのかもしれません。

このように足元のペダルのデザインが統一されて満足です⬇︎

FP9シリーズのキックペダルと同じ、鏡面加工のフットボード。
所々に青いパーツがアクセントで入っていてかっこいいです。 
スポーティーな感じ。 高級感もある!(というか高級です!)

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明らかに演奏しやすくなった!

今までのハイハットスタンドに不満があったわけではないのですが、新しいスタンドになってさらに使いやすさが顕著に出ています。 進化を感じさせます!

クローズ時の音のキレがあり、またハーフオープンの微調整がしやすいです。
ペダルが足裏に素直についてくるので、コントロールしやすいです。

僕は、ハイハットシンバルのトップとボトムの隙間はあまり開けないんです。(2〜3cmくらいかな)
ハイハットを踏んで「チャッチャッチャッ」と刻むこともよくやるので、あまり開きすぎないようにしているんです。
そういう演奏をする時も、このペダルはちゃんと足の裏にプレートが吸い付いてきますし、踏み込んだ時に狙った位置で気持ち良く音が鳴ってくれます。

たまにリハスタで他社のハイハットスタンドを使うこともありますが、思ったタイミングで音が鳴ってくれないことがあるんです。まあ、色々な人が使うのでスプリングが劣化してたりとか、動きがスムーズじゃないとか、色々劣化はあるでしょうけど。 あとハイハットをオープン(アップ)する度に「カコン、カコン」とうるさかったり、ペダルがガチャガチャ鳴ったりすることがあります。

しかし、このスタンドはそういう事がありません。 操作がスムーズで、余計なノイズが気にならないです。 ストレスがない! ストレスは自分のテクニックだけ(爆)

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ボールベアリングとダイレクトリンクにより、さらに素早い操作が可能となった

FP9シリーズのキックペダルと同様に、ペダルのヒンジ部とダイレクトリンクシステムにボールベアリングを使用し、スムーズな動きを実現しているとの事。 ノイズも抑えられています。



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『スイベルレッグ』で脚の角度が自由自在!

脚は2本で、それぞれ独立して個別に角度を変えることができ、セッティングの自由度が高いです。

⬇︎の画像の矢印の部分にネジ(チューニングキーを使う)があり、それを緩めると左右の脚を自由に動かすことができるんです。

セッティングのスペースが狭い場合も、脚の方向を自由に変えてセッティングができるというわけです。
ツインペダルをセットしたりする時や、マイクスタンドの脚を避けたりとか。セッティングのスペースが狭い現場とかでも大丈夫。

脚をこんな角度にしても安定しています。まあ、こんな角度でセットすることはないでしょうけど。

しかも、脚をどんな角度にしてもスタンドは安定しています。
これはしっかりしたベースプレートのおかげもあるでしょうね。
好みな角度に調整したまま脚を折りたたむことができるので、毎回同じ角度のままのセッティングを再現できます。

スタンドの脚はダブルレッグ(2重構造)になっているのですが、従来のダブルレッグよりも幅が狭く、シングルレッグに見えるくらいにスッキリしています。
これにより、従来の同クラスのハイハットスタンドよりも剛性を保ったままコンパクト化にも成功しているのではないでしょうか。むしろ剛性は今まで以上にアップしているかもしれません。

ツーバスの人は、ハイハットスタンドの脚を畳んで、アダプターでバスドラムに固定したりすると思いますが、その場合でも脚が邪魔にならないようにすっきり収納できます。 

こんな感じ⬇︎(画像はヤマハドラム公式サイトより拝借)

めちゃくちゃスッキリしている!
ちなみに、バスドラムに取り付ける場合のアダプターは別売です。⬇︎


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ワンアクションで収納できるベースプレート

ベースプレート(フットプレート)は上げるだけで折りたためます!!
これはいい!!
今までは、フットプレートを畳んだりセットしたりする時に若干の手間がかかってました。それがワンアクションで折りたためるようになりました。
しかも、折り畳み時にもフットプレートがブレないんです。
ということは、この構造が演奏時のブレのなさにも貢献しているということになるわけです。

今までは、フットプレートを折りたたんだ時にはフットプレートは固定されなかったので、フットプレートの表面がスタンドの金属部分に触れたりしてプレート表面に傷ができやすかったりしたんです。 
でも、今度のはベースプレートがきっちり固定されたまま折りたたまれますし、プレート表面とスタンドが接触する部分には樹脂が付いていて、折り畳み時にプレートがスタンド部分に当たらないようになっています。 傷がつかないように配慮されているんですね!⬇︎

まあ、ドラムセットをずっと同じ場所にセットしっぱなしの人にはほどんと関係のない話でしょうけど、頻繁にドラムセットを運搬をしなくてはならないドラマーには非常にありがたい機能です。

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この機能を待っていた! 脱着しやすいハイハットクラッチ

ハイハットクラッチ「LC9」(Twist to Set Hi-hat Clutch)

ハイハットクラッチの下部をひねるだけで、クラッチナットの脱着が可能になりました!!
これにより、ハイハットシンバルの装着が楽になりました。しかも、演奏中の緩みも心配ありません。

ワンタッチで脱着ができるハイハットクラッチは、他社からは出ていました。 あれってセッティングやバラシの時にとても楽なんですよね。あれって単体でも売られているんですが、「便利だなぁ」と思いながらも、僕はYAMAHAを使い続けてきました。
僕はメーカーに敬意を表して他社の製品は使わないのです。故村上”ポンタ”秀一さんと同じ考えです。(あの方はPearl社でしたが) 
僕はYAMAHAはドラムを始めた頃からの憧れでしたし、「いつかはヤマハ!」だったのが、今でも「ずっとヤマハ」です。 ちなみに、ドラムの前にトランペットをやってた頃もヤマハのトランペットを親に買ってもらって使ってました。ヤマハ銀座店(リニューアルする前のヤマハビルの時)で買ったんだよなぁ。

話がそれました。

で、ワンタッチのハイハットクラッチですが・・・・「ヤマハも早くやってくれないかな〜」と思ってたら、とうとうやってくれました! 
もちろん独自の機構で!!! 
この構造、よく考えたもんですね。 素晴らしい。

ただ、パーツの一部にプラスティック樹脂が使われていて、耐久性はどうなのかと少し心配ですけどね。

ひねるだけで簡単にハイハットクラッチの脱着ができます。
ひねるときの感覚が何だか心地良い!
しっかりロックされるので演奏中にクラッチが緩んできて脱落、なんて心配もありません。
ただ、しっかり「カチッ」と音が鳴るまでロックしないと簡単に抜けてしまうので注意!
ハイハットの揺れ具合は上部の青いナットで調整します。ナットは2つ(二重で)付いているので緩み防止になります。 
また、トップ部分のフェルトと、ボトムの受け部分のフェルトが硬質フェルトの為、ハイハットシンバルの余計なブレを抑える事ができ、クローズ時にもオープン時にもキレの良いサウンドが出せます。

このハイハットクラッチは、単品でも販売されているので、従来のハイハットスタンドに使うこともできます。(品番『LC9』) (多分、他社のハイハットスタンドにも使えますが、要確認。)

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緩み防止機能付き角度調整ナット

ボトムハイハットシンバルの角度を調整するナットは、緩み防止機能付きです。
緩めすぎでナットが落ちてしまうことがない設計になっています。

シンバルカッププロテクターには硬めのフェルトが使われているので、意図した角度や方向にボトムハイハットシンバルを傾けることができます。柔らかいフェルトだと角度が安定しなかったりしますからね。 
さらに一度決めたセッティング(角度)は、下で紹介する『新形状メモリクランプ』により固定できるので、毎回セッティングの度に調整をしなくてすみます。

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新形状メモリクランプ

高さの位置決めだけでなく、回転方向も固定することが可能となり、ハイハットシンバルの角度調整ナットの位置をいつも同じ方向に保つことができます。 これ地味に便利です。

いつも同じセッティングが再現されるので、毎回微調整する必要がなくなります。
脚の方向やスタンドの角度(傾き加減)など、いつもと同じセッティングが楽々再現できるのが素晴らしい。

このように今回のハイハットスタンドは、色々細かいところに改良が見られます。

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回すだけでテンション調整

回すだけでテンション調整ができる『アロイテンションアジャストメントダイヤル』

ダイヤルを回すことにより、ペダルのスプリングのテンションを調節することができます。
インジケーターも付いているので、テンションの強さを視覚的に確認できます。
僕はテンションは強めに設定していますが、踏み込みの重さのストレスを感じる事もなく、スムーズに気持ちよくペダルを踏めます。

このシステムは従来のハイハットスタンドHS1200シリーズにもついていた機能ですが、今回ダイヤルがプラスティック製からアルミになったことによりハイハットスタンドと見た目が一体化され、テンションインジケーターも見やすくなりました


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合計6箇所にあるスパイク!

これは、以前からハイエンドモデルにもついてたのですが、スタンドの脚の先に付いている滑り防止のスパイクです。

ノック式ボールペンのように、ワンタッチで爪(スパイク)が出てくるので、プレイ中のハイハットスタンドの前進を防止してくれます。
このワンタッチ出し入れスパイクは『HS1200T』にも付いていましたし、スネアドラムスタンド『SS950』にもついています。 僕は気に入ってます。

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バスドラムって、たまに演奏中にだんだん前の方にずれていってしまうことがあるんですよね。だから、バスドラムのスパー(脚)にはスパイクが付いているのが普通です。
でも、スネアスタンドやハイハットスタンドも演奏中にだんだんとズレていくことがあります。あれ、困るんですよねぇ(笑) よくスタンドの脚をずれないようにガムテープなどで固定したりしている人をを見ますが、このスパーがあればズレる心配がなくなります。 
ただし、木のフローリングの上とかで使うと床を傷つけてしまうことになりますので、傷をつけても大丈夫なドラムマットやゴムマットの上で使うのが推奨です。

さらに、スタンドの脚のスパイクに加えて、フットプレートの部分にも4箇所のスパイクが付いています。このハイハットスタンドには合計6箇所にスパイクが付いているので、滑り止め対策は完璧!!

このプレートの4箇所のスパイクは、滑り止めはもちろんですが、フットプレートを安定させるために付いています。 フットスプラッシュを多用する人や激しいプレイをする人にはありがたいと思いますよ。
 

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フットボードの角度が調整できる!

⬇︎ここ(黄色い矢印)の部分のボルトを緩める事で、フットボードの角度が調整できます。(ドラムチューニングキー使用)

そういえば、今までのハイハットスタンドって、ペダルの角度調整ができなかったかも。
今まで、ツインペダルを使う時には、ハイハットスタンドとペダル面を揃えるために、ツインペダルのプレートの角度を調整したりしてましたが、今回からはハイハットペダルをツインペダルのプレートの角度に合わせて調整できるようになりました。
個人使用の場合は、一度決めてしまえばあまりいじらない箇所だとは思いますが、重要ですね。

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これって、意外と踏みやすい!

低く設計されたヒールエンド部分。
踵を乗せる部分が、普通のペダルよりも低い(薄い)んです。
これ、キックペダルのFP9にも採用されてるんですけど、原理(理由)はわからないんですが、なぜか踏みやすいんですよ。
今回、同じ形状がハイハットペダルにも採用されたので、踵を下ろした時のポジションが左右同じ感じになりました。
この、”踵部分が低い”ってのはなぜか良いのです。 踵を下ろした時の感覚が自然で気持ち良いんです。
裸足でペダルを踏んでると特にそれを感じます。
逆に今までのペダルはなぜ踵部分が厚かったのかな?と思います。強度とかの問題なのかもしれませんね。 僕はペダルの踵部分は薄い方が演奏しやすいと感じています。 
これにより、ハイハットのフットスプラッシュ奏法とかもやりやすくなったと思います。

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残念な点をいくつか

チューニングキーのホルダーがなくなった
まず、ハイハットスタンドの真ん中当たりに付いていた”ドラムチューニングキーのホルダー”がなくなったのが残念です。

⬆︎これ、地味に重宝してたんですよ。
ただ、チューニングキーの形状によっては遊びがあるので、しっかりハマらないチューニングキーを付けると多少のノイズが懸念されたり(実際は気にならなかった)もしましたが、リハや本番中とかでもサッとチューニングキーを取り出して使えるのが便利でした。 この位置って、チューニングキーを置いておく場所として、何気に便利な場所なんです。
チューニングキーは、フロアタムに引っ掛けるスティックバッグに入れておくという手もありますが、チューニングキー入れがないスティックバッグとかだと取り出しにくかったりします。
かといってチューニングキーをスネアドラムやフロアタムのボルトにつけっぱなしにすると、ノイズが発生したり演奏の衝撃でどこかに飛んで行ったりしますからね。 譜面台に置いたりもできますが、僕は最近はiPadを使っているので譜面台に置く事もできなくなりました。
ハイハットスタンドのチューニングキーホルダーの重要さを改めて実感しました。次回の改良の時に何らかの工夫を施して復活させて欲しいですね。

ソフトケースが付いてないのが残念
昔のヤマハのハイハットスタンド(上級モデルのみ?)にはソフトケースが付属していました。⬇︎

このソフトケースはずっと使ってるんですが、もしかしたらHST1200より前のモデルに付いていたやつかもしれません。 
結構丈夫なんですよ。むき出しのシンバルスタンドとかと一緒にハードウェアケースに突っ込んでるんですが、破れもないですし目立つ傷もないんです。

スタンドの上部を保護するための布も付いていますので、さらに安心です。

今回のHHS9Dにケースが付いていないのは残念です。単品売りでもすればいいのに。(でも、そんなに売れないのかも?)

普通はハイハットスタンド”だけ”を単体で持ち運ぶことなんてほとんどないでしょうし、ドラムセットを運搬しない人にとってはソフトケースは無用の長物かもしれません。むしろ、一般的に考えると、運搬しない人の方が多いかもしれませんのでケースを使わない人の方が多いかもしれません。
なので、「ソフトケースを付けても無駄になる」という判断になったのかもしれませんね。 
でも、僕の場合はハイハットをハードウェアケースに収納するときに、ハイハットスタンドを保護する意味でソフトケースに入れて収納しています。

プロラケ(ProtectionRacket)のコンパクトハードウェアケース”もハイハットスタンドの収納に丁度いいかもしれません。⬇︎  耐久性もありますし!

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裸足で踏む場合、汗でプレートが滑るかも・・・
僕は、ドラムをプレイする時には靴を履きません。バスドラムは常に裸足でプレイしますし、ハイハット側は裸足もしくは靴下です。
僕は非常に汗かきでありまして、ひどい時には足裏にも汗をかきます。なのでペダル面がツルツルだと演奏中に足がペダルの上で不用意に滑ることがあるんです。かといってプレート面に凹凸やギザギザがありすぎると、足裏が痛くて踏めないんですけどね。
例えばDWの5000シリーズのペダルとかだと足裏が痛くて踏めません。これは完全に靴を履いてプレイするのが前提になってます。 裸足で踏むと怪我しそう笑⬇︎

Amazon.co.jp: DW DW-5000AD4 Delta4 ドラムペダル : 楽器・音響機器
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ヤマハの新しいタイプのフットプレートは、表面が鏡面加工で綺麗ですし、ロゴの彫刻部分も滑らかなので、裸足での踏みごごちも快適です。 ただ、演奏が白熱してきて足裏に汗をかいてくると、不用意な滑りが出てくることがあって、曲中のブレイク部分でドラムマットで足裏を拭いたり、曲間にタオルで足裏を拭いたりすることになる事があります。 でも、これはペダルが悪いんじゃなくて、汗かきな僕が悪いんです笑 
普通の人は靴を履いてプレイするので、全然気にならないとは思いますけどね。 
まあ、僕も常に足裏に汗をかくわけではないので、それほど問題ではないですけどね。とりあえず新品時についてくるプレートの保護シートは滑り止めを兼ねて貼りっぱなしにしています。(そのうち劣化するので剥がしますが)

裸足で踏むときにちょっと気になること
これは、靴でプレイする人には全く関係ない話です。
裸足で演奏をするときに、黄色の矢印部分(プレートの隙間の角)が足裏に当たる事があり、「足裏が傷つかないかな?」と思ったりすることがあります。 

この部分(踵プレートの角)はもうちょっと丸みを帯びた加工にして欲しいところです。(フットプレート側の角は丸みを帯びています)

とはいえ、キックペダル(FP9)の方はもう5年くらい使ってますし、もちろん怪我もしたことはありませんし、演奏中に気になるという事もないんですけどね。
まあ、「靴を履け」って話ですが!
 
土禁プレイ(裸足)に慣れていると、ペダルを靴(土足)で踏むことに抵抗が出てくるんです。
特にスタジオとかライブ会場で便所から帰ってきた時とかね・・・・・。 便所の床って特に汚いじゃないですか・・・。その床を踏んだ靴でペダルを踏みたくない!!
だから僕は自分のドラムマットも土禁なんですよ。 たまに、それを知らないスタッフがマットを踏んでいっちゃいますけどね笑 まあ、仕方ない。 (あ、僕の車は土禁じゃないですよ、)

ドラムマットももちろんYAMAHAです!! 土禁です!

裸足でドラムをプレイする人って少ないと思いますし。多分、ヤマハの開発チームも裸足で踏む人がいることはあまり想定していないのではないかと思います。 
でも、昨今はエレクトリックドラムも手軽に入手できますし、メッシュヘッドのサイレントドラムやサイレントシンバルなども充実しているので、自宅にエレドラやサイレントドラムを置いている人も多くなってきているのではないかと思います。 そういう人たちは、やはり裸足でプレイしているんじゃないでしょうか?

僕はドラムを始めた頃から自分の部屋にアコースティックドラムセットがあった(エレドラではない)ので、ドラムをプレイするときは自然に裸足だったんです。
あ、防音付きの一戸建てに住んでたとか、超ど田舎の家に住んでたというわけではないですよ。
当時、僕が住んでたのは5階建ての普通の団地の5階で、自分の部屋(和室)に生ドラムをセットしてたんです。窓とカーテンは閉めて、ドラムには軽くミュートはしていたものの、ドッシャンガッシャン叩いて、それはそれは迷惑なガキだったと思います。 時にはバンドメンバー呼んでアンプ持ち込んでバンド練習までやってましたからね。今思えば、よく近所の人に殺されなかったと思います。怒鳴り込まれたりしたことも一度もなかったなぁ。今考えると不思議です。
近所の公民館でバンド練習やライブをする事もあって、その時は団地の下に放置されていた乳母車にバスドラム(当時はケースなんて持ってない)を乗っけてバンドメンバーで一生懸命運んだっけ。(中学生ですから、車とか持ってないわけです)その後、うちの母親がどこかのおばさんから「うちの乳母車を勝手に使うな」と文句言われたそうです。そりゃそうなんですけど、そんな大切な乳母車なら団地の下に放置せずに家の中に持って帰りなさいよと思いましたね。 でも、バスドラムを運ぶのに丁度よかったので、その後もたまに勝手に使わせてもらってましたけどね。
というか、ずっと外に放置されていて、明らかに使ってないような汚い乳母車だったんですよ。あれ、絶対にもう使ってなかったはずです。でも、勝手に使われたので文句を言いたかったんだと思う。 
まあ、そうやって皆さんにご迷惑をおかけしたからこそ今があるわけです。ほんと、ごめんなさいでした。 もう30年くらい前のことなんで、時効ですよね笑

今はマンション住まいで、エレクトリックドラム(YAMAHA DTX)を使っていますが、ちゃんと防音(というか防振)対策はしてますよ。

ハイハットスタンドは振動が床に伝わりやすいため、スタンドは使わずに、ペダル部分はハイハットコントローラーを使い、ハイハットシンバルのパッド(シンバルパッドで代用)はラックに組んでいます。
なので、エレドラにはハイハットスタンドを使っていません。

⬆︎電車(線路)の防振に使われる”バラストマット”など、数々の防振対策を盛り込んでセットしています。 軽くですが、真夜中に叩くこともあります。今の家はもう24年くらい住んでますが、苦情は一度もありません。

具体的にどういう防振対策をしているのか、興味ある方はこちらのページを・・・(19年前に書いたものですがね・・)


話がだいぶそれました。
そういうわけなので、家でドラムを叩く時は自然と裸足になるわけです。
裸足に慣れてしまうと、靴を履くと足裏にペダルの感覚がないのがちょっと不安で・・・。大袈裟に言えば、ギタリストが手袋をしてギターを弾く感じでしょうかね?(知らんけど)
ただ、靴を履いた方が、靴の重さが加わるのでペダルを踏むのが楽だったり、それこそ滑り止めになったりと良い点もあると思います。 でも、自分が使い慣れた靴じゃないとプレイしづらかったりという事も出てくると思うんですよね。そういう理由でドラム用の靴を持ち歩いている人もいますし。(荷物になる)
僕も一時期は神保彰さんプロデュースのドラムシューズを履いたりしてましたけど、やっぱり裸足に戻ってしまいました。

そんな感じで、汗をかくと滑りやすくなっちゃいますけど、裸足でプレイするのにとても心地よいペダル(プレート)なんですよ!
すげー長くなってしまったな、この話。

最後に重大な難点があるんです。

それは、価格が高いということ!!!

このHHS9Dのメーカー希望小売価格は 79,200円(税込)なんです。
実売価格でも65,000円〜70,000円くらいになるのではないでしょうか。

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プロフェッショナルモデルとは言え、ハイハットスタンドに7万円出すのはちょっときついですよね。
何せ、従来のフラッグシップモデル『HS1200T』の3倍の価格ですし。(定価ベースで)

ああ、物価上昇の波が楽器にまで・・・・。


ちなみに、ビギナー向けではありますが、ヤマハのハードウェアセット『HW680W』は、ハイハットスタンド、キックペダル、スネアスタンド、シンバルスタンド2本のセットで実勢価格30,000円で買えます。このハイハットスタンドの半額以下ですよ。

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まあ、さすがにこれと比べてはいけません。機能や安定性などは全然違いますからね。
とは言え、このセットだって、普通に使える丈夫なものです!全部安定性のあるダブルレッグですし、シンバルスタンドはブームスタンドですからね。お値打ち価格!ちゃんとしたクオリティで安くスタンド類を揃えたい人にはおすすめです!!

僕は、ドラムを始めた時は29,800円のフルセットを買いました。でも、ハードウェア(特にハイハットスタンドと聞くペダル)とシンバルだけはいいものを使ったほうがいいと思いましたよ。
何せシンバルスタンドなんてドラムスティックの半分くらいの細さで、シンバルを叩くとスタンドがゆらゆら揺れてましたからね。 シンバルなんて、叩くと「カシャン」という音がしてサスティンも短い! クラッシュシンバルがトラッシュシンバル状態でしたからね。

またまた話がそれましたが・・・・

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最後に

ヤマハの新しいハイハットスタンド『HHS9D』は、高いなりの価値がある商品だと思います。 

ハイハットスタンドはこの『HHS9D』が究極で、もうこれ以上進化しないんじゃないかと思うくらいです。
でも、いつかはまたアップデートされ、更なる進化を遂げていくのでしょうかね!

どんな踏み心地なのか気になる方は、ぜひ楽器屋さんで試奏してみてください!
ハイハットスタンド単体での試奏はなく、ドラムセットに組み込んで試奏するのをお勧めしますよ。

<了>

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