辛さ満足レベル:
旨さ満足レベル:
※レベル表記方法についてはこちらのページを。
東京の表参道近くにある、激辛通の集う店『赤い壺』監修のレトルトカレー『本辛ビーフカレー』です。(厳密に言えば”レトルト”ではない。)
今年(2024年)の5月頃に”夏季限定”として発売された商品です。僕は6月頃に買っていたのですが、色々と食べるノルマがあるためになかなか手をつけることができず、とうとう秋になってしまいました。ちなみに、賞味期限は1年間(2025年の5月)なので、まだまだ大丈夫。
やっと手をつけることができました。
先日食べた、赤い壺監修の本辛麻婆丼↓と同時に発売されていた商品です。
『赤い壺』とは
『赤い壺』は、東京の表参道(北青山)にある激辛料理専門店です。
この商品にも”激辛通の集う店”と冠されていますが、実際に有名な激辛マニアな人達が常連さんになっているようです。
というか、辛さを売りにしているお店なので、辛さに弱い人はあまりいかないと思いますので、必然的に辛いものが好きな人達が集まるのかもしれません。
以前、テレビ番組のロケでこのお店を使っての撮影があり、僕はその時に初めて行きました。
この時、激辛YouTuber、激辛料理専門家、 激辛タレント、激辛大好きモデルな方々と一緒に、僕は『激辛ドラマー』として出演させていただいたのですが、僕以外の皆さんは赤い壺の店主さんと知り合いみたいな感じでしたので、『激辛通の集う店』というのは本当です。
僕はその撮影の時に一度訪問しただけですので、実際にお店にビーフカレーのメニューがあるのかどうかは知りません。(お店では、激辛ラーメンと麻婆豆腐を食べました)
辛味順位
S&B基準の辛さレベルは『8』となっています。先日食べた『本辛麻婆丼』のほうは『9』だったので、こちらの方が辛さは弱いようです。
ちなみに辛さレベル『8』というのは、具材の1本丸ごとの唐辛子を含まない辛さだそうです。
なので、1本丸ごと入っている唐辛子を食べると、辛さが少し増強されるという事になります。
本辛麻婆丼もあまり辛くなかったので、この商品も辛さは期待できません。
でも、重要なのは味です。 辛さは後から自分でいくらでも辛くできるので。
どこで買った? 価格は?
文化堂ウィラ大井店(東京都品川区)にて購入
価格は、税込みで279円でした。
amazonでは本辛麻婆豆腐とセットで売られていました。(値段が高めなので転売かと思われます)
原材料
原材料:ハーブ煮込み牛肉(国内製造)(牛肉、食塩、香辛料)、ソテー・ド・オニオン、コーン油、小麦粉、香辛料、牛脂、食塩、野菜(しょうが、にんにく)、トマトペースト、砂糖、ビーフエキス、カレー粉、はちみつ/増粘剤(加工デンプン、増粘多糖類)、調味料(アミノ酸等)、着色料(カラメル、パプリカ色素)、pH調整剤、香料、(一部に小麦・牛肉・大豆・豚肉を含む)
牛肉、牛脂、ビーフエキスと、ビーフが色々使われています。
ソテードオニオンを多めに使っていて、原材料を見る限りでは欧風カレー的な原材料です。
砂糖の使用量は控えめです。良い感じ。ひどい欧風カレーになると砂糖が原材料の一番トップにきてたりしますからね。
小麦粉の次に表示されている”香辛料”が唐辛子のことだと思われます。
“ハーブ煮込み牛肉”に使われている香辛料は、おそらく胡椒とかで唐辛子ではないでしょう。
牛肉は『ハーブ煮込み牛肉(国内製造)』が使われています。これはこだわりなんでしょうか?
ハーブを使って煮込むとは、さすがスパイス&ハーブの”S&B”ですね。でも、『国内製造』ということは、牛肉は国産ではないかもしれません。例えば、オーストラリア産の牛肉を使って日本国内で調理をした場合、『国内製造』を謳うことができますので。
でも、この表記の仕方だと「国産の牛を使っている」と勘違いしてしまう消費者もいそうです。 まあ、僕は美味しければどこ産の牛肉でも構わないですけどね。でも、牛肉は国産が一番好きです。
使用している唐辛子の割合が書かれていました。
国産キャロライナリーパー0.7%、韓国産唐辛子1.4%使用(原材料の唐辛子に占める割合)と書かれています。
韓国産唐辛子を使っているところにはセンスを感じますが、それでもわずか1.4%です。
残りのメインの唐辛子の産地が書かれていないのはなぜでしょう?笑 まあ、普通に中国産でしょうけど。
この商品に使われている唐辛子のうちに0.7%とか1.4%って、めちゃくちゃ少ない気が・・・
栄養成分表示
ビーフカレーなのに意外とカロリー低めです。
例えばグリコの『LEE 辛さ30倍ビーフカレー』だと、同じ180gの内容量で223kcalありますからね。
食塩相当量は普通な感じ。
電子レンジ調理可で、簡単調理
この状態のまま600Wの電子レンジで1分20秒でできます。(もちろん従来の湯煎調理も可能。)
最近は、このように箱の蓋を開けて、そのまま電子レンジで調理できるカレーがスタンダードになりましたね。 これは便利です。 ただ、このタイプはレトルトパウチではないので、賞味期限が短いです。 長期保存が目的でなければ、利便性を考えるとこっちの方がいいな。
僕は、カレーを食べるときは冷凍ご飯やパックご飯で食べることも多いのですが、その場合は電子レンジ調理が被ってしまいます。 僕はご飯を先に温めてからカレーを温めるようにしています。
盛り付け
こんな感じで完成。
ちなみにこのお皿は僕が子供の頃に、軽井沢の北野武(ビートたけし)さんのカレー店で母親に買ってもらったお皿です。北野印度会社という名前のお店です。(軽井沢店は2001年まで存続していたらしい) 噂によると、店舗の裏にはハウス食品の文字が入っている箱が沢山あったとかなかったとか。(昔、何かのブログで読んだ)
話がそれました。
目立つ具材は唐辛子1本!
ビーフ、こんなに入ってないよ!!!⬇︎
小さめの牛肉がちらほら程度・・・・
ハーブ煮込み牛肉なので、形が崩れてルウの中に溶け出してしまっているのでしょうか!?
でも、いくら牛肉が少なくても、牛脂やビーフエキスが使われているので、紛れもなく”ビーフカレー”なわけです。
最近のレトルトカレーは具がゴロゴロ入っているのも多いので、この具の少なさはちょっと残念。まあ、その分値段は安めですけどね。
食べてみると・・・
一口目で酸味を感じました。
酢や酸味料は使われていないので、トマトの酸味だと思います。
トマトが多めに入っているせいか、王道の日本式欧風カレーのような感じではありません。
ルウの粘度は低めで少しサラサラ目な感じ。でも小麦粉は使っているので、トロミも少しあります。
甘さもありますが、バランス的には悪くない。嫌な甘さではありません。
あと、唐辛子の辛さではないシビレっぽいのを感じました。 花椒の痺れ(麻味)のような?
でも、花椒の風味は感じられませんし、原材料にも花椒の表記はありません。(”香辛料”の中に入っていたりするのかな?)
辛味も含めていい感じにまとまっていて、普通に美味しいんですが、なんだか安っぽい味です。百均のレトルトカレーにあるような味。
具も少ないし、ちょっと色々残念な感じではあります。
エスビーが作っているので、ちょっと期待してたんですけどね。
辛い?
辛さは大して辛くないです。 でも、一般的な国産カレーの大辛レベルよりは少し辛いと思います。
だけど、グリコのLEEの30倍よりは辛くないです。(比べたわけではないので、あくまでもイメージ)
一般的に”激辛”と言われるレベルには達していませんが、そもそもこの商品はどこにも”激辛”なんて書かれてませんからね。 あくまでも『激辛通が集うお店』の監修なだけです。
でも、ちゃんと辛味はあります。だから”本辛”なわけですね。
激辛品種の唐辛子”国産のキャロライナリーパー”を使っているということですが、キャロライナリーパーの風味は感じられません。(僕はあの風味が好きではないので、それでいいんですが)
まあ、キャロライナリーパーは唐辛子全体のわずか0.7%しか使ってませんし、国産のキャロライナリーパーは値段も高いですから。
キャロライナリーパーは風味のクセが強いので、入れすぎると料理の風味を壊してしまうのでこれでいいのかも。
結局、パッケージに書かれている通り、辛さの決め手はキャロライナリーパーではなく”丸ごと1本唐辛子”でした。
こういう商品に入っている唐辛子って、大抵は種が取られていて、味や辛味も抜けてしまっていたりするんですが、この”丸ごと1本唐辛子”は、”丸ごと”なだけあってちゃんと種まで入っています。(種の量はなぜか少ない。)
唐辛子は種の部分(厳密には種の周りの綿の部分)が辛いのですが、この唐辛子は辛さも味もちゃんと残っていました。唐辛子の味も悪くない。
唐辛子を種ごと丸ごと入れるのはエスビーのこだわりでしょうか? それとも監修した赤い壺のこだわりでしょうか?
ちなみに”赤い壺”のお店はかなり唐辛子にこだわっている感じがしました。 店内には色々な唐辛子が瓶に入ってディスプレイされていたり、色々な唐辛子を販売していたりしていましたよ。
でも、いい感じの辛口でした!
赤い壺監修の『本辛麻婆丼』と『本辛ビーフカレー』の両方を食べましたが、もうちょっと振り切って辛くして欲しかった感じです。 まあ、激辛マニアな人達よりも一般の辛いもの好きをターゲットにしているでしょうから、仕方ないのかな。
ペヤングの激辛焼きそばシリーズや、LEEの30倍カレーや、フリトレーの激辛マニアスナックなど、以前では考えられなかったくらいの辛さの商品がコンビニやスーパーに並ぶ時代ですからね。
韓国の”辛ラーメン”とかは、今やどこのコンビニやスーパーで普通に売られるようになりましたし、ここ20年くらいで、日本人の激辛レベルは1段階くらいアップしたと思います。
激辛ファンの人口も増えましたねぇ。
ちなみに、”スーパーやコンビニで買える激辛商品”としては、ペヤング獄激辛Final焼きそばが最高峰だと僕は思っています。さすがにあれ以上辛いものをコンビニやスーパーで出すのは危険かもしれません。
<了>
ちなみに、日本のレトルトカレーで一番辛いのはこれだと思う。⬇︎
コメント