辛さ満足レベル:※レベル表記方法についてはこちらのページを。旨さ満足レベル:
でた!”地獄の担担麺”のカップ麺!!
神奈川の平塚に本店(天竜本店)がある担担麺の専門店。
『地獄の担担麺』
僕は、実店舗には行ったことがないのですが、その暖簾分け(フランチャイズ?)である、東京の新大久保の『地獄の担担麺 護摩龍』の担担麺は食べたことがあります。2018年の夏に、テレビ東京の『リトルトーキョーライフ』という番組の中で、お店で一番辛いという『無限』を食べました。(スタジオ収録で、お店の人がスタジオに出張してきて作ったものをいただきました。) ハバネロの香りが強く、僕的にはちょっと苦手でしたが、さすがに結構辛かったです。ハバネロの風味がなければ結構好きな味なんですけど。
超激辛系の唐辛子って、クセが強いので料理に使うと風味を変えてしまうんですよね。まあ、あの香りが好きな人もいるんでしょうけど。
「地獄の担担麺 護摩龍」の方は、僕が知っている限りでは過去に2通りのインスタント麺が出ていたことがあります。
サンヨー食品『濃厚激辛 地獄の担担麺 護摩龍』(2018年)
アイランド食品『銘店伝説 地獄の担担麺 護摩龍』(2020年)
そして、今回は地獄の担担麺の本店監修の商品が出たというわけです。
しかもスープ入り担担麺ではなく、担担麺の本来の姿である「汁なし担担麺」として!
いや、正式には”汁なし担担麺”ではなく、”まぜ麺”と書いてありますが。
とにかく美味しそうなので、買ってきてソッコーで食べることにしました。
プロフェッショナルな辛さ!?
パッケージには辛さレベルの記載があります。
実店舗の”地獄のまぜ麺”は辛さレベルの指定はできないと書かれていますが、今回は実店舗の5段階の辛さのうちの「レベル3 プロフェッショナル編」の辛さが再現されているということです。
5段階中の”3″なので、お店では「中辛」レベルになるわけですね。
ということは、なんだか”地獄”ではなさそうです。
いやいや、僕は激辛で何度も地獄を味わっているので、地獄な辛さは勘弁してほしいです。
パッケージの下の方に、辛さに関する注意書きが小さく書かれています。
小さく書かれているということは、”念の為”に書かれている感じですかね。
ほんとにヤバい商品は、もっと目立つように注意事項が書かれていますから。
どこで買った? 価格は?
ローソンにて購入。
価格は、税込みで278円でした。
ネットでも売られています。
原材料や栄養成分など
なんとスープ原材料の味付けの一番トップに”糖類”が・・・・・どういうこと?
そしてねりごま、香辛料、しょうゆ、食塩と続きます。さらには、甘味料(カンゾウ)まで入っています。
ねりごまたっぷりなのはわかるけど、ねり胡麻以上に多くの糖類が入っているということですよ。
甘いのか? 甘い担担麺は嫌だよ?
日本のカップ麺って、激辛なものであっても、砂糖や糖類をたくさん使うんですよね。
日本人は甘さを旨さと感じる傾向にあるので、どんな料理にでも砂糖を入れたがるんです。
本来は砂糖は入れない海外の料理も、日本に入ってくると砂糖たっぷりの料理に変身してしまうんです。日本は戦中戦後に砂糖が配給となっていたので甘いものに飢えていて、その反動で何にでも砂糖を入れる習慣になったのではないかと僕は推測しています。
そう言えば、うちの爺さんも甘いもの好きだもんなぁ。子供の頃に甘いお菓子が食べられなかった反動なのかもしれません。
栄養成分は?
ねりごまが入っているのもあるからか、カロリーは少し高めです。
でも、食塩相当量は意外にも少なめです。 4.2グラムって、この手のカップ麺にしてはなかなか少なめです。
作ります。
開封すると、中には調味だれ(液体スープ)と、特製スープ(粉末スープ)の2袋が入っています。
あれ? 具は??
どうやら具はあらかじめ麺と一緒に(麺の下に隠れて)入っているようですが、量はかなり少なさそう。
湯戻し時間は4分
お湯を切ってみると、具がチラッと見えました。 赤いのは唐辛子ではなく赤ピーマンです。
それと、鶏豚の肉そぼろが少しだけ入っています。 ほんとに少し。 ちょっとしょぼすぎです。
で、なんでこの手の商品は唐辛子ではなく赤ピーマンを使うんでしょうかね?おそらく唐辛子の雰囲気を出すための彩り用として入れているんでしょうけど、辛さが売りの商品なんですから本物の唐辛子を入れてしまえばいいのに! それとも実店舗のまぜ麺には赤ピーマンが具として入っているのでしょうか?
粉末スープは赤っぽい色(オレンジ色?)をしています。
若干花椒っぽい香りがする感じがします。
液体ソースを入れてしっかり混ぜたら完成です。
やっぱり具がしょぼい! しょぼすぎる。 なんだか残念な感じ。
でも商品のパッケージ写真にも具は少ししか写ってないので、偽りなしなんです。
食べてみます。
醤油ベースですが、胡麻風味が結構あります。 ねりごまが結構効いているかも。
なので濃厚ではありますが、塩味が少し薄めだと思いました。
クセもないですし普通には美味しいですが、何かが物足りないような・・・。
具が少ないのも物足りなさの原因の一つかもしれません。
日本の汁なし担担麺の歴史は二十数年。
近年はいろんな汁なし担々麺が出ていますし、全体的にレベルも高くなっています。インスタントでも美味しい汁なし担担麺は色々出てますからね。 なので、目新しさも特筆するようなこともなく、まあ、普通には美味しい汁なし担担麺です。
辛さは?
花椒(麻味)は、香りの割にはあまり効いてない感じです。
唐辛子の辛さ(辣味)はそこそこあります。 激辛というレベルではないですが、しっかりした辛さはあります。
「どうせ”中辛”でしょ?」なんて思ってると、その辛さに驚くかもしれません。でも、「地獄」というワードにビビっていた人は、「思ってたよりは辛くなかった」と思うかもしれません。
カップ麺で同等のレベルの辛さとなると、例えば蒙古タンメン中本の北極のカップ麺と同じくらいでしょうかね。
いずれにしても、辛さに耐性のない人にはちょっと辛いかもしれません。
花椒は、香りの割にはあまり効いてない感じです。
まとめ
“地獄の担担麺”というワードに期待していると、期待はずれになるかも。
逆に”地獄の担担麺”というワードにビビっている人は、思ったよりも辛くなくて拍子抜けするかも?
でも、クセもなく、程よい辛さで、安心して食べられる”地獄”でした!
今度は、実店舗の「無限」の辛さヴァージョンもカップ麺として商品化して欲しいところです!
昨今の日本の激辛レベルはかなりレベルアップしていて、日本人の激辛耐性レベルも上がってきていますからね。
やっぱり、コンビニやスーパーで販売されるレベルで最高峰の辛さだったのは、ペヤングの「獄激辛Final」ですかねぇ。あれも味は壊してなかったので良かった!
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