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藤崎涼が作詞した曲の歌詞解説

藤崎涼 お勧め

ドラマーの藤崎涼です。作詞家ではありません。ドラマーです!
でも、一応作詞作曲と編曲もたまにします。

僕は小学生の頃、ふざけて妹のテーマソングを作詞作曲したり、中学生の頃には「U.N.K.O.」というアホな曲(歌詞もある)を作ったりしていましたが、本格的に作詞作曲を始めたのは17歳くらいの時でした。その頃、ちょうどドラムの仕事を始めたばかりで、恋愛や将来について悩んでいました。特に将来についてはかなり悩んでいたし、社会に対する不満も抱えていました。(今も根本的には変わっていないんですけどね…。)

その時期に書いていた歌詞は、ほとんどが実体験を元にしたものでした。実体験がないと歌詞が書けなかったんです。リアルな経験からしか歌詞を生み出せなかったんですね。だから、その時期の曲は、自分のことを歌ったノンフィクションの曲ばかりでした。
「実体験以外のことを歌ったら嘘になる。説得力がなくなる」と思っていたんです。

しかし、人生の経験を積むうちに、次第に他人の気持ちや立場になって詩が書けるようになっていきました。
でも、僕は基本的にプラス思考の曲しか書きません。 なので、暗い歌や別れの歌でも、必ずプラス思考な内容になります。
そして、なるべく人(日本人)に伝えるために、英語(一般的に知られている外来語は除く)は絶対に入れません。英語の歌を書く時は全て英語にします。 

昔、自分のバンドを組んでいた時に、僕が作詞作曲した曲が何曲かありました。「ライブで僕の曲が1曲でも入るといいな」くらいの気持ちでした。自己満足だったんです。
しかし、バンドが解散して曲がお蔵入りになったりして、「せっかく作ったのにもったいないな」とずっと思っていました。

10年ほど前に映画の主題歌を作詞作曲したのを機に、少しでも僕の曲や詩が誰かの力になればいいと思うようになり、Aak Rowinというユニットで、僕が過去に書いた歌詞や曲をブラッシュアップし、不定期ではありますが楽曲を配信するようになりました。

この記事では、僕が今までリリースした楽曲の歌詞についての解説や裏話などをお話ししようと思います。
 

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『遠い昔の話をしましょう』

Aak Rowinが一番最初に出したCDです。 
これに収録されている楽曲『遠い昔の話をしましょう』は僕が作曲ですが、歌詞は書いていません
この曲は映画の主題歌と挿入歌だったのですが、先に歌詞ができており、僕はその歌詞に曲をつけました。この映画は愛知県の三河地方を舞台にした映画だったのもあり、僕は曲のイメージを得るために現地を訪問し、いろいろな風景を見ながら歌詞にメロディーを乗せました。 結果、いい曲が書けたと自負しています。
ここだけの話ですが、元々この映画には坂本九さんの『上を向いて歩こう』を挿入歌として使う予定にしていたらしいのですが、権利者からの許諾が下りなかったらしいのです。そこで映画のプロデューサーから僕に作曲の依頼がきたというわけです。「”上を向いて歩こう”の代わりになる曲(超える曲)を作ってほしい」と言われて、それを目指して頑張って曲を作りました。
その曲は、主題歌のみならず挿入歌にもなり、作品中でも主人公が何度も口ずさんだりする重要な曲でだったんです。 さらには劇中のBGMも僕が担当し、色々と思い出深い作品となりました。

ちなみに、このCDのジャケットの写真は、僕の父親が撮影したものを使っています。

※JASRAC登録作品なので、歌詞掲載は割愛します。

CDはこちら⬇︎

Just a moment...

 

デジタル配信はApple Musicのみです。⬇︎

Aak Rowinの「遠い昔の話をしましょう - Single」をApple Musicで
アルバム・2012年・2曲


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『歴史へと続く道』

上記『遠い昔の話をしましょう』のカップリング曲『歴史へと続く道』です。作詞作曲ともに僕です。
実は、この曲も別の映画の主題歌になる予定だったのです。 山形県の米沢市のとある温泉地を舞台にした映画だったので、米沢までイメージを掴みに行ったりしました。 なので、歌詞の中にはその土地を表すキーワードを少しだけ入れています。

この曲もプラス思考の曲です。
簡単にいえば「辛くても、きっと明るい未来がくるから、人を愛する気持ちを大切に、自分を信じて無理せず生きていこう」という前向きな曲です。

女性(mi-maさん)に歌ってもらいましたが、mi-maさんのトゲのない優しい声と切ない感じの高音が非常にマッチしています。
女性が歌っているので、女性が主人公の歌のようにとられるかもしれませんが、実は女性に限定されないような内容にしています。 なので、ここに出てくる”貴方”とは、彼氏だったり彼女だったり、友達だったり親だったりするかもしれません。

というのは建前で・・・
「愛し合っているけどなかなか一緒になれない、お互いにそれぞれ頑張って生きている二人」を歌った曲です。不倫とかじゃないですよ。遠距離恋愛のような設定です。僕も昔そういう恋愛をしていました。アメリカと日本の遠距離恋愛でしたね。僕がフラれちゃいましたけどね笑

※JASRAC登録作品なので、歌詞掲載は割愛します。
 

CDはこちら⬇︎

Just a moment...


デジタル配信はApple Musicのみです。⬇︎

Aak Rowin & mi-maの"歴史へと続く道"をApple Musicで
曲・2012年・時間:5:32


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『希望』と『命の力』  全曲の歌詞と解説

AAK ROWIN
音楽配信サービスで AAK ROWIN (アークローウィン)を聴く。
AAK ROWIN、「希望」を配信開始|THE MAGAZINE
AAK ROWINの「希望」が配信開始された。今回、デジタル配信リリースされた楽曲は、「待つことも大切」「意味があること」「行くあてを探して」「ずっとここにいるよ」「今また何かが始まる」となっている。
AAK ROWIN、「命の力」を配信開始|THE MAGAZINE
AAK ROWINの「命の力」が配信開始された。今回、デジタル配信リリースされた楽曲は、「命の力」「永遠」「脱落者と言われても」「泣いたつもりで」「最後まで」となっている。

2025年3月に配信リリースされたAak Rowinのミニアルバム『希望』と『命の力』に収録されている楽曲の歌詞は、すべて私、藤崎涼が作詞しています。

実は、これらの歌詞には元々、僕自身が作ったメロディがついていました。
これまで僕にとって、作詞と作曲は常にセットでした。
僕はメロ先(メロディーを先に作る)で曲を書くことが多く、自分の歌詞には自分なりのメロディ(表現)があるので、そこに他人が作ったメロディを当てるなんて「それは違うな」と思っていたんです。

ところが今回、実験的に僕の歌詞をAak Rowinに預けて曲をつけてもらったところ、想像以上に素晴らしいメロディをつけてくれたんです。
まるで僕の世界が一気に広がったような感覚でした。
初めて化粧をした自分を鏡で見て、「僕ってこんなに変われるんだ!?」と思ったような感覚でしょうか?(化粧はしたことないですが)

正直、僕が一生懸命つけた元のメロディなんて、どうでもよくなってしまいましたね(笑)。
そして素直に、「僕の曲、めちゃくちゃいい曲になった!」と思えたんです。
「歌詞を書いた本人が作るメロディのほうが、絶対しっくりくる」
そう思っていた自分の考えが、覆されました。

そうして、過去に書き溜めていた詩を掘り起こし、新たに曲をつける、という形で生まれたのが、このアルバムです。

僕が書く詩は、すべてプラス思考です。
10代の頃から将来に悩み、葛藤しながら生きてきました。(まあ、今もそうなんですけど)
それでも、ずっと明るい未来や楽しい人生を目指してきました。

僕は心が弱くて、すぐ打ちひしがれるタイプなんですけど、それでもプラス思考で希望を持って生きています。
そんなプラス思考の楽曲を集めたのが、この『希望』と『命の力』です。

ちなみに、僕は歌詞に英語は絶対に使いません
ただし、日本人が日常的に使う外来語(カタカナ英語)くらいならOKにしています。
なぜかというと、僕は日本人に向けて歌詞を書いているので、いきなりサビで難解な英語が飛び出してきても、伝わらないと思うからです。

とはいえ、僕の歌詞には自分の経験や個人的な想いがけっこう入っているので、聴く人によっては「意味がわからない」と思う部分もあるかもしれません。
わざと意味をぼかして、あえて誰にでも当てはまるようにしているところもありますし、そもそも僕、文章を組み立てるのが苦手なんですよね(笑)。

ここでは、そんな僕がどんな気持ちで、何を伝えたくてこの歌詞を書いたのかを、裏話も交えながら解説してみようと思います。

まあ、歌詞って本来は聴く人それぞれが自分なりに解釈するのが一番だと思っているんですけどね。

このアルバムは、配信では歌詞登録がされていませんので、ここで全曲の歌詞を公開します。

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『命の力』 作詞:藤崎涼

目を閉じると 自分の心が映ってる
耳を塞ぐと 自分の音が聞こえる
母なる母から受け継がれた鼓動
休む事ないリズム奏でる

私は生きてる 私は今ここに
確かな力を感じて
答えは自分で決めるものじゃない
自然の力と流れを信じて

私は生きてる 私は今ここに
確かな力を感じて
答えは自分で決めるものじゃない
自然の力と流れを信じて

解説:
これはわりと最近作った曲です。 
「人生どうなるかわからないけど、自分自身が生きていることをしっかりと感じつつ、自分を信じて生きていけば、どうにかなるよ。命こそが力だ!」
というようなプラス思考で書きました。
老若男女問わず誰にでも当てはまるような内容ですが、一人称を『私』としたことにより女性に歌ってもらった方がいいかと思い、井町亜衣さんに歌っていただきました。

 


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『永遠』作詞:藤崎涼

人波に紛れ流されて 偽られた言葉に惑わされて
戸惑いの中 彷徨っていた私の心 あなたはそっと掴んでくれた

つぶやいた誓いの言葉噛みしめて
繋がった2つの心に聞かせてあげて

複雑すぎる世の中で出会えたのは偶然だけど
きっと無駄ではなく必然だよね 
必ず訪れる別れを気にしていたら誰も愛せないけど
その時までは傍にいてほしい

誰もが皆 向かい風を受けて 当たり前のように夢を飛ばされて
その中にまぎれそうな心を 記憶が消える前にあなたが見つけてくれた

闇の中手探りで求め合い 
混じり合う二つの声が心に響くよ

過ぎた昨日の思い出  今日の現実と明日の希望抱いて
この世界で二人で生きよう とり残されても 
例え死んでも  二人の刻んだ事実は永遠に残るから
その時まで傍にいてね
その時まで傍にいてね

解説:
この曲も最近書いた曲で、女性の立場で書いた歌詞です。 
社会に出て絶望を感じていた女性が、とある男性に出会い。希望を見出すという内容です。
ちょっと暗い感じがするような内容ですが、「一緒に死のうね」とか自殺を暗示するような歌詞ではありません! 死はいつか必ず訪れます。なので、どんなに愛し合っていてもいつか必ず別れる時がきます。だから、「今を大切にして、死ぬまでずっと一生にいようね」という前向きな曲です。

そして、なんと歌い終わってからいきなりドラム(ドラムソロ)が入って終わるという珍しいアレンジになっています。


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『脱落者と言われても』 作詞:藤崎涼

生まれ変わるには  死んでからじゃ遅いから
生きてる間に  また生まれ変わりたい
“脱落者”と言われるけど 自分の道に落ちただけ
人波に紛れないように わざと道を外れてる

行く先が見えないのは仕方ない事
自分で道を刻んでいるのだから
誰にも染められずに  全部自分で描きあげよう
言われるまま流されて  消えないように 

一番大切な気持ちは 一度もブレずここにある
毎日なにかが新しいから 飽きもせずに探してる
「届かない」と  “諦め顔”を晒す前に
気持ち変えずに やり方変えてみればいい

誰にも媚びたくない 全部自分で創り上げる
だれかの言葉よりも 自分を信じて
変わらない日常に慣らされてしまわぬように
初めて”あれ”を手にしたときの喜びは忘れてない

笑われていた日々を 笑い話にする時が来る
開いた目で見た夢が現実に変わる時

指図は受けたくない 自分で決めた事をやり通す
自分で刻んだ道に這いつくばっている
進んで行く時の中で昔を偲ぶ事もある
ひとつだけ残念なのは あいつがいない事・・・

解説:
この曲は、十数年前に作ったもので、自分自身のことを書いたものです。 
人生は一度きり。死んでしまったら、それで終わりです。死んだら生まれ変われませんし、新しい人生は用意されていません。 だから、生まれ変わるのなら生きているうちがチャンスなのです。

僕は今も、若い頃に描いていた夢(目標)を追いかけています。そして、その夢を一つ一つゆっくり確実に叶えながら、楽しくて明るい未来を目指して生きています。
僕は「普通」と言われるような人生からは外れていて、高校も自主卒業(中退)しました。
誰に何を言われても、自分の道は自分で試行錯誤しながら切り開いてきました。(黙って協力し、見守ってくれた親には感謝です)

歌詞に出てくる「初めて“あれ”を手にした」というフレーズの“あれ”とは、僕にとっては楽器のことです。
きっと皆さんにとっても、それぞれの“あれ”があるんじゃないでしょうか?

「ひとつだけ残念なのは、あいつがいないこと」という歌詞で終わりますが、“あいつ”とは、昔一緒に夢を語り合った仲間のことです。
一緒に夢を叶え、一緒のステージに立ちたかったな。

ということで、"あいつ"は、死んだわけではないんですよ。

 


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『泣いたつもりで』 作詞:藤崎涼

泣いたつもりで笑ってみようよ 悲しい夜は乗り越えられる
瞳を閉じたら見えてくる 無数の星を眺めながら

泣いたつもりで歌ってみようよ ひとりぼっちは乗り越えられる
誰かに聞かせなくてもいい 自分の心に歌ってみよう

明るく輝く満月も 自分の力で輝けない
周りに誰も見当たらなくても どこかで誰かが必ず支えてるよ

なくしたものを探してみようよ あの頃大切にしてた宝物
夢を見ながら遠くを見つめ 輝いていた瞳の宝石

この地球(ほし)がある限り キミはひとりぼっちではない
たとえ誰かと別れても 新しい出会いが必ずあるから

泣いたつもりで歩いてみようよ ゆっくり歩けば乗り越えられる
いつもと違う道を歩いてみれば きっと何かが見つかるはず

泣いたつもりで歩き出そうよ

解説:
"泣く"ってパワーがいりますよね。泣くと疲れます。
なので、悲しいことや辛いことがあっても、泣いたつもりになって、そのパワーを使って笑ってみたり歌ってみたり歩いてみたりしたら、きっと何か解決策が見つかるんじゃないかなと、僕は前向きに考えています。
特に笑顔は誰かに連動します。そして、それは自分にも必ず返ってきます。
満面の笑顔じゃなくてもいいんです。"微笑み"でいいんです。
焦る必要はない! 笑顔を忘れず、ゆっくり歩いていきましょう。

 


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『最後まで』 作詞:藤崎涼

私は一人ここに一人 闇の溜め息に煽られて
無理に心を追いつめて 存在の意味を探してた
何度も揺さぶられながら

壊れそうな心を支えるなら
涙を我慢する事ないよね
思い切り枯れるまで泣いたら
忘れかけてた微笑み思い出し 
最後まで あがいてみる

痛んだ心は孤独の中 耐える事にも慣れてゆく
今の現実はいつか 思い出に薄まって形も変わる

このまま終わりを待つくらいなら
無駄だとしても諦めないよ
目の前に広がる世界は
過去に夢見た理想とは違うけど
最後まで あがいてみる

涙と笑顔は混ざりあえる

辛い時の笑顔に救われた
鼓動はリズム静かに刻み
血を流し続ける

代わり映えないように見えても
時の流れは何かを変える

泣かないで済むなら
無理にでも笑った方がいい
諦めてしまいそうになったら
忘れかけてた微笑み思い出し
新たな理想を 追いかけていこう

乗り越えて 何度も 何度も
最後まで あがいてみる
最後まで あがいてみる

解説:
ちょっと暗い雰囲気の歌です。
だけど、今が辛くても苦しくても、いつかきっといいことがある。とにかく耐えてあがきながらも、笑顔を忘れずに最後まで頑張るよ!という曲です。
"笑顔"とか"微笑み"という言葉が何度か出てきますが、笑顔や微笑みって、自分も周りも平和な気持ちにさせてくれるものだと思うんです。 生きていく上で笑顔ってとても大切だと思うんです。
なんていいながら、僕は微笑むのが苦手だったりもするんですけどね。でも、笑顔って大切なんだなといつもいます。『笑う門には福来る』とはほんとによく言ったものです。

足掻く(あがく)という言葉の響きはあまり好きじゃないんですが、("足を掻く"みたいなので)他にしっくりくる言葉が思い浮かばなかったので、あえて使ってみました。 
タイトルは当初『最後まであがいて』だったんですが、『最後まで』に変更しました。

 


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『待つことも大切』 作詞:藤崎涼

晴れわたる空に 何気なく風が渡る
果てしない空の壁に くすんだ気持ち蹴り上げて
ヤバいくらい泣いたその後は 笑うしかない
流した涙は形だけの現実逃避
生きる為の条件反射

空は雲で染まっても その向こうは晴れている
黙っていても天気は変わる  
待つことも大切

シナリオどおりに生きても 例えアドリブでも 
人生を演じる俳優に脇役はいない
役に染まらず ありのまま生きてみなよ
演じ方次第で 物語自在に変わる
笑うか泣くかは自分次第だ

世の中に負けることがあっても 自分だけには負けるなよ
生きてるだけでいつかは変わる
演じ続けて

現実から逃げることがあっても 
“自分” からは逃げるなよ
止まっててもなにかは変わる
冷静に考えて

空は雲で染まることがあっても その向こうは晴れている
黙ってても天気は変わる  
待つことも大切


解説:
今、あなたが完全にスランプでも、どん底にいるとしても、生きていれば状況はいくらでも変わっていきます。
この先、きっといいこともある。歩き続けることが一番大切ですが、時にはじっと待つことも大切です。自分が何もしなくても、周りは勝手に変わっていきます。変わった時に動き出してもいいんです。だから、焦る必要はありません。
「何もしなくていい」と言っているわけではありません。
もし行き詰まったら、現実逃避や気分転換する事も大事です。

「自分からは逃げるなよ」というフレーズには、「自殺なんかするな」という想いを込めています。
僕は、現実逃避は悪いことじゃないと思っています。嫌なことはどんどん忘れてしまって構いません。
でも、完全に現実から逃げるのは違う。自殺や薬物に溺れるような逃避は、絶対にダメです。
冷静に考えながら、時には何もせず、じっとチャンスを待つ。
そんな「虎視眈々」の時間も大切なんです。

という歌です!




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『意味があること』 作詞:藤崎涼

目覚めて消える夢は 見るだけで欲求不満だ
ブレない心で  生きる意味を重ねていこう
見えない明日を見つめて 夢の中で生きてきた
何度も遠回りしたけど  気持ちは変わらずに

笑う為には泣く事もあって
出会う為の別れも必要で
過ごしてきた過去の現実は
すべて無駄ではなく 意味があること

きみとならこのまま  ずっと笑っていられそう
痛む心に感じた きみを必要としてること
見えない明日に向かって  一人きりで生きてきたけど
君の微笑み見つけた時に 僕の居場所を見つけた

君の為に泣く事もあるだろう
幸せに苦しむこともあるだろう
でも今過ごしているこの現実は
すべて無駄ではなく 意味があること

向かい風に出会ったら 来た道を戻ってもいい
遠回りになっても 追い風に変わるだろう

笑う為には泣く事もあって
出会う為の別れも必要で
過ごしてきた過去の現実は
すべて無駄ではなく 意味があること

解説:
ラップ調ではじまるこの曲。語りのような感じから段々とメロディーに変わっていきます。
夢は見ているだけではつまらない、夢を現実に変えていこう!
生きていれば色々なことがあります。嫌なことだっていっぱいあるでしょう。でもその経験は無駄ではありません。一つ一つの経験が糧になり、将来の成功につながることでしょう。
一人で生きていくのもいいけど、恋愛をして別れも経験しながら、一緒に人生を楽しめるパートナーを探して喜怒哀楽を共にして生きていきたい。
という・・・ 一応、ラブソングです😛


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『行くあてを探して』 作詞:藤崎涼

見上げる夜空に  輝きを失った星達が寂しげに息を殺す
グラスに溺れた酔いどれ人達は 諦めた生活に愚痴をこぼす

安らぎを求め人は疲れてゆく 
だけど俺は奴達の残した夢を背負って歩きだすのさ

俺は何処へ行こうか一人で
いつしか見果てぬ夢のはざまで 笑ってる自分を見つける時まで
あてどない毎日さ それでも無駄に過ごした時間(とき)は許される
ありふれた希望を信じて守りたい うらぶれた街で

溢れた欲望を乾かす男達 偽りの優しさに溺れている
一晩限りの慰めの為だけに かき集めた紙幣(かみきれ)をばらまいてる
うわべだけの愛で着飾った言葉を投げかける女と 惑わされた男が声をひそめる

見透かされた嘲笑(わらい)に気付かず
おまえは見栄を張るたび ネオンの誘惑の狭間にひきずり込まれて
そして何処へ行くのか今夜も 
慰めにかけた言葉までも 癒される事なくそのまま嘘になる
裏切りの街 

 
置き去りの夢を拾い集めながら 
いつか仲間達と目指した “理想の日々” へ
俺はそこへ行くのさ一人で
いつしか見果てぬ夢のはざまで 笑ってる自分を見つける時まで
あてどない毎日さ それでも 
いつか信じて探した永遠の愛へたどり着けるだろう
まっすぐ歩いていこう

解説:
この曲は、僕が10代後半、音楽の世界に飛び込んだばかりの頃に書いた曲です。
一緒に夢を追いかけていたバンド仲間たちは、次々に夢を諦め、安定を求めて(?)就職していきました。
応援してくれていた彼女にも愛想をつかされ、最後には僕一人だけが残りました。
でも、それでも僕は、夢も目標も絶対に諦めませんでした。

当時の僕は、売れない演歌歌手のバックバンドをやったり、夜の店で演奏する仕事(ハコバン)をしていました。
そこには、いわゆる“普通の大人”とは違う、大人の世界が広がっていました。
酒と欲と嘘が渦巻く夜の街。そこから見える社会の裏側、表には出せないような話。
高校を中退していきなり社会に出た10代の僕には、強烈すぎる景色でした。
でも、そんな世界の中で、不安も不満も、抱えきれないほどありましたが、僕は冷静に周りを見つめていたんです。
「俺はここに染まるために音楽をやってるわけじゃない。必ずこの先、もっと明るい場所に行くんだ。」
そう信じて、必死で理想の未来(行くあて)を探し続けました。
(ちなみに、そこで貯めたお金でアメリカに遊学に行きました。)

過去の葛藤も、時が経てばいつかきっと笑い話にできるはず。夢を追い続け、その境地に行きましょう!

この曲には、元々は僕が作曲したドロドロで暗いメロディがついていました。曲の内容にはぴったりなアレンジだったんですが、あまりにもハマりすぎて、曲調に希望が感じられなくて・・笑
だからラテンと行進曲をミックスしたような、前向きな曲に生まれ変わらせました。

歌詞に出てくる「ネオン」という言葉。
ちょっと昭和臭いかもしれません。(まあ、書いたのが昭和時代ですからね。)
でも、あえて残したのは、あの時代にしかなかったあの空気、あの匂いを感じてほしかったからです。
ネオンの灯りは煌びやかでありながらも目に優しかった。
今や「ネオンサイン」は「LED」にとって代わり、目を刺すほどに明るく眩しい煌びやかな光を放つようになっています。それはそれで綺麗ですが、修正されまくった音楽などのように"綺麗だけども味のないものに"なっている感じもするのです。
しかし僕はそれを否定するつもりはありません。そういうことを受け入れつつ、時代の流れに乗りながらも、未来の理想の日々を目指して生きています。


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『ずっとここにいるよ』 作詞:藤崎涼

赤色の電車に乗り  通った制服の頃は
まだ夢もなかったから 寄り道ばかりしてたっけ
繰り返す同じ毎日と  定められた線路の上
真っすぐ走るのがイヤで  まわり道ばかりしてたっけ

きみがいなくなったあの日から 夢が一つ生まれてきたんだ

痛みを知ってるから頑張れるんだと 教えてくれた街の笑顔に感謝して

ここにいる ここにいる ずっとここにいる
この街で生まれ育ち そしてまた生まれ変わるよ
少しだけ無理をして笑ってたけれど
おかしいね なんだかね 気分が少し晴れてきた

寄り道回り道しても 行き先が定まっていれば
迷子にならないよきっと  広い空の街は


土手に寝そべり空を見て 自由な翼を眺めてたら
きみのことを思い出して 空を飛びたくなった
商店街のアーケード 空を隠してしまうけれど
人の声が明るいから 雨の涙は気にならないよ

この街からはすぐに飛べるけど ずっとここで暮らしたいと思った

夢があるから頑張れるんだと 教えてくれた街の元気に感謝して

ありがとう これからも ずっとここにいる


大事なのは笑顔だね できるだけ笑ってたいよね
きみの事思い出し 寂しくなるけど

うつむいてるだけじゃ なかなか前には進めない
過去より大切なのは なにより今この瞬間
未来は今変えることができる 明るいこの街で

ここにいる ここにいる ずっとここにいる
この街で生まれ育ち そしてまた生まれ変わるよ
大事なのは笑顔だね できるだけ笑っていたいね
遠くの山かげに落ちていく 夕陽が静かに照らすよ
もう二度と会えない君の愛したこの街を

ありがとう これからも ずっとここにいる
ここにいるよ 
 

解説:
この曲は、森高千里さんの『渡良瀬川』や『この街』という曲にインスパイアされています。
(余談ですが、僕が生まれて初めて自分で買ったCDは森高千里さんの『STEP BY STEP』というアルバムでした。)

この曲は、元々は "とある地方都市を題材にした映画の主題歌" として書いた曲なんです。
その映画は残念ながらお蔵入りになってしまったんですけどね。そのまま10年くらい眠っていたのを引っ張り出してきて、改めて歌詞を読み返してみたら、日本の色々な街に当てはめることができるんじゃないかと思い、詩の内容を少しだけ変えて復活させたのです。 眠らせておくのはもったいないと!

歌詞の初っ端に出てくる『赤色の電車』は僕にとっては昔の丸の内線や京成電鉄なんですが、赤い電車って日本全国あちこちを走ってる(と思う)ので、『赤色の電車』にしました。
『商店街のアーケード』は、京成立石駅前の『立石駅商店街』や『立石仲見世通り』をイメージしてたりしますが、アーケードの商店街って日本中あちこちにありますからね。僕も地方に旅行に行った時はその街にあるアーケード街を歩いたりするのが好きです。
『土手に寝そべり』の土手は荒川土手なんです。『遠くの山かげ』は秩父や神奈川方面の山で、時には富士山も見えるんです。(晴れていて空気が綺麗じゃないとなかなか見えませんが)
とにかく、アーケードの商店街があり、川の土手から遠くの山が見えるような街って日本全国あちこちにありますよね。 この歌詞はきっとあちこちの街にあうのではないかと! 
ちなみに、僕は日本全国あちこち旅(ドライブ)してるので、色々な街の景色(情景)が頭に浮かびます。(一都一道二府四十三県制覇済み!)

と、ここまで書いておいて、上の解説には少しこじつけが入ってます。😛 
実はここだけの話ですが、この曲は元々は兵庫県の伊丹市を題材にして作ったんです。
10年ほど前に、伊丹市を舞台にした映画を作るという話があり、その映画のために書き下ろしました。
伊丹市は僕とは全く無縁の都市なのですが、この歌詞を書くために実際に伊丹市に行き、街を歩いたりしてこの曲を書きました。なので、この曲の歌詞は完全に創作で、僕が作った物語になります。
『伊丹で生まれて学生時代を過ごし、恋愛をし、ツラい別れもあったけど、それでも僕に力をくれるこの街が好きだから、ずっとこの街で生きていくよ』というような内容です。
伊丹市のテーマソングになって、現地の商店街とかで流れたらいいなぁと思ったりしてましたが、残念ながら映画はお蔵入りになってしまったのです。

歌詞の一番最初に出てくる『赤色の電車』は、改訂前は『あずき色の電車』だったんです。阪急電鉄の伊丹線です。

『痛みを知ってるから頑張れる』は『伊丹を知ってるから頑張れる』に引っ掛けています。 意味が通るのでそのまま生かしています。

『商店街のアーケード』は、"ViVa伊丹サンロード商店街" です。
『土手に寝そべり空を見て 自由な翼を眺めてたら』の土手は、伊丹市の東部を流れる"猪名川"の土手です。猪名川は伊丹空港(大阪国際空港)の近くを流れています。

『自由な翼』とは、土手の上空を飛んでいる鳥達のことなんですが、伊丹には空港があり飛行機も飛んでいるのでそれにも掛けています。なので『この街からはすぐに飛べるけど』という歌詞は、「この街には空港があるから、すぐに遠くへ行けるよ」という意味を含んでいたりします。

そして、この歌詞に出てくる『キミ』は、実は死んでしまっているんです。だから「もう2度と会えない」って言ってます。『キミ』がなぜ死んだのかはわかりませんが、「キミのことを思い出して、空を飛びたくなった」というくだりは、主人公はキミの後を追って死んでしまおうと考えたりしてしまったんです。でも、街の人達や友達の人情や笑顔に励まされ、思いとどまったんです。だから『僕』は『キミが愛していたこの街』でずっと生きていくことを決意したんでしょうね。
"キミ"が男か女かは未設定です。 だから一人称は出てきません。しかし、雰囲気的には主人公は男のイメージになりますね。男性(涼一郎・すずかいちろう)が歌ってますし! 

この曲の解説が長くなってしまいましたが、この曲の歌詞は自分の経験や環境とは裏腹なことを書いているので、現地に行ったりして街の空気を感じながら作りました。言葉の使い方も、あえて僕とは違うキャラクターにしています。
住んだこともない部外者がその街のことを歌うなんておこがましいと思いましたが、その街に住んだつもりになって色々想像しながら書きました。ちなみに、森高千里さんも渡良瀬川のある栃木県足利市に住まわれたことはないそうですが、森高さんも現地に出向いて歌詞を書いたらしいです。今では完全に足利市のテーマソング的な立ち位置になってますよね。すごいなぁ。
『ずっとここにいるよ』も、どこかの町のテーマソングになればいいなぁ。

ということで、この『ここにいるよ』という曲は自分では結構気に入っています。



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『今また何かが始まる』 作詞:藤崎涼

記憶の中に映りこむ  自分自身を見つめ直した
あの頃と比べて少しは大人になれたのか 子供のままなのか
自分の選んだ道はずっとこの先に続く
遠くへとさらに遠くへと ただひたすら歩いてる

大人になってわかったよ  大人はずっと子供のままだ
だからいつでもやり直すことができる そう思うと気が楽になる

自分を殺す勇気があれば  なんでもできることに気づいた
泣き続けるだけの元気があれば 必ず生まれ変わることができる

ほら今また何かが始まる 
 

解説:
ブルージーだけどスローなタンゴのようなアレンジの曲。
1コーラス(1番)しかありません。
自分の書きたい事を書いたら、一番で完結してしまったのです。だから無理に2番を作ることもないかなと😛
だから2分という短めの曲になっています。

この曲は、将来に行き詰まっている大人たちへ送る、僕なりのメッセージソングです。

世界は、ものすごいスピードで変わり続けています
新しい何かが生まれては消え、終わってはまた始まる。
未来は、どんどん先へ進んでいく。
そんな時代の中でも、時には立ち止まって、自分の過去を振り返ったり、昔のことを思い出す時間も必要です。
これまで歩いてきた人生の経験は、ひとつとして無駄なんかじゃありません。
「あの時間は意味なかったな…」と思っていることさえも、いずれ「全部、今の自分の糧だった」と思える日が来るはずです。笑い話や経験談として語れる日も来るでしょう。
その境地を目指して、また一歩踏み出せばいい。
目標を変えたって、ゼロからやり直したって、全然構わない。
とにかく、自分を信じて進み続けること。
生きてるだけで儲けものです。
そして、何より大事なのは健康!!
他人や神様を信じる前に、まずは自分を信じることから始めてみてください。
そう、神様はあなた自身なのです! (変な宗教ではありませんよw 僕は無宗教です。) 



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『ボクはぬいぐるみ』 作詞:藤崎涼

ボクはぬいぐるみ by Aak Rowin
シングル • 2024年 • 1曲 • 3分

『ボクはぬいぐるみ  作詞:藤崎涼

ボクは知らない国で生まれた
ボクは誰かの為に生まれた
ボクを作った人の為 ボクを作った会社の為
そしてボクを見つけたキミの為

ボクは笑うことができない
ボクは喋ることができない
だけどキミのそばで キミの心に語りかけるよ
だからキミは笑顔になれるよね

ああ、ボクはいつか飽きられてしまうのかな?
ああ、ボクはいつか忘れさられるのかな?
部屋の片隅で ホコリをかぶって
それでもボクはキミを見守るよ
 

ボクは動くことができない
ボクは食べることもできない
キミが病んだとしても キミの心を癒せればいい
そしてキミは笑顔になれるかな

ああ、ボクはいつか壊れてしまうのかな?
ああ、ボクはいつか捨てられてしまうのかな?
手垢にまみれて 取れかけた瞳で
それでもボクはキミより長生き
だから、ずっとボクと一緒にいてね
ボクを ボクを 守ってね

解説:
これは藤崎涼っぽくない!と思った人もいるはず。

僕は、ぬいぐるみを何体か持っています。
一番古いのは、子供の頃にアメリカで買った『Odie』のぬいぐるみです。
(ガーフィールドという猫のアニメがあるんですが、そこに出てくる犬です。もう35年くらい持っているかもしれません。)
ほかにも、NHKの『どーもくん』や『ぼのぼの』など、ちょっと風変わりなぬいぐるみが多いです。
この曲のジャケット写真にあるようなクマのぬいぐるみは持っていませんが、僕のぬいぐるみ達(とはいっても全部で5体くらいですが)は、部屋の隅で埃をかぶっています。
たまに部屋を掃除するときに、掃除機で埃を吸ってあげたりはしますが、かといって、そのぬいぐるみで遊んだりすることはありません。ただ、部屋の隅にひっそりと飾られているだけです。

そんなぬいぐるみ達を見て、ある日ふと「持っていても仕方ないかな」と思い、処分することに決めました。
でも、いざ捨てるとなると、さすがに気が引けます。
ただの“物”のはずなのに、そこには少なからず僕自身の“魂”が宿っていることに気づきました。

「なぜ僕は、これを買ったんだっけ?」
そう思い返してみると、「可愛い」と思ったり、「欲しい」と思ったから、お金を出して買ったんですよね。
買って帰って部屋に飾って、さすがに人形遊びまではしませんが(笑)、見るだけで癒されたりもしていました。

それから何十年・・・
今ではすっかり部屋の風景の一部と化して、眺めても特に何も感じなくなってしまいました。
だから、本当に気に入っているものだけを残して、あとはフリマサイトで売りに出したりもしました。
「大切にしてくれる人に引き取られた方が、ぬいぐるみもきっと嬉しいはずだ」と思いながら。

そんなぬいぐるみ達と再度向き合った時に出来たのがこの曲です。
僕はぬいぐるみで遊んだりはしませんので、「手垢にまみれて 取れかけた瞳で」というのは、ちょっとした脚色です。
でも、ぬいぐるみの気持ちになって、この曲を作りました。 ある意味、ぬいぐるみ達への鎮魂歌なのかもしれません。

『一目惚れして買ったぬいぐるみ。
大切にしていたぬいぐるみ。
部屋の片隅で埃をかぶっていませんか?
彼を見つけて連れて帰ってきた時の気持ちを思い出して、もう一度抱きしめてあげてください。』

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