辛さ満足レベル:
旨さ満足レベル:
※レベル表記方法についてはこちらのページを。
桃屋から唐辛子ソース(ホットソース)が発売されていました。
スーパーマーケット『オーケー東雲店(東京都江東区)』にて購入。
価格は、税込みで323円でした。
桃屋といえば、「ごはんですよ!」や「辛そうで辛くない少し辛いラー油」や「キムチの素」で有名なメーカーですが、どれも糖類が使われていて甘いんです。味は嫌いじゃないんですが、ちょっと甘さが強すぎたりするんです。 日本人は甘い食べ物が好きなのでしょうがないのかもしれませんが・・・。
そんな桃屋が、まさかホットソースを出すとは!!
「どうせ甘いんでしょ?」と思ったのが第一印象でしたが、念の為に原材料を見てみたところ・・・・
でも、原材料的には美味しそう!ホットソースというよりは何かのスープみたいな原材料です。
おや。
砂糖などの糖類が使われていません!!
添加物が色々(特に調味料)が使われているのはちょっと残念なところですが、3種類のニンニク(にんにく、ソテーガーリックペースト、ローストガーリックパウダー)が使われていたり、玉ねぎやにんじんまで使われていて、なんだか美味しそう。
しかし、一番多く使われている「りんごパルプ」というのはなんでしょう? りんごの絞り粕でしょうか?それともりんごピューレ? いや、ピューレなら”ピューレ”と書くでしょうし、やはり搾り粕でしょうか?なんのために使われているのでしょうか? テクスチャーに粗絞り感を出すため?
まあ、粕とは言っても食物繊維も入っているでしょうし、体に悪いものではないはず。 でも、甘かったりするんだろうか?
とにかく、ホットソースにりんごパルプというのは意外です。
ホットソースの基本である「唐辛子、塩、醸造酢」はちゃんと使われていますが、肝心の唐辛子の使用量は酢よりも少ないです。 原材料の上から4番目に唐辛子がきていて、人参や酢よりも使用量が少ないとか・・・唐辛子ソースと呼ぶにはちょっと唐辛子の量が少ないんじゃないかなぁ。
そんな感じで辛さはあまり期待できない感じ。
栄養成分は以下のような感じ。
まあ、カロリーなんてどうでもいいんです。 ホットソースのカロリーや塩分まで気にしてたら、食事なんてまともに食べられなくなります! でも、一応情報として載せておきます。
蓋は、片手でも開けやすいです。 しかも、口が大きめなので、量がちょっとしか出てこなくてイライラなんてこともないです。 しかし!
使用前に瓶を振ってから蓋を開けたら、蓋の裏に付いたソースが垂れてきて、瓶の口が汚くなってしまいました。 これは避けられないです。
これはちょっと使いづらいかも。 片手で開けられるのはいいんですが、この状態で蓋を閉めてしまったらソースが飛び散ったり、蓋からはみ出たりしてしまいます。
『分離することがあるので使用前によく振ってからお使いください』と書いてあるので、これは避けられないかも。 瓶を振る時に、上下にではなく横に振るなどの工夫が必要かもしれません。
もしくは、めんどくさいけど、使用後に蓋を綺麗に拭くしかないですね。
まずはソースをスプーンにとって、そのまま舐めてみます。
クセが少なく、美味しいかも!
うま味調味料が入っているのもあるでしょうけど、旨味がちゃんとあります。
ガーリックやオニオンのブレンドされた風味が絶妙です。
程よい酸味もあるので、トマトは使われていないけどトマトスープのような感じもします。
糖類は使われていないものの、ほんのり甘みもあります。自然な甘みです。 りんごパルプや玉ねぎやにんじん等の自然な甘みなのだと思います。
これはもはやホットソースというよりもスープのような感じではあります。
しかし!
辛さは、かなり控えめです。 というか、ほとんど辛味はないような感じ。 ピリ辛です。
辛さを求める人は、別途ホットソースや唐辛子が必要になります。
辛味付け用にはなりませんが、旨味付けや味変用のソースとして重宝しそう。
この辛さの弱さは、万人受けを狙った結果なのかもしれません。
桃屋のヒット商品であある『食べるラー油』も、辛くないから売れたんだと思いますし。
いくら日本人の辛さ耐性が上がってきてるとは言っても、まだまだタバスコペッパーソースの辛さでさえ「辛い」という人が大半でしょうし。
ちなみに、この『おいしい唐辛子ソース』の辛さをわかりやすく例えるとするならば、タバスコペッパーソースの1/3くらいの辛さレベルといったイメージです。
なので、タバスコペッパーソースが苦手な人でもいけると思います。
辛さが弱い人でもいけそう。
調べてみたところ、このホットソースには2種類の唐辛子が使われているそうなんです。
一つはスタンダードな『鷹の爪』、そしてもう一つは『ハバネロ』を使っているということです。
一応、唐辛子にはこだわっているわけですね。
ハバネロ使ってるわりには全然辛くないですし、ハバネロの変なクセもありません。
だからいいのかもしれません。 僕は、個人的にハバネロの風味はあまり好きではないので・・・。
タバスコペッパーソースよりも酸味は控えめで、ガーリックやオニオンが効いていて、クセがないので料理の味の邪魔をしない感じです。
なので、このソースは色々な料理に使えそうです。
なんなら、これはホットソースというよりも、そのまま食べることもできるくらいの感じです。
そのままスープにしたり、パスタソースのベースにしてもいいんじゃないかと・・・。(量が少ないのでコスパは悪いですが)
ソースとして使う場合は、お約束のパスタやピザなどにはもちろん合います。
ピザ。
そのほか、焼き鳥とかピラフとかカレーとか、まあホットソースが合うような料理全般にはしっかりと合います。
辛さは弱いですが、これは美味しいと思います。
旨味調味料が使われているのはちょっとずるいですけどね。
僕は、うま味調味料否定派ではありませんが、うま味調味料とかを使わずに美味しく仕上げている食品の方が評価が高くなります。
ナチュラルさと旨さで言えば、マリーシャープスのホットソースに軍配が上がります。
全然辛くないけど、僕がホットソースで一番好きなのはこれです。
<了>