辛さ満足レベル:
旨さ満足レベル:
※レベル表記方法についてはこちらのページを。
一昔前に “食べるラー油”ブームがありましたが、そのブームの火付け役が桃屋の『辛そうで辛くない少し辛いラー油』でした。

『辛そうで辛くない少し辛いラー油』は、その名前の通り全然辛くありませんでした。
辛くないどころか砂糖が多く入っているので甘いんです。 まあ、その甘さが日本人ウケしたのでしょうけど、僕は甘さが嫌でハマりませんでした。
で、今回その桃屋が出してきたのが
『辛さ増し増し香ばしラー油』
です。
相変わらず説明的で長い商品名ですが、商品の特徴がわかりやすいですね。
どこで買ったのかは忘れましたが、普通に一般的なスーパーで買えると思います。
amazonでも買えます。
メーカー希望小売価格は、税込みで450円です。
商品名には惹かれましたが、「どうせまた砂糖もたっぷりで甘いんでしょ」と思い原材料をチェック。

あらら、砂糖は使われていました・・・・
原材料的には『辛そうで辛くない少し辛いラー油』とほぼ同じです。
これ↓が『辛そうで辛くない・・・・』の原材料です。

どうやら『辛そうで辛くない・・・』から粉末しょうゆと粉末唐辛子味噌を抜いて、代わりにチキンブイヨンを入れ、唐辛子の使用量を増やした感じですね。
砂糖の量はあまり減っていなそう。
辛味に関する注意書きもあります。 今度は本気で辛くしてきたか???

一応、注意書きはありますが、文体からは、それほど辛くはなさそうな感じが伝わってきます。
「びっくりするほどは辛くないけど、辛さに弱い人は念のため注意してね」という感じでしょうか。
開封してみます。

いい色! 澄んだ色のラー油!!
中華料理屋さんの店舗でも、よく自家製ラー油を瓶詰めして売ってたりしますが、ああいう商品はお店の厨房で作られているので、製造工程や瓶詰めの過程がわからず若干品質に不安があったりします。(信用するしかない) しかし、こういう大手メーカーの商品は安心感がありますね。 (超大手や有名メーカーでもたまに信頼を裏切るようなことをやらかしたりしますけどね)
上澄みのラー油が美味しそうではありますが、底に具材が沈んでいるので、使うときは瓶の底からよく混ぜて使います。
(綺麗なスプーンを使いましょう)

まずは、そのまま一口食べてみます。
フライドガーリックやフライドオニオンや唐辛子の風味が香ばしいです。
味がしっかりついているので、そのまま食べてもおつまみとかになりそう。(カロリー注意)
甘味はそれほどは気になりませんが、甘さはあります。しかし、嫌な甘さではなくいい感じにブレンドされています。
辛さは・・・・
後からじんわりと辛味がやってきます。 思ってたよりもちゃんと辛いです。『ゲンさんのてづくり 食べる辣醤油 辛さLv.3』よりも辛いです。
とはいえ、激辛とかではなく、『ちゃんと辛味が感じられる辣油』レベルの辛さです。
「辛さ増し増し」というのは所謂 “当社比” で、『辛そうで辛くない少し辛いラー油』よりも辛さを「増し増し」したということなのでしょう。
焼き焼売や豆腐(冷奴)などにかけて食べてみたら美味しかったです。

この辣油は味付けがしっかりついています(砂糖、食塩、粉末しょうゆ、調味料が使用されている)ので、単独で味付け調味料として使えます。
なので、すでに味付けが完成された料理に使うと味が変わったり濃くなってしまう可能性があります。
このまま麺と和えたら汁なし担々麺風のまぜそばができそうだなと思いました。
家にうどんの乾麺が余っていたので、茹でたうどんの麺に『辛さ増し増し香ばしラー油』だけを混ぜ込んでみました。(他の味付けは一切なし)

麺1人前に対してラー油を大さじ1杯弱入れてみたら、汁なし担担麺風の”辣油まぜそば”になりました!
なかなか美味しい。
味がちょっと薄く感じる場合は、塩か醤油を少し足せば大丈夫です。
分量の調節は必要ですが、炸醤(ひき肉とヤーツァイを炒める)、ねりごま、砕いたピーナツ、花椒などを加えたら、それ以外の味付けは不要で本場四川風の汁なし担担麺になりそうです!
ちなみに、桃屋の商品では、最近発売された『おいしい唐がらしソース』が僕には刺さりました。
日本製の商品にしては珍しい砂糖不使用のホットソースです。 うま味調味料が使われているのが少し残念ではありますが、美味しいので僕のホットソースレパートリーに組み込んで愛用してます。(ただし、辛味は弱い)
以上、桃屋も頑張っていますねぇ。
ちなみに僕が子供の頃は、桃屋といえば『ご飯ですよ!(海苔の佃煮)』でした。
コメント