辛さ満足レベル:
旨さ満足レベル:
※レベル表記方法についてはこちらのページを。
米沢牛を使用した麻婆豆腐の素を買ってきました。
僕は麻婆豆腐は断然牛肉派です。 本場四川でも牛肉を使うのが主流です。
『陳麻婆豆腐』の店舗でも、日本に進出してきたばかりの頃(2000年)は松阪牛を使っていて、それを売りにしてたくらいです。 しかし、いつのまにかひっそりと松阪牛を使うのをやめてしまいました。経費削減もあるのでしょうが残念ですね。もちろん今でも牛肉を使っていますが、産地を書かなくなったので、売りにならないくらいのレベルの牛肉を使っているのかも。 黒毛和牛とかだったら絶対書くでしょうし。 ということは、オーストラリア産や米国産を使っているのかも?
さらに、日本の陳麻婆豆腐のお店は、ライセンスを取得した会社が大手飲食店運営会社に買収されたあたりから、味わいがかなり変わってしまったように感じています。ストレートにいうと、味が落ちました。 メニューも麻婆豆腐だけではなくなり色々な中華料理を出したり、さらにはちょっと邪道なアレンジ麻婆(ハバネロを入れたり、牡蠣を入れたり)出し始めてしまったのが、ちょっと残念です。本家もそれを許してしまったんだなぁと。(日本の陳麻婆豆腐のお店は四川の陳麻婆豆腐のライセンスでの営業です。)
まあ、ビジネスなので仕方ないとは思いますが、日本初時代(2000年頃)とは全然変わってしまいました。
話を戻します。
今回の『米沢牛麻婆豆腐(の素)』は
ビオラル有明ガーデン店(東京都江東区)にて購入しました。
価格は税込みで538円でした。 ちょっと高いです。 まあ、米沢牛を使っているのでしょうがないか。
この調理例の写真に惹かれて購入しました。 おいしそう!

さすがに緑の葉っぱは”葉にんにく”ではないようですが、油感もや色合い的にも合格ラインのヴィジュアルです!
辛さレベルは5段階中の”4″と唐辛子マークによって表記されています。

写真ではちょっと分かりづらいですが、エンボス加工された光沢のある箱に入っていて、高級感のあるパッケージです。(まあ実際にお高いんですけど)
四川の花椒が別添されているとのこと。

発売元の『みやさかや』は、創業が寛永2年の鯉料理屋らしいですが、現在では山形産の素材を使った惣菜を作る会社となっているようです。だから米沢牛を使った麻婆豆腐の素を作ったんでしょうね。
しかし、寛永2年っていつだよ!何年前だ? 江戸時代なのはわかりますが、ぜんぜんピンときません。
調べてみたら、西暦1625年なんだそうです。ということは、ちょうど400年前じゃないですか。
西暦表記だとすぐに計算できますね。麻婆豆腐の歴史よりもはるかに古い! すごいなぁ。
余談になりますが、年号はもう西暦に統一して欲しいです。
僕は普段は西暦一択で過ごしてますが、役所とかの書類を書くときに和暦で書けと言われると、今が何年かわからないんです。
和暦だと色々計算もしづらいし、企業だって年号が変わるたびにいろんな書式とかを変えたりして無駄にしなくてはならないし、もう令和とか平成とかやめて欲しい。 一つもいいことない!!!
しかも僕は昭和生まれなので、既に3世代も昔の人になるんですよ。昭和生まれにとっての『明治生まれの人』的なイメージになるわけですよ!
しかも、天皇が生きてるのに早々と代替わりしたもんだから早々と年号『令和』とかに変わってしまって迷惑なんです・・
伝統が、とか宗教が、とか言われるのかもしれませんが、古い考えは捨ててどんどん進化していかなくてはいけないと思うのです。 伝統も大切にしなくてはいけないと思うのですが、変えられるところはどんどん変えていけないと思うんですよね。
伝統を守るとか言っても、旧石器時代とか弥生時代とかの服装や道具や伝統や文化を大切にして生活に取り入れている日本人なんてほとんどいないと思うんです。 やはり不便なものは変えていかないといけないと思うんです。
僕は昔を偲ぶこともたまにはありますが、常に前を見つめ、前向きに変わっていこうとしています。
変えられるところはどんどん良い方向に変えていこう!
日本は、まず政治から変えていかなきゃダメだ。 そして、日本国民も政治家の思う壺にならないように変わっていかなければ! 選挙へ行こう!!!
話が思い切り飛んでしまいました。
話は戻りますが、『米沢牛麻婆豆腐』の原材料をチェックしてみます。

牛肉(米沢牛)はもちろんですが、牛脂も使われています。しかし、牛脂も米沢牛のを使っているんでしょうかね?書かれてないから違うかもしれませんね。
麻婆の原材料としては、甜麺醤が一番多く使われています。
豆板醤、豆豉、醤油、鶏がらスープなど、四川式麻婆豆腐に使われる基本調味料は網羅されていますが、上白糖、生姜などの日本式麻婆の要素も混ざっています。
そして、さすがナチュラル志向のお店『ビオラル』で販売されているだけあって、旨味調味料不使用となっています!! 素晴らしい。
おろしにんにくが入っているのも良いです。
作り方はこんな感じ↓

初めて食べる商品なので、メーカーの指定する分量通りに作ってみます。
豆腐はセオリー通りに木綿豆腐350gをあらかじめ湯通ししてから使用します。指定通り長ネギも30グラム使います。
麻婆ソースの色はこんな感じ。 ちょっと茶色が強めです。

これに豆腐を入れて煮込んで出来上がりです。
出来上がりはこんな感じ⬇︎ (パッケージ写真と比べてみました。)

期待を込めて、仕上げにちょこっとだけ葉にんにくを入れてみました。 (合うかわからないのでちょこっとだけ)
まあ、なんとなくパッケージの調理例の写真に近い感じにはなりましたが、パッケージ写真のほうがおいしそうです。 パッケージ写真の油感はなかなかいい感じなのですが、実際にはあまり油感はありません。油は自分で追加すればいいんでしょうけど、今回はやめておきました。
出来上がりの量は少ないです。 写真の盛り付けは、出来上がりの半分の量です。
少ない!!
パッケージに書かれている『2〜3人前』というのは、他におかず数品やスープなどがある場合でしょうね。
麻婆豆腐と白飯だけで食べる場合は、一箱で一人前と考えた方が良いです。
食べてみます!
醤油の香りが強めです。 甜麺醤や上白糖が多めに使われているだけあって、甘みもそこそこありますが、それほど嫌な甘さではありません。 ぎりぎり白飯に合うくらいのレベルです。
別添の花椒もそこまで麻味は強くなく、日本人にも馴染みやすい味付けになっています。 そして、米沢牛や牛脂が使われているだけあって、ちゃんと牛の風味が出ています。
でんぷんが多く使われているせいか、かなりとろみがきついです。 とろみが豆腐にまでまとわりつくような感じで、面白い食感です。
麻婆豆腐って、使用する豆腐や牛肉の種類によって大きく味が変わります。特に中途半端な牛肉を使ってしまうと味をかなり落としてしまいます。
例えば、僕は↑の陳麻婆豆腐の素をよく使うのですが、使う肉や豆腐によって全然味が変わってくるんです。 素材の選び方ひとつで味が大きく変わるというのを学びました。
でも、この『米沢牛麻婆豆腐』は、米沢牛や牛脂の風味が乗っていて、上品さを出しています。
四川風ではないものの、ちょっと高級な中華料理店で出てくるような味に仕上がっています。
豆板醤などのエッジは効いていないですし、麻辣も弱めなので万人受けするような味に仕上がっていると思います。 これはこれでけっこう美味しいです。
うま味調味料が使われていない分、牛の味や鶏ガラでちゃんとダシが取れている感じです。 牛肉は米沢牛なだけあって、さすがに肉の量は少ないです。(原材料表記では一番上に表示されてはいるんですけども)
これ⬇︎が米沢牛です(豆腐の上に乗ってるやつ)

まあ、肉の量は少ないですが、肉の味はちゃんと生きていました。
ということで、四川風な感じではありませんでしたし、麻辣は弱めで甘みもそこそこありましたが、いい感じに日本人向け(万人向け)に仕上がっていて、普通においしかったです。
ちょっと高級な中華料理店で出てくるような麻婆豆腐って感じです!
たまにはこういうのもいいねぇ。
<了>
ちなみに、僕は、普段はこれら⬇︎の麻婆豆腐の素を愛用しています。
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