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松屋『水煮牛肉 特盛』

辛い食品の話題
辛さ満足レベル:
旨さ満足レベル:
※レベル表記方法についてはこちらのページを。

ネット界隈では「激辛すぎる」だとか「食べきれない」という評判が出ている、牛丼屋『松屋』の『水煮牛肉』を買ってきました。
松屋自身も『激辛挑戦メニュー』を謳っています。

https://www.matsuyafoods.co.jp/matsuya/whatsnew/menu/88549.html
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水煮牛肉とは

水煮牛肉は、牛肉と野菜を豆板醤や唐辛子や花椒などを炒めてスープで煮込んだ中国四川の料理です。油を多く使うのが特徴です。
他に豚肉ヴァージョンの『水煮肉片』、魚ヴァージョンの『水煮魚片』などもあり、中国全土に広がっている料理であり、日本でも四川料理を出すお店では必ずと言っていいほどメニューにあります。「牛肉の四川風煮込み」のような名前になっていることも多いです。 発祥に関しては諸説あり、今の形になったのは100年にも満たないと言われていますし、定義や決まったレシピも存在していないようです。 

見た目も色々、スープも少なかったり多かったり。

いちまる厨房『世界の地方料理』より
陳麻婆豆腐サイトによる水煮牛肉の記事より
台湾のサイト『楊桃美食網』より
『重慶観光情報サイト』より

でも、共通しているのは大量の油です。 
最後の仕上げに熱した油(辣油)をかけて仕上げるという調理方法が一般的なようです。

あと、豆板醤や花椒、唐辛子を使い、油を多めに使うのは共通しており、その源流は麻婆豆腐にあるのではないかと僕は考えています。

そんな四川料理を、なんと牛丼の松屋が販売したそうなのです。 松屋から水煮牛肉が発売されるなんて意外です。 とは言ってもレギュラーメニューではなく期間限定メニューらしいですけどね。 
松屋は、色々な国の外国料理を期間限定メニューで出したりするのですが、いつも「本格的」だと評判もいいらしいんです。
しかも、日本ではあまり知られていないマイナーな料理を出すんですよね。
でも、だからこそ日本人の舌に合わせるのではなく、本場の本物の味を紹介して欲しいところ!!
日本の外国料理って、大抵は日本人向けにアレンジされて甘ったるくなったり味が変わったりするので、本場の味わいを体験するのは難しいのですが、さて松屋はどこまで本物の味を再現してきたのでしょうか?

松屋の水煮牛肉は、ネット界隈では「激辛すぎる」だとか「食べきれない」と話題になっているようなのです。
期待してみましょう。



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『水煮牛肉 特盛』の重さ

ラベルには『水煮牛肉 特盛』と書かれていますが、水煮牛肉が特盛なわけではなく、ご飯(白飯)が特盛なのです。 ちなみに、白飯は大盛りも特盛も同じ金額でしたので、特盛を選びました、

重さを量ってみましたよ。

水煮牛肉は容器込み(蓋なし)で、427グラム、 
ご飯は容器込み(蓋なし)で、362グラム

でした!

なぜか白菜の漬物もついています。 

店舗で食べると、さらにこれに味噌汁がつくようです。 なんか損した気分。

しかし、持ち帰りにして家で食べれば、自分好みに味変したり麻辣を追加できますからね。

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食べてみます。

ワクワクしながら食べてみると・・・・

ちょっと甘い・・

これ、砂糖入っているな・・・・
本場の水煮牛肉は、砂糖は入れないと思います。(作ったことないけど)
入れるとしても、隠し味程度で、甘くするためには入れません。 
おそらく日本人の味覚に合うように甘くしたのかもしれません。 

ちなみに、麻婆豆腐とかにも砂糖は入れませんよ。(日本の麻婆豆腐はほとんどが甘いですが)
まあ、許容範囲の甘さで、それほど嫌な甘さではありません。
だけどこれは、キャベツや玉ねぎや牛肉などの素材から出る自然な甘さとかではなく、砂糖や糖類などで付けられた甘さのような感じがします。(砂糖や甘味料不使用でキャベツ玉ねぎの甘さだけだったらごめんなさい)

まあ、そんなに甘ったるくはないのでとりあえず白飯も合います!

スープは鶏ベースで、油の量もかなり抑えられていますので、そのまま完飲しても問題ありません。
そしてキャベツが沢山入っていてヘルシー感満載! 

油は抑えられているとはいえ、そこそこ脂っこい食べ物なので、白菜の漬物やキャベツによって罪悪感が薄れ、健康的な気分になる笑

しかし、現地ではキャベツが使われることはほとんどなく、レタスやセロリやネギが使われるのが一般的なようですよ。日本ではキャベツを入れるのが定番の『回鍋肉』も、本場ではキャベツは入れません。


肉は少ない! キャベツなどの具材がたくさん入っているので具沢山な感じはしますが、肝心の牛肉は少し少なめです。牛肉以外の具材の方が多いです。(大鍋で作っているとしたら盛り付けによって変わってくるかもしれませんが)

この牛肉は、牛丼と同じ牛肉っぽいですね。
水煮牛肉のレシピでは、厚切りの牛肉に片栗粉を絡ませて別調理をするというものが多いですが、松屋のは牛丼と同じ肉を入れて一緒に煮込んだような感じになっています。

野菜類もしっかり煮込まれていてかなり柔らかいです。 僕は野菜はちゃんと煮てある柔らかいのが好きなので、抵抗なく食べられます。(基本、野菜嫌いなので)

辛さは? そんなに激辛!?

基本の味付け自体は、ちょっと甘めなのを除けば意外と本格さを感じさせる感じ。

だけど、麻辣自体はかなり弱いです。 

輪切りの唐辛子もちらほら入っていますが、それほど大量でもないし、辛さは弱いです。

これは『激辛』と呼ぶレベルの辛さではないですね。

『激シビ』でもないです。

 

だけど・・・

花椒の実がホールでたくさん入っています。 これはなかなか思い切ってますね。
でも、本来の水煮牛肉は、もっと大量の花椒と唐辛子が入っているんですよ。

松屋のは花椒が多めに入っているにもかかわらず、麻味(痺れ)は結構弱めです。

まあ、確かにちゃんと『麻辣』ではあるんですが、思ったほどは強くありません。

良くいえば、程よくバランスがいい麻辣ではあります。

でも、花椒の粒がそこそこ入っているのに、痺れは弱い。痺れの少ない種類の花椒を使っているのでしょうか? それとも、花椒を一度下処理で麻味を抜いたものを使っているのでしょうか? いや、そんな手間暇はかけないでしょうから、前者かもしれません。本来、これだけ花椒のホールが入っていたらもっとビリビリ痺れるはずなんですけどね。
まさか、この水煮牛肉は各店舗で仕込んではないでしょうから、セントラルキッチンで大量に作った時に、花椒の痺れが抜けてしまって薄まっている可能性もあります。

一般人向けの牛丼チェーン店の松屋が出した食べ物と考えると、なかなか思い切っていると思います。
麻辣は弱いですが、バランスはいいですし。
一般的な日本製の麻辣商品しか食べたことのない人からすると、このレベルの麻辣でも異次元で驚くかもしれません。 しかも、有名チェーン店の松屋から発売されている商品なので、麻辣に馴染みのない人も話題に押されて注文して、食べてみてびっくり!みたいになるのかもしれません。

でね、このスープ、飲めちゃうんですよ。
本場の水煮牛肉は大量の油と大量の香辛料が入っているので、完食には躊躇したりもするのですが、松屋の水煮牛肉のスープは程よい塩味で油も少なめであっさりしているので、ついつい全部飲んでしまいます。 白飯もついてますしね。
でも、全部飲んだら塩分はかなり摂取してしまいそうです。

まあ、なかなか美味しかったですし、野菜もたくさん摂れていいですが、値段は高めですし、一度食べたら充分かなと。

でも、松屋にはこの調子で本格的な世界の料理に色々チャレンジして欲しいです。期待します。

水煮牛肉、気に入った人はぜひ本場(四川)の調味料を使って作ってみましょう。

本場四川の水煮牛肉(水煮肉片)の素!!!⬇︎

本場『好人家(ハオレンジャ)』の調味料は間違いない!美味しい。

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