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丸美屋『麻婆豆腐 中辛(電子レンジ用インスタントパック)』

丸美屋麻婆豆腐 辛い食品の話題
辛さ満足レベル:
旨さ満足レベル:
※レベル表記方法についてはこちらのページを。

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原点に戻って丸美屋の麻婆豆腐を食べてみる!

僕は、四川式麻婆豆腐にハマるまでは、麻婆豆腐は特に好物でもなんでもありませんでした。
16歳くらいの頃、当時お世話になっていたプロダクションの社長の影響で”麻婆麺”にはハマりましたが、麻婆豆腐にハマり出したのは1990年代終盤に本場中国(四川)の麻婆豆腐を食べてからです。

ちなみに、僕は日本式麻婆豆腐と四川式麻婆豆腐はの別物だと思っています。
思っていますというか・・・完全に別物です!

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日本の麻婆豆腐の歴史

日本に麻婆豆腐という料理を初めて紹介したのは、料理研究家の王馬熙純(オウマキジュン)という女性だと言われています。 彼女が1959年にNHKの『きょうの料理』という番組で『マポドウフ(挽肉と豆腐の唐辛子炒め)』として紹介したのが最初だと言われています。同年に日本で刊行された彼女の料理本でも「ご飯に合う料理」として紹介されていたそうです。

当時の日本は、激辛なんてとんでもない(激辛なんて言葉もなかった)、ましてや花椒の痺れなんて敬遠さた時代だと思います。それ以前に、本場の豆板醤や花椒なども日本国内では手に入らなかったはずです。そのため、当時のレシピでは豆板醤の代わりに唐辛子と味噌を使用していたようです。でも、きっとその時は視聴者には興味を持たれることがなかったのでしょうね。

ということなので、「日本に麻婆豆腐を初めて紹介したのは四川飯店の陳健民さん」という情報は誤りであると言えるでしょう。
ただし、日本に麻婆豆腐を広く知らしめたのは、四川飯店の陳健民さんだと思います。
陳健民さんがNHKの『きょうの料理』に初出演したのは1966年で、その番組で改めて『麻婆豆腐』を紹介したことがきっかけで、陳健民さんのキャラクターもあって麻婆豆腐という料理が全国に認知されたんだと思います。
その後、1971年に丸美屋が麻婆豆腐の素を発売し、テレビコマーシャルを大々的に展開したことで、麻婆豆腐は一気に家庭に浸透していきました。

“四川式麻婆豆腐”が日本に登場し始めたのは2000年に入ってからです。2000年に、麻婆豆腐の元祖である『陳麻婆豆腐』が、ライセンス契約により日本進出を果たしたんです。同時期に、四川の汁なし
担担麺も少しずつブームとなり、花椒の痺れは日本人に段々と受け入れられるようになりました。
丸美屋が花椒入りの四川風の麻婆豆腐の素を売り始めたのも2000年代に入った頃からだと思います。(いや、味の素のクックドゥだったかな?うろ覚えです)
当時はまだまだ花椒入り麻婆豆腐が珍しかったので、僕は本格的な麻婆豆腐の素を求めてスーパーマーケットや中国物産店をハシゴしたりしました。

そして、昨今は麻辣ブームの影響もあり、日本式の麻婆豆腐にも花椒が入れられてしまうくらい(僕は合わないと思っています)に四川風の麻婆豆腐は一般的になりました。
完全なる甘ったるい日本式麻婆豆腐に花椒を入れただけで”四川風麻婆豆腐”を謳っているお店や商品も多いです。

余談ではありますが、最近の『陳麻婆豆腐(店舗)』の味が落ちたように感じます。レシピが変わったのでしょうか? しかも、麻婆豆腐以外の色々な料理が出されるようになり、麻婆豆腐に激辛唐辛子のキャロライナリーパー(風味が変わってしまう)を入れたり、麻婆豆腐にステーキや天ぷらを加えたりと、段々と邪道な感じになってきた気がします。
まあ、そうやって料理は進化(変化)していくものだとは思うのですが、僕は元祖のお店にはそれをやってほしくなかったし、そもそもの基本の麻婆豆腐の味が落ちた気がするんですよね・・・。
おかしいなと思って調べてみたところ、どうやら『陳麻婆豆腐』を日本に誘致した会社は、大手飲食店運営会社に買収されたようなのです。その頃から陳麻婆豆腐は支店が増え、麻婆豆腐の味にも変化が見られるようになった感じがします。そういった理由もあり、私は最近は陳麻婆豆腐に行かなくなりました。(自分で作った方が美味しいし・・・)
ちなみに、陳麻婆豆腐が2000年に日本に初出店した頃はすごくこだわってたんですよ。
当時、東京台場にあった『お台場小香港』という施設の中に、麻婆豆腐だけしか置いてない小さなお店として出店したのが最初なんですが、お肉は松阪牛を使っていたり、何を使っていたかは忘れてしまいましたが、お米や豆腐にもこだわっていて蘊蓄が店内に掲載されていたのを覚えています。
コストがかかり過ぎたのか、松阪牛使用はフェードアウトしていきましたけどね・・・
でも、日本に進出した頃の陳麻婆豆腐はとても美味しかったんです。僕も頻繁に通ってました。
今はブランドだけを維持しつつ、味は落としてしまったように感じています。

まあ、お店に行くよりも陳麻婆豆腐の素を使って自分で作った方が安上がりだし美味しいからいいんですけどね。

ちなみに、この陳麻婆豆腐の素も、用意する肉と豆腐にこだわらないと味が落ちるので注意です)

余談が長くなってしまいました!

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日本の麻婆豆腐と言えば丸美屋!

さて、子供の頃によく食べていた丸美屋の麻婆豆腐をあらためて食べてみることにします。
最近はめっきり食べることがなくなりましたが、子供の頃は麻婆豆腐といえば丸美屋でしたからね。

今回は、定番の『麻婆豆腐の素』ではなく、あらかじめ豆腐やひき肉も入っていて、パックごと電子レンジで温めるだけの麻婆豆腐を食べてみることにします。

丸美屋麻婆豆腐



パッケージには『ごはんにかけて麻婆丼でも!』と書かれています。

丸美屋の麻婆豆腐というと、どうしても砂糖たっぷりの甘い麻婆豆腐というイメージを思い出してしまうので、果たして麻婆丼は合うのでしょうかね?

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原材料

原材料をチェックしてみましょう。

味付けの原材料は、一番トップに”豆板醤”がきているものの、その次に”砂糖”がっ!!!
さらにはリンゴペーストやトレハロース(甘味料)まで使われていて、どれだけ甘くしたいんだ?という感じになっています。 ちなみに、本来の四川式麻婆豆腐のレシピには砂糖や甘味料は使われません。
でも、豆板醤が一番多いのがまだ救いです。砂糖が原材料のトップにきている麻婆豆腐の素もたまに見かけますからね。

肉は豚肉でもなく鶏肉が使われています。さらには粒状植物性たん白も使われています。これはひき肉のかさ増しとして使われているのでしょう。 まあ、ヘルシー志向ということにしておきましょう。

豆豉なども入っておらず、完全に日本式麻婆豆腐の原材料です。 ごま油が使われているのも日本式麻婆豆腐あるあるです。

まあ、丸美屋が日本の麻婆豆腐の素の元祖ですからね。 
この麻婆豆腐は四川式ではなく、あくまでも日本の麻婆豆腐ですから、それでいいんです!

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栄養成分表示

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食べてみます。

うーん、この色!!! 四川式麻婆豆腐とは明らかに違う色合い。でも、昔は麻婆豆腐といえばこのように赤っぽい茶色でしたよね。 すごく優しい色合い! 病院食に出てきそうなくらい優しい色!

「ああ、昔食べた麻婆豆腐ってこんな感じだったなぁ」、と懐かしくなるような味です。
これはこれで美味しいです。 四川式麻婆豆腐とは別物です。

豆板醤も熟成豆板醤ではなく新鮮な豆板醤を使用しているような味わい感じです。
それよりも甘さがとにかく気になります。 日本人は砂糖が大好きで、何にでも砂糖を入れてしまいますからね。 日本人は、「砂糖を旨味として捉える」とよく言われます。なので、甘くない食品は受け入れてもらえないのかもしれません。 日本に入ってくる海外の料理は、本国では甘くないのに、日本人向けになると甘ったるくなるんです。 麻婆豆腐然り、イタリアのパスタ料理、ピザ、ボルシチ、インドカレー、キムチ、などなど・・・。

とにかく、日本人は甘いものが好きみたいです。
戦後になってもしばらく砂糖は配給だったようなので、砂糖の甘さに飢えていた高齢の方も多いでしょう。うちの父親も紛れなくそれです。ちなみに今は糖尿病になっているのに、ガンガン甘いの食べてます。ダメだと言っても聞きません。中毒ですね。
そんな感じなんで、砂糖の甘さには中毒性があるのかもしれません。気をつけなきゃ。
僕も甘いのは好きですが、甘いなら甘い、しょっぱいならしょぱいとはっきりしてほしいタイプです。
どちらかというと欧米系の感覚かもしれません。

話がそれてしまいました・・・・

でも、この丸美屋の麻婆豆腐の甘さはギリギリ白飯に合わなくはありませんが、僕は白飯は欲さずに最後まで麻婆豆腐単品で食べました。

『中辛』なので辛味も弱いですし、優しい中華料理という感じで、子供でも安心して食べられる万人受けする味です。 

具は豆腐とひき肉とネギが入ってるので、パックのまま電子レンジで短時間で調理できるのがいいですね。 

花椒は合わないと思うので、ガーリックパウダーと七海涼辛子と朝天辣椒を入れて味変。(味変と言っていいのか?)

丸美屋の麻婆豆腐。

改めて食べましたが、日本の麻婆豆腐の原点を感じました。

僕はやはり四川式の方が断然好きですが、たまにはこういう懐かしいマーボードウフもいいですね。

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日本製のレトルト麻婆豆腐もだんだん本格的になってきた

最近は、日本の麻婆豆腐の素もなかなか本格的(四川風)になってきて、頑張っています。

日本の麻婆豆腐の素(日本製)で、本格的なのは以下の2つだと思います。
お試しあれ。 (僕は各社の回し者ではないですよ〜) 

いずれにも共通するのは、熟成豆板醤を使用していて、砂糖が使われていないということ!
味の素クックドゥに関しては甜麺醤も使われていないんです。

日本の麻婆豆腐もやっとここまできたか!と感じました。
この2つは僕の麻婆豆腐ルーティンの中に加えてます。

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藤崎涼おすすめの麻婆豆腐の素

ちなみに、僕は現在日本で発売されている麻婆豆腐の素はほとんど食べました。

以下は、僕がお勧めする麻婆豆腐の素です。(中国製日本製問わず)

⬇︎ヤマムロ 陳麻婆豆腐調料(中国製)

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⬇︎横浜中華街 京華樓 本場四川麻婆豆腐の素(日本製)

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⬇︎新宿中村屋 本格四川の極み麻婆豆腐辛口(日本製)

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⬇︎好人家 麻婆豆腐調料(中国製)

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⬇︎ 海底撈 麻婆豆腐調味料 川味(中国製)


⬇︎中国大明火鍋城 麻婆豆腐調味料(日本製)

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普段、日本式麻婆豆腐しか食べてない人! 試してみて〜
(日本式麻婆豆腐よりは辛味は強めなので、辛さに弱い人はご注意)

<了>

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