辛さ満足レベル:
旨さ満足レベル:
※レベル表記方法についてはこちらのページを。
ぺヤングの激辛やきそば(カップ焼きそば)のチルド麺(生麺)ヴァージョンが出ていた!!
北海道の製麺メーカー『菊水』とのコラボ商品らしい。
ペヤングから初めて激辛が発売されたのは2012年2月でした。
ペヤング(まるか食品)はこの激辛やきそばを皮切りに次々とキワモノ系やきそばを発売し始めるんです。
激辛やきそばシリーズに関しても、どんどん辛さのレベルを上げていきます。きっと巷の激辛マニア達の「辛くないよ」の声との戦いだ ったのかもしれません。
ペヤング激辛やきそばの歴史
せっかくなので、ペヤングの激辛やきそばシリーズの歴史を振り返ってみましょう。(大盛りや、他社コラボ商品は除く)
2012年2月
『ペヤング激辛やきそば 辛さレベルMAX』

これが初の『激辛やきそば』です。
2012年8月
『ペヤング激辛カレーやきそば 油断ならない辛さ!』

同年8月に、カレー味ヴァージョンを発売。
2017年11月
『ペヤングもっともっと激辛MAX焼きそば』

『激辛やきそば』は発売から5年後に、さらに辛いヴァージョンを発売。
激辛やきそばは当初から”MAX”だったはずなのに、この時は”もっともっと激辛MAX”と名付けられています。 でも、これが”MAX”だと言わんばかりです。
2018年8月
『ペヤングやきそば激辛MAX END』

巷の激辛マニア達はそれでも納得なかったと思います。だからか、とうとう”激辛MAX END”を発売します。
ここまで『MAX』を3回もレベルアップしています。しかし、『END』をつけたことにより「これが最終的なMAXの辛さだ!どや!!」という感じにとれました。
開発担当チームとしては自信作だったのでしょう。
しかし、激辛マニア達の舌は並大抵のものではないのですよ。
2020年2月
『ペヤング 獄激辛やきそば』
『激辛MAX END』の辛さでは激辛マニアたちは納得しなかった!
その声が届いたのか、ペヤングの快進撃はさらに続きました。
辛さを前作の『激辛MAX END』の3倍にした『獄激辛やきそば』が発売されたのです。
これまで3回もレベルアップしてきた『MAX』というワードは、さすがに使うのをやめたようです(笑)。
このあたりから激辛マニアたちは納得し始めました。
コンビニやスーパーで普通に買える激辛食品の中では、最も辛いレベルに達してきました。
「辛さには自信がある」と豪語する人たちでも、食べきれない人が続出しました。
僕は大丈夫でしたが、「市販品でここまで辛くできるとは!」と称賛せざるを得ないレベルでした。
これくらいなら、『激辛』と言っても問題ないレベルです。
この『獄激辛やきそば』が話題になり、評判も良かったからか、翌年には『獄激辛やきそばシリーズ』として、『カレー』『担々』『麻婆』の3つの味が発売されました。
2021年1月
『ペヤング 獄激辛カレーやきそば』
2021年5月
『ペヤング 獄激辛担々やきそば』
2021年10月
『ペヤング 獄激辛麻婆やきそば』
しかし、ここが激辛の世界の入り口だというのをペヤングの開発担当者は知らなかったのでしょう・・・
このレベルの辛さは、巷の激辛マニア達にとっては日常の辛さなのですから。
しかし、ここまで辛くしてしまうとさすがに一般消費者はついていけません。
結構売れ残りも出たのでしょうか、一時は獄激辛やきそばシリーズがディスカウントショップで50円くらいで叩き売りされているのも目にしました。
でも、ペヤングは負けていませんでした!!
2022年3月
『ペヤング 獄激辛やきそば Final』
『獄激辛やきそば』の辛さでも平気だった激辛マニアたちの声がメーカーに届いたのか、
その辛さを2倍にした『獄激辛Finalやきそば』が登場しました。
『END』ではなく、あえて『Final』です。
「もうこれ以上は無理!」というメーカーの声が聞こえてきそうです。
まあ、激辛というのは、ほぼ無限(人間が死ぬ程度)まで辛くすることができます。
なので、もっと辛いものを発売するのは物理的には可能ですが、
さすがにこれ以上に辛いものを出すと、ごく一部のマニアにしか売れないでしょうね。
スーパーやコンビニで発売する商品では、これが辛さのMAXだと思います。
2023年3月
『ぺヤングやきそば 速汗獄激辛一味プラス』
『獄激辛Finalやきそば』の発売から1年後に 『速汗獄激辛一味プラス』という商品が出ていましたが、
この商品は『獄激辛Final』に一味唐辛子をプラスしたというわけではなく、ノーマルの『獄激辛やきそば』に一味唐辛子をプラスしただけのようでした。なので、『獄激辛Final』よりは明らかに辛さは弱い感じでした。
やはり『獄激辛やきそばFinal』は本当に”ファイナル”だったのかもしれません。
「日本の激辛業界のレベルを一変させる偉業を成し遂げたまるか食品に、拍手を送りたいです。」
チルド麺の『ペヤング激辛やきそばチルド 辛さレベルMAX!!』を食べる!
初代の『激辛やきそばMAX』は、今でもスーパーやコンビニで普通に見かけるくらいに当たり前な商品となっていますが、そんな中、今回スーパーマーケットで見つけたこの商品。
チルド麺(生麺)の『ペヤング激辛やきそばMAX』です!!!
やっとここから本題です。

ペヤングのカップ激辛やきそばは、焼かないので本当の意味では”焼きそば”ではありません。だから商品名をひらがなで『やきそば』としているのかもしれませんが・・・
しかし!この商品は生麺を炒める(焼く)ので本物の『焼きそば』となるのです。
製造者は北海道の製麺会社『菊水』となっていますが「あのペヤング激辛がソースそのままチルドになりました。」と書かれているので、菊水が麺を、ソースはまるか食品(ペヤング)が作っているのでしょうか?

辛さに関する注意書きもあります。

ペヤングカ激辛やきそばのカップ麺がフライパンの上に乗っているイラストがあります。

『カップのままフライパンで絶対に焼かないでください』という注意書きは、ふざけているのか、それとも本当にやる人がいたら困るので、半分本気でクレーム対策として書かれているのか?笑
パッケージ内容
要冷蔵のチルド麺となっていて、内容量は2人前です。
内容物は、生麺と液体ソースです。

ソースの発売元は「まるか食品」となっているので、ソースはペヤング激辛やきそばのものをそのまま使っている可能性があります。
“生麺ペヤング激辛やきそば” の原材料
原材料はこんな感じ。

栄養成分など

ソースは同じ味なのか?? 生麺版とカップ版の原材料を比べてみます。
激辛ソースの原材料をペヤングのカップの激辛やきそばと比べてみましょう。
『激辛やきそば チルド麺』の原材料↓

『激辛やきそば カップ麺』の原材料↓

おや?
ソースだけの原材料は基本は同じような感じではありますが、少し違います。
例えば「糖類→砂糖」「りんご→りんごピューレ」「 トマト→トマトペースト」「野菜エキス→オニオンエキス、ガーリックエキス」「香辛料→唐辛子、胡椒」のように書き方を変えたりしているようにも見えますが、おそらく生麺用に原材料を変更している可能性があります。
特に生麺の方では辛さを抑えにしているような感じに見てとれます。あくまでも原材料表記での判断ですけどね。
作り方

おすすめの具材は『玉ねぎ』『にんじん』『キャベツ』『豚肉』となっています。
ちなみに、本物のカップ麺の方には『キャベツ』と『鶏ひき肉』しか入っていません。
僕は、具として豚肉、玉ねぎ、にんじん、キャベツ、ニラ、ニンニクスライスを入れてみることにしました。
出来上がりはこんな感じ。
全然辛そうに見えません。
でも、カップのペヤング激辛やきそばも同じような感じですからね。
辛さは色では判断できないのです。

で、食べてみると・・・・・
甘い!!
これは、明らかにカップのものより甘味が強いです。
もしかしたら、具材(キャベツなどから出る甘味)のせいかとも思いましたが、この甘さは砂糖などの糖類の甘さです。
カップのペヤングも原材料の一番上に”糖類”がきているものの、それほど甘くはありません。
でも、この生麺ヴァージョンは結構な甘味があります。 原材料のトップが”砂糖”だからでしょうか?
辛さは?
辛さに関しても、結構弱いです。
同時に比べたわけではないので、あくまでもイメージでしかありませんが、これはカップ版よりも明らかに辛さは弱いと思います。
もちろん、ちゃんと辛味はあるのですが激辛とは言いがたく、「辛口」な感じです。
というか、そもそも同じソース(?)を使っているはずなのに、基本の味が結構違う感じがします。
なんか物足りない・・・
いつものペヤングの味ではないんです。
もしかしたら麺のせいかもしれません。
ペヤングの乾麺独特な風味が足りないのかも。
ペヤングの乾麺に使われているラードの風味とか、そういうのが関係しているのかもしれません。
別に不味いとかそういうわけではありません。普通には美味しい。
でも、何か物足りない。 ペヤング感がないというか・・・
味はカップの激辛やきそばの方が好きかもしれません・・・

ペヤングの旨さは、麺の味も大いに関係しているのだと思いました。
そういえば、日清のカップヌードルも同じ感じですね。
カップヌードルって、どんな味のを食べても、カップヌードルの味がするんです。
あれはきっと麺のせいだと思うんですね。
カップ麺はカップ麺、生麺は生麺でそれぞれ別物の食べ物なのかもしれません。
久々に普通のペヤング激辛やきそばが食べたくなってきたぞー!
<了>
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