辛さ満足レベル:
旨さ満足レベル:
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カルディコーヒーファームで麻辣燙の素を買ってきました。
税込みで289円でした。
この製品は去年(2005年)の後半ごろから店頭で見かけるようになったので、昨今の麻辣燙ブームに乗っかって自社オリジナルで作ったのではないかと思います。
個人的にはカルディは昔は輸入物の珍しい食品とかがあってけっこう好きだったんですけど、最近はおもしろくなくなってきているんです。
カルディは、話題になった食品や海外のヒット商品を、自社で真似して製造し、プライベートブランド(PB)として販売する事が多いのです。 しかし、やはり本家には敵わないことがほとんどなんです。
珍しい海外からの輸入商品もいつのまにか同じ商品を国内(OEM委託)で製造するようになり、しかも日本人向けに味をアレンジしてしまう(大抵は甘くなる)のが僕には魅力を感じません。 僕は”本物”を求める傾向にあるので、本場の料理は本場そのままの味で楽しみたいのです。 だから、麻婆豆腐も日本人向けにアレンジされたものではなく、本場のレシピで作られたものが好きなんです。
そう考えると、以前食べた海底撈(Haidilao)の麻辣燙はおいしかったなぁ。

ちなみに『麻辣燙』は、日本では『麻辣湯』と表記されることが多いですが、正式には『麻辣”燙”』なんです。 スープだから『湯( tāng)』なのだと思われがちですが、『燙(tàng)』が正解で、漢字と発音と意味が違うんです。 『燙』は『熱々』という意味や熱湯や熱いスープで「(日本のしゃぶしゃぶのように)具材をくぐらせる」という調理法を指す意味があります。なので、本来は『麻辣燙』が正解なわけですね。
パッケージの裏面に書かれている説明。

なんと、ピーシェン豆板醤を豆板醤中80%使用しているとのこと。
原材料をチェックしてみます。

豆板醤ベースのチキンとポークのスープ。砂糖の使用量も少なそうで、なかなかシンプルな原材料です。
そして!製造しているのは、カレーや麻婆豆腐の素でもお馴染みの信頼の新宿中村屋です。
では、作ってみます。
これ1袋で2〜3人前が作れるとのことなので、実際には1〜2人前な感じでしょうか。

おや? パッケージの調理例と全然違う具材が書かれてます。

パッケージの調理例の写真では、レンコン、エビ、とうもろこし、きくらげ、チンゲン菜、エビ団子(?)、春雨などが写ってますが・・・ 作り方に書かれている具材と共通するのはチンゲン菜と春雨くらいです。
まあ、麻辣燙に入れる具材はなんでもありなので、なんでもいいのでしょうけど!かく言う僕も、作り方や調理例とは違ったものを入れますけどね。所詮麻辣燙は火鍋みたいなものですからね。
麻辣燙も麻辣火鍋も、どちらも豆板醤をベースにしたスープで、花椒や唐辛子などを使ったスパイスや漢方食材を駆使したスープがベースで、好きな具材を選んでスープで煮込み、その旨味を逃さず食べるというプロセスは全く同じなのです。
何が違うのか????
麻辣燙の方は「ファストフード的」な火鍋といったところでしょうか。
外食の麻辣燙は、自分の好みの具材をカゴに入れ、厨房で調理されて提供されるため、待ち時間が少なく、一人でも非常に立ち寄りやすいのが特徴です。自宅で食べる場合も然りです。
火鍋の方は「エンターテインメント・宴会」としての麻辣燙といったところでしょうか。
テーブルの中央に大きな鍋を置き、会話を楽しみながら自分で煮込み、タレを調合して食べるというのが本来の食べ方です。
なので、味的なものはほとんど変わらないのです。
僕は日本で麻辣燙がブームになる以前から自宅で好きな具材を買ってきて火鍋を食べまくっているので、外食の麻辣燙が流行してもあまり魅力を感じなかったのです。
なので、麻辣好きなのに麻辣燙にははまっていません。麻辣燙よりも、やはり麻婆豆腐なのです。
しかし、日本の麻辣燙ブームは熱狂的ですね。お菓子にしても麻辣燙味が出たり、
ファミマのファミチキまで麻辣燙味!

日本では、韓国の辛ラーメンが当たり前のようにコンビニで売られ、韓国語の歌が今までの洋楽のように街中で流れる。かつては考えられなかったような文化の進出。僕が10代の頃なんて、韓国の音楽を聞いていたら”変わった人”扱いされたましたからね。韓国や中国の食材やCDを買いに行くのに、数少ない専門店や在日の人向けのお店にいかなくてはいけませんでした。
あ、話がそれました。
あとね。日本の麻辣燙のお店は高いのですよ。
何軒か麻辣燙のお店(中国からやってきたチェーン店)に行ったのですが、好きな具材を食べたいだけどんどん入れていくと、あっというまに3千円超えの金額になってしまいます。(欲張りすぎなんでしょうけど)
しかも、置いてある具材(特に肉など)があまり良質じゃなかったり新鮮じゃなかったりするように見えたりするんですよ。
だったら、好きな具材をスーパーとかで買ってきて、自宅で火鍋を作った方が安いしおいしいんです。
そんなわけで、麻辣燙のお店や麻辣燙の素とかにはさほど興味がなかったんです。
でも、この麻辣湯の素は、『中村屋』が作っているということと、使用豆板醤中にピーシェン豆板醤を80%使っていると書かれていたので、きっとおいしいだろう、きっと本格的なんだろう、と思って買ってきたのです。
話がかなり脱線してしまいました!
では、さっそく作ってみます。
鍋に麻辣燙の素を入れて、300ccの水を追加し、好きな具材を入れて沸騰させるだけです。

スープには黒っぽい粒のようなものがちらほら入っています。 おそらく豆豉ではないかと思われます。
具材は、春雨、イベリコ豚バラ、魚肉ソーセージ、キャベツ、えのき、レンコン、きくらげ、にんにく、長ネギ、ニラなどを入れます。
今回は入れませんが、牛ホルモンを入れても絶対美味しいはず。肉は牛肉も入れたいところですが、家になかったので・・・。牛肉と豚肉両方一緒に入れてもいいです。
豆腐とかいれても嵩増しになるし、合います。
まあ、なんでもありですね。
僕は、鍋料理は野菜類が柔らかくならないと嫌なので、しっかりと煮込みます。粒のまま入れたニンニクが柔らかくなるくらいが目安です。
作り方では春雨は別茹でとなっていますが、僕はめんどくさいので具材と一緒に鍋に入れて一緒に煮ます。

具材の重さは計り忘れましたが、この具材の量を麻辣燙のお店で食べたら4千円は軽く超えるはず。
(麻辣湯のお店では、具材を選ぶ時、100グラムあたりだいたい400円〜500円くらい取られます。)
できあがり

食べてみます。
甘ったるさはなく、五香(八角など)のようなスパイスの風味も突出してなくて、食べやすい。
バランスのいい、クセのない味のスープです。
辛さもかなり控えめで、ほんのり麻辣。万人ウケする感じ。
麻辣が感じられないのに麻辣燙を名乗っている商品も多い中、弱いけどちゃんと麻辣は感じられて、麻辣バランスも良いです。
スープを飲み干したくなるけど、この麻辣燙の素1袋の食塩相当量は10.2g(推定値)なので、やめておきます。 (普段、ラーメンのスープ全部飲み干す奴が何言ってるんだ!って感じですが)
麻辣燙の良いところって、結局は「鍋料理の最強な部分」が詰まっているところだと思うんです。だから基本的に大きく外すことがない。(たまに似非麻辣燙でベースが甘ったるすぎたりするのはありますが)
麻辣燙や鍋料理って、色々な食材をぶち込んで作るから、ベースのスープが多少テキトーでも、色々な食材の出汁が溶け出して美味しくなる。 いろんな味を混ぜすぎて、味のバランスが崩れそう!なんて思ったりもしますが、これが不思議と美味くなるんですよね。
日本の鍋料理もそうだし、韓国のピビンパ、中国の火鍋、アメリカのガンボ、スペインのパエリア、北アフリカのクスクス……。考えてみれば、インドのカレーだって何十種類ものスパイスの混ぜ合わせです。
「バラバラの個性が一つにまとまることで、予想もしない美味しい化学変化が起きる」。
これって、世界共通の人類の知恵なのかもしれませんね。
