辛さ満足レベル:
旨さ満足レベル:
※レベル表記方法についてはこちらのページを。
博多の豚骨ラーメン店『一風堂』のインスタント麺です。
生中華麺と液体濃縮スープのインスタントラーメンですが、常温保存可能品となっています。
博多一風堂とは
博多『一風堂』は、1985年に福岡の博多にて創業したとんこつラーメン店です。
現在、国内に133店舗、海外も15カ国に展開し、合計274店舗(2023年12月現在)を展開しているらしいです。
セブンイレブンやイトーヨーカドーで、”セブンプレミアムシリーズ”のカップ麺としてレギュラー展開してたりもするので、お店を知らない人でも『一風堂』の名前を見たことやインスタント麺を食べたことがある人も多いかもしれません。
一風堂の運営会社『力の源ホールディングス』は東証プライム市場に上場していますし、一軒のラーメン屋からそこまで登り詰めたなんてすごいですね。 このインスタント麺を作っている『渡辺製麺』も『力の源ホールディングス』の子会社みたいです。
僕は、昔からとんこつラーメン好きでしたので、一風堂が東京に初出店した時に恵比寿のお店(東京一号店)で食べたことがあります。 当時は行列ができるほどの人気店だったと記憶しています。
当時の僕はまだ二十歳そこそこで、本物のとんこつラーメンを知らなかった頃でした。(インスタントのとんこつラーメンが大好きでした。)
そんな僕も一風堂のラーメンをお店で初めて食べた時は「美味しい」と思いましたが、ハマるほどではありませんでした。
その後も東京・大森のお店(現在は閉店)や、南青山店(現在は閉店)で食べたり、カップ麺やインスタント麺を買ったりしてたまに食べたりはしてますが、昨今の東京のとんこつラーメンはどんどんレベルが上がっているので、一風堂の存在は埋もれている気がします。
一風堂は店舗も増えたし、インスタント麺も色々出してるし、そうなるとありがたみもなくなってくるんですよね。
僕はセントラルキッチンで作るラーメンは否定しませんし、味も安定しているので嫌いではないのですが、ちゃんとお店で豚骨から作っている方が人間味があるんですよね。
音楽と一緒で、スープがセントラルキッチンで作られているチェーン店のラーメンは、昨今の『打ち込みのオケに修正されまくった味気のないボーカルの音楽』と同じ感じがするんですよ。安定していてムラもなく完璧なのに全然味気(色気)がないんです。
あ、話がそれましたが・・・・
お店で炊き出す豚骨スープはやはり生きているんです!(豚は死んでますが・・・)
日によってとか作り手によって多少のブレがあるのも手作りならではの魅力かもしれません。(ブレないに越したことはないですが)
でも、セントラルキッチンの方が衛生面でも安心できる感じはします。
店内の厨房のでかい寸銅で豚骨を焚いているのを見ていて、衛生面はどうなのかな?と思うことは正直よくあります。 虫とか埃とか混ぜている人の汗とか入らないのか?とか、かき混ぜている木の棒や寸胴は綺麗なのか? でかい寸堂をどうやって洗っているんだ?綺麗に洗えるのか? とか・・・
まあ、そんなこといちいち気にしてたら外食はできなくなりますがね。
また話がそれた。
極からか麺とは
今回買った「極 からか麺」は、博多一風堂の実店舗にもあるメニューで、一風堂創業35周年を記念して2020年に発売した、スパイスの刺激的な辛さを特徴とする一杯とのことです。
僕も昔、実店舗で『からか麺』を食べたことがありますが、まだ東京の大森の駅近くにお店があった頃なので、10年以上前かも? そこのろはまだ『極からか麺』ではなく、『からか麺』でした。辛さも選べたような記憶があります。
あと、『からか麺』はインスタントでも発売されていて、僕は7年ほど前にインスタント麺の『からか』を食べたことがあります⬇︎

この商品は、とんこつラーメンを担々麺風にしたピリ辛ラーメンという印象でした。
今回食べる『極からか麺』は、その名の通り以前の『からか』を改良(?)し、極めたラーメンということになるのでしょうか?
以前の『からか』には花椒が使われていましたが、今回の『極からか麺』はスパイスを色々使って改良され、文字通り『極(きわ)』めた商品となっているようです。
以前の『からか』は黄色いパッケージでしたが、『極からか麺』は黒地に赤文字が書かれたデザインで辛さも連想させるような色合いになっています。でも「辛さを極めた」というわけではなさそうです。
きっと「味を極めた」という意味で『極』を付けているのでしょう。
原材料
⬇︎これは以前の『からか』の原材料。 製造会社は、同じ『渡辺製麺』です。

⬇︎これは、新しい『極からか麺』の原材料

表記方法は変わっているものの、基本的なスープの原材料はそれほど変わっていないようです。
しかし、添付の『からか味噌』に使われている”スパイス”に色々変更があるようで・・・・
以前の『からか』には花椒が使われていて担々麺風な感じになっていたのですが、今回の『極からか麺』には、花椒に加えてコリアンダーシードパウダーやクミンパウダーなどを入れて、よりスパイシーな感じに仕上げている感じがします。
肉味噌には、豚肉だけでなく、大豆加工品(大豆ミート)が混ぜて使われているようです。
僕個人的には豚肉100%を使って欲しいところですけどね・・・
しかし、大豆ミートの食感や旨みは豚肉には劣りますが、味付けをすれば豚肉とあまり変わらなくなってくるんですよね。ましてや本物の豚挽肉に混ぜてしまうとなかなか気づかないレベルになります。
まあ、栄養面(健康面)を考えると、豚肉よりは大豆ミートの方がヘルシーだと思いますので、よしとしましょう。
栄養成分(カロリーなど)

まあ、カロリーも塩分もこんなものでしょう!
カロリーや塩分を気にしてたらとんこつラーメンは食べられません。
セット内容
袋の中身はこんな感じ。

生麺、スープ、レトルトパウチの肉味噌のセットです。
作り方

具は『からか味噌(肉味噌)』は付いていますが、量は少ないです。ネギやチャーシューやキクラゲなどはお好みで入れた方がいいかと思います。とんこつラーメンなので、海苔もあるといいと思います。あとはお好みで胡麻とかおろしニンニクですね。
半生麺だからか、麺の茹で時間は15秒〜20秒です。短い!
僕は、とんこつラーメンの麺は硬めが好みです。バリカタよりもさらに硬い「ハリガネ」「粉落とし」でもいいくらい!
でも、基本はバリカタが好みです。
ちなみに、僕は”替え玉”はしない派です。その代わり、スープは全部飲みます。(美味しい場合に限る)
出来上がり
まずは、『からか味噌(肉味噌)』を入れない状態です。 真っ白なスープ!!

デフォルトの状態では、それほどこってり感もなくクセもない素朴な味ながらも、化調の味が際立つ感じ。
博多ラーメンのインスタント麺によくあるようなスタンダードな味わい。 嫌いではないけど、この状態の味なら”マルタイ”とか”サンポー”とか”うまかっちゃん”のインスタントとんこつラーメンの方が好きかも。
で、ポイントとなる『極からか味噌』を投入。(あらかじめ、レトルトパックのまま湯煎で温めておきました。)

本当はネギやキクラゲを自分で用意した方がいいと思うんですが、用意できなかったのでデフォルトの状態でいただくことにしました。
多分、混ぜてから食べた方がいいと思います。

いい色合い。 肉味噌も入っているために担々麺のようにも見えます。
しかし、肉味噌の肉(大豆ミートも入っていると思われる)はかなり少なめなので物足りない感じはあります。
味もちょっと担々麺風になりました。 豚骨ベースの担々麺的な・・・
ほんのり花椒の風味が効いていますが、花椒の痺れ(麻味)はあまり感じられません。
でも、唐辛子や豆板醤の辛味がほんのりあります。
まあ、普通に美味しいです。
辛さは
辛さはピリ辛レベルですが、辛さはちゃんと感じられます。
麻味(花椒の痺れ)は弱めで、花椒の風味や痺れが苦手な人も問題なく食べられるレベルだと思います。
万人受けする辛さだと思います。
激辛マニアには物足りなさすぎるとは思いますが、僕はこのラーメン(豚骨ラーメン)はあまり激辛にしたいとは思いませんので、辛さはあまり増強しないで食べます。
スパイシー
スープにスパイスのようなものがちらほら浮いているのがわかります。唐辛子だと思います。

そして、担々麺風な感じになったのは紛れもなくコリアンダーやクミンによるものだと思います。 かといって、クセが強いわけでもなく、いい感じにとんこつラーメンにマッチしています。
僕は、普段はとんこつラーメンはあまり味変して食べない(マー油さえ入れたくない)し、辛くしたりもしないのですが、この『極からか麺』は、ちゃんととんこつラーメンの味も崩されていないし、砂糖が使われているものの嫌な甘さもありませんし、バランスよく仕上がっていると思いました。
この『極からか麺』は、『からか味噌』があるからこそ美味しいんだと思います。
豚骨スープだけでは物足りないです。
後半は、ガーリックパウダーや海苔、そして『七海涼辛子』で旨辛を増強しました。
丼の底の方に肉が沈んでるので、スープは全部飲み干しました。食塩相当量は6.3グラムなので、ちょい塩分摂りすぎですけどね・・・・
食べ始めはそうでもなかったのに、スープを飲み干した瞬間「美味しかった」と思えました。
「また買いたい」までは至りませんでしたけど!
花椒やクミンやコリアンダーを入れたとんこつラーメンは珍しいですが、これは『あり』だと思いました。

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