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空手の『極真会館』が監修したカレー
空手の団体『国際空手道連盟 極真会館』が、監修したレトルトカレーです。
その名も『一撃カレー』
これは凄そうだ! 空手連盟が監修した”一撃”カレー!!!!
“一撃でノックアウトされるくらいに辛いカレー”なのか???
でも、『辛口』なのか・・・。
『激辛』とか『極辛』ではなく、『辛口』・・・。
なんか弱そうです・・・・。
しかし、なぜ空手団体がカレーを監修したのでしょうか?
韓国の武道であるテコンドーの協会が監修したキムチカレーとか、タイの武道であるムエタイの協会が監修したタイカレーとかだったらまだなんとなくわかりますが、なぜに空手団体がカレーを監修したのでしょうか?
自衛隊で食べられているカレーを再現した海上自衛隊カレーのように、極真空手の食堂(そんなのあるのか?)で食べられているカレーのレシピで作ったカレーだとか、そんな感じなのか?
しかし、そのような説明はどこにも書かれていません。
果たして、カレーと空手の接点は?
そして、空手道連盟がどのようにカレーを監修したのか、興味はあります。
ところで、極真空手ってなんだ?
『極真空手』という名称は、僕は子供の頃からたまに耳にしている名前です。
極真空手に通ってる友達もいた気がします。
道端で看板とかも見かけることもありますし。日本全国あちこちで見かける『新堀ギター』みたいなものでしょうか?
ちょっと気になったので、『極真空手』について調べてみました。
『極真空手』は、元々は大山倍達という空手家が設立した格闘技団体なんだそうですが、その大山さんが亡くなったあとに熾烈な後継者争いが始まり、訴訟までにもなったらしいです。
そこから分派や独立が始まって、今や『極真』ブランドを名乗る団体は何十にも及ぶらしい!
Wikipediaに書かれていた解説を読んでみたんですが、もう本当にややこしくて、どれを正統派と見ていいのかわからなくなりました。
というか、「なんで俺はこんな事調べてるんだ? 真相を知っても俺にはなんの得にもならないし!」と思って、途中で読むのをやめました。
詳細に興味のある人はWikipediaを読んでください。
あくまでもWikipediaの情報を読んでですが、僕個人としては、
「ここまでくると結局はどれも正統ではないのではないか?
設立した大山倍達さんが亡くなった時点で『極真』は終わっているのではないか?」
と感じました。
みんな『極真』というブランドにしがみつかず、それぞれが新しいブランドを確立すればいいのにね・・・。武道なんだから、名前ではなく実力でのし上がればいいのに。
時代は変わっていくものだし、変わっていかなくてはいけないと思う。
ちょっと話が逸れましたが・・・、
このカレーを監修した『国際空手道連盟 極真会館』は、ネットでちらっと調べた感じでは、一番正統派っぽい感じではあります。
しかし、柔道とは関係なさそうなカレーを監修している時点で、武道の精神を感じないというか、邪念を感じますが。 まあ、人間はお金稼いで食っていかなきゃいけませんからね。 否定はしません。
でも、『監修』するからには、色々こだわりを感じさせてほしいところです。
というか、その前に『一撃カレー』とかいう強そうな名称をつけるんなら、『辛口』なんて甘っちょろいものではなく、本当に一撃で参ってしまいそうな超極辛カレーにしないと!
ちなみに、一撃で参ってしまうレベルの辛さのカレーとはこういうものです。
↓
⬆︎これは、”真の一撃カレー”だと思います。まさに『極真(極められた真の)の一撃カレー』ですよ。大抵の人は一撃(一口)でダウンするかもしれません。
これくらいやれば、さすがにこだわりを感じますけどね。
話が逸れました。
ちなみに、唯一こだわりのような事が書かれていました。
味の素株式会社が開発した『Amino L40』というロイシン高配合必須アミノ酸混合物が、1食あたり1,000mg配合されているらしいです。(1000mg=1g、って多いのかな?)
ロイシンなどのアミノ酸は、単に摂取するだけではあまり意味ないんですよね。摂取した後に運動しなきゃ、筋肉にはならない。
むしろ、カレーを食べっぱなしじゃ太るだけ・・・。
なので、このカレーはアスリート向けのカレーなのかもしれません。しかし、運動する前にカレーを食べるのもどうかと・・・。
どこで買った? いくらだった?
ドン・キホーテ大森山王店(東京)にて購入。
調べたところ、このカレーはドン・キホーテと極真会館のコラボ商品なんだそうです。
だからドンキにしか売ってないようです。
値段は、税込みで322円でした。 コラボ商品にしては値段は意外と安めです。コラボ系カレーって500円とかそれ以上するものも多いですからね。
でも、レトルトカレーは百均でも売ってますから、322円を高いと見るか、安いと見るかはひとそれぞれです。
まあ、値段よりも質とおいしさが一番大切です。
さて、どんなお味なのか、楽しみです。
原材料やカロリーなどをチェック
なんか、色々な原材料が沢山使われています。
原材料だけから想像するに、欧風カレーな感じです。
化学調味料のアミノ酸も入っていますが、栄養素の”必須アミノ酸”が色々入っています。
ここに書かれているロイシン、リジン、バリン、イソロイシン、トレオニン、フェニルアラチン、メチオニン、ヒスチジン、トリプトファンはすべて必須アミノ酸で、スポーツ用サプリメントとかにもよく入っている成分です。この9つの成分を合わせたものが味の素が作るAmino L40という成分らしいです。
ちなみに、このAmino L40が使われたサプリメントは、『アミノエール』という名称で味の素から販売されていて、1スティック(一回分)にAmino L40が3,000mg入っているそうです。このカレーに入っているAmino L40の三倍の量ですね。
ということは、アミノエール一回分(一日分)に入っているのと同量の必須アミノ酸を採りたい場合は、このカレーを一日3食食べないといけない事になります。
逆に言えば、このカレーを毎日3食食べれば、アミノエール一日分と同量の必須アミノ酸が補えるということになりますかね? でも、ぜったい太る(笑)しかも、このカレーを三箱買うと965円になりますから、それだったら1本あたり200円で売られているアミノエールを飲んだ方が効率はいいでしょうね!
また話が逸れました。
このカレーのカロリーは1食あたり167kcalです。
普通のカレーよりも若干ですがカロリーは低めな感じです。
しかし、内容量も180グラムなのでカレー自体の量も若干少なめです。
(僕はレトルトカレーの1食分は200グラムとして考えています。)
作っているのは宮島醤油
この商品を製造しているのは、佐賀県に本社がある『宮島醤油』という醤油メーカーです。 その宮島醤油の宇都宮工場で作っているようです。
宮島醤油といえば、火鍋の素や糀鍋スープの素がおいしかったので、僕にとっては宮島醤油の製品は味の信頼度が高いのです。
⬆︎の3商品は、いずれも宮島醤油製です。どれもなかなかおいしかった!
今回のカレーはどうなんでしょうか。 楽しみです。
箱の中には、普通にシルバーのレトルトパウチが入っていました。
食べてみます!
盛り付けたらこんな感じです。
画像ではわかりにくいですが、実際はもっと黒っぽい感じの色をしています。
四角の個体は人参やジャガイモではなく、肉です。
そして、肉はちょっと硬い・・・。 鶏肉だからですかね。
牛や豚ではなく、あえて鶏肉を使っているのはこだわりのひとつなのでしょうか?
アスリートには、鶏肉が一番推奨されるみたいですしね。
もしかしたら単にコストダウンの為かもしれませんが(笑)
味は、和風なダシの味がして、しかも醤油ベースのような味がします。
醤油メーカーが製造しているという先入観ではなく、なぜか醤油っぽい感じがあります。
しかし、原材料には醤油は使われていないんですよね。
スパイス感は弱いので、ちょっとカレー感が薄くはなっています。
味変やトッピングにはちょっと迷いました。
バターやチーズを入れてみたのですが、ちょっと違いました・・・・。
ガーリックパウダーは合いました。
あと、納豆を入れてみたんですが、納豆はばっちり合いました。
納豆を入れるのはおすすめです。
辛いの?
まったく”一撃”ではありませんが、食べすすむうちにじわじわと辛さが口の中に広がってきます。
昨日食べたローソンセレクトの辛口ビーフカレー よりも数倍は辛いですし、一般的な日本のレトルトカレーの『辛口』の辛さは超えていると思います。
他のメーカーだったら『極辛』とか、へたすると『激辛』になってしまうようなレベルかもしれません。
辛さに慣れていない人にはけっこう辛めだと思います。
ただ、激辛マニアな人たちにとっては、単なる”辛口”なレベルだと思います。
まとめ
ドンキ専売のレトルトカレーですが、値段は、安からず高からず。
ちょっとネタ的なカレーでしたし、味もまあ普通なので、一度食べれば充分かなぁ。
ハマる感じではないです。
このカレーのウリの一つである”Amino L40″(必須アミノ酸)ですが、Amino L40をしっかりと採りたい場合は、味の素のアミエールを買った方が、コスト的にも効率的にも良いかと思います。
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